2008/5/19

カモフラージュ・・・  月曜:ちょっと舞台裏

ま〜ぁ、週末まとめ読みの方が多いこと(笑)。
実に普段の4倍ですよ。アクセス。その内週末だけ4ケタに届くか?

じゃ、僕も週末まとめ更新に・・・って、それは嘘。

ほぼ毎日テーマに沿ってダラダラ書くので続くのですね。
まとめ更新とか出来たら、作家になれる!
日刊読みでも週末まとめ読みでも、みなさんのライフスタイルに合わせてドゾ!

こちらは日々世界的に増殖中。
赤松敏弘MySpace
別窓で開いてブログのBGMに是非どうぞ。

さて、本日の“舞台裏”。

さっきネットニュースで笑える話題をみつけました。
最近暗いニュースが多いので、こういうのもありかな?

犯罪は犯罪として行為は御法度ですが、そのカモフラージュにはいろいろあります。

昔のギャング映画などでよく麻薬の売人が暗い街角を指定して“運び屋”を使ってブツを受け渡す、なんてシーンがありますね。
子供が「アンタ●●さん?」とか聞いてくるパターンとか、街頭販売員の格好で近寄って来たりとか、、、、、。

何でも大阪で実際に起こった事件では、そのカモフラージュが実にナイス!(いえ、犯罪はいけませんよ。カモフラージュが、です)
そのブツの受け渡し場所というのが・・・

ナント

“焼き芋屋台”

道端に「味自慢 やきいも」という垂れ幕(よくホームセンターのグッズ売り場にあるやつでしょうね)を掲げた屋台を置いてそこで大麻かなにかの密売をやっていたんだそうです。
そんな、かえって目立つんじゃないか、と思うんですが、
案の定、近所の人が「焼き芋」を売っていない不審な屋台、と警察に通報して発覚したようです。誰か焼き芋を買いにでも行ったのでしょう?

おばちゃん:「一つちょーだい」
売人:「うせーっ、あっち行け!」

みたいな。

せめてスーパーかなんかの特売で焼き芋を買ってそれらしく販売するふりでもすれば・・・と、この辺りが笑えるんですね。でも犯罪はイケマセン!

そう言えばどこかのフラワーフェスティバルの準備で市の職員が花の種を蒔いて育てたら半数近くがケシの花だったとか・・・。ど〜なってるんでしょうね。


麻薬ではありませんが、僕らも不思議なカモフラージュに遭遇した事があります。

今でこそリーガルに日本でも販売されているミュージシャン必須バイブルの“The Real Book”。これがあればジャズの「いろは」や登竜門にお役立ち。お世話にならなかったプロミュージシャンは殆どいません。

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その昔、これが著作権問題などでイリーガルにお裾分けされていた時代の事です。もちろん日本ではありませんよ、某国でのお話し。

「xxxにいつもギターケースを持って犬を連れて座ってる男がいるだろ」

「うん」

「彼に近づいて小さく声を掛けろ。リアルブック・プリーズ、とな」

「ラジャー」


ギターケースを脇に置いて犬を連れた男に近づく。

「リアルブックあるかい?」

ギャング映画さながらだ。
明後日の方向を見ながら男は小声で応える。

「いくつ?」

ますますギャング映画だ。

「1つ」

男はギターケースを抱え、犬を連れて立ち上がり、アイ・コンタクトで“こっちへ来い”とうながし先に歩き出す。

こりゃホントにギャング映画だ。

しばらく歩きとあるカフェの一番奥の席に座る。
犬を椅子の横に座らせて、男は店の奥に消えてゆく。

しばらくして戻ってきた男の手には袋。
中身はずっしりと重い。

確かにリアルブックだ。

以来僕らは彼の事を「リアルおじさん」と呼び、彼の連れた犬の事を「リアル犬」と呼んでいた。

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S・スワローのアルバムジャケットにも登場(彼らしい物凄いシャレです)

こうして全世界でいったい何万人のミュージシャンがこの本のお世話になったのだろうか。
リーガルに発売される時代になったんですねー。(但し発売されている版には肝心の曲が含まれていない)

おしまい

2008/5/18

不発弾処理でカンズメ・・・  日記

いやはやヨーロッパはヴィブラフォン天国?
次々に新しいヴィブラフォン奏者と繋がって行きますが、ヨーロッパは人口も多いけどヴィブラフォンやマリンバでいろんな事をやる人がたくさんいて面白い。

チェキラ!
赤松敏弘MySpace

さて、今日はココから一歩も外へ出られません。
と、言うのも以前ブログに書いた不発弾処理の為に近隣の交通手段が遮断されるから。
さすがに我家は対象ではありませんが、処理現場の半径500mにお住まいの1万5千人に避難命令(住人の避難を確認しないと自衛隊が処理をしない)が下りる物騒なもの。
じゃ、避難する人の行く先を確保されているか?
それが全然らしく、午前8時頃から避難が始まるようですが、行く先の無い人向けの避難場所はあるらしい・・・というあやふやなもの。
出ようにも、京王線もストップだし、幹線道路の甲州街道も通行止め。一体本日はどうなる事やら・・・

まぁ、地主さんの通報が無ければ不発弾の存在に誰も気付かなかった・・・というのも何だかいい加減だなぁ。

そんなこんなで今日は周辺道路も大渋滞になるので、出ません。外に。たぶん。。。

そこで、

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題して“なんとも不思議な調和”

ちょっといい感じ。
なにがって、最新のiMacをPower Mac7600/200の上にディスプレイ。
まるで一昔前のディスクトップPCのように見えますが、上と下はまったく別のPC。
この間10年の時間経過でパソコンは半分の大きさになったわけです。

