2007/10/19

いよいよ本日から新宿2Daysコンサート  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

さて、いよいよ東京。

本日より新宿「西新宿三井ビルサロンコンサート」2Days
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■10月19日(金)午後5時30分より(開場午後5時予定)
ヴィブラフォンとピアノのデュオ。(午後6時30分終演/1回公演)

出演:赤松敏弘(vib) 川上さとみ(p)

昨年好評だったデュオを再び再演。年に一度の限定デュオをお楽しみ下さい!
お見逃しなく。

■10月20日(土)は午後2時30分より(開場午後2時予定)
マリンバ+ヴィブラフォンの組み合わせ。(午後3時30分終演/1回公演)

出演:松島美紀(mar) 赤松敏弘(vib) サポート:石川裕子(mar)

今年のテーマはジャズマリンバ。ジャズスタンダードをマリンバで吟味すると・・!
乞う御期待。

両日とも只今絶賛発売中の
コレ
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『Tide Graph/赤松敏弘』(ベガ・レコード)8月8日発売・全国のCD店他Amazon.co.jpなどで



コレ
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『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/監修:赤松敏弘』(ヤマハ・ミュージック・メディア)9月19日発売・全国の楽器店他Amazon.co.jpなどで

のサウンドを随所でお届けします!

[会場]西新宿三井ビルディング1F中庭ロビー特設会場
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東京メトロ丸の内線「西新宿」駅徒歩4分
都営大江戸線「都庁前」駅徒歩8分
「成子坂下」バス停目の前

主催:三井不動産株式会社
入場無料・お席は先着順。満席の場合は立見・カフェ店舗テラス席(要オーダー)利用可

たくさんの御来場をお待ちしています。

続く

2007/10/18

二つのゲッツ=ジルベルト  木曜:Jazz & Classic Library

日に日に秋を感じる季節になりました。
この季節のヘビーローテーションと言えば、
やはりコレになります。
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『GETZ/GILBERTO/Stan Getz & Joao Gilberto』(Verve/1964年)

もう語り尽くされたベストアルバム。ボサノヴァと言えば定番のアルバムで、このブログでも再三取り上げていてみなさんもよく御存知のアルバム。

先日、友の弔いで岡山県の山の中にある津山市を訪れましたが、高校で親元を離れた生活の第一歩を記した想い出の地であると同時に、僕にとってはボサノヴァ開眼の地でもあります。

生まれてから中学まではどちらかと言えばビルが好きだったり忙しく駆け回る乗り物が好きだったりと(まぁ、ジャズなんか聞いて育つ環境というのもそうですが)、街の中の賑やかな生活が好きでした。ところが津山に行って180度違う生活観に目覚めたのです。
この時期になると紅葉の始まる山を歩いたり、日々色付いて行く山を見つめたり、沈む夕陽に見とれてしまったり、と。

そんな時に一番静かに耳に入ってくる音楽。それがボサノヴァだったのですね。
ポルトガル語などさっぱりわからないのに、聴きながら妙に芸術的になったり、哲学的になったり、と「うるさくない音楽」の良さというものを生活の中で楽しむようになれたのです。

音楽にもいろいろありますが、音で何か主張をする、というのはともすれば強引だったり、趣味の押し付けだったりして好きな内はいいんですが、どうにも力が入って疲れます。凄いというのはそんな所には無いな、と、この頃に諭されたのがボサノヴァだった、というと少しオーバーかもしれませんが、今思うとまんざら外れていたわけでもなさそうです。やる側(演奏する側)には成立しているようでも、受ける側(聴く側)にとっては「も〜お腹イッパイ!!」って音楽が結構たくさんあるのだなぁ、と妙に客観的に音楽を見れるようにも。

肩すかし、と言うと妙な表現ですが、ボサノヴァにはそれが当てはまります。「気持ち良い肩すかし」。なので、ボサノヴァを聴きながらアレコレと頭の中で思いを巡らす、なんて事が可能になってくるのでしょう。

ブラジルの秋の盛りは3月。ボサノヴァでは3月を題材にした曲も多いですね。
夏の日照りの時期なんかにボサノヴァは似合いません。日本なら9月から秋が深まる時期、自然が一番カラフルになる今の時期がボサノヴァを聴くのに適しているでしょう。

さて、日本ではもう一つの「ゲッツ=ジルベルト」と題されたアルバムがありました。
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『The Best of Two Worlds/Stan Getz』(CBS/1976年)

