2006/11/10

さあ本番、の前に・・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第三十回目の今日はさあ本番・・・の前に楽器運搬のお話しです

ヴィブラフォンやマリンバの演奏を志す人が「絶対」必要なもの。
いや、楽器でプロとしてやって行く為の宿命。

それは・・・・・

車の免許。。。。

最近僕の周りにいる学校を卒業したばかりの弟子達が意外にも免許を持ってないのに驚いているんですよ
免許は早めに取得しておきましょうね。

さて、普段楽器はどのように運搬しているのか。
積み込みの例です。これから楽器を運ぶ車探しの人には参考になるかもね。

まずヴィブラフォンの場合は次の3つのグループに分けて積み込みを考えます。

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玄関前で出陣を待つスタッフ。左から本体、パイプ類、その他(鍵盤、ペダル)

車は1−boxじゃないとダメですか?という問い合わせがありますが、全然普通の車で大丈夫。僕は昔からステーションワゴン派ですが、普通乗用車でも大丈夫(但し後ろの開く車が積込みに関しては楽です)。それと最近の駐車違反摘発は厳しいですからパーキングでも地下やタワーパーキングに入らない車は駐車場探しで苦労します。

(1)後席を倒して積込みスペースを作る
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内装は滑りやすいものが多いので何か敷くと良いでしょう。僕はラバーのラゲージシート等を敷いています。

(2)形のしっかりした大きな物から積む
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まずは本体。奥行きは1.7mあれば十分。この車は後席の座面を引き上げるタイプ(ダブルホールディング)なので緊急ブレーキをかけても座面が積荷をホールドして前席に飛び出す心配がない。本体上部はクッションを敷詰めて楽器カバーで覆う。

(3)変形した部品は車内の凹凸を利用して収める
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アーチ型のパイプは後ろのタイヤハウス(正確には駆動装置)の出っ張りなどのデッドスペースを利用。
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基音側のパイプ(この日は長距離搬送の為パイプを立ててスーツケースや旅行鞄のスペースを確保、通常はこのまま寝かせる)を置きペダルと鍵盤の入った鞄を入れて完了
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かなり余裕のスペース

そりゃヴィブラフォンはね、っと言ってるそこのアナタ

この車はマリンバも積めるンですよ。

はい。

まずヴィブラフォンとマリンバの大きさがどのくらい違うかと言うと、、、
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マリンバはヴィブラフォンの約倍の大きさ。(vib/MusserM55 marimba/Yamaha YM6000)

僕がこんなデカい物を運ぶなんて

「素敵」

な体験をさせてくれるのはこの人しかいません
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姫こと松島さんとマリンバ。マリンバ、、デカッ(>o<)

いくつものパーツに分解した5オクターブのマリンバを重い側板、桁、支持棒の順に積み上げ、最後にデリケートなパイプ類を乗っけます
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手前左の鞄はヴィブラフォンの鍵盤。それ以外は全てマリンバ・・・

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運転席に迫るマリンバ・・・目いっぱいですが何とかOK。

採算が取れる場合はマリンバのリースや1−BOXのレンタカーを使って運ぶのですが、この日は小さめのライブハウスで、たまたま店に同じMusserのヴィブラフォンがあるので僕は鍵盤だけを持参する、という事で「こんな事」に・・・(笑)

さすがにこの状態でヴィブラフォンを積むのは止めましたが、無理やり詰め込む事は可能です。が、やはり無理は禁物。運転中に思わぬアクシデントがあるかもしれません。

ともあれ、ヴィブラフォン、マリンバのマレット奏者は日夜分解した楽器を積み込み奔走しているのであります

それにしても、やっぱマリンバ、運ぶの大変。
よっぽど好きじゃないと続けられない世界です。


そんな奔走するマレット奏者の弟子の一人、王子ことSINSKE君が来週コンサートを開催します。

〜ザッツ・マリンバ!〜マリンバで奏でる世界の名曲〜

【日時】11月15日(水)開場 19:00/開演 19:30
【会場】 キリスト品川教会グローリア・チャペル
【出演】SINSKE(mar)、萱谷亮一(Perc)、山本愛香(Pf)、安カ川大樹(Bass)、藤原道山(尺八)
【料金】 4,000円

お時間がある方は是非どうぞ!(僕はその日は他のライブで行けません。残念)
このブログを見た人は是非会場で「王子〜〜!」と声援を掛けましょう!