実は現在使っているMacのG4が限界に達しつつあるので導入したiMac。その置き場に困って休んでいるPower Macの上に置いてみたんですが、なかなかレトロな感じで気に入ってしまいました。

今までの自分のパターンはパソコンが悲鳴を上げて、ど〜にもこ〜にもならん! という事態になってから慌ててパソコンショップに駆け込む、というものでした。
しかし、これまでのデータ移行と違ってMacの場合もOS9とOS10の境目を行き来できなくなりつつあります。現在のG4はその橋渡し的な役目も果たしていましたが、さすがに今後を考えると限界。携帯用のノートブックにはWinを使っているので用途別にパソコンを振り分けられつつあります。

そこでG4温存(=OS10以前のデータ再生用)の為にiMacを導入したのですが、時間がなくてじっくりとこの機種とニラメッコしていませんでした。

ど〜せカンズメにされるなら、普段やっておきたかった事をやろう・・・

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という事で今日は夕方のレッスンまで4台のパソコンの大掃除、と決定。
只今全機が種待機中であります・・・・

それにしてもiMac。初代のレトロなテレビ型のiMacしか知らなかった身には大進化でビックリです。

おしまい

2008/5/16

使い方を考えよう!4マレット奏法・・・その3  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
第九十四回目の今日は先週からの続きで「使い方を考えよう!4マレット奏法」その3です。

さて、MySpaceを通じて「世界中のマレット奏者の今」がリアルタイムでわかるようになってきました。
ジャズはアメリカが中心。当然マレット奏者もアメリカに集中・・・・

この予想を持ってMySpaceに参入したのですが、実際には(MySpaceでの比率ですが)ヨーロッパが圧倒的に多く、特にフランス、ドイツを中心に個性的で優秀なヴィブラフォン奏者が数多く分布しているのでした。イタリア、スペイン、オランダ他、北欧諸国を含めて彼等が奏でる音楽には興味津々です。

また、ブラジル、アルゼンチンなど南米にもヴィブラフォン奏者は多く、ヨーロッパとはまた違った音楽をヴィブラフォンで奏でていて飽きません。

ジャズはアメリカが生んだ文化。しかし発展は世界中で同時多発的に行われている、という事です。このような現実はメディアからは少しも聞こえてきませんでしたから、そういう意味でもMySpaceを通じてみなさんに紹介出来る事は有意義だと思っています。

まだ参入して1ケ月余りなので世界にどのくらいのヴィブラフォン奏者と音楽があるのか想像が出来ませんが、今後何処でどんなマレット奏者と知合いになれるのかを楽しみにしているところ。

しかし残念にも、まだ日本を始め韓国や台湾、中国など、東洋諸国からの目立ったマレット奏者はごく少数。これも1年後には各地から様々な奏者が登場して賑やかになると楽しみにしています。
MySpaceはプロ、アマの垣根を越えて「音楽」で繋がるコミュニティーなので“我こそは!”と思うソコのアナタ! 自分の音源や映像と共に是非フレンドシップで繋がりましょう。地球上にアナタがいる事を知らしめてこそ意味がある!(←お、格言か?)

チェキラ
赤松敏弘MySpace
世界中の今が見えるゾ!

さて、先週からの続きです。

■コード伴奏(コードカンピング)の応用

先週は基本となるコードトーンのヴォイシングについて書きましたが、今週はそれをもう少し広げてテンションを使ってベースラインとの干渉を避けてリッチなサウンドを出してみましょう。
このトレーニングでは自分が弾くコードのroot(コードの根音)をサウンドから極力外すので、最初の内はパソコンやキーボードのシーケンサーに練習するコードのroot音を入れて流しながら練習する事を勧めます。

★基本的にはコードトーンの隙間の音を使う

コードトーンとはroot、3rd、5th、7th、の4つの音(当然コードネームによるフラットを含む)ですが、バンドで演奏する時はその内のrootと5thをベースが担当する事になるのでこれらを同じ音域で鳴らさないのが原則です。
低音域で音がぶつかると非常に耳障りなので周りから(他の楽器から)嫌われます。

マリンバ奏者がバンドで上手く演奏出来ない原因は、この事についてあまりにも意識が働かないところにあります。低音域は低音の楽器の専門領域。そこを侵害しても良い結果には至りません。回避して同じ音域でマリンバを使うならパーカッション的な使い方で本来のベースの邪魔をしない配慮が必要です。参考例として自分のアルバムを引き合いに出しちゃうと(笑)、最新作『STREAM OF LIFE』の7曲目“Jump Jive”を聞いてみて下さい。

そんなに凝ったアレンジではなく極普通にバンドとしてマリンバを受け入れたものですが「隙間」をバンド側で作ってマリンバに対処しているので参考になるでしょう。
よくあるマリンバ・アンサンブルではなく、バンドとしてマリンバを使う場合は、まずこの辺りのヒントからアイデアを広げて行って下さい。マリンバ王子の健闘に拍手!!

