2009/11/10

鉄分多めな街のラッキー電車・・・東京→松山→銚子  火曜:街ぶら・街ネタ


今年の夏の終わりに訪ねたところに千葉県の銚子が。
この時の様子は8月25日のブログ『丸く見える丘と、106改め801・・・挟まれた男』としてまとめています。

軽ーく801のドアに挟まれで喜んでいる本人ですが、なかなか予知にも優れているようで、この時に撮り溜めしておいたショットが、この醤油の町(千葉県・銚子)とみかんの町(愛媛県・松山)が不思議な鉄分で繋がっている事を物語っているのです。

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伊予鉄道・古町(こまち)駅。冷暖房完備の待合所(右側)、バリアフリー対応トイレなど地方私鉄としては破格のサービス

実家のある松山の街の西側には二つ鉄分の濃い場所が。
一つはJR松山駅に広がる車両基地。しかしココは鉄道高架工事と共に別の場所へと引っ越してしまう運命にあります。

そこで将来的にも引っ越す予定のないコチラが正に鉄分の濃い町となるわけ。

四国・松山を縦横無尽に走り回る小さな私鉄、伊予鉄道。
最近は路面電車線に実物大の『坊ちゃん列車』を観光用に走らせたり、郊外線の運賃に上限を設けたり、路面電車の均一料金を150円に値下げしたりと、けっこう前向きの施策で客離れを食い止めている優良企業。

その伊予鉄道発祥の地がココ、古町なのですね。
夏目漱石の小説『坊ちゃん』に登場する汽車(つまり坊ちゃん列車)も港とココを結んでいたものでしょう。

何が鉄分多めかと言えば、この駅には伊予鉄道の軌道線(路面電車)と郊外線(私鉄線)の車両基地があり、他の駅とは異なった雰囲気があります。

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昭和40年代には駅ビル化(上階は住宅)している

地方私鉄としてはバリアフリー化などの施策に積極的な伊予鉄は基幹駅でもあり街の中心駅でもある「松山市駅」に続いてこの「古町駅」のバリアフリー化を達成。

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ココの特徴は、市内線(路面電車・環状線)1系統と2系統のホームと郊外線(私鉄線・高浜線)の3,4,5番ホームを一つの踏み切りに集約して全て地平で行き来出来るように改良し、全てのホームをスロープで結んでいる。
(以前は市内線と郊外線の乗換えは地下道を経由していた)

とてもコンパクトにまとめられ、松山市駅のようにエスカレーターやエレベーター等の大規模投資を行わなくともバリアフリー化出来る良例。
但し、鉄道線が約7分間隔、軌道線10分間隔という列車頻度にもよるが、無駄に上下させられる事がない「昔風」の造りに戻った駅構内はかえって新鮮かも。

駅を南北に高浜線と市内環状線が縦貫し、その線路の東側が市内線の車両基地、西側が郊外線の車両基地に。工場が郊外線側にあるので大型の電車の間に小型の路面電車が混ざっている事も多い。

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一番右端が工場入りした路面電車。一回り小さい

さて、ココでも世代交代が盛んで、鉄分の多い人は時々覗くのが楽しみでもある・・・うん? 車庫をですよ。

伊予鉄道は京王電鉄と仲がいいので昔京王線や井の頭線を利用していた人には懐かしい鉄道だと思う。

市内線の路面電車はオリジナル車両が大半で、上は車齢50年に及ぶ50型から最新は21世紀生まれのバリアフリー電車2100型まで。
唯一オリジナルではないのが元・京都市電の2002から2006の5両だけ。

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古町駅東側に広がる市内線車庫。前から車齢50年に及ぶ50形、昭和40年代の70形、21世紀生まれの2100型


郊外線ではそれが反転して・・・

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郊外線唯一のオリジナル車両610系

上記の610系以外は全て京王電鉄から譲受した車両という、いわば京王電鉄・伊予鉄道線。
だから車庫を覗くと懐かしい車両がわんさか・・

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左は元・京王の人気車種5000系で伊予鉄道の主流700系、右も元・京王のグリーン車こと2010系で今後引退する800系

そんな古町車両基地の一番西側の係留線。

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700系が休むその奥に・・

現役の車両が出入りする奥に・・・

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カバーを掛けられた路面電車が二両・・・

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静かに休む二両の路面電車

どう見ても新車が届いたわけではありません。
なんとなく悲しい雰囲気。。。

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アルミ切抜き文字で「0」、この体格からすると、車番は「60」号と判明します

