2006/11/28

画伯の巨大壁画がある街・・・・  火曜:街ぶら・街ネタ

全国の県庁所在地をブラつく時に予備知識が無ければまず公営美術館を目指そう。。◎

東北の街は仕事よりも街ブラ旅行での縁が深い。
学生時代の街ブラは新潟が北限(当時は学校のある岡山県が基準だった為)で、愛用していたワイド周遊券(旧国鉄時代)も信州ワイド周遊券のエリアを越えると値段もグググ〜ンと跳ね上がったからだ。それと大阪を基準にしても、東京を基準にしても、幹線の鉄道が上手い具合に「周遊コース」にならず切符が成立しなかったのも大きい。

東北は東京へ出て来てから足を広げたエリア。最近の事のように思っていたけど気が付くともう四半世紀。

さて、そんな中で東北6県の県庁所在地で「ほのぼの」していてお気に入りなのが岩手県の盛岡市と今夜の秋田県秋田市。

ハイ。到着〜
クリックすると元のサイズで表示します
いや、これは在来線ホームなので乗り換えの出発時かもしれないけど、この場合は到着と見てね

秋田駅は新幹線が直通するまでは昔の「国鉄」風の折り目正しい重厚な駅ビルが好きでしたが直通後は様子が一変しました。と、言ってもあくまでも「直通」であって「新規開通」ではないので随所に折り目正しい時代のなごりが残っています。利用する側から見れば明るくなって利便性も向上したようです。

さほど変わらない駅前広場の右側の道を歩くと、ほどなくして堀に出ます。久保田城跡を利用した千秋公園。街の中に堀があるとついついその周辺を歩きたくなります。その堀の中に秋田県立美術館はあります。
初めて秋田に来た時に当ても無く駅前の観光案内所でもらった観光地図を広げてブラブラしたんですが、駅から近い美術館でも見てから中心街を回ろうと最初に立ち寄ったのがココでした。

そこで目にした巨大な壁画
これはインパクトがありました

藤田嗣治(ふじた・つぐはる。後のレオナール・フジタ)画伯の作品で秋田の行事が描かれてるんですが、まあそのスケールの大きさに唖然とします。
ナント縦横が約4m×20mのサイズ
この巨大なキャンパスに圧倒。

その他にもココには画伯の作品が多数蒐集(恐らく国内随一)されていて、独特の乳白色を使った作品に時間を忘れて見入ってしまいます。
最後まで日本の保守的な画壇とそりが合わなかった革新者の一途なまでのタッチに時間を忘れて釘付けにされてしまいます。
おもしろいですね、海外の画家のタッチからは想像も付かないほど心に訴えかけてくるものを感じるのです。東洋人でありながら西洋人の感性を吸収しさらにそれをも上回るオーラを発する人にしか感じられないこの独特の刺激。
こういう作品を眺めていると美術でも音楽でも「似非和風」だとか「中途半端な和洋コラボ」とか、そういうのがイヤになります。
それ以来秋田に行くと必ずこの美術館へ足を向けてこれらの絵に会いに行って自問自答するんです。

ついつい藤田画伯の絵の事になると“フンコー”してしまって字数制限が気になってきたので先を急ぎます。

秋田市はいい感じの城下町のなごりが残っている街。特に千秋公園からさらに進むと川沿いにある川反(“かわばた”と読む)界隈は昔からある歓楽街でよくもまあこの一角にコレだけの飲食店が軒を連ねていること、と思う。
ちょうど大通り沿いの川を挟んで商店街から歓楽街へと街の表情が変わる。橋を渡って入るのもなかなか風情があっていい。しかし中心部の商店街は訪れる度に衰弱しているようでちょっと寂しいのだが、、、。

秋田は新潟と並んで酒所。「英雄」「高清水」「新政」、、、。
ならば、無作為に人の出入りを観察しながらちょっと居酒屋へ

な〜んもシランケンシュタインになって店のカウンターに陣取る
っていうか、満席でソコしか空きがない。
やたら元気な店のオバチャンとカウンター越しにあれこれと会話をするのが楽しい。

秋田といえば「きりたんぽ」や「しょっつる鍋」が定番だけど、ココでは絶対に「だまっこ鍋」だ、と言う。
旅人はそういう「絶対」は避けて通れない性分なので迷わず注文

家人と鍋が出て来るまでは今日のおススメにあるイカ焼きと高清水でイッパイ
クリックすると元のサイズで表示します
っんまい
外が寒いだけにまた格別。

いろいろとカウンター越しにオバチャンと話しで盛り上がりつつもお酌に余念のないオバチャンの商売っ気にも敬服しつつ十点
客を楽しませつつ勧めるのだから基本だね。

そして、出て来ました。
初めての「だまっこ鍋」

きりたんぽと同じように米を団子にしたものを使うがこちらは焼かない。つけばつくほど団子が崩れにくく食感もいい。
さすがに米所、お酒といい食べ物といい、何とも素朴でそれでいて味わいがある。
クリックすると元のサイズで表示します
ついつい「初物」にカメラで押さえるのも忘れて食べてしまった。。。仕方なく途中経過をパチリ

秋田市観光課のHPにレシピがありました→だまっこ鍋

雪の積もらない街で生まれた旅人は、温かい鍋と美味い酒と、昼間見た画伯のタッチに酔いしれて、外の寒さも忘れてしまうのでありました。静かに「熱い」ゾ、秋田!

おしまい



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