2008/1/26

ミュージシャン事情・・・  日記

先日の六本木のライブの時に若いメンバーから最近のミュージシャン事情を聞いた。
若いと言っても彼らも20代後半から30代。一番ミュージシャンとして楽しい時期のハズ。

「厳しいっスよ」

そう語る。
この世界に馴染んで来た時期の彼らから出る言葉にしては意外という気持ちと、やはりという気持ちが交錯した。

第一が車に関する社会的な事情の激変。
楽器でメシを喰うには車は不可欠。
依頼が来れば、いつ、何時、何処へでも出掛けて行かなければならない。
たかが一本の仕事と思う事なかれ、その一本から新しい仕事の流れが生まれる世界だ。特に断る理由が無ければ引き受けるのが当然。

ここまでは僕らも同じだった。

しかし、仕事場は都心や街中。駐車場の確保から一日の仕事が始まる。
これも同じだけど、最近は路上に車を停めて楽器を積み降ろしする時に駐車違反を切られる恐怖がある。
仕事場の目の前に駐車場など都心にあるはずがない。
厳しくするのは良いけれど、夜間の路上パーキングメーターをもっと可動させれば済む事だ。道路清掃とかで夜8時〜朝7時まで昼寝しているパーキングメーターの無駄な事。

楽器を降ろしてから駐車場を探し回る。近くにあればいいけど、無いと遠くまで行く。戻るとリハ開始ギリギリか運が悪ければリハの時間にセットアップが食い込んでしまう。

それを嫌ってアコースティック・ベースなどは地下鉄で転がして来る。NYかっ!
駐車場代だって自腹だから8時間停めるとギャラから引かれる。繁華街だとまだ時間900円なんてザラだ。だから終わるとクモの子を散らすようにバタバタと片付けて帰って行く。ギャラの時はまだいいが、CBの時は厳しいだろう。

僕らの時代もその前の世代のミュージシャンの時代に比べれば「厳しいっス」の時代だったけど、終わってからゾロゾロと車を連ねて何処かで夜飯をしながら「あ〜だ、こ〜だ」とライブの話し等で盛り上がる時間くらいはあった。
そのまま飲みに行って朝までなんて事もあった。

今の僕でさえそうなのだから、演奏が終わって帰ってすぐに寝れる若いミュージシャンなんていないだろう。

情報交換などもあって、若いうちは同世代で集まれる時間や場所は貴重なんだ。
「頑張れ!」と言うしかない。だって、きっと君らの次の世代はもっと「厳しいっス」よ。
少し明るく?なった。

ミュージシャンに生活習慣は様々。
本番の前に食事をしないと調子が出ない人もいれば、終わってからじゃないと食事をしない人もいる。
僕は明らかに後者だ。
この世界に入った時からいろいろ試したけど、やはり本番前に食事をするとしっくり来ない(笑)。そういう意味では追い込んで極限の状態になりたがる不完全=燃焼型かな。食事で満足してしまったら眠くなるものある(笑)

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深夜に開いてるといえばファミレス。これは僕らがゾロゾロと車を連ねて移動していた時代も同じだ。

あるファミレスに入った時の事。

いろいろとオーダーを掛けていた時の事である。

とってもフレンドリーなウェイトレス嬢。

あるオーダーで「ソースはいかがいたしましょうか?」と。

珍しくグレービーソースがあるので迷わず「コレ!」と言ったら。

「お客様、正直申しましてそれはお薦め致しません」

「え?」

「いえ、わたくしどもが申し上げるのもおかしいのですが、ちょっとお薦めするには・・・」

「って、マズイって事?」(笑)
「はい」(笑)


「そんなに?」
「それは、もう・・」(笑)


「じゃ、ガーリックソイソース」(笑)
「はい。こちらは、もう。はい、承りました〜」(笑)

この時間帯じゃないとこういう事もないかも、ね。

おしまい



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