2007/2/15

ウキウキスイング・・・・Monty Alexander(p)  木曜:Jazz & Classic Library

昨日は皆様からのこもった重〜いチョコやGreeting Cardを頂き感謝&感謝デス

そんなウキウキの気分で聴きたくなるピアノが・・・・・

コレ
クリックすると元のサイズで表示します
『LOVE & SUNSHINE/Monty Alexander』(MPS/1974年)

モンティー・アレキサンダーはジャマイカ出身。なので彼のピアノは底抜けに明るい。デビューした時に初めて聴いて「こんなに明るくてウキウキするピアノって初めてダゾ〜」と、レコード屋に直行したものです。
このアルバムも恐らくそのデビュー直後。この頃の街はまだジャズが元気な頃で、各地のジャズ喫茶も健在で、僕はこれを某音大の夏期講習で東京に出て来た時に新宿の帝都無線で試聴して買って、明るい日差しの新宿通りを伊勢丹の裏の地上にあったピットインに向かってウキウキスキップしながら歩いた(スキップは嘘/笑)思い出があります。肝心の講習会は退屈だったからサッサと新宿に繰り出してたんだけどね(笑)。

この明るさは、彼がオスカー・ピーターソンに深く影響され、持ち前のカリビアンが合わさって出来上がったもの。物凄くタッチの歯切れがいい。当時ピアニストでは真珠のような煌きのキース・ジャレットやチック・コリア、暗く妖気に溢れるポール・ブレイが好きだったけど、全ての意味でその中間のテリトリーが欠けていた。
そこで、ジャズ喫茶でよくかかるようなピアノジャズも聴いてみよう、とマル・ウォルドロンやウィントン・ケリーやフィニアス・ニューボーンjr等を集めてみたのだけど、どうもある一定の音質を下回ると気分が萎えてしまうようで「カツン」と来なかった。

ところが、このモンティー・アレキサンダーのアルバムは新譜だった事もあって(しかもプロデューサーのプライベートスタジオでのライブ盤という事もあって)すこぶる音が良かった。音がよければドンドン演奏の中に耳が入って行くというハイファイ志向のせいだったのでしょうが、レパートリーも高校生にはグッとくる物があったのも事実。

一曲めはヴィブラフォンのミルト・ジャクソンのオリジナル“S.K.J.”。このウキウキのスイング感にハマッてしまった。二曲目はミッシェル・ルグランの“Summer of '42”。何処かで耳にしたメロディー。バラードのカッコよさにシビレました。パーカーの“Now's the time”や、ちょっとシャレコマ(古ッ!)なスティービー・ワンダーの“You are the sunshine of my life”なんかも途中からウキウキなスイングになる等アレキサンダーのカリビアン振りは留まるところを知らない。
そして、続く2曲が当時の愛聴トラック。
E.マックダニエルのヒット曲“Fell like making love”とスタンダードの“On a clear day”
Fell like〜のシンプルなかっこ良さと言ったらポップなピアノトリオの中でも指折りの出来でしょう。バックのリズムセクションがこれまたいい感じのR&Bグルーヴをキープして最高のクッションを提供している。
それがOn a〜になると、御機嫌なスインググルーヴに一転して軽快な最後を飾る。

無駄のないリズム隊だなぁ〜、と、クレジットを見て驚いた

ドラムがベテランのケニー・クラーク、
そして、ナント

ベースはあの北欧の怪人(勝手に06年6月29日のブログで命名)エバーハード・ウェーバー!!
ヴィブラフォンのゲイリー・バートンのバンドで5弦ベースで独特のサウンドを出していたあのウェーバーと同一人物とは思えない、いや、しかし、恐ろしく正確な音程と音色の綺麗なアコースティック・ベースは確かにウェーバー。。

上のジャケット写真でアレキサンダーの後ろで見切れているベーシストを見ると本人に間違いない。意外、いや、ベーシックの幅広さを痛感させられてしまった。

今やベテランのモンティー・アレキサンダーのデビューは本当に混沌としたジャズにパッと咲いた原色に花のようにまぶしいタッチが爽やかな印象だった。

おしまい



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