さて、“Jump Jive”でもそうですが、演奏の大半はコードネームを見ながらソロも伴奏も行います。その時に決まりきったコードの基本形だけではサウンドが豊かになりません。

そこでコードスケール上で使えるテンションをrootと5thの代わりに挿入する事から新しいサウンドが始まります。
(コードスケール上で使えるテンションについては『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』(ヤマハ)他のジャズ理論書を参考に)

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(クリックで拡大。以下同じ)

CMaj7に対して3つの形を考えてみました。
左は密集の配置、真ん中は左と同じ位置にあるトライトーンを開離の配置にしたもの。右はトライトーンを転回した位置で右手に配置したもの。

ここでは楽器の最低音(F)に近い位置でヴォイシングを行っていますが5thを加えたヴォイシングであればGから上にヴォイシングの配置も可能です。

次に実際にリズム的なアプローチを加えてCMaj7の中を動いてみましょう。

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1小節の中で3つのCMaj7のヴォイシングを連携しました。次の小節もCMaj7という想定なので、最後の音はタイで繋ぐ(そのヴォイングのまま次は全音符)と2小節で一つのパルスが生まれます。演奏するリズムはスイングでもボサノヴァでもOK。
ヴォイシングはコードトーンを近くにある使えるテンションに置き換えています。
時にはrootを残したり、7thを13thに置き換えたりしながらヴァリエーションを作ります。つまりヴォイシングに使える音はそのコードスケール上でアヴォイド(省略)すべき音以外全てという事になるのです。

キーワードは臨機応変!
演奏のコツです。

もちろん最初に定めた伴奏の領域をフルに使って。

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では、これらの伴奏とメロディーを合体させるには?

それは次週に。

この項続く

2008/5/15

一つの線で結ぶ・・・・Chat Baker(tp,vo)  木曜:Jazz & Classic Library

今日はイギリス方面が熱い!
赤松敏弘MySpace
只今世界中のヴィブラフォン、マリンバ奏者と交流拡大中。
チェキラ!

さて。

このブログの木曜日を熟読されている方は御存知だと思いますが、僕のヴォーカル趣向はかなり片寄っています。元々がインストを聞いて来たのでココで偉そうにヴォーカルのアルバム云々を語る資格などないのですが、かな〜り偏屈な趣向でも、例えばMySpaceで時々ハッとさせられるようなヴォーカルに出会う事だってあります。

そんな時は、一目散にフレンドリクエストを送って仲間になるわけ(笑)
だからMySpaceでフレンドとして繋がっているヴォーカリストは正にジャストミート。
便利な時代になりました。

おっと、ヴォーカルのお話しでした。

男性ヴォーカルの好みはさらに執拗に片寄ってます(笑)

このブログでも度々登場している二人のヴォーカリスト、一人がボサノヴァのジョアン・ジルベルト。もう一人がAORのマイケル・フランクス。
この二人を結ぶヴォーカリスト。それが本日の主役でもあります。

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『SHE WAS TOO GOOD TO ME/Chet Baker』(cti/1974年)

チェット・ベイカーはジャズのトランペット奏者。1950年代に突如ジャズシーンに登場してあっと言う間にガレスピーやマイルスと肩を並べる人気トランペッターに。
まぁ、彼の当時の姿をYouTubeなどで見ればわかると思うのですが、「イケメン」でどこか影のあるルックスですから人気が出ないわけがありません。そんな「イケメン」が華麗にトランペットでジャズを奏でるのですからテレビからも引っ張りだこ。
その人気の様は想像出来ます。
今の何処かの国のようにルックスだけじゃなく演奏がいいのですから。

デビュー1年でジャズトランペットのスターダムに上りつめた彼はそれだけでは終らなかったのですね。

今度はトランペットの演奏の合間に彼独特の甘いヴォイス(中性的という表現を差別ではなく向けたい)で歌を歌ったものですから、今度はヴォーカリストとしての人気に火が点いてしまったのです。

「イケメン」+「クールで華麗なトランペット」+「甘い歌声」。

天は二物を与えないどころか間違って三物も彼に与えてしまったのです。

1950年代のチェット・ベイカーの人気は凄まじいものだったようです。

その絶頂期のいくつかのアルバムが彼の代表作として語られているのですが、僕はもう少し現在に近い時期のこのアルバムが好きなのです。

ジョアン・ジルベルト、そしてマイケル・フランクス。この二人のヴォーカリストがなぜ好きなのかこのチェット・ベイカーのアルバムを聴いた時にハッキリとわかったのですね。

変な意味ではなく、W少年合唱団のボーイソプラノを天使の歌声と称するなら、その天使が地上に降り立ってジャズやその周辺の音楽と出会ったなら、きっとこの三人のようになっているでしょう。

そこに共通してあるのは、「フラットな美学」。

歌は祈るように歌わなければならない、と言ったのはジョアン・ジルベルトでしたが、それはオーバーに表現すればするほどメッセージが伝わりにくくなる、という「フラット」な位置を示すものでした。

このアルバムで最も好きなトラックの“She was too good to me”(2曲め)がそれを物語っています。
ここでチェット・ベイカーは甘い歌声とトランペットを使いますが、甘い歌声の合間に吹くトランペットはシンプルにメロディーを奏でるだけ。
それが実に味わいのある「フラットな美」を演出しています。
他の曲ではバリバリのソロを聞かせるチェット。
このコントラストには脱帽ものです。

メンバーには曲によってポール・ディスモンド(as)やヒューバート・ローズ(fl)がフィーチャーされるものの、やはり全体を上手くまとめているボブ・ジェームス(arr,el-p)の手腕が光っています。
フュージョンでブレイクする前のスティーヴ・ガッド(ds)が小粋にスイングする好演もききもの。
その後の彼のスタイルは既にこの時点で完成していたのですね。

当時のジャズサウンドを代表するCTIレーベルの音もまたいい感じで、同じく当時を代表するドイツのECMレーベルとは違うアメリカンな録音もGOOD。

フラットな美学に惹かれる方は是非聞いてみてください。

おしまい

2008/5/14

たかが乾き物と侮ることなかれ!  水曜:これは好物!

