2009/11/26

スタジオにスナフキンを見つけたらカエターノ・ヴェローゾを思い出し・・・  木曜:Jazz & Classic Library


昨夜から降り始めた冷たい雨。
寝る前(と言っても午前7時頃なんだけど/笑)もシトシトと雨音が聞えていた。

しかし・・・

クリックすると元のサイズで表示します

まぁ、お約束と言ってもいいでしょう。
晴れ男が午前中から動くとご覧の通り・・・・晴れ!

クリックすると元のサイズで表示します

本日はゴゴイチ(カレーのお店じゃないよ、午後1時というこの世界の基本的な集合時間)から先月の“横濱ジャズプロムナード2009”でめでたくデビューした新しいバンドThe NewQuartetのリハーサル。次なるステップへと向けて佐藤浩一(p)澤田将弘(b)樋口広大(ds)と新しい課題に取り組む。

●赤松敏弘The NewQuartet @ 横濱ジャズプロムナード2009の様子はコチラ → 『2009ツアー・満員御礼! 横濱ジャズプロムナード2009・・・』 http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20091010/archive 

ところで、昨日の偶然にもブログでも触れたとおり、最近になって街中に「赤」の車が増えたような気がする。自分が真っ赤な車を買ったからかもしれないけど、このところずっと続いていたモノトーンの黒や白やシルバーの時代からやっと抜け出しそうな気配。車がカラフルになれば不景気な空気の街も少しは華やかに。

クリックすると元のサイズで表示します
カットに入る(自分の車も含めた)4台の内3台が「赤」。今日の首都高速4号線にて

バンドのリハーサルでもお世話になっている目黒VANRYUJI STUDIOがブログを立ち上げたと言う。ホウーー! 事業仕分けが話題のこのタイミングでブログを立ち上げるところなんかさすがバンリュウジ・スタジオである。(なんのこっちゃ!)
日々の音楽制作を事業仕分けするのかもしれない。もっとも「せいさく(政策)」違いかもしれないが・・・

●VANRYUJI STUDIO BLOG 『コペルニクスの地球に優しい音作り』 
http://koperniks.paslog.jp/


今日はスタジオのロビーにスナフキンを発見!

クリックすると元のサイズで表示します
これを見てとっさにスナフキンが出て来るのは僕と同世代だけか!?

クリックすると元のサイズで表示します
「これはスナフキンではないゾーーー!」・・・by Satoshi Yoshida(スタジオ・オーナー)

バンドのMasa(澤田)くんはこれを見て「おやおや、もうすぐハロウィンですねぇ」と。
一同目が点@@;
もうとっくに終わってるだろーが(笑)

当てにならないバンドメンバーの季節感(笑)を紹介するよりも、やはり華やかなミキシングルームのカットのほうが良いでしょう。

クリックすると元のサイズで表示します
本日はカメラマンでシンガーのKANAN嬢(左)が歌入れ準備中。右はファンク・ロックバンドWatchTowerのギタリストでバンジョーから最近は編集オペレーターまでこなすAZSA嬢。ああ、、、そんなピースなんて・・・あーた、Showaなポーズに一同悩殺!(笑)

そうそう、AZUSA嬢が参加するファンク・ロックバンドWatchTowerのベーシストはかつての僕の教え子だったりするので世の中狭いもんです。

WatchTower MySpace → http://www.myspace.com/watchtowerinfo



歌。

そうですね、今夜は久し振りに歌を聞いてみましょう。


クリックすると元のサイズで表示します
『ANTOLOGIA 67-03 / Caetano Veloso』(universal/2003年)

カエターノ・ヴェローゾのデビューから最近までのベスト版。67-03というのは1967年から2003年という意味だ。

ブラジルのボサノヴァ以降の音楽はBPMとイニシャライズされるけど、ボサノヴァを旧式の音楽と捉えてより自由な思想や音楽と結び付けた芸術運動が1960年代後半から沸き起こり、その代表格としてカエターノ・ヴェローゾをインプットしている人も多いでしょうね。

音楽や演劇などブラジルの芸術分野で起こった革命運動はトロピカリズモと呼ばれ、1970年代には僕らもボサノヴァの新譜を手にする度に目にする単語だった。
当時のブラジル政治との兼ね合いは知る由も無いが、ボサノヴァの世界に何か起こりつつあったのは、王道のジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンの音楽からも窺い知れた。

やがて「トロピカリズモ」は知らない間に「BPM」という言葉に取って代わられていて、さて、トロピカリズモって何だったのだろう? と思った人もいるはず。

カエターノ・ヴェローゾのこのアルバムを聞くと、「ああ、なるほどね」と遠い時代にブラジルで湧き上がったトロピカリズモの空気を感じられる。

音楽が政治に使われるなんて・・・・と、抵抗がある人もいるかと思うけど、音楽は時代の写し鏡、そういう時代背景が音楽に与えた影響は知っておいてもいいかな。

このアルバムは2枚組。
何か配慮を持って二枚に分散されているのかと言うと、そうでもなさそう。

ただ、僕としてはDisc-2の冒頭2曲に聞き惚れてしまうのだけど・・・

カエターノ・ヴェローゾの事を知ったのは他ならぬボサノヴァの生みの親でもあるジョアン・ジルベルト1981年のアルバム『BRASIL(邦題:海の奇蹟)/Joao Gilberto』(philips)だった。
ジョアンの他にジルベルト・ジル、カエターノ、マリア・ベターニャという世代を超えた4人のブラジルを代表するシンガーが共演していたもの。

その後のジョアンのアルバム『JOAO』(polygram/1990年)などでもカエターノ・ヴェローゾの曲が取り上げられていたりして、耳馴染んでいたつもりだった。

恐らくボサノヴァ・ファンならカエターノと言えばデビュー・アルバムの「ドミンゴ」の印象が濃いはずで、このアルバムにも納められている“Meu coracao vagabundo”を聞くと「ああ、この曲!」と思わず口ずさむでしょう。
かくいう僕もこのアルバムの中で最も好きなトラックがコレなんですね。

そんな保守的な事でどーする!!

