2010/3/25

スティーブ・スワロウとスティーヴ・キューンのデュオはいつ聴いても御機嫌だね!・・・  木曜:Jazz & Classic Library


只今午前4時。
2010年3月25日。

外は寒かった。
気温は2℃しかない。ブルブル。。。
かろうじて小雨で留まっている東京地方です。

21世紀になっても、この世界に入って何年経とうとも、ちっとも変わらない。
え? アンタの夜型性格って?

ちがーうの!
ヨーグルトじゃなくてダノン・・・

ちがう、ちがう!

これ。

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本番やリハの前夜は譜面コピーと譜面貼りの応酬。
一体何歳頃からコレやってんだ?
・・・・・・16歳くらいからだよ、まったくもって変わらない。

前もって準備しておけばと言っても、前夜になって曲に手を加えたり、まったくの新曲が出来てしまったり・・で今まで一度も譜面を開かずに寝た事がない。
まぁ、遠足などでフンコーして前夜に眠れないアレに似てると言えばそれまでだけど。。

こんな感じで午前4時にコンビニに走りコピー、それから戻ってペッタン、ペッタンとページをセロテープで貼り合わせている。

単純作業だから今夜はBGMにコレを取り出した。


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『TWO BY TWO/Steve Kuhn & Steve Swallow』(owl/1995年)

デュオもののアルバムは二通りに分けられると思う。
一つは二人の演奏者が火花を散らすような緊張感に包まれた作品。もう一つは慣れ親しんだ両者のリラックスした時間が記録された作品。
どちらが良いという事はないが、どちらかと言えばたった二人だけなのに「くだけ切った感じ」しか聞こえてこないアルバムはまだ買う気になれない。

ソロ(独奏)によるアルバムにしてもそうだけど、わざわざリズムセクションの空間に穴を開けて演奏しているのだから普通とは違ったものが聞こえてほしい。
かと言って、コンテンポラリーという言葉を隠れ蓑のようにしている音楽は今となっては聴く気になれない。全編がそういう「鎧(よろい)」に包まれたような音源は、耳ざわりだけは斬新に聴こえるけど結局はサスペンスドラマなどの音効に聴こえてしまい、毎日聴きたいという衝動に駆られない。

音楽なら毎日聴き続けて、飽きるまでそれを繰り返したくなるものだ。飽きてもいい!くらいの覚悟で。

そういう意味では70年代ECMをリアルタイムで聴けたのはラッキーとしか言い様がない。
次々に出て来るピアノを筆頭とするソロやデュオの作品は、こんな極東の小さな島国に住んでいた僕らでさえその音を溢れんばかりのリアリティーで受け止められた。

70年代という空気そのものとECMが持つサウンドデザインが一致して、街の喧騒から公園のベンチに至るまで意味のあるが如きの空間に仕立て上げてくれた。あれはその前でもその後でもけっして成り立たない時間と空間だった。好きになった人はみんな身体に染み入ったんだよ。

あれから40年近くの時間が流れたわけで、今にその頃の音を求めてもリアリティーの欠片もない。
今には今のリアリティーが一番似合うはずだ。

さて、このアルバムの主人公達も70年代にECMの洗礼を受けている。
だから、この人達が音を出すと何を見てきたのかがよく分かるような気がして、どこか安心しながら聴いていられるんだね。「僕もそれ、見てましたー!」みたいに。

最初に挙げた「火花を散らすような緊張」のデュオと、「慣れ親しんだ二人がリラックスして奏でる」デュオがちょうど上手い具合にミックスされていて、とても今の時代に聴きやすいアルバムになっている。

この二人の事を、少しでも知っている人なら、何の抵抗も無く受け入れられる世界。
そうじゃない人でも、この二人の世界は七割方楽しめるはずだ。

七割って低くみられるかもしれないけど、これは音楽では結構大きな数字。
殆どの場合が「好き」か「嫌い」の「0」か「100」だもの。

キューンのGentle Thoughtsからごく自然に始まるこのデュオ・アルバム。
本当に、今そこでデュオが始まったような、そんな自然な出だしだ。

同じくキューンのタイトル・チューンTwo by TwoはJAZZYそのものでグルーヴスイングが御機嫌だ。
アコースティック・ピアノとエレクトリック・ベースのデュオでこれだけドライヴする演奏は滅多にない。
今も昔も僕はスワロウのベースラインが大好きだ。

続くスワロウのRememberはECM時代にもスワロウのアルバムで録音しているが、デュオで聴いているのをついうっかりと忘れてしまいそうになるほど躍動感に充ちたワルツ。

日本のジャズファンやジャズメンの一部には今でもアコースティック至上主義のような傾向があるのだけど、そんな中にあってスワロウは別格だと言う人が多い。
彼は優れた作曲者でもあると同時に唯一無二のベースギターのスタイルを築き上げているからだと思う。
そんなスワロウと相性バツグンのキューンとのデュオだから、たった二人でも描きたい事が100%形になっている。しかも余裕を持ちながら。

思うのだけど、僕も理想とする二人ならフィフティー&フィフティーの精神、これが見事に形を成したデュオなんじゃないかと。どちらかが無理をする事もなく、ストレスなく二人で100%の世界を作っているようで、この偉大なる先輩方に改めて敬意を表したくなる。

また、お互いのオリジナルが持つ世界観がまるで後世まで語り継がれるジャズ・スタンダードナンバーのように聞こえるんだ。

聞こえて来る音はリラックス。
演奏している音楽はエッヂが利いていて聴き手を一瞬たりとも退屈させない。

僕らには懐かしいスタンダードナンバーのようなスワロウのEiderdownやLadies in Mercedes、フランス近代派のようなリリシズムに溢れるキューンのLullaby、本当にポエムを朗読しながら演奏するキューンのPoem for #15、陽気にカリプソで染まるMr Calypso kuhn、少しシリアスながらペーソスにも溢れたDeep Tangoなどなど。

ちょっと最近疲れ気味で重圧なリズムセクションはヘヴィーかなぁ、、、、

そんな人には絶対にお薦めのデュオ・アルバム。

このアルバムがいいのは、21世紀の今聴いてもこの二人のやっている音が僕らの生活の中にちゃんと溶け込める事。そしてそれらが愛おしく思える瞬間をたくさん持っている事なんですよ。


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チェキラ!
タグ: Jazz ジャズ CD



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