おしまい

2006/11/9

ハーフオープンのハイハット・・・・・Al Foster  木曜:Jazz & Classic Library

楽器の中でも、「ドラマーのアルバムで好きな作品は?」「それの何処が好き?」と問われると一番困ってしまう
なぜなら、いいなぁ〜と思うドラマーの演奏が入ったアルバムは殆どがサイドメンとして入っているアルバムになってしまう。(ドラマーの人、すいません)
これはドラムセットという楽器がその名の通り「様々なパーツがセットになっている」楽器だからピアノや管楽器、ベースやギターのように音色に「基準」を持たない為じゃないかと思う。
なので、自分で購入したドラマーのリーダー作品って顧みると、あらら、、、、殆どゼロに等しい。。

僕はドラムってバンドのサウンドの縁取りだと思っているのでそういう好みってどう表現したらいいのか、、、難しいですね。気に入ったドラマーに何か共通点ってないかなぁ。。

そう思って考えてみたら、一つ心当たりがありました

ハイハット・シンバル
これの使い方が自由な奏者に好みが偏っているような気がします。

ハイハット・シンバルは二枚の小型シンバルをスタンドに固定しフットペダルを踏んで音を出す仕組みになっていますが、どうもこれが規則正しく「ッチ、ッチ、」と刻まれるのが窮屈に感じるみたいです。
そう言えば、ジャズを聴き始めの小学生の時にマイルス・デイビス(tp)の『マイルス・イン・ザ・スカイ』というアルバムを聴いた時に、真っ先にハイハットの「ッ、ッ、ッ、ッチー」とペダルの操作で音色が変化するところに耳が行きました。これはジャズよりもロックのドラムで多様されるサウンドですが、踏むか叩くかしか無かったハイハットの音色に余韻や変化が齎された事にビビビッときたようです。またハイハットと連携するキック(バスドラム)もロックのようなボトムの効いたチューニングがいいですねぇ。

同じマイルスの『ジャック・ジョンソン』しかり(偶然にもこの二作のドラマーはビリー・コブハム)、ゲイリー・バートン(vib)のRCA後期やECM作品に参加しているボブ・モーゼスも、パット・メセニー(g)の初期のメンバー、ダン・ゴットリーブも、みなハイハットの使い方に一工夫あります。もっとオーソドックスなジャズだとピアノのテテ・モントリューの70年代のトリオのドラマー、アルバート・ヒース。日本でもジョージ大塚さんなど、倍音の多い楽器だけに上から下までワイドレンジなサウンドをコントロールしているドラマーが好みのようです。

で、このハイハット・シンバル好き(?)の僕がビビビッときたもう一人のドラマー、それがアル・フォスター。

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『Mixed Roots/Al Foster』(SONY/1978年)

アル・フォスターの演奏を見たのは1973年のマイルス・デイビスの日本公演(サックスにデイブ・リーブマンが同行)が最初でした(@広島郵便貯金会館)。エレクトリック化された大音響のスリル溢れたバンドでしたが、その中でも最初から最後までアル・フォスターのハイハットがハーフオープン(二枚のシンバルが常に触合う)にセットされグワングワン鳴っているのが珍しく、新鮮でした。
続く75年の同公演(サックスにソニー・フォーチュンが同行)の時も同じセッティング(@大阪フェスティバルホール)でやはりこのハーフオープンのハイハットは当時のマイルス・バンドのサウンドの中で重要な役割りを持っている事がわかりました。

