2007/5/15

夕暮れの街・・・  火曜:街ぶら・街ネタ

今日は渋谷でオフに
某Y社で打ち合わせが終わるとちょうど五時。外に出ると夕暮れ目前の街の空気が心地良い。今日は電車移動なのでこのまま帰ってもラッシュに詰め込まれるだけ。
取り合えず渋谷駅。
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勝手な分類だけど、僕の中で新宿はいつでも午後が似合う街、銀座は週末が似合う街、六本木・青山は平日の夜が似合う街、ってな区分けがあってその時間帯にその街にいるのが好きだ。もちろん演奏の仕事とは無関係に。(演奏の時は楽器と一緒に車移動だからどこもラッシュでそんな事全然思わない)
その区分けの中で言うと、渋谷は平日の夕暮れが似合う街。

iPodを聴きながら歩いていると、道路にジャズクラブBNのブルーのバスがハザードを点滅させて客待ち顔。おやおや?と思っていると、ドアが開いてそこに乗込もうとするミュージシャンらしき5人組がやって来た。
BNのHPを見ると今夜から出演するイタリアのジャズメンらしい。エンリコ・ラヴァ(tp)らと思えるが僕はこの方面に疎いのでわからなかった。
本番までの間に買い物を楽しんだようだ。僕らも知らない街にツアーで行くとそうする事があるから何となく微笑ましい。
で、彼らが何を携えてバスの乗込んでたかと言えば、、、、、、
彼らの手には黒地に赤でしっかりと『disk union』

そうでしょう、そうでしょう。日本に来たら『disk union』。外資系のH社でもV社でもなく、外資から独立したT社でもない。日本にしか無いCDショップ。お宝をゲットしたのがパンパンに膨れ上がった袋からもわかる。
日本は世界一品数が揃うジャズマーケット。

さて、ハチ公口に出て、あらら?っと思った。
先月来た時はちょうど都知事選直前で街頭演説(パフォーマンス)も佳境で騒々しくサッサと通り過ぎていたのだけど、今日改めて見たらこんな事に。

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な、なんだ〜、この電車は
駅前にドッカと腰を据えている。

どうやら渋谷ゆかりの東急電鉄の高度成長期の電車(5000系)の廃車体の一部をモニュメント化したようだ。
車内は開放されており、椅子もそのままなのでちょっと休んだり待ち合わせに使ったりしている。
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正面二枚窓のスタイルはあまり好きじゃないけど、こうやって置かれるとなんとも愛嬌のある“顔”

車内は半分が当時のまま、半分が展示スペースとなっていた。
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運転室はそのままだ

進化した今の電車もいいが、この金属製なのにどこか丸みを帯びて少し“職人気質”なスタイルがレトロチックでいい。昭和30年代から50年代の電車はみなそうだ。プレス技術と職人技がいい感じでバランスしてた。その反面、SLとかにはあまり興味がなかった。あくまでも電車好き(ディーゼル車もいいねえ)。

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それにしてもこの電車、路面電車くらいのサイズしかない。そうか、半分に切断されてるんだ。廃車になってスクラップにされるよりもモニュメントになるほうがまだマシかもしれないね。形が残ればいつまでも鮮明な記憶が残る。音楽も同じだ。


思わぬ物を見たものだから、益々このまま帰る気になれない。
夕暮れの街を歩きながら、ちょいと覗いてみようとCDショップH社に。

夕暮れの街かぁ。。。
そんな事を思いながらCDを眺めていると、「あ、あれ、あるかなぁ」と閃き。
3月29日のブログで紹介したThe Crusaders。
あの後LPの音源を記録していたMDの調子が悪く、どうしようと思っていたんだけど、この際に買っちゃおう!
LPものは当時よく聴いたものほど針ノイズが多い。特に寮生活で使っていた適当なプレーヤー時代の物がいけません。安物買いは後悔を残して財産を潰すという事、、、ですね。幸いにもLP物は半分以上がCDで再発されてますから、ホッです。

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再び登場『SCRATCH/The Crusaders』(MCA/1974年)

1970年代半ば、生意気でジャズかぶれの音高生が夕暮れの街を歩きながらウキウキしていた、あのなんとも言えない空気があるんですね。学校のあった津山(岡山県)は渋谷に比べれば何も無い街だったけど、夕日の輝きと河の流れは最高だった。
ブルースはあまり聞かなかったけど、このクルセダースのブルースフィーリングは好きだった。ジョー・サンプルの弾くフェンダーローズのエレクトリックピアノがヴィブラフォンの音色と共通する質感があって聞きやすかったのかもしれない。今ではレトロな記憶の片隅に置かれたフェンダーローズだけど、ハチ公前にあった東急の電車モニュメントとどこか通じる味わいがあるな。

最終曲の"Way Back Home"カッコいいね。
でも、今夜改めてストレス無し(針ノイズなし)で聴いてみたら、3曲目の“Hard Times”がよくて、良くて。
音楽がシンプルでいろんな新しいが渦巻いていた時代。それを生意気でもティーンエイジで迎える事が出来て良かった。人間はシンプルに感動した時の事は生涯忘れない。

夕暮れの街には少しブルージーな空気も似合うような気がした。

おしまい



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