先の「ゲッツ=ジルベルト」から22年後のスタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトの再会セッションです。原題があるのに当初日本では「ゲッツ=ジルベルト 2」として発売されたのは、やはり先のアルバムの大ヒットに寄り掛かったのでしょうか。まんざらこの邦題はハズレではなく、原題にもちゃんと「featuring Joao Gilberto」と入っていますからアルバム名義の契約上の都合によるものかも知れませんね。

このアルバムは前作のような話題にもヒットにもなりませんでしたが、僕ら演奏する側にとってはとても刺激的なアルバムでした。ボサノヴァという音楽が22年の内にどのような変化を遂げているのかを垣間見る事が出来たからです。

このアルバムに納められたジョビンの“Water of March”がそれを代表しています。
かつてのモダンジャズ指向の強いハーモニー展開は影を潜め、モノトーンのコードの中で微妙なテンション感を作り出す手法には脱帽ものでした。
メロディーラインもより民族的な形になり、「よし。じゃ、この曲をスイングでやってみよう」などというお馬鹿は最早通用しない程に完成された形が生まれていました。メロディーラインにテンションを多様する手法はしっかりと受け継がれて耳に心地よいのです。

あのまま初代「ゲッツ=ジルベルト」のままだったら、きっとボサノヴァは忘れ去られていたでしょう。単なる懐メロとして残ったとしても。

大袈裟な表現を取り払った音楽としてボサノヴァほど秋の深まりを演出してくれる音楽はない。そう断言出来る二枚の「ゲッツ=ジルベルト」。秋の空気の中をiPodで聴きながら歩くと気持ち良いですよ。

いよいよ明日からは新宿2Daysコンサート。

[第一日目]ヴィブラフォン+ピアノのデュオ
■10月19日(金)17:30〜18:30 新宿・西新宿三井ビルコンサート2DAYS 
w/川上さとみ(p)
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主催:三井不動産株式会社
入場無料・お席は先着順。満席の場合は立見・カフェ店舗テラス席(要オーダー)利用可
お時間のある方は是非どうぞ!

おしまい

2007/10/17

ツアー途中でこれは“激”好物!  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

昨日の午前3時過ぎに激走1000km(帰りは倉敷と津山の寄ったので走行距離が伸びました)で東京着。。。。

けっきょく寝たのは午前8時前。午後1時からヴィブラフォンのレッスン攻めで終了したのが午後8時。10時頃に夕飯を終えたまでは覚えていますが、その後は・・・・
泥のように寝てました(笑)

このまま秋の感触を楽しみながらゴロゴロ出来ると嬉しいのですがまだまだ「早起きモード」の期間中。

今週末は新宿での2Daysコンサートがあります。
[第一日目]
■19日(金)17:30〜18:30 新宿・西新宿三井ビルコンサート2DAYS w/川上さとみ(p) 
[第二日目]
■20日(土)14:30〜15:30 新宿・西新宿三井ビルコンサート2DAYS w/松島美紀(marimba)石川裕子(サポート/marimba)
両日ともお席は先着順。(株)三井不動産が主催する恒例の無料コンサート。お近くの方は是非お立ち寄り下さい。於:西新宿三井ビル(新宿ではなく西新宿の三井ビルです。毎年間違えて路頭に迷う方がいるので要注意!)

ツアーモードが続くのは週末のコンサートが終わるとすぐに市川秀男さんのレコーディングがあり、それが終わると滋賀県の大津プリンスホテルで関西のピアニスト宮下博行さんとの初デュオに出かけるので来週半ばまで。ブログ更新も妙な時間帯になりますです、ハイ。

各地からたくさんメールを頂いていますが、やや亀レスでお返事しますのでどうかご容赦下さいませ〜m(_ _)m;;

さてレギュラープログラムが“これは好物!”の今日は、ツアー途中で思わぬ厚意でいただいた“激”好物。

マジ、ヤバイです。
旨いです。
会いたかったデス!これ

みなさんブログを見てくれてるんですねぇ。。

ズバリ!これ
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『あなごめし うえの』広島・宮島うえの

広島の名物と言えば、牡蠣にお好み焼きに紅葉饅頭、と全国に知れ渡っていますが僕としてはこの「あなごめし」をトップに掲げたいくらいのファンです。

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このレトロな包装がまたいいですねぇ〜。

広島のコンサートの時にカワイMS広島のスタッフから頂いたのです。わざわざうえのに予約までして取り寄せていただいたとの事で感激・感涙。思わず渡してくれたスタッフにHUG。
広島に来る度に心残りだった「うえの」のあなごめし。
仕事で来てるとなかなか宮島まで足を運べないのですね。
運べる頃には店は閉まってるし。。
こんな嬉しい心使いはありません。