今日は何がBGMで飛び出すかな?
赤松敏弘MySpace 只今世界的に増殖中!
シャッフルだから選曲占い?
この曲が出たら今日はいい事あるゾ!とか・・ね。

って、じゃ、凶ってどの曲よ!(笑)

ウチは空くじなしデス。


このところ駅弁が続いたので今日は軽めに行きましょう。

乾き物って、ほら、コンビニなんかでぶら下がってる、アレ。
オトーサンのビールのあてになんて最適な奴。
ショットバーなんかに行くと小皿で出てきたりする。
そういえば最近のショットバーではカンズメが人気とか。

オイルサーディンとかを軽く温めてそのまま出すんだって。
あの、カンズメの容器がまた味わいがあっていいんだとか。
あのパッケージもなかなかいいデザインだよ。
確かにカンズメってちょっと不思議にソソラレる文化だよね。

もちろん、昭和レトロ風の若者が溜るショットバーでのお話し。
勘違いしてフツーの居酒屋さんがそれを出したらオトーサンから怒鳴られたとか・・。そりゃそーでしょー。

カンズメはいずれ話題にするとして、今日は乾き物。

全国津々浦々には実に様々な乾き物のメーカーがあります。
その中でも最近発見してハマっているのが
コレ

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『貝ひもの天ぷら』(大阪市・助六食品株式会社

助六食品はおそらく西日本一帯で育った人には馴染みのメーカーでしょう。
乾き物専門のメーカーで、僕も子供の頃から「するめ、と言えば助六!」という感じでした。
烏賊の加工品が主力で、子供の頃から好きだったのがココの「やわらかイカフライ」。カリカリに揚がった奴じゃなくて“はんなり柔らかい”やつ。
東京に出てきた頃は滅多に見掛けませんでしたが、今やコンビニのおかげで全国津々浦々で見かけます。
(ちなみに“柔らかイカフライ”系では京都と広島に素晴らしく美味しいメーカーがあります。いずれ紹介しますが)

で、その“柔らかイカフライ”は特に珍しくもなく普通にある状態でしたが、ある日東京へ戻る寝台特急の酒の肴に「ふむ?貝ひもの天ぷら?珍しい・・・」とJR松山駅のコンビニで購入して乗り込んだのです。

すると・・・・・

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まどろみながら列車の揺れに身を任せ、iPodを聴きながらそろそろ寝つきの一杯。
あ、そうそう、さっき駅で買った肴があったな。
ホイホイ、と一口。

「ナ、、ナ、、、ナンジャ〜、こりゃ〜!」

思わず劇画チックに個室寝台のベッドから5cmは飛び上がってしまったのです(5cmは嘘ですが・・)。

なんでしょう、この乾き物なのに“しっとり”した食感。
子供の頃から慣れ親しんだ助六の「柔らかイカフライ」とも似た、それでいて口の中に溢れる貝の味覚。
ほお〜、なんだか豊潤でトロトロな感じですよ〜
こんなの初めて。

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貝ひもの干したのと、柔らかイカフライの衣がドッキング、と言うとわかるかなあ?

家に着いて家人に「これ、ど〜よ?」と勧めると・・・

見事にハマってしまいました。

ううん、、乾き物と侮る事なかれ。
こういう英知の結晶的な「作品」は大好きです。

みなさんも見つけたら是非お試しを。

おしまい

2008/5/13

ううん。。。ナイス!  火曜:街ぶら・街ネタ

やっと定時(?)の更新にペースが戻りました。
まぁ、深夜の前半ですけどね。

赤松敏弘MySpace連日増殖中!
チェキラ!

先日ミャンマーの暴風雨災害で何十万という人が被災されたばかりなのに、昨日はオリンピックを控えた中国で大地震が発生し多数の被災者が出ている。どちらの国も情報が海外に伝わりにくいため正確なところはわからないけど、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。そして一日も早い復旧を祈ります。

日本は台風にも地震にもさらされている国なので決して他人事ではないのです。
昨日は暗いニュースばかりでした。

では気分を変えて、
本日は“街ぶら街ネタ”

街に限らず歩くといたる所にある看板。
街ぶらウォッチャーの中でも人気がある分野でオーソリティーが多いジャンルです。
一番ポピュラーなのがネオン。
文字のどこかが消えてしまってるやつ。

超ポピュラーなのが「パチンコ」ネオン。
何処が消えると話題になるかは御想像にお任せします(笑)

これまでで笑ったのが時差表示式(文句通り順列に発光するタイプ)のネオン。
「パチンコ」の前のキャッチコピーから順列に発光して最後は全部が二度一斉に点滅するタイプ。
キャッチが「でるでる」とか「日本一」とかだとね・・・(笑)

夜新幹線で東京に向かっていると、沿線のあるホテルのネオンが目に入った。

「ホテルミユキ」

ある時再び新幹線で東京に戻っていると、同じ場所で何気に目に入ったネオン。

「ホテル ユキ」

あれ?
あそこは「ミユキ」じゃなかったか?

一瞬の事だから一度気になるともうど〜しようもない。

次にソコを通る時は何だか“フンコー”気味。
最初が見間違いだったのか、それともネオンが切れてただけなのか・・・
すると・・・

「ホテルミユキ」。やれやれ、そのために寝ないで頑張ってる自分って、、、、、。

では、新ネタ2題!


■ううん・・・ここは店名当てクイズかな?

前々から気になっていたんです。

年に何回か通る鉄道沿線にそれはあります。

数年前の台風の後から店名当て状態になったまま。

そして、

やっぱり今もそのままでした・・・・

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僕は台風以前の姿を知っているので正解はわかっていますが、初めての人は考えてしまう・・・・

■ううん・・これは特定の客に向けた看板かな?

実家松山の近所にあるデパート。
その9階の窓越しに由緒正しく“コチラ”を向いた看板が。

ここはビルの狭間で当然下に人が歩くような道路は無い。
大通りとこの看板の建物の間にはこのビルよりも背の高いビルがあるから見えない。
建物の向こう側はアーケード街だから当然屋根で覆われて看板は見えない。
ううん。。。

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それでも由緒正しくコチラを向いてる看板。
ビルに囲まれて・・・
何のために?