さて、このアルバムですが、米CBSではなく日本のソニーが制作したとあって、いささかコンセプトが薄っぺらいながらアル・フォスターというドラマーの当時のブレーンを窺い知る事が出来て興味深い内容になっています。
参加しているのは、サックス陣にマイケル・ブレッカー、サム・モリソン、ジム・クラウス、フルートにジム・クラウス、ギターにポール・メッツケ、ピアノに菊池雅章、テオ・マセロ、ベースにTM・スティーブンス、ジェフ・バーリン、ロン・マックルーア、、、マイルス・スクールを中心に集められています。

ではこのアルバムでアル・フォスターのハーフオープンのハイハットサウンドが満喫出来たか?というと、実はそうじゃないんです。
至ってフツーのドラムを聞かせているんですね。
あのサウンドはマイルス・デイビスのバンドのサウンド、という事だったのでしょうか。。当時買ってちょっと肩透かしを喰らった気がしました。
そう、ドラマーのアルバムってそうなんですよねェ。

でも、この中で3曲目で演奏されている“Pauletto”って曲、好きでした。このアルバムの中で一番メロディックで構成にはマイルス・バンドの影響も見られます。

いくら僕が好きだからと言っても、みんな知らないだろうなぁ。。。ポーレッタ。
と、何十年も過ぎたある日の事、たまたま曲の話しになった時に関根英雄さんが

「ポーレッタとかいいよねェ」と

ええ?あのポーレッタ??知ってる人がいるんだ〜


しかし、、、、関根さんはドラマーでした。当時からこの世界で演奏してるんですから、、、でも、ああいう曲を当時やってた人がいた事自体、何かとても嬉しくなってしまいました。

ポーレッタ、じゃあ、ハーフオープンのハイハットは?。。。。
まだ誰も応えてくれませんねェ。


おしまい

2006/11/8

デミじゃないよドミですよ!  水曜:これは好物!

先週のツアー中に久し振りに食べたものがある。
ちょうど瀬戸大橋を渡り名古屋に向かっている時の事。10月31日のブログに画像だけアップした「アレ」。

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君はやたらとカツ丼を食べているようだけどそんなに好きなのか?

そういうツッコミが聞こえてきそうですが、確かに好きが前提なのは否定しませんが、この食べ物って、ある時ふと気がついて観察してみたら、実に不思議なヴァリエーションがあって、しかも面白くてついつい手が伸びてしまうんですねェ。

ドンブリって日本独自のジャンクフード文化の頂点って言ってもいいかもしれない。ライスボウルって言わばハンバーガーやサンドイッチ、サブマリンと同じ。安い・早い・美味い(何処かのギュー店みたいだけど)を突き詰めると概ねある形に落ち着き、後は店舗や地域で調達する食材や味付けの違いを競うもの。
同じジャンルの中で地域の文化風習の違いが形に現れた例だと、関西の押し寿司系と関東のにぎり寿司系のように、明らかに完成形(姿)の違いがあるものがあるでしょ。他にも稲荷寿司、バラ寿司と、これらは「寿司」という名が付いても形が完全に違う。
ドンブリとなると、このジャンルは必ず「丼」に入らなければならないから寿司のような「姿」のヴァリエーションは望むべくも無い。牛丼しかり、親子丼しかり。個人的な感覚では関東の親子丼が「玉子しっかり固め・玉ねぎ系」主流に対して関西は「玉子半熟ツユだく・青ネギ系」が主流に思う。でも大筋では同じテイストの中にある。
ところが・・・・・

こと、カツ丼となると、一般的には「とんかつを玉子でとじた具」を載せたドンブリが標準とされるけど、全国各地を歩くと実に様々なヴァリエーションが存在していて楽しい。

西洋のカツレットがトンカツ(カツライス)として日本に浸透した頃にドンブリのヴァージョンが出来たというのだから、親子丼のように玉子でとじると言う発想の方が突飛だったのかもしれない。

