2008/8/17

ちょっと旅行気分で・・・その2 ジョージアな朝?  日記

本日は昨日からの続き
東京へ戻る寝台特急サンライズ。
昨夜早めに就寝したのはこれから始まるささやかなイベントのため。

夜行列車というのは確かに車窓を楽しもうにも真っ暗で昼間のようには行かないが、それなりに夜景など楽しめはする。

特にこのサンライズなど二階建ての車両の上階だと窓が天井にまで回りこんでいるので、ベッドに転がったまんま星や月を見ながら過ごす事も出来る。

ハマるとこれが日常の中の異質空間で心地よかったりする。
子供の頃に屋根裏部屋に興味を持った人などにはお薦め。

クリックすると元のサイズで表示します

午前4時半ころ目が覚めて室内灯をつける。昨夜オリンピックの中継を見ながら寝た「小さいのにワイドテレビ」はいつの間にかブルー画面。どうやらこの辺りは電波の状態が悪いようだ。

ポイントを渡る音とともに減速するのでブラインドを開けると、ちょうど静岡駅に入るところ。

クリックすると元のサイズで表示します
午前4時38分、静岡着

昨夜10分程度遅れていたダイヤは予定通りに回復。驚いたのはこの時間にも関わらずホームのベンチには意外と多くの人。

もちろんこの列車に乗るハズは無い(ココから寝台を使うわけない)し、始発の普通列車まではまだ30分以上あるし、18きっぷ御用達の夜行快速「ムーンライトながら」は午前2時台に出てるし、、、謎だ。

静岡を出て夜も白々と明けてきたので「おめざ」を買いに行く。

クリックすると元のサイズで表示します

シングルデラックスとサンライズツインがある車両だけ通路が片側にある。他は車両の中央が通路で両側に個室が並んでいるのでこの光景はココだけ。なんとなく昔の寝台列車の雰囲気があってちょっと懐かしい。

後ろのラウンジのベンダーで「おめざ」をゲット。

題して、

クリックすると元のサイズで表示します
『ジョージアな朝』

本当はブラック珈琲と行きたいところだけど、ベンダーに珈琲はコレしかないので良しとする。
スピードアップで「夕食の後に出て朝食の前に着く」という御時勢から食堂車は無い。
航空機の最終便よりも遅く(午後10時)出て、翌朝の1便よりも早く(午前7時台)着くと言うのが本論かな。

それにそぐわない寝台特急は北海道行きの観光目的の列車を除いてどんどん消えて行く。なんだか別の意味で寝台特急の旅が特別なものになってしまうのはもったいないね。夜行性の僕は当面使うゾ。

クリックすると元のサイズで表示します

朝焼けが見えはじめて、どうやら今日は「ささやかなイベント」が無事?に行われそう。

やがて清水を過ぎ、ますます夜は明けて・・・

クリックすると元のサイズで表示します

列車は“ジョージアな朝”を快調にひた走る。

由比を過ぎると、車窓には駿河湾

クリックすると元のサイズで表示します

どうかな??

クリックすると元のサイズで表示します

おっ!

クリックすると元のサイズで表示します

キター!

クリックすると元のサイズで表示します

この時期限定!明けの富士。

このシングルデラックスや階下のサンライズツインは東海道線を基準に山側が通路、海側が個室になってるので富士山は見えないと思われがちだけど、この由比を過ぎてからしばらくの間は山側よりもベストな構図で富士山が見える。しかも駿河湾ごしというもの。
シングル個室でも海側の部屋は同じ。

しかも、これが見えるのは天候だけじゃなく季節限定。冬だと通過する時刻は真っ暗なのでこの時期限定の「ささやかなイベント」。
季節限定+天候次第というピンポイント的なものだ。

クリックすると元のサイズで表示します

しばしこのイベントを・・・

クリックすると元のサイズで表示します

やはりこの山はシルエットだけでも絵になります

クリックすると元のサイズで表示します

徐々に明け行く富士

クリックすると元のサイズで表示します

“ジョージアな朝”は富士山でピーク

クリックすると元のサイズで表示します

並走する国道1号線の車をゴボウ抜き

クリックすると元のサイズで表示します

やがて文字通り「富士」駅に進入。
静岡を出てこの富士まで、午前4時半過ぎから午前5時のたった30分間。
しかし、晴れていればこの30分間は起きる価値あり、です。

クリックすると元のサイズで表示します

さて、無事にイベント終了、と。

快晴の東海道をひた走り、午前7時過ぎ、予定通りに東京駅到着。

クリックすると元のサイズで表示します
先日の松山と同じく夏休み期間とあって家族連れが多く、ホームではアチコチでこの寝台特急をバックに記念撮影中。

と、

一夜を供にした我が24番室の窓際には・・・

クリックすると元のサイズで表示します

ジョージアな軌跡

クリックすると元のサイズで表示します

ううん、、、ちょっと出来すぎか!?