今年の1月17日のブログでも書いていますが、この「みやじま うえの」の穴子飯は子供の頃からのファンでした。煙りモウモウの店で食べた事もあります。この最近で食べたのは2002年の8月。なぜ覚えているかと言えばこの時にヴィブラフォンの師匠ゲイリー・バートン氏と広島で会っているからです。その翌日に家人としっかり「うえの」に行ってますから(笑)。すると実に5年振り!ああ、感激です。

ホラ、ホラ、と同行の家人に見せると開口一言「うん?餃子穴?」
はぁ?
どうやら左から読んでしかも飯と餃を読み違えている・・・・トホホ。。
もういい、

さっそく食しましょう!

包みを開けると・・・
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思わずリキが入って画像までデカくしちゃいました

んまいっ!
もうこの味覚はたまりません。
この香ばしさ、淡いタレ加減、ご飯に滲みた穴子の風味とタレの絶妙さ。
関東は煮穴子、関西は焼穴子。
それぞれ好きな店がありますが、総合すると僕はこの「うえの」になります。

ここの穴子はタレで食べさせないのがイイ。
穴子の風味を邪魔しない塩梅のタレと香ばしさのバランスが最高なのですね。
タレがやたらと濃い穴子飯は穴子自体が美味しくないのです。

ココの旨味の大半は穴子そのものの旨味。
ふっくらと焼き上げて、炊きたてのご飯の上にのせると旨味が全部ご飯に滲みこんでいるのです。
いやぁ、これはやっぱり最高だな。
さっき「餃子穴」と読んだ家人もご満悦の様子。

カワイMS広島のみなさん、本当にありがとう!

続く

2007/10/16

約束の地を経由して東京へ  Final Cadence/追悼

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さらば友よ。君が最後に手にしていたトランペット。ここから見える夕陽に向かって毎日君がトランペットを吹いていた頃と同じ夕陽を見に来たぞ。(於:津山市作陽学園旧音大校舎噴水前より)

。。。
午前11時。ヴィブラフォンやツアーの荷物を積み込み松山から一路東京へ。
天気は快晴
本日は移動日。ただ、今回の帰路は二箇所に立ち寄りながら。

午後2時。新倉敷駅近くのくらしき作陽大学へ表敬訪問。
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日本の母校であって母校でない、何とも不思議な形容ですが、要するにココ倉敷に大学が移転したわけ。だから校舎や周辺環境には馴染みがない。
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キャンパス内を本館へ

早速事務局の打楽器科の後輩にあたる片山氏を通じて大学に近作を寄贈。
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打楽器科の部屋を覗くと恩師の山下武氏がレッスン中。再会の記念をパチリ

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もう一人の恩師、今村三明氏は月に何回か東京から大学に来るのだけど高校時代の恩師は山下氏だ。もっとも僕が高校に入学した頃は山下氏はまだ大学の専攻科の学生だった。のんびりしたもので、大学の校舎にレッスンに行くと「噴水のところで寝てますから起こしてください」と伝言があったり(笑)。
今やスケジュールを見ると月〜金でビッチリ。「信じられないねぇ」「そうじゃろう」「噴水で昼寝してたもんねぇ」「そうじゃった、そうじゃった」(笑)
ちょうどレッスンだったのが、高校の音楽科から来た学生で完全に僕の後輩だった。
頑張れ!

午後3時、大学を後に一路もう一つの母校、いや、もう半分の母校のある津山を目指す。高速経由で約1時間、懐かしの津山に。

津山市に入ると何処よりも目立つ旧大学の校舎が今も健在。
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今回津山に来たのは、高校音楽科の同窓生で先月突然この世からいなくなってしまった東京の江古田の「テュッティー」のマスターTの弔い。高校時代毎日放課後になるとTが校舎のてっぺんから夕陽に向かってトランペットを吹いていた。彼が亡くなった時にも傍らにトランペットがあった。その夕陽を見ながら彼を弔う。ツアーの帰り道にココに立ち寄って個人的に彼を偲ぶ。