よく見ると・・・・


あ、。なるほど!
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そのための看板だったとは・・・・10点差し上げる!

おしまい

2008/5/12


週末はブログお休みですか?
と、そんなメールを頂いてしまいました。。。。

そんな事はないのですが、このところ忙しく「後追い更新」が続いているので週末で調整するようにしました。もっとも、「週末まとめ読み」の方には関係ないですけど(笑)。

さて、本日の“舞台裏”。
開設してちょうど一ヶ月が過ぎたMySpace。
ヴィブラフォンやマリンバのフレンドシップが中心ですが、それ以外のミュージシャンとも繋がっています。

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世は女性パワー炸裂!?
逆に男性軽視で逆差別みたいな風潮までありますが、その殆どは「何とかヒットさせよう」と無理やり(?)駆り出されて結局不発の内に幕引き・・・・そういう物が多いようです。

実力が無いからか?
それとも魅力が無いからか?

いや、それは本人のせいではなく、売り込みを仕掛けた側の責任なんですね。
二匹目のどじょう・・みたいな売り方をされても、本人も嫌だったでしょう。

「人目につけばナントカなる」みたいな昭和的な発想ではヒットにならない時代なんですね。テレビの前に家族が揃って同じ番組を見た時代、、、、昔はそういうのがありました。今は・・・・ないに決まってるじゃないですか。ちょっと懐かしい気もしますが、子供のいる家庭を除くとそんな時間は失ってしまったような気がします。悪くはないですが、良くもないですね。

MySpaceを通じて注目している女性アーチストがいます。

Tal Wilkenfeld。
女性ベーシスト。
MySpaceのURLは
http://www.myspace.com/talwilkenfeld

頭に“女性”と付けるのも妙なんですが、エレクトリックベーシストの彼女の事を知ったのはMySpaceに参入してからでした。
見た目、ちょっとキュートな女の子がベースを弾くので人気でもあるのかな?と。
フレンドシップで繋がったミュージシャンのところで見掛けるのでちょっと覗いてみてビックリ。

流れてきた彼女の音楽はまぎれもなくジャズ、フュージョン。
「へ〜、こりゃいいや!」
演奏がそう感じさせてくれるもので、さらにビデオではジェフ・ベックと共演して互角に張り合っているので二度ビックリ。
こういう若いミュージシャンの溌溂とした姿を目撃できるのはいい。

これが雑誌なんかだと、最初から「売り文句」が先行して、僕のような「天邪鬼」だと興味も持たなかったかも。
女性だから、とか、キュートだから、とか、そういうものを吹き飛ばしてベースがいい、って素直に見れるミュージシャンを、まるで自分が発見したような気分になる。
先入観を持たずに接する事が出来るのでMySpaceはいい。

こういうのって大切だよね。

僕は車で移動する時はラジオを聴く。絶対CDなんて聞かない。自分がセレクトしたんじゃないものに触れられるチャンスだから。
家ではCDは聞くけど、ラジオを聴く事はない。
極端なラジオリスナーなんだけど、ラジオっていいねぇ。
なんだろ、この充実感って。

テレビはニュース。殆どニュースを見てる。ドラマは見ない。
ニュースはテレビとラジオだとどちらがいいか?
これは「画」のあるテレビの勝ち。
ただし、同じチャンネルのニュースだけで判断しないようにしている。
その「画」はそのチャンネルの「思惑」も含まれるからだ。
そういう意味ではラジオもいいんだけど、テキストのネットニュースが最近は増えた。

そこにMySpaceが加わった。

個人的なジュークボックスのようなものだ。
でも、このジュークボックスには「画」がある。
テレビの「画」とは明らかに違う「画」がある。
だからテレビでヒットと言われるものとは無縁のヒットがどんどん進攻している。
テレビからは得られなかった新鮮なヒットが毎夜世界の何処かから飛んでくる。

この新鮮さは・・・・
小学校や中学校の頃に、「まだ世の中にはこんな音楽があるんだ!」と思って見聞を広めていた頃の、あの感覚と同じだ。

そうか、それをいつの頃からか雑誌やブラウン管の小さな世界に閉じ込めてしまってたんだな。

作られたヒットよりも、そのままでヒット。
少人数でも大人数でも、自分が気に入ればそれがヒット。
少なくとも、音楽はそれでいい。

おしまい

2008/5/9

使い方を考えよう!4マレット奏法その2・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

おかげさまで開設1ヶ月足らずで10,000アクセス突破!只今世界的に拡大中!
赤松敏弘MySpace
別窓でブログのBGMにもよし、
ビデオリンクで世界中の「今」を目撃するもよし。
どんどん参加して世界中のマレット奏者と情報を交換しましょう。

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。第九十三回目の今日は先週からの続きで「使い方を考えよう!4マレット奏法」その2です。

MySpaceやYouTubeを見るとわかるように、世界中にはたくさんのヴィブラフォン奏者やマリンバ奏者がいます。雑誌では滅多に取り上げられる事がないマレット奏者の情報が自宅で得られるのですから便利な時代です、ホント。

さて、本日の本題に入ります。

MySpaceやYouTubeを見ればわかる通り、マレット奏者で「書き譜」以外の音楽を使って自由に活動しているミュージシャンに共通するもの。それがコード・カンピングとインプロヴィゼーション。この二つをマスターする事が音楽活動の幅を広げる最大の要素です。(業界風に言うと“つぶしの利く演奏者”です)
これはジャズに限らず、ロック、ポップス、ヒーリング、そしてクラシックのアレンジと共有する重要なものです。
「音大に行ったのなら、ちょっとこの曲(メロディー)に簡単な伴奏をマリンバかヴィブラフォンで付けてよ〜」な〜んて頼まれたら、それが仕事の始まりなんです。自分が練習してきた曲を聞かせるだけでは仕事にならないのですね。