随分前置きが長くなりましたが、今夜紹介するのは過去のブログに紹介した、福井のソースカツ丼、寄居の玉子でとじないカツ丼(醤油タレ)、そして名古屋の味噌カツ丼(未公開)とコレを加えて個人的「カツ丼・四天王」と呼ぶ岡山のドミカツ丼。

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ドミですよ、デミではありません
その名の通りドミグラスソースがかかったカツ丼。ほのかに香ばしく淡く甘く奥行きのあるソースが絶品。僕は高校の音楽科進学(作陽学園)で岡山県の津山市に住んだ時に初めて遭遇しました。5月のブログで紹介したように今では巨大な商業施設で分断されてしまった津山のアーケード街の片割れ(元魚町)にあった(店名失念)店でよく食べていました。
ドミカツ丼という名称ではなく「洋カツ丼」とメニューにはありました(勿論カツ丼と言うと玉子でとじたカツ丼が出てきました)。

その頃は別に名物という事でもなく、極フツーにみんな「洋カツ」と頼んでいたので昔からあったのでしょう。今考えると津山というのは山の中にありながら不思議にモダンな街でした。

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ポーチド・エッグか温泉玉子が付く。昔よく食べた頃はトッピングにグリンピースがあっただけ。今は随分お洒落になりました

元々洋食のカツですからこの組み合わせが合わないハズがありません。で、当時岡山県でドミカツ丼はどうかと言えば岡山市を除くと他では「ドミカツ丼、洋カツ丼」の名称を見掛けなかったので、どうやら岡山市と津山市だけに伝わっていたんじゃないかと思います。

今回食べた吉備SAのレストランの橋受けを見ると「岡山プラザホテル・津山鶴山ホテル」とありましたから、昔食べた味にそっくりなのも納得。

ソースカツ丼、味噌カツ丼に比べると知名度はまだ全国区ではありませんが、岡山〜倉敷〜津山の旅の折には是非御賞味あれ!
お薦めですよ

ううん。。。懐旨いゾ!!!

おしまい

2006/11/7

山陽新幹線途中下車の旅?・・・広島  火曜:街ぶら・街ネタ

前回、前々回を除くと今夜が広島というのは姫路、岡山に続いて新幹線途中下車の旅みたいですが偶然です。
先月末のヴィブラフォン担いで右往左往ツアーの時に久し振りに広島を訪れました。
最後に行ったのはピアニストのイサオ・ササキ氏とベーシストの鈴木良雄氏と僕のトリオで中心地にある高層ホテルでのファッションショーと呉市にあるホテルでのライブを回った時ですから、かれこれ10年以上前の事になります(この時は行きの羽田空港でちょっと信じられない事件?に遭遇したのですが、それはまた改めて書く事にします)。

広島市は人口約115万人で文字通り中国・四国地区の最大都市です。第二次世界大戦では長崎市とともに核爆弾を投下され世界平和を何処よりも訴え続けている都市です。
今の広島市は個人的に見た感触ですが、衰退が叫ばれる地方都市の中ではかなり活気に溢れた街です。若干人口の少ない仙台市(105万人)と比べてもこの街は街中がバウンドしてる感じ。

街の顔と言って良いのがこの路面電車。
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広島電鉄(通称ひろでん)

60年代の高度成長期に大都市圏の中心幹線道路からサッサと姿を消してしまったトラムカー。今では札幌、函館、東京、富山、高岡、福井、豊橋、堺、岡山、広島、松山、高知、長崎、熊本、鹿児島の15都市にしか残っていません。しかし環境に優しい乗り物として近年はバリアフリー化され回帰の傾向がある中で、ココ広島の広電は国内最大の路線網を持つリーダー的な存在。
中心街の八丁堀や紙屋町で眺めていると、来るわ来るわ、通りの真ん中を高速で駆け回る2連、3連、はたまた5連編成のトラムカーが続々と。

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僕の実家(松山)の前も続々と連なって走っていますが、広島の勢いは半端じゃありません。カウントしたらほぼ10秒に1編成やって来るのですから輸送規模は違うものの山手線も顔負けです。時には道路上で車よりも多い比重で走っているのです。

