2006/7/11

日本で一番ニューヨークに近い街・・・・・イントロ  火曜:街ぶら・街ネタ

大阪

東京の江戸文化に対して唯一対抗出来る大阪を中心とした魅惑の浪花文化。街ブラネタの宝庫としては東京の比ではない
だから一回で話せるわけがないので今後折を見て断片的に触れてみたいと思う。

クリックすると元のサイズで表示します
4:30AMホーム 青い電車は京浜東北線じゃないよ

四国・松山生まれの僕にとってこの街ほど子供の頃に身近な大都会はなかった。
子供が見るテレビの文化は地方へ行けば行くほど東京色が濃い。小さなブラウン管の中だけの「お伽話」を何の疑いもなく信じる地方の子供を一飲みにする事など東京にとっては簡単な事だ。ゴールデンアワーに飛び出してくるアニメやドラマの「台詞」や「背景」の8割以上が東京なのだから。

しかし(幸いにも)ちょっとゴールデンから外れた時間帯で子供心が妙に惹かれる番組があった。土・日午後の「吉本新喜劇」「ガッチリ買いまショー」「ヤング・オーオー!」「爆笑寄席」から「突然ガバチョ」に至るまで、、、思い出すだけでも小気味よいテンポと個性の強い番組ばかりだ。それらは全て大阪のテレビ局が制作していた。

いくら東京の番組が流行っても、日常の学校の中で流行るのは必ずこれら関西の番組で使われていた“ギャグ”。ギャグが流行るから知らないと見る⇔見るからまた新しいギャグが流行る、という図式になっていた。

だから子供の時に銀座や浅草よりも「なんば」ってどんなところなんだろう?「うめだ」ってどんなところなんだろう?と言う想像が膨らむもの。初めて難波や梅田に行った時は妙にワクワク・ドキドキしたものだ

クリックすると元のサイズで表示します
正真正銘“大阪”駅 青いのは大阪環状線の電車

それと言うのも大阪の芸人さんはやたらとテレビやラジオで実在の地名や場所をあげてネタを話す。「なんば」「うめだ」は元より「上六」「十三」「道頓堀」「新世界」に「丸ビル」又は「新阪急ホテル」等。聞いているだけでリアりティーがあるんだ。
また自分が出演している局でも違う局の番組をネタに話す。関西テレビで朝日放送の話しとか、毎日放送でびわこ放送の話しとか。
聞いているとそれらを知りたくなったり覗いてみたくなるものだ。本当に不思議だ。
東京の芸人さんはそういう話の場合小噺で登場する江戸時代の地名を除いてはあまりしない。ココはこう、アチラはあちら、今は今、昔は昔、という感じなんだろうか?せいぜい吉原か鈴本演芸場くらいしか話しで出てきた記憶が無い。

まあ、何はともあれ大阪は我が道を行ってる所が昔から好きだ


クリックすると元のサイズで表示します
ホームの売店にだってちゃんと大阪を代表するモノが・・


子供の頃毎年春は伊勢へ家族で行った。その時に必ず通る大阪。インパクトあり過ぎです。記憶に残る一番古い大阪の地名は鶴橋。ここで伊勢行きの近鉄特急に乗り換えた。この近鉄特急もインパクトがあってビスタカーという当時日本唯一の二階建電車。別に二階建だからサービスと言うわけでも観覧車のような眺望があるわけでも無いのだが、

そのどうでも良い所に遊び心があってワクワクした

その頃不思議だったのは地方からの玄関口にあたる大阪駅(新大阪駅じゃないよ)の地位の低さ(関西系の街は私鉄が中心)。テレビから飛び込んでくる大阪の話しは「うめだ」が圧倒的に多く、そう言えば大阪駅という表現はトンと耳にしない。しかも国鉄(現JR)大阪駅をサンドイッチする形で阪急と阪神の「梅田」駅がある。2対1だ。それをどっちがどっちなんだろう?と子供心に思った。東京駅を挟んで私鉄が「丸の内」とか「八重洲」と駅名を名乗るようなものだ。それならJRも「大阪うめだ駅」いやいっその事「JR梅田」と改名した方がよい。大阪の北の玄関は「梅田」南の玄関は「難波」と割り切れる。それだけ何かするべき所は自己主張している街という事は子供心に察しが付いた。なまじ妥協して阪急大阪駅とか阪神大阪駅にならない所が好きだ。

そう言えば、アメリカにいると、一番聞こえてくる日本語は関西弁だ。皆声が大きいのもあるが(笑)、あの自己主張の国アメリカで堂々と張り合えるだけのパワーとテンポが関西弁にはある。

大阪生まれの友人は言う。

「ココは大阪と同じや。きっちり言う事を言わんと生けて行けへんねん」

同感だ。横断歩道の歩行速度もニューヨークと同じ。街のジョークも、新しモノ好きさも、パワーも。

僕は確信して言う。
もしもあなたがこれからニューヨークに行こうとするなら、まずは大阪へ行きなさい
そして何の違和感もなく大阪に馴染めそうならニューヨークへ言っても平気です。

なぜなら、大阪は日本で一番ニューヨークに近い文化の街だから

おしまい



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