2008/6/8

スウェーデンは素晴らしいゾ!マイ“MySpace”ライフ・・・  日記

MySpaceを開設してからちょうど三ヶ月になろうとしています。

赤松敏弘MySpace

ミュージシャン自らが発信できるツールとしてこれまでのどのツールよりも理想的なツールである事は確かなようで、徐々にMySpace(略してマイスペと言うらしい)を開設する近所のミュージシャンも増えてきました。

ネットに参入した頃からあった「情報のセレクト」という問題の一つの結論と言えるでしょう。検索エンジンは大変便利なツールですが、「セレクト」に関しては機械で自動的に振り分けられてしまうので「余計な情報」もたくさん拾ってしまうのですね。

ネットはたくさんの情報を短時間で得るメリットがある反面、そこで提供されている情報の信憑性には未だに疑問が多いわけです。
この前も著作権侵害の事である電能サイトの事を取り上げましたが、そこに提供されている情報も「自分の身の回り」の事と照らし合わせると事実と創作が入り乱れているのがおわかりでしょう。

一つの事に関してどういう見識者がセレクトしているのかわからない点など、不明な部分があるのは情報収集ツールとしては仕方のない事かもしれません。但し、そういう流動的な情報ツールは常に更新されて情報が出来上るものなので著作権うんぬんはちょっとおかしい気もしました。
有料サイトであれば利益に直結するので理解出来ますが、フリーのサイトというもののあり方を考えると難しい問題ですね。

情報集積であれば2チャンネルと何処が違うのかという明確なラインが見えない点から運営者も苦労しているのだと思われます。
僕なんか自分の知ってる事だけで手一杯だから、全体を見ながらなんてとても無理。

さて、我々の立場に戻ると、これまでミュージシャンにアピール手段としてあったライブやブログよりもよりダイレクトな方法で、しかも知らない内に音や映像がYouTubeにアップされてしまうくらいなら出所を明確にして自ら情報としてアップしたほうが良いと判断するミュージシャンも多く、その点でMySpaceはツールとして断然有効なわけです。

これは世界的な傾向で、その為に非常に鮮度の高い収穫を得る事が出来るようになりました。何よりも他と違うのは「本人からの情報」である点。
時には「なりすまし」のようなサイトもありましたが、徐々に「第三者による運営」を表示するようなマナーが出来つつあるのは良い傾向だと思います。

さて、そんなMySpaceも使うこちら側にペースが無いと結構大変。
最初はどーやって運営するのが良いかコツを掴むのに一苦労でした。
今はペースが出来たのでホームページやブログと同じ感じになりつつあります。

世界的な傾向なのか、MySpaceの動きも週末に大きく動きます。
国どうしの時差があるので時間帯は様々ですが、おおよそ日曜日の朝と夜に該当する時間帯に利用する人が多いようです。
なので僕も思いっきりネットサーフ(正確にはマイスペ・サーフ)するのは休みの日曜前夜の深夜帯。
ここでいろんなミュージシャンのマイスペを楽しみます。
気に入ったらすぐにフレンド・リクエストをするのですが、この時間帯だと翌日までにレスが返ってくるのですね。

これまでにも特に「お気に入り」のミュージシャンを紹介しましたが、先週の大ヒットはスウェーデンにありました。

最初に「Jet Set Sweden」というバンドを見つけたんですが、コレが実にイカしてるんですね。

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『Jet Set Sweden』MySpace

1曲目のファンキーな感じからして60'sサウンド満々で楽しい。
コメントにもあるように、思わず「Hey hey hey, groovy people!」って書きたくなります。
こういうバンドって是非見てみたいですね。

その中でヴィブラフォンを弾いている奏者のMySpaceにジャンプしてみたのですね・・・

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『Mattias Ståhl』MySpace

いやいや、驚きました。
ジャズ好きでヴィブラフォン好きの人なら僕が思わず喜んだのがおわかりでしょう。
マティアス氏は実にユニークな演奏スタイルを持っている人で、僕とはまったくスタイルが違いますが、物凄く惹かれるのです。
「ジャズ批評」風に言えば“エリック・ドルフィーの再来的ヴァイブ奏者現る!”(笑)
まあ、どれだけ雑誌が取り上げるかわかりませんが、少し前に流行った“ヨーロピアン・ジャズ”を聴くよりもマティアス氏のヴィブラフォンのほうがヨーロッパの底力を発揮しているのは確か。それほど個性という物を持った確かな奏者がまだまだヨーロッパにはいる、という事です。

この三ヶ月で今まで知らなかった世界のヴィブラフォン事情が半分くらい見えた気がしているのですが、その中でも彼はトップランクと断言します。
ヴィブラフォン奏者はアメリカよりもヨーロッパに多く、アメリカのヴィブラフォン奏者が割とジャズの狭義の中で凌ぎを削っている人が多いのに対して、「しがらみ」の無いヨーロッパ勢は自由奔放。フランス・スペイン勢はスタイルも様々で華やかで自由、ドイツ勢は余分なぜい肉を削ぎ落として精度を上げたようなスタイルが多い。ハンガリーやオランダ、ルーマニアには素晴らしくピュアな奏者がいるし、見て聴いていて飽きません。

その中で突然マティアス氏が出てきたものですから、これはもうヨーロッパの宝物のように感じてしまいました。
恐ろしくテクニカルでそれでいてジャズのアヴァンギャルドさとスリルをしっかりと身に付けた個性的な奏者はそう多くはいません。

どちらかと言えばヨーロッパは精度にこだわる傾向があり、その反面ジャズのアヴァンギャルドさが少し薄いようにも思って(その点ではアメリカ勢が強い)いたところでしたから、完全にノックアウトされました(笑)。ややもすると懲りすぎて「暗い音楽」になりがちな部分を軽く吹き飛ばしてしまう彼の“明るさ”に大いに共感です。

いやいや、これだからMySpaceはやめられませんよ、はい。

おしまい



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