2008/2/6

行列の絶えない店の隣りの行列の出来る店・・・  水曜:これは好物!

農薬検出の餃子のニュースはどこまで広がるのかわかりませんが、意外だったのが消費者は商品の裏書を見ないで買ってる、という事。

昔から、何処で製造したのか?、なぜ販売主と製造主が異なるのか?など裏書を見るといろんな情報が書かれてあるので必ず見てから買う習慣。なのでテレビで中国産の冷凍食品のシュアが大きい事に今さら驚きはありませんでしたが、アレ、見ないで買う人のほうが多いのだそうです。中国産、タイ産、鮮魚だと北欧産、地中海産、、、実に多くの国から輸入されて食卓を飾っているのです。

ガード下の暖簾をわけ入ってちょっと一杯・・・な〜んて引っ掛けて帰ってるオトーサンが肴につまんでる中トロもクロアチア産だったり。「クロアチアってどこよ〜?」な〜んてまったく見ず知らずの国の食べ物を毎日食べているのですから。
コンビニで買ったお弁当の鮭が何処の国から来てるなんて、誰にもわからないよね。

もっとも、僕の場合は食べて美味しい時の法則を知る為に見ているわけで(国内産の製品に限られますが、コレならどのメーカー、とか、どの地域の工場とか、製造された場所によって好みが分かれる)、成分表とかは見てなかったかなぁ。。

ともあれ、冷凍食品に関して言えば、今回の問題は品質管理システムが甘い企業が招いた事件とも見えるのです。
「大丈夫(そう)だから・・・」と言う、日本特有の甘えが裏目に出てしまったのでしょう。

でも、餃子。
美味しいよね。
ちゃんと作ってる所でバリバリ食べましょう!
街の餃子屋さん、頑張れ!

本日の“好物!”

寒い時期になると、ついつい食べたくなるのが甘味系。

本日はもうすぐドイツとバルト三国をマレット片手に巡るヴィブラフォンの弟子、AOKOことA嬢のお薦め品。これが美味いんだな。

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なにやら円筒形の変わったパッケージです。
ほう〜、どれどれ。

この風変わりなパッケージを開けると、この形の意味がわかります。

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『小ざさの“最中”』(東京・吉祥寺 小ざさ製)

吉祥寺を歩くとアーケード街が途切れた所に、いつも数十人が行列している場所があります。その行列の先は最近不法就労で訴えられた「ミートショップ・サトウ」で、ここは松坂牛を混ぜた挽肉(松坂牛100%ではない)を使ったメンチカツが飛ぶように売れるお店。昔からの人気店で訴えられる前までは一日に3000個も売っていたそうです。今は多少減っているでしょうが、多くのファンを持つお店には変わりありません。

で、その隣りに、ある時間帯だけ別の行列が出来る、それがこの「小ざさ(おざさ)」菓子舗。

それにしても吉祥寺は行列好きですね。

ある時間帯というのは、店頭販売のみの“羊羹”が出来た時。
午前中に製造して午後には完売してしまうほどの人気ぶり。

「最中」はいわばその羊羹のインビテーションとでも申しましょうか・・

しかし、この「最中」が御機嫌なのです。

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どちらかと言えば、僕は「最中」は甘い、甘すぎる、と元来避けて通って来た派なんですが、以前、九州の悪友?カーコことマリンバ奏者田代佳代子さんが京都土産で届けてくれた(なんで九州の彼女が京都土産を持って来たのかはコチラで)仙太郎の「最中」辺りから見直している和菓子。

美味しい「最中」には共通する外見があります。

それは、

餡を挟む二枚の種(皮の事)が閉じてない事。

ちょっと中の餡が飛び出し気味に見えてる感じの姿。
実はこの二枚の種が食べる時にパリッ、サクッ、としてないと中身の餡との対比がなく、マタ〜リしてしまうのです。
マタ〜リするとヘヴィーに感じて、しかも餡の甘さが種に染込んで「甘い、甘すぎる〜」となるのですね。

いわばウエハースのような役割りを持っている重要なパーツ。
美味しいと感じるようになって初めて気付く職人技。

元々、(餃子ではありませんが)饅頭や羊羹が中国から渡来した食べ物をルーツとするのに対して、「最中」は日本独自の食べ物と言われています。
餡を包み込むのではなく、餡を薄皮で挟んで食べるというのが「最中」のルーツ。

種のパリッ、サクッ、の食感と餡のガッツリした食感を合体させた融合美、というものが本来の姿だったのですね。

種だけではありません。
餡がこれまた御機嫌なのです。

小豆などの粒立ちが伝わってくる感触、すっきりとした後味。
ついつい次に手が出てしまうリピート感覚に誘われてしまいます。

種と餡の異なる食感を同時に楽しませてくれる、音楽で言えばジャズのレガートスタッカートのような、そういうスイング感を楽しむ食べ物なのです。

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この形がまたいいですね。
きんとん雲のようでもあり、ハートのようでもあり。。。

あの円筒形の風変わりなパッケージは、この形を持ち運びなどの衝撃で崩さないように工夫されているのです。それだけ種が繊細でパリッ、サクッ、お店のこだわりなのですね。

大量生産の歪みからいろんな弊害に翻弄される御時勢、些細な事にもこだわり抜いた味と形を賞味すると、やっぱりいいなぁ、と思います。

おしまい



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