2011/1/20

懐かしいテレビ番組を観ていたら・・・チャールス・ロイドに繋がった  木曜:Jazz & Classic Library


『・・・ごく普通の二人は、ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。ただ一つ違っていたのは・・・・奥様は魔女だったのです。』
日本語吹替版にしかないこのセリフで始まるテレビ番組、そう、『奥さまは魔女(原題:Bewitched)』。

本家アメリカでは1964年から1972年まで続いたホームコメディーの王道。日本では本国に遅れること二年、1966年から放映が始まった人気番組。
始まった頃は小学四年生頃だったが比較的深夜帯に流れていたこの番組を父親につられてよく観ていた。
いわゆる「笑い声付き」の海外ホームコメディーで、何となく「わくわく」するものがあった。

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『Bewitched/奥さまは魔女DVDコレクション』(アシェット・コレクション・ジャパン)

80年代、アメリカへ渡った時にボストン郊外で借りた家は、ルックスこそ違え設備やレイアウトは正にこのドラマと同じ。何の違和感も持たずに生活出来たのも子供の頃観たこのドラマのおかげかもしれない。いや、むしろこのドラマのような生活に触れて何処か安心した気分がした。

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観ちゃいました(笑)
第一回目の記憶が殆どなく、どのようにしてダーリンとサマンサが出会ったのかわからなかったので“我慢”できなかったー(笑)。
あと、最終回もどうなっていたのか記憶にない。
だからきっとこれから見掛ける度にズルズルと買っちゃうだろうなー(笑)

子供の頃、このドラマにダーリンが務める「広告代理店」という職種が出て来て随分謎だった。
広告屋という職業に1966年頃の小学生でピンと来た人は少なかっただろう。きっと。
「広告代理店」が日本でメジャーになったのは1980年代で株式の上場も意外に遅く2001年だ。

このほんわかした1960年代のアメリカを代表するようなホームコメディーを見ていて、その頃のジャズを聴きたくなった。

僕がジャズを聴き始めた時期は鮮明に記憶している。
実家(愛媛・松山)を建替えてビルにし、1Fをテナントとして貸したらジャズ喫茶(後にジャズバー)が入った1968年の春だ。
僕の部屋の窓際にジャズ喫茶の換気扇があり、店内に大音量で流していた毎晩聞こえてくる「ロックとは違う騒々しい音楽」に惹かれて行ったわけだ。

詳しくはホームページ『音楽体験記』に→http://www.vibstation.com

その頃、聞きよう聞き真似(見よう見まねの耳版)で揃えて行ったジャズのアルバム。スイング・ジャーナルに到達するまでの数ヶ月だけどね。

今CDで目についたものをちょっと並べてみた。

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左上『THE GIGOLO/Lee Morgan』(bluenote/1965年)の“You go to my head”とか、左下『LIFE BETWEEN THE EXIT SIGNS/Keith Jarrett』(vortex/1967年)の“Margot”とか、右上『DUSTER/Gary Burton』(rca/1967年)の“Liturgy”とか、右下『THE JODY GRIND/Horece Silver』(bluenote/1966年)のタイトル・ソングなんかが1968年頃の日本の風景や背景に溶け込めているように感じていた。
もっともゲイリー・バートンはラリー・コリエル(g)を見つけたハービー・マンの『メンフィス・アンダーグラウンド』の後、キース・ジャレットのアルバムは70年代に入って入手したのだけど。

この時期というのはリー・モーガンなどハードバップ系の人達は手のひらを返すようにジャズロックに接近し、キース・ジャレットのような新人はどこかアヴァンギャルドな部分を潜めながら次の時代を見据えていた感じがするし、ビートルズ的要素をジャズに持ち込んだゲイリー・バートンの音楽ですらフリー・ジャズ的な爆発力を同居させていた不思議な時代だった。
それは(これは当時の小学生の生意気な感想なのだけど)ウェイン・ショーター色が濃く長いトンネルに入ってようやく『マイルス・イン・ザ・スカイ』辺りからそのトンネルの出口が見えて来た感じのマイルス・デイビスを筆頭に、アルバート・アイラーを引き合いに出すまでも無く、ジャズは歴史上「最後のひとかたまり」になって混沌とした状態だった。

そんな天気予報で言えば『薄曇り』な空気(小学生でも感じていた)時代や空気を代表する音ってどれだろう・・・・

すると、、あっ、これだ! と。


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『FOREST FLOWER/Charles Lloyd』(atlantic/1966年)

今なお現役で、しかも当時の雰囲気のまま活躍するサックスのチャールス・ロイド。
もう語り尽くされたアルバムなので何も付け加える事はない。

ただ、『奥さまは魔女』の描くアメリカの対極にあったジャズシーンの音の隅々に、DVD化されたホームコメディーと共通するアメリカの音が刻みこまれているのがわかる。

実際に『奥さまは魔女』が好きで、このアルバムも好き、という当時小学五年生の餓鬼がココにいたわけだからね(笑)。

データ的な事を最後に。

メンバー:
Charles Lloyd (ts, fl)
Keith Jarrett (p)
Cecil McBee (b)
Jack DeJohnette (ds)

おおむねこのアルバムは1966年9月18日にチャールス・ロイドのバンドがカナダのモンタレー・ジャズフェスティバルに出演した時のライブ録音と「まとめ」られるのだけど、実際にライブのステージで録音したテイクは“Forest Flower: Sunris - Sunset” と “East Of The Sun”のみ。
当日は他に“Autumn Sequence”という曲が演奏されており、恐らくチャールス・ロイドの出演時間は40分前後だったのではないかと予想される。

これ以外の二曲“Sorcery” と “Song Of Her”はモンタレー・ジャズフェスティバルの10日前にニューヨークのアトランティック・スタジオで録音されたもので拍手や歓声などは合成だ。

調べてみるとこのスタジオでのレコーディング・セッションでは、

「Untitled, No.1」
「Keith's Piece」
「Manhattan Tripper」
「Cecil's Tune」
「Song Of Her」
「Sorcery」
「Seance」
「East Of The Sun」

の8曲が録音されており当時絶好調のロイド・クァルテットは選曲にも余裕があった事がわかる。
いずれ何かの機会にこれらの音源がまとまってリリースされると面白いだろうな、きっと。

懐かしいDVDで思わず聞きたくなったチャールス・ロイドな夜でした。



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