2006/8/1

くまなき月は、はんなり・ほっこり?  火曜:街ぶら・街ネタ

今日のタイトルで「ピン」と来た人は旅通である
「はんなり」という表現は昔から好きで、聞くといいなぁ、、と思う言葉。

音楽でも「はんなり」が使えないだろうか?
「今日のヴィブラフォンの音色は“はんなり”してはりおすえ」なーんて言われてみたいものである

夏になると、ちょいと寄りたくなる街、

それが京都。

学生時代から京都に友人がいたせいもあって、何かと通った街。
その頃は岡山(の津山)の学校から車で京都を往復。当時すでに中国自動車道が開通していたから中国山地の山の中を走って大阪を抜け京都まで、片道3時間ちょっとの快適なドライブだった。「宝ケ池」の近くの友人宅に寄ったり、街をブラブラしたり。河原町にあったジャズ喫茶「マンホール」のキンキンに冷えた「コールコーヒー」が懐かしい。

注:コールコーヒーとは京阪神以西の方はおわかりだろうが、アイスコーヒーの事である。冷たい=Coolがそのままコーヒーと合体した言葉で「レーコ(冷コ)」と同意語。うかつにも「アイスコーヒー」と頼むとアイスクリームがフロートされたコーヒーが出てくる。メニューに「コール」と「アイス」の二種が載っている店は、、、まだあるのだろうか・・

子供の頃両親と伊勢の帰りに寄ったりした思い出の多い街。京都タワーは知っていても「丸物デパート」の存在を知る人は京都でも少なくなっただろうなぁ。ただでさえ景観にうるさい京都にそびえ建つ「ろうそく状」の京都タワーは子供の目にも異様だった。当時は街の隅々まで「抹茶」と「白あん」色に塗られたツートンカラーの京都市電が走りまわり、跨線橋だろうがアンダーパスだろうが街道の勾配も「何のその」とお尻をふりふり走っていた光景が強烈だった。ある電停で待っていたら「急行」とヘッドマークを掲げた市電が減速もせずに通過して行ったのには驚いた。

と、まぁ、京都というと僕は夏に寄る事が多かったので、この時期に新幹線で移動していると「急ぎ」でもない場合はついつい途中下車したくなる街なんです。




さっそくこの時も・・・・
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乗っております
由緒正しく「らんでん」こと嵐山電鉄。正確には現在京福電鉄嵐山線。
家人と夏に新幹線に乗っていて「突然」京都で降りたくなった。
京都の河原町辺りをブラブラしてから、これまた由緒正しく阪急で二駅行き、四条大宮から由緒正しく嵐山線に乗換え。
阪急も京阪も市街地は地下に潜ってしまったので昔のまんまの路線はこの嵐山線と近鉄だけになってしまいました。

電車は比較的新しいのに(まぁ、京都らしく)オールドファッション・カラーの塗装に包まれて京都の街を快走します。
道路の真ん中をノロノロ走ったり、急に専用の軌道に入ると爆走したり、と目まぐるしく変る車窓は飽きません。

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そして、終点の「嵐山」駅到着。
途中下車なのでそんなに時間があるわけでもなく、まずは定番の「渡月橋」へとほとほ。
と、行きたいところだけど、やはりそのまままっすぐ行けばすぐに着いてしまうのも面白くない。そこで嵐亭側の裏道をクネクネと散策する事に。

知らない裏道を歩くのはなかなか面白いものだ。住宅地のようで住宅地でない、(ドンドン←このツッコミ知ってる人、10点差し上げます)、店鋪のようで店鋪でない、(ドンドン)、と、庭先をちょっと改造して御茶屋さんをしているような店にフラリと入ってみる事にしました。車なんか通りませんから、ギラギラの太陽と蝉の声、生けられた笹が風にそよぐ音がするだけです。

小休止の後、定番の桂川に。

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渡月橋は風情があります。秋の満月などをここで眺めてみたいものです。少し陽が傾いたせいか、風が心地良く、河原に降りたり上流側に行ってみたりと途中下車である事など忘れてしまいそうな時間が過ぎて行きます。

さて、そろそろ、という時間になって京福電車の駅に向かいます。
何やら駅は工事中で、「せわしない」感じでしたが、後日ここが「はんなり・ほっこりスクエア」という商業施設に生まれ変わったのでした。

駅のホームに「足湯」がある?
有名デザイナーが設計した建物に改装?
京ブランドのショップがある?

ううん。。。。
僕にはあのちょっと薄暗い感じの「嵐山駅」の方が「そそられる」ものがあったんですが。。。

駅で足湯に入る暇がある人には良いのかもしれませんが、嵐山って温泉地でしたっけ?
また一つ(日本で)何か個性が消えたような気がしないでもない「はんなり・ほっこり」ではあります。

途中下車の京都、お薦めですよ

嵐山へは由緒正しく京福電鉄でドゾ!
京福電鉄ホームページ


おしまい



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