2012/1/16

ジャズは女・子供がタラタラやるもんじゃないvs難しい顔で聴く音楽じゃない  月曜:ちょっと舞台裏


“ジャズは女・子供がタラタラやるもんじゃぁない!”

“苦虫を潰したような難しい顔して聴く音楽じゃない!”

のっけからタブーとされる言葉が並びましたが、どちらもよく聞く言葉です。
どちらがどうの、という事はありませんが、それぞれの言い分もあるのでしょう。

ただ、今の時代、「女・子供」に偏重されずに「難しい顔」をして聴けるジャズに飢えた人々がいるのも事実。

「女・子供」がジャズをやってもいいし、「ニコニコ」しながらジャズを聴いてもいい。

ただね、世の中の大半はジャズという定義に無頓着だし、今さらそんなところで「ジャズってぇ〜のはなぁ〜」もあったもんじゃあないのはわかっているが、聴き手と演じ手の間に物凄いギャップが生れているのに気付かないと、こりゃこの先かなり危険だ。

先週末のブログで、ジャズページ( http://www.hazzpage.net/ )の年間ランキングのクリックすると元のサイズで表示します部門で一位に選ばれた事を書きました。

ネット創世記の頃から続いている数少ない人気投票のようなものです。
最初の頃はリアルタイム集計をそのまま表示した事で“お遊び”の範囲を超えた反応が起こり、形式を改めて今のように累計を公表する形に変わって継続されているのです。

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JazzPage http://www.jazzpage.net/

そう言えば、いつの頃からかジャズに関しては人気をみるバロメーターが無くなりました。
スイングジャーナル誌があった頃には、毎年「海外ジャズメン」「国内ジャズメン」の人気投票が残っていて一応は目安程度の価値は残っていたようですが、肝心の読者が離れてしまい投票という形も難しい風な雰囲気が漂っている内に潰れてしまいました。

ポップスにしても似たようなもので、以前は数社あったランキング集計の会社が一社になってしまってからはバロメーターとしての役割は果たしていないようです。
単純な事ですが、数百万枚も売れたなら自分の周りの二十人に一人くらいはヒットしたCDを持っているものですが・・・・・そんなの見た事がありません。
それどころか、人気集団アイドルグループの一部のファンという人達は自分達で同じCDを何枚も買ってランキング集計の結果に反映させようとするらしい。
なので、世の中のランキングというのは、実はまったく実情と異なるケースもままあるのです。

先日も食べ物のランキング「食べログ」で、検索結果の上位に表示させるように「さくら」が書き込みや投票を行ったり、挙句には他店のコメントに悪口を書き連ねるなどしてお金を支払った店に有利な行為を行っていたのがバレていました。

そんなですから、いつまで経っても議員のネット投票は実現せずです。

ネット・ランキングはあまり当てにはならないかもしれないものの、今の時代は「何も尺度が無い」ので、人気はともかく、何かあるかもしれない「動向」のヒントにはなるかもしれません。

日本人ほど「平等意識」が強い民族も少ないと言います。
これっぽっちの面積しかない島国ですから、そういう事なのかもしれませんが・・・

そんな中でランキングとは何事ゾ。
でしょうね。

ただ、さっきも書きましたが、今回発表された各部門のランキングを見て、僕は改めて「へえ〜」と思いました。

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このプロフィール写真、今や逆に貴重なほど昔(1990年当時)に使われていたもの!

僕が選ばれた「Misc Instruments(その他の楽器)」部門は20人が選出。楽器が様々なので一概には言えませんが、11名が女性。まぁ、フルートやバイオリンも含まれるのですから、これはそんなに驚くような事ではありませんが、20名中7人もフルート奏者(そのうち井上信平氏だけが男性)がいるのなら、5名しかエントリーの無い「Male Singer」部門とのバランスはどうなのだろう? と。

今回は同じヴィブラフォンで弟子の山崎史子が13位に選出されているもののあとはバイオリンとパーカッション、オルガンやクラリネット。
昨年度も見てみたが大半がフルートとバイオリンで、僕と山下真理さんがヴィブラフォン、MIKA(吉田ミカ)さんがマリンバで入っているくらい。以前はマリンバのシンスケくんの名前も見掛けた気がするがマレット族はいつも少数派。

さて、このランキングをもっとよく見てみると・・・・・

「Jazzman of The Year」と称する総合ランキング50位中31名が女性。
僕は「その他の楽器」部門では一位でもここでは29位。
上位10名中7名が女性。どれだけ凄いアクセス数なのか想像出来ない。

びっくりするのがサックス部門。
上位10名の半分が女性で一位と二位がともに女性という結果。

もはや“ジャズは女・子供がタラタラやる音楽じゃない!”とは言えない実態。

では、もう一つの“苦虫を潰したような難しい顔して聴く音楽じゃない!”というのはどうなんだろう?