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大学のあった丘の上は現在立ち入り禁止になっている。

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高校の音楽科で教鞭を取る一級上のNさん(旧姓)に特別に許可を取ってもらって入る事が出来た。
合流した同級生のマナ(通称)とNさん、そして一昨年Tに会っている家人の四人で廃墟のような旧大学キャンパスに入る。

建物はそのままだが、手入れの行き届いていた芝生や植込みは見る影も無く荒れ果ててこのままジャングル化してしまうのだろうか?ちょっと複雑な感じ。

しかし、噴水の丘から見渡せる景色は相変わらず津山で一番で、夕陽も山の稜線も川(吉井川)もあの頃のままだ。

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僕は今日は絶対に晴れるという確信を持っていた。この日と決めた瞬間からなぜか晴れるとわかっていた。もちろん僕は晴れ男だけどね。。

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さらば友よ。夕陽とともに別れを告げよう。

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しんみりするのもいいが、

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夕陽を見ながら想い出を語るだけ。

それよりも隣りのマナは「ココからこんな夕陽が見れるとは知らなかった」とはしゃぐ始末(笑)。僕やTは他所からココへやって来た。地元のマナやnさんには当り前過ぎて気にもしない光景が僕らにはとてつもない感動として記憶に残っているわけ。
しっかりと今日の沈む夕陽を脳裏に刻んで旧大学跡地を後にする。

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現・高校音楽科校舎前で三人のショット

さて、津山に来たら寄る所がもう一つ。

と、言う事で今も昔も津山唯一のジャズ喫茶、邪美館へ。

ココのウインナーコーヒーは開店当初から変わらぬ味。
旨いよ!
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仕事帰りに音楽科同期が邪美館に顔を出してくれた。
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Nさん(一年上)マナ(同級)F原さん(同級)MOTOKO(後輩)と。
あまり先輩・後輩という区切りがなかったけど。

ついで(?)に邪美館のマスターとも
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津山のみんなありがとう。

東名高速の集中工事の影響で普段よりもトラック混雑の中央道を経由して東京に着いたのは午前3時半過ぎ。

ひと寝入りして午後からのスケジュールで明日が始まる。

続く

2007/10/15

松山ジャズクリニック無事終了。本日は倉敷〜津山経由で東京へ  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

。。。。。。
広島の盛り上がりの余韻も覚めぬ内に三度瀬戸内海を渡り松山へ。
走っていて気が付いたんですが、いつの間にかガソリンが137円に値下がりしてます。東京を出た時には143円が普通だったのに。。。。
それともこの辺りはガソリンが安いのか?

さて、今日は松山でジャズクリニック。
本日はヴィブラフォンは担いでいません。(でも、実際はこれから実家で深夜の練習をしようと既に部屋に運び込んでいるので担いではいるんですが)

今回のクリニックはツアーの予定が決まってから急遽決まったもの。
先週のシュガービレッジ2007でも出演した松山の「キーストン」のI原青年の発案から始まった。

午後2時過ぎに会場であるE大の通称“練習棟”に着くと、異常に汗をかきつつ準備に奮闘するI原青年(等大学の作曲科)を発見。
彼は最近「キーストン」の木曜日ライブにピアノで出演するようになった。
ならば、是非今日は演奏してもらおう。
そう彼に告げるとみるみる汗の量が倍になった(笑)
でも、彼のような人がクリニックは対象者。少しでも音を出す事が意味を増す時間だ。

午後3時過ぎからクリニックを始める。
今日は「シュガービレッジ」でも共演したベースの高橋直樹とドラムの河北洋平がサポートメンバー。これにI原青年のピアノ、同じキーストンでI原青年とデュオをやっているパット・クニトモ君がギターで加わった演奏からスタート。

チッソ君(ドラマー河北君のニックネーム)から聞いた話しでは、受講者は学生はもちろん、趣味でジャズを始めようという人や社会人バンドで活躍する人からプロミュージシャンまでと幅広いそうだ。
楽器も、ピアノ、ギター、ベース、トランペット、サックス、、、多種多様。

演奏では何度も松山の人達と関わっているが、クリニックでは一度もないからどのような内容から入るのが良いかは始まるまで判らない。彼らが演奏しているのを受講されたみなさんがどのように聞いているのかをチェックしながら今日の内容を組み立てる。
「へえ〜」って思うかもしれませんが、聞いてる時にどんな仕草で聞いているかで集まった人のある程度の傾向は掴めるものなのです。リズムを取る人、じっと譜面を追う人、演奏者を見る人。。。いろんな“聞き方”があって面白いんですね。