こちらは世界への窓!
赤松敏弘MySpace
チェキラ

おしまい

2008/8/16

ちょっと旅行気分で・・・その1  日記

お盆を松山で過ごした帰りは、行きの“揺れる”個室で我慢した分ちょっと旅行気分に浸ろうと普段よりもグレードアップしたサンライズ瀬戸の個室に。

残念ながら行きと違ってこの日は松山から直通がなく坂出まで特急で行って乗り換える事に。

どうやら何処かでダイヤが乱れているようで、松山から乗り込んだ特急「いしづち32号」は15分遅れ。所定でも乗り継ぎに5分くらいしかないのでハラハラしたが、ちゃんとホームで待っていた。

クリックすると元のサイズで表示します

部屋に入り、浴衣に着替え、パソコンを今夜は広々したデスクにセットして落ち着く頃には瀬戸大橋の上。

このシングルデラックスは未だにプラチナチケットで、ましてピーク時となれば僕が頑張ってもどうにもならない。いつも頼む旅行会社にお願いして無事ゲット出来た。ありがたや・・・。

クリックすると元のサイズで表示します

ドアの向こうは階段で通路はその下だから完全なプライベート空間。今まで偶然にも毎度25番の部屋が「当たって」いたので今日は24番を選ぶ。
25番は家人の部屋で今夜は分散。昔、まだ機関車牽引の客車だった頃の寝台特急瀬戸にあったA寝台は部屋と部屋の間にもドアがあって車掌が鍵を開ければツインになったが、せっかくならああいう構造の部屋があってもいいかも。

昨年暮れに使った時と比べると室内のレイアウトが逆になっている。

クリックすると元のサイズで表示します
瀬戸大橋を通過中でベッド横の窓には橋脚が

しばらくすると家人がやって来て遅めの晩餐。
松山駅でいろいろと仕入れた食料を並べる。こういう時にこの部屋は便利だ。横長のデスクと椅子がありズラ〜リと食材を並べても余裕だ。もちろん二人いても十分な広さがある。

クリックすると元のサイズで表示します

明日が早いので早めにお開きとしてシャワーを浴びて寛ぐ。

時はベイジン・オリンピックの最中。
備え付けの小型テレビをつけるとおりしも女子バドミントンの試合中。

クリックすると元のサイズで表示します

そろそろ岡山に着く。相変わらず14分遅れらしい。

この寝台特急サンライズ瀬戸は岡山でいつも後ろに出雲市から来るサンライズ出雲を繋いで東京を目指すのだけど、このサンライズ瀬戸が15分遅れた時はどうなるのか?

1.先にサンライズ出雲をホームに入れて後ろにサンライズ瀬戸を繋ぐ
2.サンライズ瀬戸が着くまでサンライズ出雲は待ってる

正解は・・・・2.でした。

岡山駅構内に入ってから、一体どうなるんだろう?と外を見ていると、律儀にもホーム手前の信号でこの列車を待っているサンライズ出雲を発見。そこでずーっと15分間停まっていたわけです。ご苦労様。先にホームに入れれば売店で買い物くらい出来ただろうに・・・
まぁ、そうだろうねぇ。逆に繋いで東京の車庫で再度繋ぎかえるなんてコトは・・・ないのでしょう。

待機しているサンライズ出雲の横をすり抜けて14分遅れで岡山到着。
しばらくして後方にサンライズ出雲が繋がった。

ここでも10分遅れの発車。ただしこの列車、これまでの経験から30分くらいの遅れなら走って回復させてしまうので明日の予定は狂わないはず。車内放送も静岡から先は予定通りと告げている。

と、バドミントンの試合をベッドに転がって観ていると、おや?

小さいのでわからなかったが、この小型テレビがいつの間にか変わっているのに気がついた。

昨年暮の時までは正方形に近い形だった(前出の07年12月29日のブログ参照)のが、長方形の地デジ型に変わってる。
少なくともこの半年の内に交換したんじゃないかな。

クリックすると元のサイズで表示します

裏を見ると「ワンセグチューナー内蔵テレビ」らしい。
確実に地デジ時代に向けての対応でしょう。確かにワイドスクリーン型?小さいケド、ワイドテレビ(笑)

クリックすると元のサイズで表示します

確か前はあった入力端子がなくなったようですが、アレ、手持ちのビデオカメラとか再生できて意外と便利だったんですが、これも時代の流れですかね。それとも他の寝台特急だったか?

そんなこんなで姫路に着く頃にはオリンピック中継も野球に代わり、この人の顔が何度もアップで・・・(笑)

クリックすると元のサイズで表示します

今夜の天気は安定のよう。
そうなると、明日は早起きしたくなるので、今夜は早めの御就寝。

クリックすると元のサイズで表示します
部屋をダウンライトにして・・・

クリックすると元のサイズで表示します
みなさま、おやすみなさ〜い


早起きのわけは・・・

明日に続く

2008/8/15

効果を考える・・・・使い方を考えよう!4マレット奏法  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
第百七回目の今日は『使い方を考えよう』シリーズの14回目「効果も様々」のお話しです。

メロディーをトップヴォイス(一番上の音)としてその下にコードを入れる方法は様々あります。
これまでにココで紹介した方法もその一つですが、前にも書いた通りメロディーに対してコードサウンドを付ける事が楽しくなければ意味がありません。

僕はコードの勉強を始めた時にピアニストの演奏を参考にしました。
ヴィブラフォンのコード奏法に関する教則本などは運良く手に入ればいいほうで、地方に住んでいるとそういう情報すら無かったので、どこでも入手出来るピアノに関するジャズセオリーの本を買って参考にするしかなかったわけです。(今ではネットによって何処に住んでいても情報を入手出来る便利な時代になりました)