トラムカーは大変便利な乗り物。だって地下鉄だと地下のホームまでいちいち降りて昇る無駄な時間がありますが、トラムカーだと横断歩道を渡るだけで乗降出来るんです。東京メトロの大江戸線など1駅利用するのに乗車時間3分に対してホームから地上の出入口まで5分以上かかったり、、、、歩いた方が早い、なんて事もしばしば。

第一に地上にカラフルなトラムカーが走っているだけでも何か活気があります。海外の都市中心部と郊外を結ぶ(意外にアメリカでさえ)トラムネットワークが存続しているのも中心街の環境保全と関連があるといいます。郊外の最寄り駅まで車で行ってトラムで街中に向かうわけですね(これをパーク&ライドと言います)。高齢化が進む日本の現状を見ても危ない車の運転から切り替える需要が見込まれますね。
それに最近の非情な駐車違反の摘発も考えるとトラムのある都市は救われる傾向にあります。

とは言え、広島の規模になるとトラムの利用者がかなりいるので肝心のトラムが信号で数珠繋ぎになっている事もしばしば。
それなら、、と何処かの政界が「地下鉄にしてはど〜よ」と話しを持ちかけて来そうなものですが、広島市は巨大な三角州の上に街があるので地下鉄は作れないのでした。
トラムで十分でしょー

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広島の名物となれば「お好み焼き」「もみじ饅頭」「牡蠣」、、、僕的にイチオシは宮島の「穴子飯」(これ日本一上手いよ)と数ありますが、今回は「日本一のトラム」を取り上げてみました。

とっても便利じゃけん!無くしたらいけんよ。

おしまい

2006/11/6

プログラム・・・  月曜:ちょっと舞台裏

「すいませんが、先日お願いした当日の曲目をメールで送ってくださ〜い」
「は〜い。。。。。」

ううん、、、
確かにそうだよなぁ、曲目。
何やるかわからないと、お客さんこまるもんなぁ。。

ううん、、、、、

コンサート等の企画関係の人から必ず問われるこの質問。
実はとっても悩むンです

何を悩むかって?

プログラムに載せたら、絶対ソレやらなきゃならないじゃないですかぁ。。
実は当日、しかも楽屋を出る間際に曲目を決める事が多いジャズの世界では、何ヶ月も前にコレを聞かれると、即答出来る人はまずいないでしょう。

だってレパートリーはたくさんあるし、コンサートの目的がアルバムの発売記念とか、具体的に明確な場合を除くと、ホント、悩んでしまうのです。

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僕と現在ドイツで活躍中のヴァイビストMathias HausがバークリーのBPCで行ったDouble Concertのプログラム。日独対決ヴィブラフォン合戦(笑)というのがこの日のコンサートのウリだったのかもしれない。

この頃はまだ学生でしたから、いろいろと日々の成果を限られたチャンス(年1回のBPCコンサートと各学期に一度ずつのリサイタル)で一気に発表するという事で曲目も出せたわけです。

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学校だってメディア向けに宣伝しますから、半年前には何をやるかは明確でした。

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しかし。。。

それはあくまでも「学生」の間の事。
プロとして演奏するようになれば、そんな悠長な事で生活が成り立つはずがありません。
毎回自分の曲、人の曲、広く知られた曲、、、、怒涛の勢いで曲を演奏しなければならないから。
そのサイクルに慣れてくると、知らない内にレパートリーは星の数ほどに増えますから、曲で構成を考えるよりも共演者とのバランス(演奏のイメージ)で考えるようになります。何をやるか、よりも誰とやるかに比重が置かれるわけなんです。
すると益々曲の事は、、、、、、

