2011/11/14

味気ない・・・・  月曜:ちょっと舞台裏


「味気ない」と書いて僕はずっと“あじけない”だと思っているのだけど、ネットで検索すると“あじきない”が出てくる。どうでもいいかもしれない事だけど、「味気ない」と書いてこちらは“あじけない”のつもりでいるのに“あじきない”と読まれたんじゃぁニアンスが随分とちがう。
じゃ、「あじけない」とひらがなで書くか。
ううん。。。

物に対する価値観がどんどん貧素になっている。
このまま行くと今でさえ「中途半端なものの洪水」なのに、それを通り越して「無関心の洪水」になってやがて文化が途絶えてしまいかねない。

モノの価値が「まぁ、こんなものか」というレベルに落ちてしまうわけだ。
その例が国会議員の「二番目じゃいけないんですか」発言。
そういうレベルで人を見るところが貧素だ。

そもそも今、テレビをつけて見ていてごらん。
一日に何度「これは凄い!」「これは旨い!」「ここだけの話し」というセリフを聞くだろうか。

今ならグルメ気取りのレポーターが「あっつあつ〜、の、と〜ろとろ」という決まり切った表現で味を形容しようとするのだけど、「あつあつ」は単に温度の事で、「とろとろ」は形状の事。一つも「味」の話しになっていない。
で、決まったように「美味しい!」「っうま!」場合によっては「何コレ〜!凄い〜!」を五回に一回ていど散りばめる。別に凄くも何ともない事で。

つまり、最初から最後まで「何が」「どのように」美味いのかを満足に伝えられないレポートばかりなんだ。
そろそろ季節的に「ふはふは」とか「ほよほよ」とか、味とはまったく関係の無い形容ばかり並べ立てて終わってしまう「鍋」レポートなんて出て来る時期だ。そういうのを見るとチャンネルを変えるかそのリポーターの言う事を信用しないかのどちらかだ。
さらにそうやって今ことごとく騒いでおいて、決まったようにそういう風に紹介された店の半数以上が二年後には影も形も無くなっている。

結局ハリボテはハリボテ。

つまり、「その場かぎり」の中途半端なモノでしかないものを、「いかにも」というアングルで並べ立てているだけ。結局は番組作りのネタに視聴者まで振り回されている感じ。
第一に、今、そんな事を言ってる場合じゃない事態に陥っている国のマスメディアのする事だろうか?

もう無くなった番組だから言えるが、素人参加型の番組で「いかにもたくさんの出場希望者」がいるように見せかけて、実は全国津々浦々の音楽事務所に声をかけてローカル芸人を集めていた番組すらあった。

もちろんちゃんと自ら応募して参加した出場者もいるが、そんなに毎週テレビで見せられるレベルの芸が転がっているはずもなく、番組進行上“正規”以外の応募者を全国津々浦々のイベント・音楽事務所に声をかけて集めていたわけだ。
それだけならまだ「四角い箱」の中だけの話しなのだけど、何の専門的な知識も持たない司会者が主観でその芸を評価してうんぬんという、ちょっと悪趣味も限度を越えていた。
周りで見ていた人も不快に思ったようで「この人自分を何様だと思ってるのだろうねぇ。こういうのって消えるよ」と言っていたら本当に消えた(笑)。

事務所から「頼まれて」出たのに、素人の司会者に「酷評」されたら、明日から地方で仕事があるはずもない。営業妨害もはなはだしい。
もちろん「出る」時点で自分は“あて馬”である事を理解した上で承諾するのだから文句は言えない。
逆に「評価」されるとその逆の結果になる場合もあるのだから、自分にも“しり馬”的な欲が無いわけでもない。

でも、これでは半分「やらせ」に近いと言われても仕方ないね。

もっともその司会をしていた芸人さんも“しり馬”の乗って司会業に進出したわけだから、やがて四角い箱の“あて馬”にされる前に辞めちゃったのかもしれないね。

悲劇だったのは素人参加型である為に、その“内情”が外部に筒抜けになってしまった事。
“やらせ”の噂があっと言う間に広がって印象を悪くするだけ。番組にリアリティーを持たせる為に「誉める」だけではなく「こきおろす」為の“あて馬”を用意してまで人が貶されているのを見るのが楽しいか?
そんなのはバラエティーでも何でもなく、小学生レベルの「たわごと」。

どちらにしても味気ない。

味気ないと言えば・・・・

最近、お土産を買って気になるのが、華やかだったりローカル色豊かなデザインだったりする包装紙を剥がすと、無味乾燥な紙容器に真空パックに入った商品、というパターンがあまりにも多過ぎる事。

