2010/5/7

続々・発想を逆転するとインプロのヒントが見えて来る!・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第百七十五回目の今日は、4月2日の金曜特集「発想を逆転するとインプロのヒントが見えて来る!」、そして先週の「続・発想を逆転するとインプロのヒントが見えて来る!」の続編です。途中からの人は

先頭のコチラからドゾhttp://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20100402/archive

先週見逃してる人はコチラからドゾhttp://sun.ap.teacup.com/vibstation/1271.html

いやはや、それにしても、もう現政権には呆れてしまいます。
全ての事が「近未来のビジョンが見えない」まんま。
はっきり言って、もうやめるべきです。
高速道路もガタガタ、鉄道もバスも航空業界もみんなガタガタ。
いったいどういう国民生活像を持っているのかはなはだ疑問に思うことばかり。
愚策とされた「子供手当」ですらもう来年度の満額支給は怪しくなってガタガタ。

お願いだからこれ以上世の中をガタガタにしないでほしい。
誰もあなた達のマニフェストに期待なんかしていない。
それをまだ自覚していないのはあまりにも幼稚過ぎる。

国がどうなっても生きて行く上で音楽や美術や芸術・芸能は不滅でありたいね。



さて、先週の続きです。
単純なコードとメロディーでさえ「調号」があるのと無いのでは情報の伝わり方が違います。

とくにジャズのようにインプロという演奏者自身のパフォーマンスにウエイトが置かれた分野では、その情報の正確さで表現そのものがまったく異なったものになってしまう場合があります。

しかし、だからと言って全てがいつも「基本」や「原則」だけではちっとも面白くない。
多少「ヘンチクリン」でも、面白い音楽があってもそれはそれていいのです。
ただ、その判断基準(つまり音感だよ)がいつまでも幼稚であると、これまたマンネリズムによってワンパターンで面白味に欠けた音楽になってしまうから厄介。

音楽でも政治でも「ころあい」とか「塩梅」がいいのがベスト。

先週は調号が付く事によってそれぞれのコードスケールが確定されたところまで説明した。
つまり、調号の無い譜面のような音感で曲(音楽)を聞いていると「音はわかっているのに・・・・いつも霞がかかっている部分が・・・・・」と、理論的な根拠が乏しくなる、という事です。

それが「絶対音感+固定ド」の弊害。
譜面というのはよくみればみんな調号によって「移動ド」に対応している。
それすら気付かずに譜面を眺めているのはどうしたことだろう。。。

どんどん発想をシフトして行く。

まず先週の調号を付けた譜面がコレ。

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このままでも良いのだけど、「いつもこのメロディーにこのコード」的なマンネリズムに陥っていないだろうか。

発想の転換で一番容易いのがベース音の選定を変えること。
逆に言えば、調音などで最初は聞き取れなかった低音があった人などは自分が思うベース音よりも実はもっと下の位置に「隠されたコード」が潜んでいる事が多い。
「隠された」というのが逆に言えば「聞こえなかった音域」である可能性が高い。

メロディーの音はそのままに、ベース音とされる選定候補をいくつか挙げてみよう。

■最初の小節のコードはこんなに(可能性が)あるゾ

メロディーのA、コードのDm7。
いやいや、メロディーがAで、Dm7っぽいサウンドが聞こえる他のコードはたくさんあるんだ。

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(クリックで拡大/以下同じ)

Dm7のコードトーンD,F,A,Cの内の一つでも二つでもそのサウンドを含むコードを記した。ベースの設定を三度(長・短を含む)ずつ下げると思わぬコードにたどり着ける。
本当にほしかったサウンドはこっちにあるんじゃないかな?
ベース音を下げる事によってメロディーの音はコードトーンからテンションへと変わって行きます。
このパターンでコードの選択肢が拡大出来るのは、メロディー音がコードとしてアヴォイドノート(省略音)にならない位置ならどこでもOK。