ううん、、、、、
「すいませ〜ん、何曲載せますか?」

場所によってはコンサートの広報で新聞のチラシや広告、マスメディアで事前にそれを告知する場合もありますから、イメージと照らし合わせて曲目を考えなきゃならない。。。

ううん、、、

と、言いつつも、、、頭のどこかで、、

「コレ、当日やりたくなかったらイヤだよなぁ〜」

が過ぎって益々決まらない。。

クラシックの演奏会は半分が曲目で客を呼ぶと言います。その流れなんでしょうねェ、、これは。クラシックの人は随分前から曲をさらって必死になってるからゴールも出しやすいけど、こちらにはさらさら「さらう」という習慣がないからなぁ、だってジャズはその場で決めて行く音楽だし練習した事を人前でやっても面白くないし、、ううん。。。

でも僕らの事を知らないお客さんにどーやって来てもらうの?って言われると、確かにこれは重要な事なんです。まぁヴィブラフォンはまだ珍しい楽器の部類に入っているのでヴィブラフォンの「生」という事だけでも済む場合もあるんですが、、

そう言えば、他のバンドでも曲目って間際に決めるものなぁ。中には本番が始まってから決まるバンドもあるし、さらに中には決まった曲をやってても途中から全然関係のない方向に演奏が膨張して、それはそれで客席も盛り上がっていたりするからなぁ。。。わけわからん世界なところが面白いんだけど、、、

「もしもし、先日来お願いしているプログラムの件ですが、今日が入稿日なのでお願いしますよ!」

「あ、はい。では、カクカクシカジカ」

「わかりました。これでヨロシ」

「あ、それでですねぇ、欄外に小さくでいいですからこう載せてください」

「?」












「曲目は当日変更の場合あり」


おしまい

2006/11/5

喋る・・・  日記

11月1日からジャズ専門のサイトJazzSmileでインタビューが掲載されています。是非お立ち寄り下さい。

ツアーが終わってやっと一息
いろんな所で撮った(撮ってくれた)写真を整理しながら、、、

最近の写真を見て自分で変わったなあ、と思えるのが、MCで喋っている時の表情。

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今にして思えば、昔のMCの時の表情ときたら、何か怒っているようなのばかりで余裕がなかった。20代でリーダーバンドを始めた頃は自分達のやってる事を必死でお客さんに説明してたような気がする。「この曲の時はこれを説明して、、次はこれを言って、、」とか。散々準備したにも関わらず当日のお客さんの入り具合が良いとかえって緊張しメロメロに、悪いと落ち込んでまるで愛想のないブスーッとした感じ。
正直と言えばそれまでだけど、「喋る」という事になにかコンプレックスでも持っていたのかなぁ。

ジャズのバンドにはいろんな「喋り方」が存在します。決して喋りのプロではありませんから上手ではありませんが、みんな味わいがあります。
サイドメンとしてステージにいると、「あ、ここで少し客席に声を掛けるといいのになぁ」とか、「あまり内輪話ばかりしないでサッサと次の曲に行けばいいのになぁ」とか、あるバンドなどはメンバー紹介以外一切目して語らず、、だったり。
でも、それぞれがそのバンドの雰囲気に一致していてお客さんも納得してる場合が多いんですね。「喋る」というのは客席とステージを結ぶ大切なものなんだなぁ。

僕はどうしようかなぁ、、と思いつつ、近年はもっぱらその場の思いつきで喋っています。それだけでは持たないし、お客さんも飽きる(一番自分が飽きてたりする)ので共演者に喋らせるというのも一つの方法です。

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喋るのが苦手と思っている共演者の意外な一言が切っ掛けとなって演奏もヴォルテージが上がったりします。
上の写真は名古屋で共演者の後藤浩二(p)君のツッコミに慌ててマイクを取りに行ってるシーン(笑)
この日は昼間時間があったので名古屋を僕なりに散策した話題なども喋りました。その土地ならではの話題と言うのはお客さんとの距離をグッと近くしますね。見たり食べたりは大好きですから。

それこそ昔は「俺達の演奏だけ聞いて」帰ってくれればいい(極端!)風な感覚がありましたが、やはりお客さんは僕らの全てをトータルして楽しんでいるんですから、それではイケマセン。が、それがわかるまでには随分と時間が掛かったような気がします。