その頃に思ったのは、コードの転回形というのは「厄介」、という事でした。これはコードの勉強を始めた当初には誰しも思うものです。(ココで諦めてしまう短気な人が多いのかもしれませんね)
しかし、コードというのを左手にトライトーン、右手にテンションという形に当てはめて行く内に、それらは無意識の内にコードの転回形をマスターしているに等しい事がわかってくると、ちょっと一筋の光が差込んでくるのですね。

要するに、4本のマレットを合理的に使う、という事は、コードのルート(根音)を自分が演奏しないでトライトーンを使って演出する、という事。コードを下からブロックで考えてしまう(常に低い音から順に音が重なっているという固定観念)と転回がとても難しく感じられるわけです。

トライトーンを近い位置で結ぶ事が「簡単」に感じられるようになれば、演奏も楽になるわけで、それだけで楽しくなるわけで、それと平行してコードスケールによる楽曲の分析が出来るようになるとテンションというものは特別なものではなく、普通に曲の中に存在している音を拾う、という単純な作業という仕組みが見えてくるはずです。

ここまで来れば伴奏もソロもある程度演奏出来るようになります。
さて、それをどのように「楽しくする」か、ですね。

楽しくする為の方法。

その第一として、自分のサウンドを外的要因によってコントロール出来ないか?を試してみる事です。

例えば、ヴィブラフォンでは音響装置としてヴィブラートがあります。
これは「回さなければならない」ものでもないし、「回す必要がないもの」でもありません。
使いたければ使え、というものです。

世界的な傾向で見れば現在はヴィブラートを使う、使わないの比率は半々。You TubeやMySpaceで観ると実体がわかるでしょう。使う使わないは奏者が決める事です。ある曲では使い、ある曲では使わない、というのも選択肢の一つかもしれませんね。何事にも先入観は物事の発展を妨げますから、自分が試して「自分の方法論」を持つ事が重要です。

僕はまったくヴィブラートを使いませんが(運搬でかさばるからモーターすら取り外しています/笑)、試した事はあります。

ヴィブラートを使うとムーディーなサウンドが出るのでちょっと「楽しく」なります。
ファンの回転速度を早くしたり遅くしたりするだけで雰囲気も精神状態も変わります。

メロディーなんかもちょっと雰囲気が出て「楽しく」なります。

このスリルにも似た音の震えを効果的に生かせられると僕もヴィブラートを使ったでしょうね。ヴィブラートの有無は例えればハモンド・オルガンとフェンダーローズ・エレクトリックピアノの差があります。だから好みなんですね。楽しいほうを選択すればいいのです。肝心なのは周りからいろいろと言われても自分のペースを乱されない事です。自分の途中経過は自分でしか予測できないからです。

ちょっと僕のMySpaceのフレンド達はどうなのか調べてみました。
意外と演奏(ソロ)の部分を中心に公表しているのでこの「楽しさ」の回答を見つけるのには苦労しましたが、オランダのヴィブラフォン奏者Miro Herakさんが面白い音源をアップしていたので聴き比べてみて下さい。

『Three In One』MySpace
http://www.myspace.com/trio3in1

よく知られたジャズスタンダードを演奏するユニットのようですが、曲によってヴィブラートを使ったり使わなかったり。
このブログでカンピングの事がわかってきた人にはとても参考になるでしょう。

マリンバで言えば、ヴィブラフォンのヴィブラートに匹敵するのがトレモロですね。トレモロにもいろいろとあって、物凄く細かいトレモロを好む人もいれば、大きなトレモロを好む人もいます。また、トレモロを極力使わない人も。

僕がマリンバを弾くと・・・・・まぁ、結果はお分かりのように極力トレモロは弾きません(笑)。でも、トレモロが似合う部分は別ですよ。トレモロにはトレモロでしか表現出来ない事があるのです。

ヴィブラートやトレモロに対してはマレットダンプニングという「効果」があります。
僕はそちらを選んだのでヴィブラートやトレモロは使わなくなっただけです。

「楽しくなる」その2。

コードに対してある程度の知識と技術が付けば、いつも同じコードに対して同じサウンドでは飽き足りなくなるものです。

そこでジャズではアプローチという手法があります。

その最もシンプルな基礎は『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』(ヤマハ)に掲載しているように、ベースラインを作って遊んでみる事です。決まりきったコードトーンに対して「クッション」となるような音を“ぶつけて”みるのです。
それによって得られる効果(音の躍動)をコードに対しても行ってみる事です。

例えば「内声」。

ボサノヴァが一番わかりやすいと思うのですが、あるコードが持続する時に、コードの「内声」が装飾的に動いた時の効果です。

クリックすると元のサイズで表示します
(クリックで拡大)

単純なコード進行によるボサノヴァによくみられる例ですが、二段めは内声に装飾を施しています。G7が二小節、C7が二小節(但し1小節はインバージョン・コードでC7sus4と同意)継続する部分の内声にラインクリシェを導入しています。
単純な事ですが、これによって“よくある”ボサノヴァの雰囲気を演出出来るわけですね。
従って、この部分のコードスケールも、G7は二拍ずつミクソリディアン〜HMP5の繰返し、C7のところは最初がミクソリディアン、次の小節は二拍ずつミクソリディアン〜HMP5と変化します。