いやいや、実はこのアルバム、別の聞き方をすると実に面白いんです。

原語のインナーには隣り合った曲の間の時間差を示す表記があって、録音された年代の比較が出来る仕組みになっているんですね。

どうやらただランダムに曲を並べただけではなさそうです。

ロックに大きな影響を受けたヴェローゾらしく、その後の音楽との接近も面白い成果を上げています。ビートルズのカバーはわかるのだけど(“エリナー・リグビー”)、マイケル・ジャクソンの“ビリー・ジーン”をそれとメドレーで結んでいるもの。これが不思議と繋がるから、面白い。

Disc-1の6曲目“Haiti”などは1993年録音の完全なヒップホップ・サウンドでラップを用いたブレイク・ビーツが異端で面白く、前曲の1969年の曲とのコントラストが見事。

さらに続く7曲目にはジョアン・ジルベルトもカバーしていた“Sampa”。前曲とは一転して1973年作のサン・パウロに捧げた明朗な曲がまるで楽園のように響く。

ベスト版というのはあまり買わないのだけど、ヴェローゾのようにその時代時代で音楽的な背景までガラリと変わってしまうと、かえって次に何が来るのか楽しみになるから不思議だ。
まるで様々なアーチストを寄せ集めたオムニバスのように聞える。しかし一人のアーチストだから軸がブレる事がなくカエターノの音楽的な許容範囲を楽しむようだ。

僕は、それでも伝統的なボサノヴァや70年代のBPMが好きなんだけど、このアルバムで大きく感動した曲がある。

先程触れたDisc-2の1967年の古典的なボサノヴァ“Meu coracao vagabundo”と次に並ぶ2000年に録音された“Minha voz, minha vida”へという流れ。何度この部分をリピートしても気持ちいいんだ。

まるで蕾(つぼみ)のように不安に包まれながらモノトーンで歌う1967年。
対して、ゆったりと、のびやかに、そして平和に歌う2000年のカエターノ・ヴェローゾ。

訳詞によれば、“僕の歌 僕の人生/僕の秘密 僕の啓示/愛しい君 信じてほしい/僕らの間には育ってゆく/際限のない花が/なぜなら 僕が歌に人生をこめているから・・・”

相変わらずの(ホント、訳すとまたコレかいって感じなんだけどねぇ/笑)ボサノヴァ的恋愛台詞が並ぶのだけど、1967年の歌声の後に聞く2000年の歌声は思わず全てを受け入れてしまう。

すべてを受け入れたくなるような歌、そういうのが今は必要だね。
上手さを誇示するものや、見た目だけのパフォーマンスじゃ「やり手」は増えても「聞き手」は増えない。

世の中ちょっとゴタゴタしてるけど、一晩寝たらリフレッシュ。
気持ちは大きく、気分は最高で行きましょうよ。
たった一度の人生。
夢を追って行かなきゃ、ね。


★12月のスペシャル・ライブの予約が始まりました。

■12月13日(日)午後2時30分開演
東京・大田区鵜の木“アトリエひらり”

赤松敏弘(vib)&ユキ・アリマサ(p) SPECIAL DUO


日曜午後のひとときにアトリエひらり(東京・大田区)のスペシャル・ライブをどうぞ。
2009年の締めくくりは、もうすっかりみなさま御馴染みの、赤松・アリマサDUOで決まり!(笑)
アトリエひらり名物のお茶とお菓子のティータイム付き。

どうかお見逃しなく!
完全予約制です。
良い席はお早めに。

料金:3.000円(お茶とお菓子付き)

クリックすると元のサイズで表示します
予約電話 03-5482-2838(アトリエひらり担当:つちやまで)

予約メール hirari-hitomi@mbp.nifty.co()
←最後のカッコのところに小文字のmを入れてcomで送信して下さい。ジャンクメール対策の為お手数をお掛け致します。

アクセス
東急多摩川線・鵜の木駅(改札口左へ)。線路沿い徒歩8分。
クリックすると元のサイズで表示します

乞うご期待!!

世界のヴィブラフォン奏者と素晴らしい音楽仲間へ直結!
■赤松敏弘MySpace

そして、コチラはオフィシャルサイト
■赤松敏弘Vibraphone Connection

auの方はコチラの赤松音源で
≪■着JAZZ!■取り放題≫
 カテゴリ(メニューリスト)>着うた>クラシック・ジャズ
 クリックすると元のサイズで表示します
≪着JAZZフル≫
 カテゴリ(メニューリスト)>着うたフル・ビデオクリップ>クラシック・ジャズ
 クリックすると元のサイズで表示します

SoftBankの方はコチラの赤松音源で
≪着JAZZ!≫
 メニューリスト>着うた・ビデオ・メロディ>着うた>Jazz・クラシック・ワールド
 クリックすると元のサイズで表示します 
≪着JAZZ!フル≫ メニューリスト>着うたフル>洋楽・Rock・Club
 クリックすると元のサイズで表示します

チェキラ!
タグ: Jazz ジャズ CD



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