2008/3/28

見聞を広げよう・・・その2、今度はMySpace  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。第八十八回目の今日は「見聞を広げよう-その2」です。

本日のブログのBGMは何を選ぶかな?
赤松敏弘MySpace


月に一度くらいは難しそうな話しから離れて広く見聞を広げましょう。
と、言うのも、ヴィブラフォンやマリンバを将来に渡って続けて行くには、あまりにも世の中に情報が少な過ぎるからです。その少ない情報の中には過った情報も入り込んでいるもので、それを除外したとしたら、ピアノやギター、管楽器には遠く及びません。

しかし、今の時代はネットでダイレクトに世界の情報が入ります。
これを活用しない手はありません。

僕がヴィブラフォンを始めた頃にこういう環境が整っていればもっと初期の段階は楽だったかもしれないと思うのですね。
「本当に自分がやっている音楽で良いのか?」「僕の考え方は間違っているのだろうか?」
MySpaceを見ていればそんな悩みも吹っ飛びます。
何だかんだと言われても、確実に世の中は便利な世の中に変わっているのです。

情報は天から降ってくる?
そんな事はありません。自ら進んで行かないと何も得られないのです。
以前You Tubeで様々な国に、実に多くのヴィブラフォンやマリンバなどマレット奏者が動画を配信している事を取り上げました。
プロもアマチュアもこの中では区別がなく、ランダムに辿って行くと振るいわけが必要だと感じていました。
You Tubeはツールとしては画期的なものですが、何処の誰が何を目的として配信しているのかがかなり見えにくくなっている為に、当り外れが極端だったのです。
そこに2年くらい前からアメリカの大学生の間で流行の兆しが見えたMySpaceがあり、こちらは自らが配信する身分を証しているので「他人」のものを勝手に使うケースは稀で、特にアーチスト自身が配信する内容には注目すべきものがたくさんあり興味深く見守っていました。

昨年後半からこの新しい流れ(ツール)は世界中で一気に加速して、今後しばらくはこちらが配信する側の標準ツールとして定着すると予測します。

このブログでもYou Tubeで見つけた逸材を何人か紹介してきましたが、MySpaceを作ってこちらからアプローチすると殆ど彼等と直接的な繋がりを持てます。
お互いに、お互いの音楽を聴き合いながらの繋がりですから、これまでネットでブラインド・ホールドされていた部分が取れてクリアーな繋がりになりました。

僕は主にヴィブラフォン奏者を中心にMySpaceを覗いていますが、ホント、世界にはおもしろいマレット・プレーヤーがたくさんいる事に驚いています。
そして、何よりもそういう彼等のオリジナルを聴ける事が楽しく、刺激にもなるのです。
今後も興味深いマレットプレーヤーを見つけてはリンクを増やして行きます。
赤松敏弘MySpaceのフレンドをクリックすれば世界中のマレットプレーヤーと繋がります。

元々ヴィブラフォンやマリンバは一般の音楽シーンの中ではマイナーで少数民族、情報交換としてネットには最適なものです。

日本でもアマチュアのヴァイビストがネットで集まって90年代の終わりに「日本ヴィブラフォン協会」を発足させたりしています。今はコミュニティー・ツールがMixi化されて交流の場としては一時期の賑わいは影を潜めているようですが、貴重なデータベースとなっているのは今も昔も変わりません。

それと同じように我々ミュージシャンもMySpaceというツールを使って自由に発信する場が整ったわけですね。

MySpaceを観て思ったのは、ヴィブラフォン奏者というのはどこの国でも少数、しかし精鋭揃いだ、という事です。
必要性があるからオリジナルを作り、それをセールスし、演奏をし、という基本を経験して作られている現在の姿が頼もしい限りです。

ここには余計な事を言う評論家もプロデューサーもいません。
良ければ浸透して行くし、新しいムーブメントを生む下地になります。

さて、そうなると、オリジナルというものの価値が重要になってきます。
しかし、いくらオリジナルでも「世界的な共通言語」(つまりはビートやコード)を持ち合わせないと判断しかねる状況を生みます。
ジャズというエリアで関連した音楽の場合はそこが重要になるでしょう。

MySpaceでは著作権を自ら持つ楽曲の配信が原則となっています。
自分の等身大の楽曲と演奏を準備して多くのヴイブラフォン奏者、マリンバ奏者が新しい流れを作り始めているのかもしれませんよ。

そういう目と耳で世界の状況を把握しながら、自分の音楽を将来に向けて広げて行く事がこれからのミュージシャンのひとつの風習になるでしょう。
音楽が再びおもしろい時代に向かうチャンスなのかもしれません。

そんな事を書いていたら、青森県の弘前を中心に活動しているパーカッショングループ“ファルサ”の肥田野さんから情報発信のニュースが。

クリックすると元のサイズで表示します
『AUDIO BASIC』(共同出版社)

3月9日発売号にパーカッション・アンサンブル“ファルサ・FALSA”のCDが付録として収録されているそうです。
パーカッション・アンサンブルというのは確かにステージを見て楽しめるものだけど、なかなか音だけでアピールするのはヴィブラフォンやマリンバ以上に難しい世界です。
音響雑誌とのタイアップとは、これまた意外な発信方法。さすがです。
是非興味のある方はお近くの書店で!

おしまい



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