2007/7/4

昔から・・・アラ!  水曜:これは好物!

何十年経っても変わらない、というのは今や貴重になりつつありますね。

食べ物でも電化製品でも、はたまた車でも、どうも最近目先の事ばかり変えて、そのままでも良かったのに、、という物が溢れていてなかなか購買欲が沸いてきません。
あ、でも車は前からマイナーチェンジと言って正直でしたね。他の製品(食品)もそれを見習って「出た!マイナーチェンジで新登場」な〜んてやってくれたら、ちょっと何処が変わったのかな、と興味が違う方向から出てくるかもしれません。へそ曲がりですね。(笑)。

さて、食べ物というのは「美味しい」と感じた時が旬で、その後もず〜っと同じ「美味しい」が続くものもあれば、微妙に味が変わるにつれ離れてしまうものもあり、年齢とは関係なくDNAにインプットされた「味覚」が存在しているのでなかなか誤魔化しが利きません。新しいユーザーを取り込もうと「御意見拝借」などと消費者の意見を聞こうものなら、どんどん顧客を失うという現象。まぁ、気に入らなければ買わないだけで、文句を言ってまで好みじゃない商品に自分の趣向やウンチクを垂れる人の味覚がどのようなものであるかは知れているんじゃないかな。衛生面やサービスに関する事以外は消費者の声というのは過信しないほうが、、、特に食品業界は。(それで売れなくなった商品はたくさんあるよね)

ファーストフードなども同じで、自分の中で旬を迎えて出会ったものは、変わらなければず〜っと「美味しい」のです。バーガーキングが復活しましたが、やはり同じようにバーガーキングを「旬」と感じた人は多かったという事ですね。撤退の理由はともあれ、復活するのは歓迎です(まだ復活後食していませんが)。

今日はず〜っと変わらない味で「美味しい」と思うもの。

はい、ソコ、アラッそんな物もですか? って言わない。

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『アラ!/しそ味』(ブンセン株式会社/兵庫県たつの市)製

つくだ煮と言えば東京は佃島、と相場が決まっているもんですが、元々この佃島につくだ煮を持ち込んだのは大阪から越して来た漁師さん達。江戸に連れて来たのは徳川家康と言われています。
つくだ煮はいわゆる保存食。魚介類を中心に肉や野菜まで多種多様。日本の食卓を昔から支えていますね。

で、なぜ「ブンセン」の「アラ!」が僕の好物になったのかと言えば、高校時代の寮生活で(音楽科の寮は少人数の為、食事は同じ敷地にある短大の女子寮の食堂を間借りしてたのです)、当然育ち盛りの高校生とみめ麗しき女性陣の食欲が均等にあらず、よく隣のテーブルの短大生のオネィさんが「ねぇ、これ、食べない?」とか言っておかずをわけてくれるものの、まだまだ食欲は納まるものではありません。
そんな僕らを見かねて、食堂のオバチャマが用意してくれたのがコレ。

つくだ煮とか、それまで全然好きじゃなかったんですが(むしろ避けてた)、この「アラ!」はネーミングもインパクトがあって、しかも当時しそ味の海苔のつくだ煮はあまり他に例がなく、斬新な味に感じました。ともすれば味が濃く飽きてしまうところを「しそ」の刺激がスーっと快調に整えてくれるんですね。
安くったって、やっぱりこの味は美味しい。

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何年経っても変わらない味、と言うのは近年少なくなってしまったので、久し振りに見掛けて(東京ではあまり見掛けない)買ってみたんですが、

「お、お、お〜!コレ、コレ〜!」

と、しっかり記憶を呼び起こすこの味。
事情を知らない家人をも巻き込んで僕の「アラ!」道は再び復活したのであります。

おしまい



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