アレ、貰ってもあんまり嬉しくないし、自分が買って渡すのも気が引ける。

せめて紙容器の蓋くらいには印刷なり何なりを載せようよ。
包装紙だけで後は無地の紙容器って、昔は考えられなかった。

だから、時々・・・・

包装紙を剥がして、紙容器が出て来て、それにちゃんと商品名やらロゴやらのデザイン・パッケージになっている商品を見ると「いいぞ!当たり前だけど!」と誉めてあげたくなる。

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母恵夢(ポエム)。包装紙を剥がしてちゃんとした菓子箱に入った「おみやげ」って最近めずらしくなりつつあるが、これが正当な姿だと思う

たまたま土産に買った「母恵夢」だけど、赤い包装紙を剥がして出てきたのはこのパッケージ容器。
ただそれだけの事だけど、商品としての価値はもちろん、買ってきた人の印象にまで影響があるのを考えないといけない。

対面販売をしているところはこれが当たり前だけど、サービスエリアや売店専門の業者は包み紙だけで容器は無地の素っ気ない紙箱の場合が多い。あれは、ガッカリする。

その昔は「上げ底」土産に笑った。買った側も笑うしかなかったが人に渡したりしたら恥だった。
でも包装だけはきっちりとしていた。
「見た目」だけは最後まで気にしていたわけだ。もちろんそれで人を欺くわけだけど、ね。
もはや「見た目」もどーでもいいレベル、買えばいいんでしょ、的なところまで落ちた。

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もしもこれが包装紙だけ華やかで、剥がしたら無地の段ボール箱、しかも商品は真空パックに入ってたとしたら・・・・どうでしょう

真空パックが悪いわけじゃない。
でもパターンがあるのだ。
包装紙を剥がすと無地の紙箱が出て来た場合、ほぼ100%蓋を開けると真空パックに入った商品が出て来る。

真空パックは製造者にとっては便利なものかもしれないけど、買う側からすれば「なんでわざわざ真空パックを菓子箱の中に入れるんだ? それならそのままビニール包装でいいじゃないか」と印象を悪くするばかり。

購入者が箱を開けて真空パックが出て来ると、もうどうしようもなくガッカリしているのを業者は知らないのだろうか?

もちろん「エコ」という名の違う価値観もある。
容器ごときに無駄なお金を掛けるな、という節約意見もある。

ただね、包装紙を剥がすと、何処の何だったかわからなくなるのは考えモノですよ。
せめて商品名かロゴくらいは印刷すべきですよ。

まして成分表のところに必ず印刷されている製造者欄。
ここで何処で作られたのかがわかる。
西日本のお土産なのになぜか北海道で作られているのを見て買う価値があると思うかなぁ?
コストや様々な事情からそうなっているのだろうけど、昔海外でお土産を買ったら全部メイド・イン・チャイナだったと言って笑っていたアナタは何処へ行ってしまったのかな。

もちろん「美味い」か「美味くない」かは個人の意見のわかれるところだけど、そもそも土産物というのは「味本位」ではなく行った場所の印象を残す「見た目本位」な性格のものだと思う。
昔からよく言われた「名物に美味いものなし」というのも、あながち見当外れではない。


「味気ない」

包装紙の下は「のっぺらぼう」。
それでも気にしない人はいるかもしれないが、本位からすればもう少し気にしてほしい部分。
そういう「目」が、中途半端なものを葬る「目利き」を生むわけで、作り手側へのプレッシャーにもなるのだから、品質が向上しないわけがない。

「味気ない」ものばかり見たり、食べたりしていると(音楽も含めれば聴いたりも入るか)、モノに対する価値観を失って、「この程度でいいや」的なものが蔓延してしまう。

物事には「上下」があるから進化すると言う。下のモノと上のモノの違いがわかる社会が正常な社会だと。
ほんの少しの「上」のモノがあるからそれを目指したくなるわけで、たくさん「上」のモノがあったらそれは「普通」と呼ばれるモノになってしまう。それこそ「味気ない」だ。

学校での子供の教育が失敗していると言うが、それは「正しく価値観を持てる教育」が成されていないからだと思う。まずは先生と呼ばれる人が「正しい価値観」を持っていなければ始まらない。

たかが土産のパッケージ。
しかしそれは実に奥が深い。
御土産物に限っては、「美味い」はその後でいいような気がする。



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