その時に「ふ、、ふ、、譜面があれば何でも出来ますが・・・・」な〜んて言ったら白い目で見られるかもしれません。「音大まで行って、、、、いったい何を勉強してたの?」。そんな時にも臨機応変な伴奏(つまりコード)を出来るようにする必要があるんですね。

4本もマレットを持っていたらなおさらです。だって曲でコードを弾いているんですから、相手は伴奏なんて簡単なもの、と思うよね。

臨機応変

これが4本マレットの奏法を総括したキーワードです。
ヴィブラフォンだから出来る、とか、マリンバだから出来ないとか、楽器のせいにしちゃいけません。ハーモニーは世界共通語です。
要はコードに対する見識。和音をどのように言い表すか。
それを避けて21世紀のマレット業界はあり得ないのです。

■コード伴奏(コードカンピング)の基本と応用

どんな音楽でもオクターブ内の7〜8個の音を並べて音階を形成し、曲や音楽が成立しているので、重要な音と中和的な音、ある瞬間には反発する音が存在しています。それらを分別したものが「コードの機能」と呼ばれるもの。トニック、ドミナント、サブドミナントの3種類。どこかで聞いた事あるよね?

この3種類のどれが何処に使われているのかを把握する事が演奏前に必要で、その為にコードネームが存在しているのです。(詳しくはヤマハから出版している『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』などコード関連の本を参照)
書き譜の音楽もちゃんとそれで分析出来るのです。
ただ、書き譜だと、その通りに弾けば誰でもそんな感じに聞こえるから、その事に無頓着になってしまうのです。本当に弾きたい曲を分析するならジャズに限らずクラシックでもそうしたコード(ハーモニー)分析は必要なのです。

さて、そのコードネームで示される4個の音の中で、特に重要な3rdと7thの配置からコード伴奏は始まります。


★伴奏には調とは関係なく目安とすべき音域がある

よくヴィブラフォンの音域(最低音F)が下に広がったら良いと思いませんか?と聞かれる事があります。

「いいえ、全然今のFで十分。まぁ一つEくらいはあってもいいかとは思いますが」

この質問はマリンバの人から多いのです。

確かにマリンバほど楽器の誕生から今日までに音域が広がった楽器も珍しい。
僕が知る限り他にはエレキベースくらい。でも用途(つまり他からのニーズ)から生まれたエレキベースの5弦化と、自ら拡大したマリンバには大きな違いが。

それはさておき、なぜ低音域の拡大にヴィブラフォン奏者は無関心なのか、その理由がこの「伴奏には目安とする音域がある」というキーワードなんです。

最初はEもDもCもあったほうがいい、と言っていた人がちょっとコードの勉強をすると「別に無くてもいい」と思うようになる。つまりは、コードに関して知らない人がヴィブラフォンの音域について質問している、という事になるのです。

ヴィブラフォンで伴奏として目安とする音域とは?

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そう、この2オクターブ足らずの音域でコードの伴奏を考えるのです。
勘の鋭い人は気付いていると思いますが、どんなコードも転回形を使えばこの音域に納まるのですね。
実はこの音域はマリンバも同じなのです。つまりこの音域からはみ出して低音側に伸びたマリンバの低音はバンドやアンサンブルでの和音作りには向かない、という結論に至ります。驚くかもしれませんが、それはベースの音の代用、もしくはパーカッション的な使い方、という事になります。

★ヴォイシング考察・・・まずはコードトーンだけで

コード理論を学ぶとコードの配置(ヴォイシング)を学びます。それをそれぞれの楽器に導入するには少しばかり「臨機応変」な対応が必要。ヴィブラフォンの場合は最低音がFですからピアノのヴォイシングよりも少し低域が狭くなります。
コード理論を前提としてヴィブラフォンやマリンバ向けにヴォイシングの基本的な考え方の一部を記します。


(1)最低音からヴォイシングを配置する

コードはCMaj7。ヴィブラフォンの音域だとコードトーンの最低音はGになります。
まずは最低音を固定して、その上に「伴奏の目安とする」音域内で3種類のヴォイシングが出来ます。

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この時にコードで重要な3rd、7th、の位置を記憶しましょう。(●で表示)
それぞれの響きでどれが好きでしょう?その選択は好みです(笑)。
実際にはメロディーの音が何処にあるのかで、ヴォイシングは選択されます。
つまり、基本的にはそれぞれのヴォイシングのTop(も含む)音よりも上にメロディーがあればOK。但し楽器の組合せ(他の楽器との)で実際には響きが異なるので必ずしもこの限りではない。あくまでも理論上の約束です。

さて、この3種類のヴォイシングで、勘の鋭い人は気が付いていると思いますが、トライトーン(3rd、7th、)は2種類の配置しかありません。
そう、3種類のヴォイシングでも、トライトーンは2種類の配置。これがコードヴォイシングの転回形を簡単に理解するキーワードです。

(2)もう一つ上の最低音からヴォイシングを配置する

低音域を見るとBから上に向けてのヴォイシングも「目安とする音域」内で可能なようです。
ではコードトーンのBを最低音として(1)と同じ要領でヴォイシングしてみましょう。

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この3種類ですが、一番最後(右)のヴォイシングは「目安とする音域」を越えてしまいますからこの場合はボツ。
左と真ん中の2種類となります。

さて、(1)のヴォイシングと合わせて見ると、ナント、トライトーンのヴォイシングは6種類中有効な5種類のヴォイシングで2種類です。Bを下に配置する場合とEを下に配置する場合。
その中でも、最も安定した響きが(2)の真ん中のヴォイシングで次に(1)の左のヴォイシング。つまりトライトーンがなるべく楽器の低い位置にあるヴォイシングが安定するという事です。

概ね、コード理論でも左手に3rd、7th、を配置する事が基本となっていますから、それと一致します。

これらのヴォイシングを12調に移調して練習しましょう。
但し、どの調であっても「伴奏の目安となる音域」を越えてはいけません。
それぞれのコードのトライトーンを楽器の最低音の近い位置からヴォイシングする事で自然にコードの転回形を作れるようになります。

地道にコツコツと頭を使いながら練習して自分のモノに!