■二小節目のコードもこんなに(可能性が)あるゾ

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BbMaj7だと思っていたコードがこれだけ広がる。ベースの音をどれにするかで全然サウンドもコードの機能も変わってくるから面白い。
ただしEm7(b5)を選択するとメロディー(F)がアヴォイド・ノートになって使えないから御用心。


■三小節目もこんなん出ましたケド

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Gm7とばかりに思っていたら・・・ですね。


■四小節目はもっと変えられるんですケド

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メロディーが#11thという発想にまで辿り着くと、本当にサウンド・ボキャブラリーが豊かになる。


ここでベース音の選定によってコードの選択肢が増えるという説明をしているのだけど、それを逆転させると、このような選択肢の中から選ばれたコードには、確実に一つのコードスケールが存在するという事がわかったでしょう。

まとまった流れを持つコード進行には、そういう「成り立ち」があるのだから、インプロヴァイズする時にそれらの「気配」をすぐにキャッチできるような相対音感を持っておく必要があるのですね。
全てのコード進行が理論的に面白ければ良い、としいうのではありません。
時には思いつきのような優柔不断なコード進行があってもいいし、聞くからに幼稚なコード進行が必要な時だってあります。

しかし、一度曲として連結されたコード進行には、意図的、無意識にかかわらず一つのコードスケールを選択している事になります。
そのコードの隙間の音をどれだけ連想出来るかでインプロが変わって行きます。

音楽家は常に面白いもの、刺激的なもの、を求めていなければ感覚が退化するばかり。
発想の転換をいつも意識しながら演奏にフィードバックしているわけです。

同じ単純なメロディーにどれだけ面白くコードを選択出来るか。
その人のセンスに直結です。

メロディーはシンプルなほうがサウンドがよりリッチになる。
複雑なメロディーはよく吟味しないとサウンドを選択する余地がなくなる。

言葉で言われる事があっても、それを実感させられる機会は少ないでしょう。

さしずめ今の僕はこんな感じを思いつきます。

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メロディーを全てテンションとして想定しました。
ドミナント・コードはミクソリディアン以外のコードスケールも選択肢に取り込むといい。

なかなか、です(笑)




いよいよ迫る!

東京地方限定で僕もゲストでマリンバを弾くゾ!

■松島美紀Marimba Sensation〜グランドマリンバの魅力〜
■日時:5月16日(日) 開演14:30〜(開場14:00〜)

■場所:アトリエ「ひらり」 東京都大田区・鵜の木
■料金:¥3000- (お茶菓子付き)
■出演:松島美紀(Mar), ゲスト:赤松敏弘(Mar)
■予約電話 03-5482-2838(アトリエひらり担当:つちやまで)
■予約メール hirari-hitomi@mbp.nifty.co( ) ←最後のカッコのところに小文字のmを入れてcomで送信して下さい。ジャンクメール対策の為お手数をお掛け致します。

★アクセス
東急多摩川線・鵜の木駅(改札口左へ)。線路沿い徒歩8分。
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・・・おなじみの日本歌曲からオリジナル、ジャズ、ボサノヴァ、洋楽ヒットナンバーまで幅広く、楽しいサンデー・アフタヌーン・ライヴを予定しています。
そしてそして、ゲストは、、、Vib奏者の赤松敏弘!が、な、な、なんとマリンバプレーヤーとして???登場!! 果たして、どんなマリンバ連弾になるのやら???乞うご期待あれ〜〜〜・・・
「コンサート解説より引用」

そない驚かんでもいいのに(笑)
これでもNHKデビューは学生の頃FMの「午後のリサイタル」というクラシックの音楽番組でマリンバが先なのだ(!)。

サンデーアフタヌーン・ライブの成果は続くレコーディングへとフィードバック。
マリンバ、これからの大変身にご注目ですゾ!


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『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/赤松著』(ヤマハ出版)


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チェキラ!



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