さてクリニックは、曲の母体を解明すれば何事にも自信が着く、というテーマに絞り進行しました。
譜面を再現する音楽と違ってインプロヴィゼーションをするには曲がどんな「素性」を持っているのかを知らなければね。

譜面に書かれた音楽は最初から“正解”が示されているので「何処を間違ったか」を誰でも判断する事が出来ます。ただ、日本の場合、専門的に学ぶ人ほど曲の「素性」を知らないで演奏しているケースが散見されます。音のミストーンは判っても、自分が何と言う和音の中で音を出しているのかを知らないまま演奏している人も多いのです。

「音符が集まって和音になっている」という発想と「和音が分散されて音符になっている」という発想の違い。
コードネームで記されるジャズやポピュラーは明らかに後者の度合いが濃いのですね。そんなお話しを実際の曲の解析を交えて得た「答え」を元に、楽器を使ってトレーニングする方法論などを参加者に実践してもらった90分でした。

一言で言えば「自分軸」を演奏に向かう時に持ちましょう、という事。
その為に「何となくこんな感じかなぁ」という曖昧な部分を無くす方法の解明でした。

最後に希望者全員にリズムセクション入りで演奏してもらって終了。
今すぐに今日得た「自分軸」が演奏に反映されなくても、少なくとも昨日までの「自分軸」や「耳」とは明らかに何かが違ってくるので、そのまま焦らず、冷静にマスターして下さいね。

終わってから新刊の“レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン”を御購入頂いた方にサインと握手。この本はマリンバやヴィブラフォンじゃない人でもお役立ちします。今日ボードに書いた事やピアノを使って説明した事を本を見る度に思い出してくださいね。この本の解説やガイダンスは曲の中で「自分軸」を見つける方法をシンプルにまとめたものです。
入り口がわかれば、誰でもそこから自分軸を作って行けますからね。

みんな頑張れ!
I原青年はまたこのような機会を作りたいと考えているようです。
その時はバ〜〜〜ッチリ消化して、みなさんで次のステップに進みましょう!
参加されたみなさん、お疲れ様。
そして場所を提供してくれたE大バチェラーズのみなさんありがとう!
またの再会を楽しみにしています。

。。。
さて、本日は起きたら東京への戻り日。激走900km+α。
途中、倉敷と津山に立ち寄って東京着は午前3時頃かな?
明けて午後1時からは次の予定が始まる。
我ながらタフ。。。ふうーっ

続く

2007/10/14

広島コンサート&クリニック満員御礼!-その2  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

本日は広島のコンサート&クリニックのルポその2。下(↓)の「その1」からの続きです。
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第二部は広島カワイ講師陣の演奏に加わりスタート。
続いて登場は本日のメイン演奏。
広島のジャズピアノの重鎮、川端恒二さん
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本日はキーボードでスイングからバラードまでこなしてしまう広島の燃える男こと森光明
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そもそも僕がココへ来る切っ掛けは彼と名古屋で会った事から始まっている。

ヴィヴィッドなリズムを叩き出す若きドラマー森川泰介
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最初はこのトリオの曲でスタート。

そしていよいよ一緒に演奏する時間となる。
もちろんヴィブラフォンはこの男
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ベテランの川端さんとの共演は初めて。
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なので演奏中でも川端さんの出すサウンドに耳を集中させる。
とてもスリリングなピアノだ。

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川端さんと夏のリハで初めてお会いした時の会話で印象的な言葉がある。森光氏や森川氏が慕う様を見て僕が「みんなお弟子さん達ですか?」と尋ねると「いいえ、彼等は仲間です。一緒に音楽する仲間なんです」。
これはなかなか公言出来るものじゃない。深い絆を感じた。

途中で1曲、森光氏と白熱のデュオ!
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再びカルテットで最終曲に。
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最後はアルバム『Tide Graph』から!
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そして大トリは生徒さん講師さん混合によるバンドとの共演
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若さにあふれた演奏に思わず拍手!!
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若きミュージシャンが集う広島の将来が楽しみだなぁ。

終演後はCDと曲集を御購入頂いた方へのサイン&握手会があり、たくさんの方と握手をしました。末永く生活のお供にどうぞ。

バタバタと駆け足のような一日が終わり。
出演者・スタッフ全員で・・・・
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お疲れ様!