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昭和32年製の「60」号が現役引退

さらに奥には・・・

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こちらは車番は見えませんが・・・

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昭和37年製でリベットが特徴のオリジナル車と言えば65号から69号のどれかでしょう。

車齢で言えばもっと古い電車が現役で動いていますから、引退のタイミングは新型車両の導入と自動車で言う車検と兼ね合い、それと「調子」によるのでしょうね。
このリベットが特徴の路面電車は軽量で調子も悪くは無かったようですが、バスの工法でリベット接合による組み立て式としたのが仇で腐食が早く、すでに60番台の仲間の大半が2100型の導入によって廃車になっています。

さらには、その横に・・・

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襟を正して整然と並ぶ800系823号、822号

他の係留線は他形式が混ざったり、増結用の車両が1両だったりと混然としている中で、一番奥の2線にキリリと襟を正して正規の3両編成で並べられている800系。

さては・・・・

と、予知したのが、この二編成の内の二両ずつ四両が千葉県の銚子電鉄に譲渡されるのではないか・・と。

この写真は9月に撮ったものなのでその時にはまだどの車両が譲渡されるのかは判明していませんでした。

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手前の線路の先には廃車となる二両の路面電車がある

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京王電鉄 → 伊予鉄道 → 銚子電鉄と生き抜くラッキーな電車。まるで不死鳥。

他の多くの同期車が廃車となった時代に、関東から四国へ嫁ぎ、さらに再び関東へと嫁ぐ「運」のある電車。これをラッキー電車と呼ばずしてなんと呼ぶ!
きっと銚子電鉄では「ご利益電車」とかなんとか、乗ると「運」が付くとか、何でもいいからこの幸運な電車を売り物にして存続の為の増益にしてほしいものだ。
(銚子電鉄は赤字でこの電車の購入資金が不足しているのでサポーターを募集している)

情報によればこの車両を京王線時代のような黄緑一色塗りにするとか・・・

11月6日に、無事に銚子電鉄入りしたとの事。

ちなみに現・銚子電鉄800系も元・伊予鉄道のモハ106号。
みかんの国から醤油の国への電車の嫁入りは二度目だ。
ただし、今回の800系導入により今年度内に106号は廃車となる。
不思議な縁で繋がった伊予鉄道106号と800型の並び姿が見れるのもあと少し。

800型の転出と同時にコチラ伊予鉄道に入線したのは・・・

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元・京王井の頭線3000系、現・伊予鉄道3000系

先日まで井の頭線を走っていた車両を今後は30両導入して主流とするらしい。
京王線を走っていた2010系(伊予鉄800系)の車両更新に井の頭線の車両を選ぶところが、やはり伊予鉄道は京王電鉄と仲が良い、という事。

ちなみに松山生まれの僕も京王線沿いで暮らしているのは、何かの縁か?

鉄分多めの京王ファンへの誘い・・・

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現・主流の元5000系で古町を出発

発車するとすぐに市内線環状線と斜めにクロッシング

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古町駅の南側で市内環状線が単線で複線の高浜線本線上を斜めに横切る

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一駅めの「大手町」手前では路面電車との複線同士のダイヤモンド・クロスと必ずすれ違う対向車(ダイヤ上大手町駅手前ですれ違う設定)。本日の相手は元2010系の800系

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一昔前の京王線の雰囲気を味わいながら・・・

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さらに一駅で中心の「松山市駅」

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古町から2駅、所要6分、ダイヤモンド・クロス二箇所、で、鉄分多めにはお得でお値打ちな150円!(笑)

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市駅前は中心街の入口でアーケード街へと続くけど・・・

鉄分多めのあなたなら、駅前からひっきりなしに発着する市内線2番の環状線に飛び乗って・・・

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市駅前から6駅、所要15分、ダイヤモンド・クロス二箇所、で再び古町駅へお値打ちの150円トリップ。京王線と井の頭線の電車が同じ線路上を走るのは、おそらく全国でもココだけでしょう。

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伊予鉄3000系。現段階ではまだ二編成の元・京王井の頭線の電車。数年の内に十編成が置き換わるので旧京王2010系こと伊予鉄800系が全車引退する。


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チェキラ!



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