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本番前の砥部@彩美画廊の客席で

初めての会場に行った時は出来るだけ本番前の客席に座ってステージを見てみます。なるべく真ん中の席に座って、そこから見える天井の高さやステージまでの距離、ステージの背景などを見て客席からの「距離感」を読むのです。この空間にはどんな「喋り」が似合うかなぁ。。。って。
演奏する音の事を考えそうなものですが、ボケ〜っとしながらそちらを考えているんですね。向こう側から自分の位置を見てるんでしょう。
そして本番が始まったら、その場の思いつきで喋るんですから
どうやら喋りも段々とジャズになって来たような気がします

おしまい

2006/11/4

東京・練馬終了!右往左往延べ4600キロ完走  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

こんばんわ。
今日も元気です

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またまた炸裂!マレット攻撃(笑)

遂に先月から断続的に続いたヴィブラフォン担いで東海道・南海道右往左往の楽旅も昨夜の東京・練馬で無事に終了

走った距離は延べ4600km。。。。。。。。。。。

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今夜も絶好調! もう誰にも止められません(笑)


店の楽器で普段と勝手が違いますが、、、いつもの鍵盤を載せて、いつものマレットが加われば、、、いつものサウンド(ハッハッハ、プロは楽器を選ばず!)
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ゴールド仕様のボディーにシルバーの鍵盤はチト悪趣味ですが、、、(笑)

サウンドが良ければいいんです

練馬『まほうの竜』再登場の赤松・松島マレット・デュオ

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松島美紀(marimba)赤松敏弘(vib)

今夜の客席では前回(7月)に引き続いて御来店された御客様達の顔が嬉しいですね〜。ありがとうございます。演奏も格段に松島さんはパワーアップしてるし、僕がツアーで殆どリハ無しの状態でよくもここまでまとめられるようになったものだ、と感心しました。

終わってから、通り一般にこの形態のデュオでやっている形はクリアーしたと思うので、次の段階に入るアドヴァイスをしました。これからが本当の楽器との戦いです。今までは楽器の表情を借りた演奏でしたが、今夜それを超えられそうな瞬間がいくつかありました。これは楽器が上手な人が誰しもが通る喚問なので、是非今の志で駆け抜けてほしいな。ィェ〜イ!混沌として停滞しているマリンバの世界を変える覇者になってほしいゾ。
(そこの君、そっちのアナタもボケ〜っとしてる場合じゃないよ)

そんなこんなで、4600kmを無事故・無違反で無事に終了!
各地でお会いしたみなさん、そして期間中このブログを観察してくれたみなさん、次回の再会をお楽しみに!そして、このブログは果てしなく続くのであります。

Thanks!

この項、おしまい。。。。。

2006/11/3

本日右往左往の最終日@練馬「まほうの竜」  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

ヴィブラフォン担いで東海道・南海道右往左往の後半2400km走破。後は練馬往復の数キロを残すのみ。。。楽勝や〜!

早朝に名古屋から戻って
午後からはリハでした。

現在楽器は御覧のとおり、、、
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部屋に転がっております。衣装ケースもついでに、、
なぜなら、、、、、


明日(正確には今日)は、あの、、「デカい奴」そう、5octのマリンバを運ぶ為にこの一週間のネグラだった車を追い出されたのです(笑)
何の事はない、普段置いてある部屋に入れたものの、さすがに組み立てる気力がないだけで、、、本番が終わったらちょっとメンテをやろうと思っているのでこのままに。

あ、あす(本日)は店のヴィブラフォンを使うので、僕の楽器はこのままお休みさせておきます。楽器にも休養が必要、、、、なわけないっか。
自分の楽器意外を演奏するのも気分転換にはなるのです。

楽器は優雅に昼寝してるけど
ご主人様はまたまたマレットを振り回しにお出掛け。
東海道・南海道右往左往の最終日!

文化の日の夜に、ヴィブラフォンとマリンバのデュオ。
是非どうぞ!

