2007/2/4

納豆大臣・・・  日記

マスメディアが盛んに報道する事には、少し注意が必要かもしれない。
ある大物などは「生放送のみインタビューを受ける。その他はゴメンだ」と公言している。
その理由は一つ。

「編集によって自分の発言が改ざんされる」からだ、と言う。

マスメディアの改ざんとなれば、例のテレビ番組の問題が示すように、シナリオと視聴者の期待が事態を動かしてしまう事もある。

でも、僕は例の「番組」が悪いとは思えない。あの番組はバラエティー番組であってドキュメンタリー番組や報道番組じゃないんだから。
多少の脚色が成されたとしても、それはバラエティーとして視聴者が「楽しめた」のなら演出の一つと思う。

あの番組が過ちを犯したのは、実在する人間に無承諾で「偽りの吹き替え」「本物っぽく見せ掛けた」事にある。これがもしも実在する人間の承諾を得ていたら「出演者」としてなんの問題も無かった(出演者=演ずる為に出る人)。過度の脚色として世間からは叩かれるかもしれないが、放送打ち切りにまで至るとは、、、、ちょっと驚いたと同時に恐怖感も持った。

僕はあの手の番組は好きじゃないし信用もしてなかったので殆ど観てなかったのだけどバラエティーとして(確か健康バラエティーという名目)完成された番組だったと思う。

(放送を見てなかったから)翌日、店頭から納豆が消えたのを見て「あ、“あるある”でまた何かやったな!」と家人と話してたら、案の定。。。
一週間を過ぎても一向に店頭から納豆が消えている事態を受けて初めてマスコミも動いたわけで、どの局も「“あるある”さん、またやったねぇ(それは非難よりもエール寄りだったと思う)」くらいの気持ちだったのかも知れないが、ネットは放送翌日から「怪しい発言」が飛び交ってた。
その後、番組の過度の脚色が「ねつ造」となってからはマスコミ全体が妙に過敏な反応をしているようにしか見えなかった。
過去にどの局にも「ねつ造」や「過度の脚色」があったにも関わらず、だ。
まして単なるバラエティー番組に対するバッシングとしてはかなり過度だ。

こんな事では、今後この国では面白いバラエティー番組が作れなくなるかもしれない。第一にブームやヒット等、一般の目に見えない数字を元に番組を脚色構成する事など“ねつ造”となって「御法度」になってしまうかもしれない。
バラエティーが脚色して取り上げてブームやヒットになるのは正常な姿。それが後にブームやヒットにならなくても誰も責められないハズなんだが。。

バラエティーとドキュメンタリーの違いすら分からない人が増えているとしたら、これはちょっと恐ろしいと思うのは僕だけじゃないでしょう。
バラエティーは「かもしれない・・・」という夢や希望を提供するもので、もしもドキュメンタリーや報道のように事実だけだったら視聴者は絶対に「面白味」を感じない。「夢」や「幻」、悪意のないトリックだと思わなきゃ。

なのに、テレビ局は自分達の仲間をかばうどころか、中にはマスコミ全体に悪影響を及ぼす問題とまで言い切るのはおかしい。バラエティー番組というものの説明をするべきだった。そこまでテレビを信じる人が多いという怖さをわかっていないように見えた。「みなさん!これは四角い箱の中のおとぎ話デスよ!」と誰か声を大にして言ってくれたらその局の株価が跳ね上がった、、、かもしれない(笑)


そんなマスコミの奇妙な“反省”を聞かされたと思ったら、今度は同じマスコミの“ドキュメンタリー”がまるでバラエティー部門を覆い塞ぐように連日「ある問題発言」を取り上げている。

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「なかなか今の女性は一生の間にたくさん子どもを産んでくれない。人口統計的に言えば女性は15才から50才までが出産する年齢で、その数を勘定すると大体分かる。他からは産まれようがない。産む機械と言ってはなんだが、装置の数が決まったとなると、機械と言っては申し訳ないが、機械と言ってごめんなさいね、後は産む役目の人が1人頭でがんばってもらうしかない」

最初にこの公演が開かれた日の深夜のニュースで公演を録音したこの部分が静止画と共に流れるニュースを見た。
ニュースの項目は「女性は子供を産む機械・・・●●大臣問題発言!」というものだった。

軽率で救いようもない発言(まるで子供を産むだけが女性の役割りのように述べている)だが、公演の上記発言部分が流れたのを聞いてからニュースの見出しは少し過度な脚色に思えた。僕の耳には「機械と言っては申し訳ないが」と「機械と言ってごめんなさいね」の間に編集跡があるようにも聞こえた。

映像と音声で伝えられると、相手(テレビ)が強調している部分が断片的に入ってしまい、「子供を産む機械」の部分だけがやたらと頭に飛び込んで来る。テロップでもその部分だけが目立つ色で強調されていた。翌日からはこのニュースになるともっと公演発言が編集短縮されて「産む機械」の部分だけが何度もリピートされていた。

もう一度上の文面を見てほしい。

確かに問題の多い発言ではあるが、この前後でどんな話しに及んでいたのかがわからないから、非難するのはどうか。。。
むしろ、取り方によっては、これは男性から非難される発言とも言えるし、前後にこの発言に至るもっともらしい経緯があったのかもしれない。
この部分はネットを探しても、どこにも見つからなかった。

●●大臣をかばうつもりもないが、冒頭に書いたある大物の発言を思い出さずにはいられなかった。そして議会制民主主義で野党が審議をボイコットしてる場合じゃないような気がするし、せめて報道はバラエティー的な脚色を最小限に留めて自らの局の個性を発揮すべきだとも思った。

どうもマスメディアに関して複雑な一週間だった。。。
テレビを消して今週からは音楽だけで十分だ。

おしまい



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