広島のみなさん、また是非お会いしましょう。
スタッフのみなさん、お世話になったばかりか感激の「お土産」など、またまた広島が好きになってしまう「誘惑」をありがとうございました。これは火曜日の“これは好物!”でみなさんに紹介しましょう。

そして、川端さん。素晴らしい演奏をありがとう。またお会いしましょう!

さて!

本日は再び瀬戸内海を渡って松山でジャズクリニック。
明日は東京へ戻る激走900km。
右往左往続行中。。。

続く

2007/10/14

広島コンサート&クリニック満員御礼!-その1  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

突如広島は中心街の八丁堀に出現したヴィブラフォン男
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いえいえ、長い本日の予定が終わりヴィブラフォンを車に積み込む直前のショット。
道行く人は100%何事か?と振り向きます(笑)

昨日の広島「カワイMS広島ホール」でのクリニック&コンサートにたくさんの御来場ありがとうございました。熱っついカワイMS広島のスタッフのみなさんお疲れ様でした!
今夜は熱っついスタッフT本カメラマンのショットを中心に時系列的ルポを。

前夜のライブ地・丸亀から瀬戸内海を渡って広島到着は午後12時45分。
ヴィブラフォンを組み立てて午後1時半からリハーサル開始。

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朝(午後1時)からしっかり「千手観音」振り全開

只今ルハーサル中(第二部メンバー)
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左から:川端恒二(p)赤松(vib)森光明(kb)森川泰介(ds)

午後3時半。開場と同時にお客様が入場。
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午後4時。まずはフルート、ピアノ、カホンによる女性トリオの軽快なボサノヴァ演奏から第一部のクリニックがスタート。
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ナビゲーター登場(笑)
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このナビゲーターは何からでもクリニックを始めてしまう。だから「さっき演奏した曲の・・・」と、突然演奏者三人に質問が振られるものだからトリオは大慌て!
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本日の“話題”はコードの隙間のお話し
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そう。
あの苦手な数字が出て来る奴(笑)
チンプンカンプン。
でも、最初はわからなくてもいい。
探り当てる筋立てとしてきっと将来何処かで「あ!これね!」って思い当たる節の“節”が出て来るからね。

どんどん楽器が弾ける人をステージに集め・・・
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音を出す事から考え方を変えて行こう。

リズムの“隙間”をコードの“隙間”でフォロー、、、とか言いつつ、いつの間にかピアノトリオの演奏に・・
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先月発売の『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』でも触れている音の“隙間”を自己分析して根拠を持って演奏すれば勇気が沸くぞ!というお話し。
もちろんこの本は会場でも販売してたくさんの方に御購入頂いた。(カワイMS広島のみなさんありがとうございます!只今店頭でも販売中←広島のみなさん宜しく!)

コードの隙間とリズムの隙間が合流したら・・・と、言う事で再びトリオに加わってもらって“さっきの曲の演奏”がどんどん変わって行く。こちらもヴィブラフォンにスイッチして応戦!第一部終了。
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今回のヒントは「調号」ですよ、みなさん!
半分理解出来れば徐々に「隙間」の音が聞こえてくる時が来ますから、焦らず、根気よく、そして、何よりも音楽が好きでいつも触れていてくださいね。

さて、本日は第二部の「その2」に続く

2007/10/13

丸亀ライブ無事終了。本日は広島でコンサート&クリニック  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

昨夜の丸亀「D's Club」ライブにたくさんの御来場ありがとうございました!

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香川県は久し振り。丸亀は懐かしい思い出もある街。
JR丸亀駅からすぐのところに“D's Club”はあります。

カウンターに座ったお客さんに聞いたら、この店が出来る前はわざわざ高松まで出掛けていたとか。お酒を飲むと電車だから駅に近いというのはとても便利なんだそうです。話していると、以前東京出張の時に六本木ピットインで僕のライブを見た事があるそうだとか。嬉しいですね、丸亀にそういうお客さんがいてくれるなんて。

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本日もヴィブラフォンの上を“忙しく”(笑)駆け回っております!

追従するは、中・四国のトップベーシスト吉岡英雄
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そして、ダイナミックアクションで時々お客さんに埋もれて見えなくなる瞬間もある(笑)ピアニスト渡部由紀
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本日はヴィブラフォン+ピアノ+アコースティックベースのドラムレス編成。
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ドラムレスでもこの三人ならバンバン・ドライヴします。

休憩を挟んで60分2回のステージ。
丸亀のお客さんはとても集中して聞いてくれます。
そしてとても熱い拍手。感謝!