普通にヴォイシングしただけではあまり楽しみが無かった場合でも、曲を崩さない範囲でアプローチやラインクリシェを導入する事で「楽しさ」に繋がる効果が出ます。

同じやるなら、楽しんで出来る演奏練習を。

世界中のマレットプレーヤーを観てみよう!
赤松敏弘MySpace
それぞれに自分のサウンドを出す工夫が

おしまい

2008/8/14

暑い時には・・・・George Duke(kb)  木曜:Jazz & Classic Library

暑いですね〜。

こう暑いとひんや〜りクールダウンというよりも、逆手にとってガンガン熱いサウンドで熱気に晒されてしまうのも効果的か、と。

僕の中でそういうイメージにピッタリのミュージシャン、と言うと、
この人が筆頭に・・・

クリックすると元のサイズで表示します
『A Brazilian Love Affair/George Duke』(cbs/1980年)

へぇ〜、意外なセレクトと思う人もいるかと。
確かに僕の音楽とは一番遠いところにありそうなジャズ・ファンクの神様と呼ばれるジョージ・デューク氏。
1980年代のジャズ・ファンク・ブームの台風の目と形容されるほど強烈なシャウト&ファンクのヒット曲がいくつもある人。

当時(80年頃)名前は知っているけど、ヒット・アルバムは一度も聴いた事のない人でした。
そんなデューク氏の名前が最初に脳裏へと刻み込まれたのが08年5月8日にココで取り上げたサキソフォン奏者ソニー・ロリンズのアルバム『THE WAY I FILL』(mailestone/1976年)。

そのアルバムの中で1曲とても美しい曲があり、作曲者としてデューク氏の名前を見たのが最初でした。
運命とは面白いもので、やがて東京に出てきてピアノの高橋佳作さんと僕のヴィブラフォンとピアノのデュオがANNEX82というオールジャンルのオリジナルソング・コンペティションの全国大会まで勝ち残り、その最終審査の審査員席にデューク氏本人がいるではないですか!?

これにはびっくりしました。

が、

もっとびっくりしたのは、その日特別に用意された『ジョージ・デューク賞』というのを僕にくれたのです。(他にもこの時はいろいろと賞をもらったりで業界にも少しずつ名前が浸透しはじめた辺りの事はHP“音楽体験記−4”をチェキラ!)
その時に彼から何枚もアルバムをプレゼントされて、その中の一つがこのアルバムなんですね。

そんなだから言うのではありませんが、僕はデューク氏の音楽は好きです。

確かにガンガンのファンクの曲やヴォーカルになるとちょっとついて行けませんが(笑)、アルバムに必ず入っているバラードやスローファンクの曲には居心地の良さを感じます。

先のロリンズのアルバムでも取り上げられた“Love Reborn”もこのアルバムで聴けます。
ただのファンキー兄ちゃんじゃないのですよ。はい。

また“Sugar Loaf Mountain”のようなビート重視でイケイケの曲でも最後まで飽きさせないハーモニー的な効果を随所に散りばめているのでセンスの良さが光ります。

どんな音楽でもやっぱりセンスだな!と思わせるこのアルバム。
夏の火照った身体にピッタリじゃないでしょうか。


もちろんクールなヴィブラフォンで世界一周!
赤松敏弘MySpace
世界中のマレット奏者をチェキラ

おしまい

2008/8/13

新顔・・・・旅の供  水曜:これは好物!

全国的に夏の大移動のピークを向えていますが、みなさんはいかがですか?

今年はガソリンの高騰から移動の手段を自家用車から鉄道や長距離バスにシフトされた方が多いとか。

そんな旅シーズン真っ盛りなら、好物はコレ!

「駅弁」

しかし、今回は今までになかった種の“車中弁当”三種。

クリックすると元のサイズで表示します
『銀幕』(東京駅グランスタ・駅弁屋「極」/NRE大増製)東京駅の新名所「グランスタ」でしか販売されていない駅弁がコレ

いわゆる駅弁ご当地弁当の東京版の新作。
製造はJR東日本の駅弁を一手に手掛けるNRE(日本レストランエンタープライズ)大増。
旧日本ばし大増とNREが提携してから東京の駅弁は格段に味と内容が向上。
その中で「グランスタ」でしか発売されない弁当。

クリックすると元のサイズで表示します
東京駅中央コンコース地下「グランスタ」

「銀幕」はグランスタのある東京駅八重洲口地下中央コンコースの待ち合わせ場所「銀の鈴」にちなんだ新作。「銀の鈴」で売っている「幕の内」という事らしい。

クリックすると元のサイズで表示します
本物の鈴の付いた紐を解くと、銀一色の眩い容器が・・

さすが大増製とあってオーソドックスな中身ながら、吟味された一つ一つの素材にはしっかりと主張が。

クリックすると元のサイズで表示します

メニューにも全て“銀”がつく品を集める凝りよう。

銀鮭の塩焼き、銀ダラ煮付け、銀杏、小海老銀ぷら、銀しゃり、梅干の銀粉、さらに銀つば・・・銀つばとは金つばの旧名なんだそうな。
また、日本橋の老舗の味も集結させた「極み」の弁当。

さっそく個室寝台の中で家人と品評会。
ベストセラーの「東京弁当」に匹敵する江戸の味。
控えめながら「日本ばし神茂(かんも)」のはんぺんにはちょっと感動。
フカ100%というはんぺんは滅多に味わえないものね。

グランスタ内のお店はコチラ→駅弁屋 極

列車の中にはなかなか持ち込めない“食”もグランスタには充実。

例えば・・・


クリックすると元のサイズで表示します
「串揚げ」(東京駅グランスタ・串揚げ 門左衛門)