そもそも、あまりジャズの事に詳しくない人に限ってこういう表現をする、というのがある。
自分がジャズの楽しみ方を知らないのに、よくジャズのテリトリーに出て来るもんだなぁ、、と苦笑を禁じ得ないが、発言自体には「余計なお世話だ!」と罵声を返すしかない。
どんな顔して聴こうが自由じゃん(笑)。
一見、「音楽は難しいものではありませんよ」と優しい言葉を投げかけてくれる発言のようにも受け取れるが、当の本人がやってる事がジャズファンからするとチンプンカンプンだったりするケースが多い。

「それ、アンタの音楽がチンプンカンプンだから苦虫を潰したような顔されてるんじゃないの?」(爆)

あくまでも「ジャズ」というテリトリーの中ではこうなってしまう。
他の音楽に向けてアピールするなら違う結果が出るかもしれないが・・・・
まぁ、大半の場合がクラシックでもロックでもないインスト・ミュージックという位置に納められた音楽である場合が多く、売る側の都合で「取りあえずジャズ」みたいな感じの位置にいる。

そんなだからイマイチ、ジャズファンにはピンとこない顔をされる、というわけだ。

実は昔からそういうのはある。
ただ、それがそのまま世の中に放出される事はなかった。
演じ手が自分の音楽について明確に語れない状態では人前に出す事にはならなかったからだ。
世の中の仕組みの中に、厳格なプロデューサーやレコード会社が存在していたからだ。

残念ながらバブルが弾けた頃に、レコード会社の有能なプロデューサー達は一斉に独立し、もはやレコード会社は制作の器の一つでしかなくなった。
さらに追い打ちをかけるように、ただでさえ弱小なジャズ部門などは他の部門と統合され、良くて新人社員研修の場、悪ければ組織から切り離されて業務縮小。。。。

そんなだから演じ手の新人は自分の持って行き場が無くなり、自主出版が多勢に。
いろんな音楽が飛び出すのは面白いと思うのだけど、それをセレクトする部分が無いのは欠陥としか言いようが無く、世の中の“箍(たが)”が外れてしまった。

それと同時にネットやパーソナル機器の精度が向上した結果、個人発信ツールが進化し何でもすぐに発信出来る環境が整った。

これは大いに歓迎する事なのだけど、ネット創世記の頃から言い続けているように「アップされる情報のセレクト役がいなければ不完全なままの物が氾濫」してしまい、それが(音楽で言えば)「聴き手」が育たなくなってしまう結果に繋がる。
もしもこれが物品なら、消費者が育たなくなってしまう。

物を送りだすからには責任を負う、というのが送り手側の鉄則。
それが曖昧なままでは・・・・・

ジャズに限って言えば、演じ手と聴き手の間に広がったギャップを埋める時代に突入していると思う。

女・子供がタラタラとやる音楽であってもいいし、苦虫を潰したような難しい顔をして聴く音楽であってもいいが、演じ手側が「これはジャズです」と言い切れないものはちょっと整理整頓したほうが良いのではないだろうか。

船頭がいない行き先不明の小舟ばかりで港が埋められたら未来は無い。

別に古臭いジャズだけをジャズと呼ぶのではなく、今の時代に相応しいジャズも含めて、「ジャズ」という言葉に込められたモノが感じられるような音楽に限定したほうが、実は演じ手も聴き手も楽しいのだと思う。

ジャズのそういう一見ドメスティックな部分とネット環境って実はとても良く馴染むはずなんだよなぁ。





門松門松

『2011年ベスト・ライブ(動画)』公開中!


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

・当日のセットリストは以下の通り

[1st set]

1.Trisoniqe......(by Hakuei Kim)
2..White Forest......(by Hakuei Kim)
3.Sound of Focus.....(by Toshihiro Akamatsu)
4.[duet] Newtown......(by Hakuei Kim)
5.Ruby, My Dear.....(arr Toshihiro Akamatsu)
6.Axis.....(by Toshihiro Akamatsu)

[2nd set]

1.The Gleaner.......(by Toshihiro.Akamatsu)
2.[Tribute to 1964's Miles]......So What
3.[Tribute to 1964's Miles]......Stella by Starlight

4.[Tribute to 1964's Miles]......Walkin'
5.[duet] Silent Butler.....(by Toshihiro Akamatsu)
6.Kuala Lumpur......(by Hakuei Kim)

[Encore]

1.Dear Old Stockholm
2.O Grande Amor

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

・セットリストの赤文字の演奏をアップしています。
・動画は従来通りMySpace版と、プラグインの関係でMySpaceビデオがご覧になれなかった人向けにYouTube版もアップしています。
・MySpace版YouTUbe版とも、どちらも同じ内容です。


[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




[MySpace版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部1曲目



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]






ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




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CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

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