ヴィブラフォンの生演奏を初めて見たというお客さんもいらっしゃって、興味津々だったようです。
お隣りの高松市には森さんというヴィブラフォン奏者がいて、以前高松で公演があった時に僕は楽器を借りたりもしています。きっとその内に香川県の何処かで見掛けると思いますよ。ヴィブラフォン度が案外高い香川県なのです。

熱いアンコールも頂きました。
ヴィブラフォン独奏からトリオへのメドレーで応えたあっと言う間の2時間強でした。

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終演後、D's Clubの前で。
この二人との共演はいつも楽しい。
そして、(こう見えても?)二人ともとても勉強熱心。
毎年グングン迫って来ます。

ホットでクールな丸亀の夜は温かい拍手に包まれて無事終了。
CDもたくさんお買い上げ頂いてありがとうございます。
ドライブや憩いの供として末永く楽しんで頂けると嬉しいですね。

これまで何度か声を掛けて頂いたD's Clubのトミさん、そしてスタッフのみなさん(一人は僕の日本の学校の後輩!)お疲れ様。そして足を運んでいただいたみなさんに感謝!
またお会いしましょう!

さぁ、続いて本日は起きたら瀬戸内海を渡って広島へ・・・

■10月13日(土)16:00〜広島「カワイ・ミュージックショップ広島5Fカワイホール」(w/川端恒二Trio)
広島のみなさん、今年はジャズクリニック&コンサートというプログラムでより身近な話題からどんどんジャズに仕上げて行きますよ。お楽しみに!

そんな感じでヴィブラフォン担いで駆け回り中。。。

続く

2007/10/12

本日は香川県の丸亀市『D's Club』でライブ!  ■ツアー特集:東海道〜南海道右往左往

二日間のツアーオフのお陰でヴィブラフォンを担いで横濱ジャズプロムナード2007松山シュガービレッジ2007@キーストンでの演奏&激走900kmの疲れも癒され、後半の準備も万端。

コレ
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『Tide Graph/赤松敏弘』(ベガ・レコード)8月8日発売・全国のCD店他Amazon.co.jpなどで


コレ
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『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』(ヤマハ・ミュージック・メディア)9月19日発売・全国の楽器店他Amazon.co.jpなどで

を引っさげて、
ヴィブラフォン担いだコレが(っん? コレ?)
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あちこちを駆け回ります

本日はいよいよ香川県は丸亀市にお邪魔します。

■12日(金)20:00〜丸亀「D's Club」 赤松敏弘(ヴィブラフォン)w/Jazz Reunion 渡部由紀(p)吉岡英雄(b)
久し振りの香川のみなさん、小川もこさん命名の「千手観音」奏法を間近に週末は熱く、そしてクールに盛り上がりましょう!

続いて翌日は広島県、

■13日(土)16:00〜広島「カワイ・ミュージックショップ広島5Fカワイホール」(w/川端恒二Trio)
広島のみなさん、今年はジャズクリニック&コンサートというプログラムでより身近な話題からどんどんジャズに仕上げて行きますよ。お楽しみに!
 
翌日はまたまた海を渡って愛媛県、

■14日(日)15:00〜松山・ジャズクリニック@愛大ジャズ研 問い・要予約 → paranosuke@docomo.ne.jp (石原)
東海道〜南海道、いやここは「瀬戸内海行ったり来たり」になりますが、秋の松山でジャズの仕組みを解体して実践してみましょう。シュガービレッジの興奮冷めやらぬうちに!

そんな感じでヴィブラフォン担いで駆け回り中。。。

松山が終わると約束通り旧友を偲んで津山を経由して東京に戻り、週末の新宿での2Daysコンサート、翌日に目黒のスタジオでピアニスト市川秀男さんのレコーディングを挟んで今度は滋賀県は大津へとまたまたヴィブラフォンを担いで東海道〜南海道右往左往は続きます。

日によって更新は少し不規則かもしれませんが、ほぼ日刊で各地の様子をお届けする予定なのでお楽しみに!