デパチカでも寄らない限り旅の供にはなり得なかったメニューでしょう。
グランスタ内のお店はコチラ→串揚げ 門左衛門

これと同じグランスタにあるリカー「はせがわ酒店」で買ったコレとの組み合わせは、まさに究極の車中宴。

クリックすると元のサイズで表示します
「八海山・小瓶」(新潟県南魚沼市・八海醸造製)

個室寝台だから家人と二人で気兼ねなく楽しめる。二人してさっきグランスタで仕入れた戦利品をテーブルと窓側に並べて流れ行く街の灯りをバックに「かんぱ〜い!」。
食堂車が特急や新幹線から消えた今、このプライベート空間で「移動の最中に食す」事が出来るのは寝台特急の特権。もちろん駅弁を新幹線や特急の座席で広げる事はできるけど、アレコレと買い集めた品をズラ〜リと並べたりは無理ですから。

本日の“新顔”一等賞!!

まさか、コレが車中で食べれるとは思っていなかったですねぇ。。

ハイ!

クリックすると元のサイズで表示します
「グリーンカレー」(タイ・バンコク mango tree deli製)

実はタイフードの熱狂的なファンです。
あの甘味と辛味のコントラストはこの四半世紀、つねに求めてさまよっています。
で、バンコクに本店のあるタイ料理の“マンゴー・ツリー”がグランスタに入っているのですよ。すばらしい時代になったじゃないですか。

タイ・レストラン「マンゴー・ツリー・トーキョー」のHP

クリックすると元のサイズで表示します

列車の揺れと、過ぎ去る夜景、それにタイフード。
斬新な組み合わせによる寝台特急の旅の始まりです。
実は他にも購入したサイドディッシュに付いたスウィート・チリソースがまた格別で、暑さでバテ気味の消化器官をリフレッシュ。
グリーンカレーは味付けも良くまさにエキゾチックな旅。
惜しくはもう少しピリリと辛味がほしいところなんですが、「大辛」表示なのでじきに「激辛」の発売を切に希望。

グランスタ内のお店はコチラ→mango tree deli

などと、だんだん味覚も頭の中も無国籍になりつつベッドに潜り込むのでした。


音楽には国境が少しだけあるから素晴らしい!
赤松敏弘MySpace
フードもミューズも国境の違いが楽しみの元です

おしまい

2008/8/12

これはエキナカというよりも・・・?  火曜:街ぶら・街ネタ

夏の夜はどこも人で賑わっている。

ここは一見デパチカ?

クリックすると元のサイズで表示します

いえいえ、昨年リニューアルした東京駅の八重洲口中央コンコース地下通路。
ピンと来ない人には“銀の鈴”といえばわかるかな。

巨大な東京駅で待ち合わせするのに何か目印がほしい、、、
という駅員の発想で四半世紀近く前に登場した“銀の鈴”広場。

最初の頃はガランとしたスクエアな空間の天井に“銀の鈴”が吊るされていただけの場所だった。場所が迷路のような所にあるので、「この階段なんだろう?」と僕は好奇心的に通り過ぎた程度の記憶しかなかった。階段の先には・・・・・何もない。

それが去年の秋に突如として「街」に生まれ変わった。

クリックすると元のサイズで表示します

普段乗り換えで使うコンコースが1階。
そのフロアでさえ近年は本屋にパン屋、雑貨屋から飲食店街、さらには衣料品店まで揃い駅の改札を出ることなく用が足せるようになった。

そんなコンコースの一角でちょっと小規模な工事が続いているな、と思っていたら、突如として地階へと誘うエスカレーターが設置され、何やらこのコンコースの下に、また新しい飲食店街が出来たとの事。

クリックすると元のサイズで表示します

いつも時間に余裕がなく覗けなかったので、これ幸いとばかりに今回探訪する事にした。

“エキナカ”という改札内の商業施設が最近人気なのだけど、ここはまるでデパチカならぬ“エキチカ”。

「これが、あの、殺風景だった“銀の鈴”広場?」と目を見張るばかりの変わり様。

クリックすると元のサイズで表示します
東京駅中央コンコース地下「グランスタ」

とにかく“食”に関する専門店が47店舗という布陣。

このフロアには「グランスタ」という名称が付けられている。

詳しくは「グランスタ」のHPをチェキラされたし、だが、
感動したのがリカーの「はせがわ酒店」。
細長いスペースを利用した店内にはありとあらゆるリカーが揃っている。
しかも旅人が車中でのささやかな宴に持ち込めるように小瓶が充実。
キンキンに冷えたものから、思わず迷うコアなものまで。

もちろんスイーツエリアも充実だし、鮮度が勝負の生鮮加工品から各地のフードまで。
デパチカがエキナカに出来たようなものだ。

クリックすると元のサイズで表示します
「四代目“銀の鈴”」

そしてもちろん目印の“銀の鈴”も健在で、その横には待ち合わせ場所としてのベンチがズラリと並ぶ。しかも冷暖房完備だからこんな暑い夏の待ち合わせには最適。

携帯電話の普及で公衆電話と同じように、ちょっとした場所には必ずあった待ち合わせ場所のようなものが消えて行きつつある御時勢に、これは嬉しい。

エキナカ、エキチカ。
駅も街の一部として変化しているようです。


日々加わる世界からのフレンド
赤松敏弘MySpace
チェキラ!