では、次回はコードトーンの内でベースが担当するRootと5thをテンションに置き換えてサウンドをより豊かにヴォイシングする方法について。
今回の事が理解出来ないと「カシムズ」かもよ・・・って、大丈夫。落ち着いて、落ち着いて(笑)

この項続く

2008/5/8

100回目は・・・・SONNY ROLLINS(ts)  木曜:Jazz & Classic Library

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今日のブログのBGMは何かな?

木曜特集:Jazz & Classic Library100回目突入
曜日毎の話題でほぼ日刊でお届けしているこの談話室ですが、各曜日の先陣を切ってJazz & Classic Libraryが三桁に。
記念すべき100回目のアルバムは

コレ
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『THE WAY I FILL/Sonny Rollins』(mailestone/1976年)

意外なアルバムを持ち出してきたな!っとお思いの方もいるでしょうね。
ソニー・ロリンズと言えば「サキソフォン・コロッサス」や「ブリッジ」が定番。
ロリンズの曲、セント・トーマスやオレオはジャズのスタンダードとしてジャズ入門者の登竜門に。

ではなぜコレなのか?

ロリンズは時々消息不明になる事でも有名で、一部には奇人呼ばわりする向きもあります。まぁ、それが彼独自のカリスマ性を一層と煽っていた事にも繋がるんですが、一時のモヒカン狩りのように突然ルックスまでも変貌させてしまう社会に敏感な感性を持っている人です。

ミュージシャンには二通りの生き方があると思うのですね。

常にコンスタントに演奏活動をする人。
まぁ、それは普通の人です。
気まぐれに雲隠れしては再登場を繰り返す人。
まぁ、たしかに変人でしょう。

でも、もう一つ違う見方もあるんですね。

毎日演奏していないと不安な人。
毎日なんて演奏出来っこないと思っている人。

状況にもよりますが、ミュージシャンは大なり小なりこの二つを行き来しながら生きているものです。

で、そういう細かいことに一見無頓着そうで、マイペースの代名詞のように思われているロリンズ。しかし彼は並外れた感受性に支えられているように感じるのです。

上記の「サキソフォン・コロッサス」や「ウェイ・アウト・ウエスト」というロリンズの人気作と本作を結ぶ線がどこにあるのか?

ロリンズは常にポップである。

こんな事を書くと長年のロリンズ・ファンからお叱りの言葉を浴びせられそうだけど、一人のミュージシャンとしてソニー・ロリンズを聞くとポップなんですね。

何がって?

ロリンズの代表作や曲はメロディーに主が置かれたものが多く、ジャズ界きってのメロディーメーカーだと思うんです。

単純明快なテーマ、どんどんブローする演奏。この究極にシンプルな構造がロリンズの曲を一度聴いたら忘れられなくさせる秘訣なんです。

多くの評論家の人達はロリンズのカリスマ性に惚れ込んでいるので冷静に音楽について記述されているかどうか疑問に思うのですが、みなさんはどう思いますか?

こんなにキャッチーでポップなメロディーはありませんよ。
「セント・トーマス」しかり、「オレオ」しかり。

さあ、そうなるとこの「ザ・ウェイ・アイ・フィール」が浮上する意味もおわかりでは?

1972年以降、ロリンズはエレクトリック・ジャズ化を進めました。
活字によって“カリスマ化”されていたロリンズが壊れ始めたと受け止められたのです。

しかしココで述べたようにジャズ界きってのメロディーメーカーは「サキソフォン・コロッサス」も「ブリッジ」も本作も何も変わりません。

シンプルなメロディーを当時のヒュージョン・サウンドで演奏した、ただそれだけの事です。

1曲目の“ISLAND LADY”を聞けば、これが「セント・トーマス」と同じである事がわかるでしょう。ポップです。
バックのリズムが違うだけで、その事に眉をひそめるのは見当違い。

2曲目の“Asfrantation Woogie”も同じ。

3曲目になってメロディーメーカーらしからぬサウンドコントロールが聞こえると思ったら、この“Love Reborn”は当時のフュージョン界の台風の目だったジョージ・デュークの作品。

面白いのは自分の曲だとミストーンでも平気でブローの一端にしてしまうのに、人の曲だと慎重に音を選んで演奏する。そんなロリンズがまたいいんです。

自作曲の4曲目に続いて、メンバーのパトリック・ラッシェンのファンクな作品“Shout It Out”、再びジョージ・デュークの“The Way I Feel About You”とシリアスな演奏のロリンズが続き、最後は大ハッピーな自身の“Charm Baby”。

このアルバム一枚でオンとオフのロリンズが楽しめてしまう。

[メンバー]
Sonny Rollins(ts)
Lee Ritenour(g)
Patrice Rushen(kb)
Alex Blake(b)
Charles Meek(el-b)
Billy Cobham(ds)
Bill Summers(perc)

曲によってブラスセクション
Oscar Brashar + Chuck Findlay + Gene Coe(tp)
George Bohanon + Lew McCreary(tb)
Marilyn Robinson + Alan Robinson(fh)
Don Waldrop(tuba)
Bill Green(piccoli fl ss)

Wade Marcus(arr)
が加わる。


難しい事を言う人を尻目に当時の高校生や大学生はこのロリンズをグッと身近な存在として受け入れた。
遠い昔の流行りリズムで聞くロリンズよりも、70年代半ばのリズムで聞くロリンズ。
それが人気だった。

さて、それから30年。
今日の耳で聞くと、「サキソフォン・コロッサス」も「ザ・ウェイ・アイ・フィール」もキャッチーでポップなロリンズの姿が見えるから面白いです。
音楽は常に時代と共に。
されどミュージシャンは一人。

それを実感、いや、実証させられるアルバムです。

おしまい

2008/5/7

あっさり・・・・地味?  水曜:これは好物!

