2007/8/14

ダイヤモンド・クロッシング・・・これも直交かな?  火曜:街ぶら・街ネタ

直交と言っても、今回はヴィブラフォンのグリップの話しではなく、先週実家松山に滞在した時カメラで押さえた街の“直交”。

鉄道に乗っていると「分岐」というのをよく見掛けますね。
A地点から異なる目的地へ進む場合に何処かで線路は「分岐」します。車のようにハンドルを切って曲る事が出来ないから路線が分岐してそれぞれの目的地を結んでいるわけです。

先週の“街ぶら街ネタ”でも取り上げた「赤煉瓦橋」のある松山の私鉄伊予鉄道。あちらは都心と郊外を結ぶ近郊線でしたが、こちらは街の中をグルグル回る路面電車。日本で二番目に古い私鉄という事もあってこの私鉄はネタに事欠かないのです。

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滞在中は頻繁に利用する伊予鉄道市内線。所用で近所の「大街道(おおかいどう)」電停から3系統の市電で私鉄ターミナル「市駅前」へ。灼熱の太陽を避けて冷房の効いた車内は満員。

所用を済ませて電停に戻ると、ちょうど市内を一巡する2系統の環状線が停まっていたので飛び乗る。

道路の真ん中を走る市電はどこでもそうだが分岐点が多い。

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この先でさっき乗って来た3系統は右へ曲り実家方面へ、この2系統は左に曲りJR松山駅方面へ、さらに向こうの電停に停まっている5系統はこの2系統の後ろを追って直進、とT字型に三方向の線路が分岐する。

時々乗り慣れない人が路面電車で思わぬ方向へ連れて行かれるのを見掛けるが、系統番号と行先さえ確認しておけば大丈夫。だって電車は線路の無い所は走れないのだから路線バスよりも安心。乗り間違えても伊予鉄の運転士さんは殆どの場合料金は取らずに目的地行きの電車を案内してくれる。全路線が何処かで繋がっているから出来る親切かもしれない。全系統の走る区間なら2分間隔で1日どこまで何回乗っても全線300円(1乗車150円/ICカード140円)という安さもあって観光客の利用も多く、そういう措置を取っているのかな。

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次の電停までの間にも分岐で6系統が分かれる

ここまでの「分岐」なら全国の路面電車の走る街にあるネタなんだけど、この次の電停に「ココだけ」のネタが。

それがコレ
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ダイヤモンド・クロッシング”伊予鉄道高浜線・市内線「大手町駅」前

路面電車同士のダイヤモンド・クロッシングはお隣りの高知市などにもあるが、ココのダイヤモンド・クロッシングは軌道線(路面電車)と鉄道線という異種でしかもそのどちらもが伊予鉄道という私鉄。
鉄道や道路の交差には約束事があるらしく、先に開通した方が優先されて後に開通した側は跨線橋などで上を跨ぐルールがあるとか。だからJRと私鉄が交差する所でどちらが先に開通したかは上下関係でわかる(この場合は下が優先)。松山は圧倒的に私鉄優勢の街なので私鉄と交差する場所は必ずJRが上を走っている。

ところが同じ私鉄同士だと平面交差もありうるわけで、かつては阪急の西宮北口や京阪の京都市内にもみられたが、現在鉄道と軌道の平面交差は全国でもココだけ。貴重なのでいつも“鉄”方面の人がどこかかからカメラで狙っているんですね。(この日もホームの端から撮影している“鉄”の人を発見。但し、僕もきっとそう思われたでしょう/笑)

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複線同士の4本の線路が直角に交差。ここを走る市内線は1系統、2系統、5系統なので3〜4分に一回は鉄道線の線路をガタゴトガタと独特の音を響かせて渡る。左の写真の背面は右のように高浜線「大手町」駅ホーム。

ほどなくして踏切が鳴り路上交通が遮断され、鉄道線(高浜線)の上り電車が路面電車の倍くらいのガタゴト音を響かせながらホームに進入。

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ダイヤ通りならこの大手町駅付近で上下の電車がすれ違うのですぐに下り電車がダイヤモンド・クロッシングに進入。

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高浜線は15分間隔なので1時間に4回この光景が繰り返される

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3〜4両編成の高浜線が行き交う間、市電は自動車と一緒に踏切り待ち。ここでは鉄道線が優先なのだ。踏切りが開くと市電、車とも一斉にダッシュ!
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片道辺り4〜5本に1台の割で踏切り待ちする市電を見掛ける

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頭上を見上げれば、こちらも電車の架線が直交

この直交はブラリと電停を降りてみているだけでもちょっと興味深い松山ならではの光景なんですね。

おしまい



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