おしまい

2008/8/11

ピーク時にアクシデント・・!?  月曜:ちょっと舞台裏

どうも今夜は外が騒がしい。。。
夏休みのピーク時とあって家族連れが目立つから子供が騒がしいのか?

例によっていつもの寝台特急サンライズ。
本日の部屋は“平屋”階。

クリックすると元のサイズで表示します

普段は二階がご指名なんだけど、さすがにピーク時とあって発売2時間後にはココしか残ってなかった。車内放送の通り「本日満室」なので仕方なく納まっているけど、普段なら絶対避ける部屋。

ちょっとした鉄分の多い雑誌なんかにはココが“お得”なんて書いてあるけど、あれは見た目だけで判断した“ガセネタ”。

クリックすると元のサイズで表示します
「普段使う二階部屋」
ベッド真上の天井が湾曲して多少圧迫感はあるが、なんせ二階なのでブラインドを開けて寝てもホームから覗かれない。湾曲した天井のおかげで窓も真上が見えるので寝ながら星や月を見れるのも特権。

クリックすると元のサイズで表示します
「滅多に選ばない一階部屋」
何しろ重心が低いので揺れない。その分走行中のスピード感は抜群。ただし床はホームよりも低く、ブラインドを閉じないとホームから丸見え。また、床面積が狭く(ベッドは各部屋同じサイズだが)ベッドの横にちょっと大きめのトランクが置けないデメリットあり。

クリックすると元のサイズで表示します
「本日利用の平屋部屋」
同じシングル料金なのに、格段に天井が高く窓も他の部屋よりも大きい。床面積は二階と同じでベッド横のスペースにトランク等が置ける。天地方向も床面積も申し分のない部屋なのだけど、、、、、

この部屋、実によく揺れるのだ。車両の末端にあって、普通ならココはトイレや出入り口のスペース。普段電車を利用している人ならご存知でしょうが、車両というのは構造上端っこはよく揺れるのだ。何だか揺れるのが申し訳なくて部屋を広くしているような感じ。
随分前にココを使って懲りて以来、二度と選ばないんだけど、今回は仕方ない。
まず、熟睡は無理(笑・・・泣)

クリックすると元のサイズで表示します
手前の窓の大きい部屋が問題の“平屋”部屋

まあ、ツキイチでいつも同じ部屋利用なのでたま〜に気分転換・・・と、諦めて乗った。それはそれで鉄分多めだから許容範囲か。

でも、それにしても騒がしい・・・ゾ!今夜は。子供連れの多い時にしても。

さっきから、外の通路を人が通る度に「は〜〜!」とか、「う〜〜ん、涼しい〜〜!」とか聞こえる。ここは6号車。

どうも繁忙期で混雑(といっても全車個室だから知れてる)としてもタダならぬ気配・・・?

やがてその理由が車内放送で判明する。

「7号車をご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけしております」

ふむ?

「ただ今クーラーが故障で7号車は大変暑くなっております」

え〜?

「申し訳ございませんが本日は満室の為、他のお部屋への振り替えが出来ません」

!?

「次の横浜で御旅行の変更や明日の新幹線への振り替え手続きを行いますので、ご希望をお近くにおります車掌までお知らせください」

とにかく放送で平謝りの連続。

さらに、

「4号車と11号車でラウンジをご利用のお客様にお願い致します。7号車のお客様にお席をお譲りいただきますようお願い致します」

長年この列車を使っているが、こんなアクシデントは初めてだ。
この熱帯夜の中で冷房が効かないのは致命的。

クリックすると元のサイズで表示します
普段なら閉める連結部分の自動ドアを開放して他の車両からの冷気を少しでも7号車に送り込もうとしている

さっきから外が騒がしかったのは、7号車からラウンジに“避難”している人達だったのだ。

多少揺れるとかなんとかの不満など、冷房が効かず旅行を変更せざるを得ない人達に比べたら贅沢か(反省)

しかしよりによって、このピーク時にこのアクシデントとは・・・・

この寝台特急は特殊な車両で交換が難しい。
全国を走る寝台特急の中で唯一電車だ。(他はすべて機関車牽引の客車)
さらに予備の編成があるのは遥か800キロ先、山陰は出雲市の車両基地。終点になる東京にも松山(ピーク時)や高松にも予備の車両がない。

毎日パズルのような運用をしていて、
今朝、車庫のある出雲から東京に着いた車両(サンライズ出雲)が今夜松山まで行くサンライズ瀬戸に。明日の夜松山を経つサンライズ瀬戸が東京まで来て明後日の夜の出雲市行きのサンライズ出雲となって一回り、というもの。サスペンス劇場顔負け。

このままだと、明日の松山〜東京、明後日の東京〜出雲市間の14号車に使われる今夜の7号車(これだけでも奇々怪々でパズルのよう)は冷房なしという事に。
一体どうするんでしょう?