赤松敏弘MySpace 世界的に拡大中!
フレンドはジャンルも海も超えて・・・
世の中には素晴らしい音楽がまだまだたくさんあるのですよ。
狭い日本じゃ物事全て“こじんまり”。
大した事じゃないのに大騒ぎしてる。
世界標準でもっとワールドワイドに行きましょう!
チェキラ

で、本日の“これは好物!”

その日本の“こじんまり”の究極、それがまたまた駅弁。
音楽や人生が“こじんまり”するのはごめんだけど、あれこれ、いろいろ、が“こじんまり”した容器に詰め込まれているのは大歓迎。

先月移動中に食べた駅弁の中からの選りすぐり第二弾。

コレ

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『すこやか弁当』850円(日本レストランNRE製)

これは凄いよ〜。見た目は実にシンプル。いや、シンプルを通り越して地味。
昨今の健康ブームを地で行くようなお弁当。

元々この手の“健康便乗商品”は好きじゃない。
だから普段は買わないんだけど、この時は春休み最終日と重なって夜の東京駅の駅弁売場はどこもスッカラカン。

直前まで予定をこなして夕食もままならぬ状態で駆け込んで来た身には血の気の引くような光景。だってこれから寝台特急で移動するんだもの、明日の朝まで何も食べれないとなると大事件だ。勿論、最悪の場合は構内の食べ物スタンドで炭水化物を5分で平らげてホームのコンビニでつまみ系炭水化物を非常食として購入して飛び乗る。
(こういう日はホームのコンビニもすっからかん)

幸か不幸か、そのような最悪の事態は今までの寝台特急人生(?)で高校の時の一度っきり。その後何百回と乗ったが遂にその日が来たか・・・・・

と、普段行かないコンコースのしかも新幹線口を向いている駅弁売店を思い出した!
ダッシュ〜!

すると、「本日は売り切れました」の札が埋める中、売り出し中のポップが妙にデカくて他を圧倒し、逆にあるんだかないんだかわからないこの「すこやか弁当」が目に。

「あります?」

と聞くと「はい!」と。

この際だから「便乗商品」などという批判は捨ててしまう(ポリシーねぇ〜!)

安堵と共にちょっと不安も抱えながら、駅弁も抱えながら、寝台特急の個室に納まる。

横浜を過ぎた辺りで車掌の検札(最近は車内改札と言うのだそうですが実態は同じ)が終わり、さて、備え付けの浴衣に着替え、パソコンもテーブルにセットして一夜の準備完了。ドアをロックすればもう誰にも邪魔されない。

さ、じゃさっそくいただいてみましょう。

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蓋を開けると、ううん、やっぱり地味弁。
鮮やかな駅弁の多い東京駅では珍しいかな。

どれどれ、、、と、さほどの期待もせずして一口め、、、

うん

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添えられた煮物がなんともあっさりの薄口。これはいいや

だいたい添え物の味で全体の味付けは予想できる。
地味なおかずなのに、他で使ってる添え物と味付けを変えているんだ。

コンビニの弁当なんて全部同じ味の添え物だ。だから結局何を食べても同じ味になってしまうからダメ。メインにいくら気合を入れてもサイドディッシュが洋も和も中も同じなので魅力が無いんだ。

駅弁とビニ弁の価格の差はそれだけじゃない。
消費期限だって駅弁は半日ほど、ビニ弁は24時間。何が入っているかはもうみなさんも御存知でしょう。
煮物だって駅弁は普通に煮た物が入っているけど、ビニ弁の煮物は必ず餡かけ状に汁が固まっている。煮物じゃなくて煮物風餡かけだ。もちろん味付けも濃い。

なによりも大きいのがご飯の差。
駅弁は炊いたご飯をどのタイミングで詰め込むかという企業秘密があるほどこだわっているからいつ食べても“もちもち感”がある。ビニ弁は艶出し加工やらで見た目だけは良く仕上げているが・・・・

ま、価格の差にはそれだけ理由があるという事ですね。

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で、この「すこやか弁当」。凄いと思うのは十六穀米入りご飯に、銀鮭の西京漬焼、よもぎ麩の鶏そぼろあんかけ、等々と、まぁ、地味〜に見えるけど、親戚のおばあちゃんちにお邪魔した時に出てきそうなメニューが8品。
どれも薄味で深夜の寝台特急族の胃に優しい。

ガッツリと食べたいなら「東京弁当」や先週紹介した品々。
あっさり行きたいならこの「すこやか弁当」。

さすが列車食堂で長年鍛えた日本レストランのノウハウが割烹大増と提携して充実の一途をたどる東京駅の駅弁事情。

さあ、今度は何を列車の旅の友としようかな。
こういうのは“こじんまり”でも日本が世界の誇れる文化なんだ。
翻訳ソフトを駆使して読んでる海外のみなさん!
EKIBEN最高よ!

おしまい



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