▼11月3日(金/祝) 東京・練馬“まほうの竜”20:00/21:30 2回公演入替えなし
http://www.mahounoryu.jp/
出演:赤松敏弘(vib)松島美紀(marimba)DUO
料金:2500円+オーダー(ライブセットプランあり・コース料理付き/5000円)
問い・予約03−5387−1599(まほうの竜)
まだお席はあるようですよ。当日予約は午後6時〜。
美味しいお食事と共にお楽しみ下さい。


おしまい

2006/11/2

名古屋公演終了!続いて明日は練馬“まほうの竜”  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

おはようございます
さっき名古屋から東京に戻りました。

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昨夜もヴィブラフォン背負って演奏三昧
昨夜は名古屋@スターアイズ。

もちろん、元気です

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このところ絶好調 普段よりもたくさん振回しています

昨夜は名古屋のファーストコール・ピアニスト後藤浩二君との初デュオ。
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  後藤浩二(p)     赤松(vib)

とても初めて一緒にやったとは思えない程、お互い演奏の中で会話しました。


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レスポンスの利いた素晴らしい演奏を聴かせてくれた後藤浩二(p)

ホント、御覧になった方が満足されて帰られているのがヒシヒシと伝わった日でした。

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名古屋『スターアイズ』は寛いだ雰囲気のお店

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もちろんトークも炸裂!

何より嬉しかったのが、昨年のステージを観て一年間名古屋に来るのを待ち焦がれてくれたお客さんがいた事。初めて御覧になって最後までハマッってしまったお客さんがいた事。帰り掛けに皆さんと会話するとそのような反響を戴けた事。終演後に、これはCDを買って帰らなくちゃとレジに直行頂いた御客様。そして僕の高校時代の級友が来てくれた事。
級友曰く「昔からやってる事は変わらないけど潔さと渋みが加わって一層魅力的だった」と
お世辞でも高校の時のヴィブラフォンの演奏を知っている人に言われると嬉しいものだ。もっともお世辞を言うような奴じゃないんだけどね(笑)。

御来場頂いたみなさん、ありがとう!
スターアイズの中は「あい」で溢れていましたね
今度は来年の春頃に今回の後藤君とのコンビを予定しますから是非チェキラ!

終わってから後藤君と食事に行って時間も忘れて春の計画やらいろんな話しをして、僕は一路帰路に。

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また彼と演奏出来るのが今から楽しみだ。

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そうそう、カメラマン役さん、サンキューでした バッチリです!クリックすると元のサイズで表示します

。。。。。。。


さて、いよいよ明日は東海道・南海道右往左往の千秋楽。
▼11月3日(金/祝) 東京・練馬“まほうの竜”19:30開演
http://www.mahounoryu.jp/
出演:赤松敏弘(vib)松島美紀(marimba)DUO
料金:2500円+オーダー(ライブセット料金あり・コース料理付き/5000円)
どんなサウンドが飛び出すか、乞うご期待


2006/11/1

「あい」繋がりな11月1日  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

おはようございます。

名古屋は快晴
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今夜は終演後東京に戻るので「ご期待に応えて」アップ

本日はヴィブラフォンで取り持つ「あい」繋がりな一日です。

(1)愛知県方面の方へ
▼11月1日(水) 名古屋・覚王山“STAR EYE'S ”20:00開演
赤松敏弘(vibraphone)後藤浩二(piano)DUO!
http://www.stareyes.co.jp/
料金:前売り3000円 当日3500円
問い/予約TEL.052-763-2636 名古屋市千種区菊坂町3‐4‐1 Gハウスビル1F

(2)愛媛県方面の方へ
▼11月1日(水) あいテレビ“キャッチあい”18:16〜
「ヒューマンあい」のコーナーで先日のライブや街でのインタビューが取り上げられます。尚、大事件・緊急ニュース等で延期される場合がありますので予め御了承下さい。

「愛(あい)」繋がりな一日。
みなさまの周りも愛で溢れますように。

。。。



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