クリックすると元のサイズで表示します
日付けの代わる寸前の「富士」駅になっても車内改札は来なかった
アクシデントでテンテコマイなんだろう

珍しく午前0時20分に「お休み放送」(普段は午後11過ぎ)が入り今夜は車内改札をしないようだ。

午前1時過ぎ、シャワーに入りに行った時、車掌にあったので切符の事で相談があり声を掛ける。ついでにアクシデントのねぎらいの言葉を掛けると、まだそのまま使っている人がいるようで熱中症にならないか心配で・・・と今夜は何度も様子を見に行くのだそうだ。おつかれさま。

揺れる“平屋”部屋も住めば涼しい都なり・・・

翌朝、快晴の中を列車は快調に(ただし7号車を除いて)走る。

クリックすると元のサイズで表示します
山を越え

クリックすると元のサイズで表示します
真っ青に広がる海沿いを走り

クリックすると元のサイズで表示します
ひたすら終点を目指す

もう7号車には誰も乗っていないらしい。

高松から進行方向が変わったが、先頭となった7号車の運転室はエアコン大丈夫だったのか?

クリックすると元のサイズで表示します
この海が見えると終点は近い

クリックすると元のサイズで表示します
午前11時ちょうど、終点の松山駅に滑り込む

クリックすると元のサイズで表示します
やはりピーク時とあって家族連れ利用が多かった

クリックすると元のサイズで表示します
これから車庫で応急措置をするのか、乗客を降ろすと慌てて車庫に向けて回送されて行く

機械は壊れる事を前提に使われているのですね。
修復までの裏舞台は不明。
無事に直ったんでしょうか。。。

こちらは故障なしで毎日増殖中
赤松敏弘MySpace
チェキラ!

おしまい

2008/8/9

気がつけば立秋ですと・・・  日記

空にぽっかり入道雲。
夕陽に照らされてその巨大さが一層強調されています。

クリックすると元のサイズで表示します
08年8月8日 味の素スタジアム上空

暦の上では立秋だそうです。

たしかに、夏の終わりに入道雲。
子供の頃、海に泳ぎに行った時、
青い空高くにそびえた入道雲を見上げて
凄いなぁ、と見入った記憶がよみがえります。

クリックすると元のサイズで表示します

これが見えるようになると、
土用波に乗った“くらげ”がぷ〜かぷか。
海水浴も終了、と。

ちょっと集中豪雨などで地表の季節は乱れていましたが、
空の上は暦どおりのようです。

クリックすると元のサイズで表示します

今日から夏休みの方も多いはず。
さあ、今年の夏をどう過ごしましょうか。

ベイジン・オリンピックも無事に始まったようです。

年中無休で増殖中
赤松敏弘MySpace
チェキラ!

おしまい

2008/8/8

只今スカパーで放映中・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック

毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
第百六回目の今日は『使い方を考えよう』シリーズの13、「メロディーラインにヴォイシング」の続編です。

只今放映中!
8月のスカイパーフェクTV!の番組「Eco Music TV」月間プログラム“airish”で、ヴィブラフォンと映像による即興的コラボ『airish Vol.9“Photograph/赤松敏弘”』放映中。チェキラ!

いろんなレコーディングをやってきましたが、さすがにヴィブラフォン1台をスタジオにセットして、モニターに写し出される画面を見ながらその場でインプロをやってシーン毎に1曲として仕上げる、という経験はこのレコーディングだけ。

フリー・インプロヴィゼーションでアヴァンギャルド(現代音楽と呼ばれるような無機質な表現)に演奏するのは楽ですが、コードミュージックとして譜面があるように演奏するのはなかなか冒険で面白く、その場で作曲する行為に等しかったですね。

高校の音楽科時代にコンサートでピアノを使ってこのようなインプロをやった経験があり、その後ヴィブラフォンに移して何度かプライベートに録音をしたりで遊んでいましたが、今考えるとそれをやっていなかったら出来なかったんじゃないかと思います。
あの頃はキース・ジャレットの“ケルン・コンサート”のような事を体験したかったのだと思います。
人間、何でも思い付いた時にベストを尽くしておくと将来何かの役に立つものですね。

時間があれば、時々そういう遊びを今でもやります。なかなか発想の転換にもなって、新しいアイディアも浮んでくるのです。
夏のうだるような暑さで集中力も散漫な時に、ちょっとチャレンジしてみるといいでしょう。楽器が自分の分身のように扱えれば成功としましょう。
もちろんそれを録音して後で聴き、「良いところだけ」を記憶に残してその時の感触を覚えるのです。

さて、こちらは遊びほど楽ではありませんが、何らかの法則を自分の演奏に持ちながらコード奏法に慣れましょう。

■再びD7(b9)・・・

先週は演奏中に出てきたドミナント・コードのメロディーラインを、左手によるトライトーンのヒットでヴォイシングする事、さらにはドミナント・コード(この場合はHMP5)のコードスケール上に出来る増4度の音程を転回形のようにチョイスしてメロディーに組み込む事を書きました。

今回はそれに右手を加えて3 way(3声) 叉は4 way(4声)のヴォイシングをソロの途中に入れる方法を書きます。
ここで説明している用語や意味がわからない場合は『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』(ヤマハ)の「コード演奏ガイダンス・基礎編」に詳しく載っていますから参照して下さい。もちろん一般のジャズ理論書でも読めばわかります。

ここで例としてはD7(b9)を取り上げていますが、全てのキーのドミナント・コードで練習する事です。

要領は簡単で、先週の左手の上音に対してまず近い位置にあるテンションをメロディーとして考えます。

クリックすると元のサイズで表示します
D7(b9)の3 way( w/tension b9th)

HMP5のテンションはb9thとb13ですから、まず近い位置にあるb9thを右手で。3 wayのヴォイシングが出来ます。
すると先週はこの場面のメロディーはCでしたが今度はEbでメロディーが終止する事になりますね。