続く

2007/10/11

実家ならではの・・・・Steve Swallow  木曜:Jazz & Classic Library

ツアーオフの今日はのんびり。
実家滞在なのでゴソゴソと楽器を部屋に上げて久し振りに練習をしてみた。
東京ではなかなか練習する時間など無いが、ツアーのオフで気兼ねなく音が出せるというのはいいな。

明日は久し振りの香川県。■12日(金)20:00〜丸亀「D's Club」赤松敏弘(ヴィブラフォン)w/Jazz Reunion 渡部由紀(ピアノ)吉岡英雄(ベース)
ジャズで香川県に行くのは高松に99年に行ったのが最後。丸亀となると94年の日野皓正さんのバンドのジャズフェスツアーで“レオマワールドジャズフェスティバル”に行って以来実に13年振り。あの夏は全国的に渇水でどこの会場も水事情が大変だったのでよく覚えている。香川のみなさんどうぞ宜しく!

さて、本日は“Library”の日。
そうなると、実家ならではのアルバムを紹介。つまりLP時代のものでCDが見当たらないもの。

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部屋に上げたヴィブラフォンと『HOME/Steve Swallow』(ECM/1979年)

こうやって改めて見るとレコード(LP)って大きいですねぇ。パソコンのディスプレイに載せて写してみたんですが、大きさがお分かりでしょうか。ジャケットのデザインもやはりレコード用のものはCDのコンパクトなサイズでは味わえないインパクトがあります。やがてCDもmp3になるでしょうから、今度はCDのジャケットを眺めながら同じような事を言う日が来るんでしょうね。

さて、Steve Swallowほど楽曲が多くのミュージシャンに演奏されて知られているのに、彼の代表作を挙げよ、と言われると困るミュージシャンも珍しいでしょう。ピアノのBill EvansやヴィブラフォンのGary Burtonらのアルバムで世に広く知られるSwallowの楽曲。しかし、驚くほどSwallow単独名義のアルバムが少ないんです。

このアルバム『HOME』は実質上彼の初リーダー作とされるものなんです。

メンバーを見ればちょいっとジャズやECMに詳しい人ならサウンドが聞こえてきそうな、そんな「そのまんま」な作品。

Steve Swallow(b)
Sheila Jordan(voice)
Steve Kuhn(p)
David Liebman(sax)
Lyle Mays(syn)
Bob Moses(ds)

10曲中5曲にシェーラ・ジョーダンが加わってインテリジェンスに富んだ歌声を聞かせます。作詞は全てRobert Creeley。
実はクレーリーとスワロウの共作は近年まで続いていたが2005年にクレーリーが亡くなってしまった。僕の所有するスワロウの最新作もそのクレーリーの詩に曲を付けた『So There/Steve Swallow』(WATT/2006年)。
その出発点がこのアルバム『HOME』だったのです。

今聞き返してみるとこの初リーダー作はジャズのフォーマットをベースとしながらも、どこか斬新なタイミングを曲に持たせたような仕上がり(それは詩を音楽に乗せるという意味で)で最新作よりも好きなんですね。

2曲目のワルツ“She was young…”などは特にその工夫を感じる構成です。こういう乗せ方はシャンソンともオペラとも違う、かと言ってスタンダードジャズヴォーカルとも違う、強いて言えばミュージカル的とでも言うのでしょうね。なので歌詞が音楽の全てを語らない・・・という部分にとても興味がありました(当時)。

そういう構成ですから一般には受けは悪かったのでしょう。殆ど話題にならなかったアルバムなんですが、クレーリーとの最後のセッションと比べるととてもシンプルでわかりやすいのです。

しかし、クレーリーの詩というものをどれだけ理解出来るのかと言えば、これはさっぱりのほうに近いような僕の英語力ではスワロウの音をヒントに想像するしかなく、この点でこのアルバムの意味を本当に理解しているかは定かではありません。
ただ、スワロウのベース、キューンのピアノ、メイズのシンセが作り出す音の世界は言葉よりも心に響くのですね。
歌詞ではなく、詩、というものと音楽のセッションに興味のある方は是非聴いてみる事をお薦めします。(CD化はされているようです)


話は変わりますが、先日横濱ジャズプロムナードにユキ・アリマサとのデュオで出演中、ストリート会場に弟子達も出演していました。運悪く同じ時間帯だったので見れなかったのですか今日メールでその様子が送られて来たので紹介しておきます。

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aska嬢(mar)とタカハタ〜ナ(vib)率いるThe Basement Qualtet@横濱ジャズプロムナード イセザキモール会場 oct/7/07
asuka嬢は初出演、タカハタ〜ナは昨年に続いて二度目。御覧になった方もいらっしゃるかな? 頑張れ!若きマレット族!!

おしまい



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