同じようにポジションを上げて行くと、3 way voicingのメロディーは HMP5のコードスケールに沿ってb9th、3rd、5th、b7th、となります。(先週のメロディー・ポジションの短3度上の音)

3 way voicingとなる事でよりHMP5というサウンドが強調されます。
先週の2 way voicingでは4パターン中HMP5を特徴づけられるテンションが入るのが2パターンだったのに対して、3 way voicingにすると4パターン中3パターンに組み込まれます。
このサウンドの主張によって、細かいフレーズでHMP5を誇示する必要がなくなり、1アクションのコードサウンドでHMP5を表現出来る事で大きなフレージング(叉はブレス)をメロディーに作る余裕が出来ます。

さらに4 way voicingを考えると、b13thをメロディーとして用いる事になります。

クリックすると元のサイズで表示します
D7(b9)の4 way( w/tension b9th and b13th)

この場合は左手のヴォイシングにテンションが入る場合(4パターンの内2つ)は右手にテンションを入れないようにします。これはヴォイシングの中からトライトーンが消失してしまうのを防ぐ為です。
その内の一つを例に出すと以下のように。

クリックすると元のサイズで表示します

同様にF#がトップとなる場合も右手はトライトーンをヴォイシングします。

また、b13thは5thの代用として使うので左手に5thが入る場合、同時に右手にb13thが入るとその2音間に不協和音が生ずる為です。メロディー・ラインにb13thを選ぶ場合は要注意。

世界のマレット奏者を観てみよう!
赤松敏弘MySpace
チェキラ

おしまい

2008/8/7

夏の夜にはこんなサウンドトラックも・・・  木曜:Jazz & Classic Library

やっと快晴の夏が戻った感じの東京です

晴天だった昨日の午後は横浜で、全国から集まった若い人達の演奏を聞きました。
いつの間にかこちらは審査をする立場になっていますが、若い人の演奏はいつ聞いてもいいものです。

多少勢いで飛ばしまくっても、それは若者の特権。
終演後コメントをする立場になって「音の隙間をもっと上手く使って演奏するといい・・・」などと会場で結果を待っている人達に向けて喋っていて、そう言えば自分も昔同じような事を言われたなぁ、と。

でもね、急に大人のような隙間なんていらないよ。
若者として考えうる隙間で十分。
それが新しい音楽を生む切っ掛けになるはず。
頑張れ!

さて、夏も本調子のこんな時期に、ランダムに流して聞きたい音楽。
そこで、今日はちょっとこんなアルバムをピックアップ。

クリックすると元のサイズで表示します
『NEXT STOP WONDERLAND』(verve/Sound Track/1998)

「ネクスト・ストップ・ワンダーランド」は2000年に公開された映画。ボサノヴァが全編に流れる、というCMにつられて新宿の映画館に観に行った。

肝心の映画のストーリーは電車の中で見掛ける男と女の“よくある”お話し。
まぁ、日常をどれだけ日常的に描くかという内容だったのでどうのこうの、というものではなかったけど、びっくりしたのはその映画の舞台がボストンだった事。

いやはや、懐かしい煉瓦色の街並とチャールズ・リバーを挟んだケンブリッジとボストンを行き交うMBTAの地下鉄や秋色に染まるボストンの街が懐かしかった。

その映画に挿入されたサウンド・トラックがこのアルバム。
この映画の為に作られたトラックは新曲4曲とカバー1曲。ベベル・ジルベルト等が参加したものだけど、それ以外は全て往年のボサノヴァ・テイクが使われている。(全16曲)

ボサノヴァは夏の音楽じゃないけど、このアルバムにはサンバも含まれているので、この時期のリビング・ルームのBGMにはお似合いだと思う。

懐かしいウォルター・ワンダレーのオルガンや、少し前にスポーツ用品のCMでも流れていたタンバ・トリオ、情熱的な歌声のエリス・レジーナ、もちろん王道のアストラッド・ジルベルトなど、ちょっとしたボサノヴァのベスト盤といったところ。

泣かせるのはトゥーツ・シールマンス(ここではギター)とエリス・レジーナ(ヴォーカル)による“Aquarela do Brasil”。

元々、ヴィブラートが情熱的過ぎるエリス・レジーナの歌声は好きではなかったので相当数の彼女のアルバムを聞き逃しているのだけど、13曲目という終盤も近い頃に登場するレジーナの“声”にハッとさせられる。
波乱万丈と伝わる彼女の生涯を思わせるようなこの歌声が、ともすればクールに彩られたアルバムの中で、突出した肉体に感じられるから不思議だ。

これらの第一期ボサノヴァが流行った時代。
日本ではちょうど東京オリンピックが開催された頃。

ベイジン・オリンピックが明日開幕するというのだから、きっと中国の人達はこのボサノヴァ達が街に溢れていた頃の日本のように、明日が光り輝いて見えているのでしょう。

ベイジン・オリンピックに対してはバッシングもあるようですが、何の事はない、その頃の日本だって同じような事だらけ。公害にスモッグにもろもろの社会問題。日本が批難出来る立場じゃない、と子供の頃に目撃したオリンピックの記憶が結論付ける。

ボサノヴァを聴きながらスモッグに霞むオリンピックの成功を祈りましょう。

21世紀の音楽はこちら
赤松敏弘MySpace
音楽はいつまでもあの頃のままでいい。

おしまい



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