2012/10/25

この時代の若者はタダモノではなかった証明のような演奏  木曜:Jazz & Classic Library


そうだ、久しぶりに「あそこ」に寄ってみよう。
夕暮れの中央高速。

クリックすると元のサイズで表示します

「あそこ」とは、美味しいパン屋。
僕の好物のラウンドパンなどもある郊外のパン屋だ。
ここ久しく行ってなかったので久しぶりに食べてみたくなった。

そして期待を持って行ったのだが・・・・

何か違う。。。

あれほど店内に希望と夢が溢れていて、パンを作って売るのが好きでたまらない感に満たされていたオーラがまるで無いのだ。

パンも、、、

久しぶりだからじゃないよ。

愛がなくなってしまったのだろうか。。。
作る愛が。
売る喜びが。

音楽でも何でも基本じゃないか。
それが無いものになんて、何の対価があるだろうか。

ああ、、残念。。。
過去帳入りだな。。。

世の中に永遠というものは無いのだろうか。。。

つくづく思った。

人事ではないよ。
自分がやっている全ての事から愛が無くなったら、
自分で自分を過去帳に閉じ込めるしかないね。

簡単な事も難しい事も、優しい事も厳しい事も、時には我がままな事も身勝手な事も、みんな愛あればこそ、だよ。それが無くなったら、何の味もしないじゃないか。



このアルバムは、正確には借り聞きしただけに過ぎなかった。
中学1年の頃だったと思うが、同級でジャズ友でもある漢方薬局の息子こと、たかいしゅんすけくんが買ったのを僕が買ったアルバムと一時交換して聞いたものだ。
その時の記憶しかなかったので、改めて聞いてみと、よく僕らはあの時期にこんなところをフラフラしていたなぁ、と感心しきり。


クリックすると元のサイズで表示します
『COUNT'S ROCK BAND/Steve Marcus』(vortex/1969年)

1. Theresa's Blues (Chris Hills)
2. Scarborough Fair (Paul Simon, Art Garfunkel)
3. Drum Solo (Bob Moses)
4. Ooh Baby (Chris Hills)
5. C'est Ca (Chris Swanson)
6. Back Street Girl (Mick Jagger, Keith Richards)
7. Piano Solo (Mike Nock)

Steve Marcus / Saxophone, Saxophone [Electric]
Larry Coryell / Guitar
Mike Nock / Piano, Harpsichord
Dominic Cortese / Accordion
Chris Hills / Bass, Guitar [Rhythm]
Bob Moses / Drums
Chris Swanson / Percussion

Producer – Herbie Mann
Recording Engineer – Adrian Barber

サックス奏者スティーヴ・マーカスを初めて聞いたのはフルートのハービー・マンのアルバム『Live at the Whisky A Go Go』(atlantic/1969年)で、マンの前作『Memphis Underground』(atlantic/1969年)があまりにも自分にフィットしたので買ったアルバムだったが、お目当てのギターリスト、ラリー・コリエルが入っていないのでちょっぴり期待外れに思っていたのだけど、そのアルバムに入っていた“Ooh Baby”のブリッヂの部分で僕はミロスラフ・ヴィトウスの弾くベースラインとコードに開眼したのだった。

たぶん、たかいくんがこのスティーヴ・マーカスのアルバムを買ったというのを聞いて、真っ先にラリー・コリエルが聞きたかったのと、こちらのアルバムにも収録されている“Ooh Baby”を聞きたかったのだと思う。

たぶん、この時に僕が彼に交換で貸したのも、マンの『Live at the Whisky A Go Go』だったと思うのだ。中学1年の僕らの間ではちょっとしたスティーブ・マーカス・ブームだったのかもしれない。

で、

このアルバム、他にも当時僕が聞いていたアルバムと微妙に絡んでくるから面白い。

と言うのも、このアルバムの1曲目に収録された“Theresa's Blues”をフルーティスト、ジェレミー・スタイグのアルバム『THIS IS JEREMY STEIG』(solid state/1969年)で先に聴いていたから、初めて聞いた時に何の違和感も無かったのだ。

クリックすると元のサイズで表示します
二枚とも既にCD化されている

どういう経緯でこのTheresa's Bluesを二人して取り上げているのかわからないが、1967年録音のジェレミー・スタイグのアルバムの方が先。作曲者本人は68年録音のこちらに加わっているのでこのベーシストはこの時期いろんなセッションに顔を出して自分の曲を売り込んでいたのかもしれない。

演奏はテーマの後、マイク・ノックのソロからスタートする。かなりビビッドなソロで今聴いても刺激的なアコースティック・ピアノのソロだ。チック・コリアなどとも親交が深かったというマイク・ノックの先進的なソロに続いて登場するのがディストーションなんかまだ無い時代に大音量で音を歪ませたギターのラリー・コリエル。
マイク・ノックが撒き散らしたエネルギーをさらに燃焼させるかの如きフィードバック奏法で大胆なソロを展開。
この二人が大暴れしてもうこの曲のピークはとっくに超えてしまったんじゃないかと思うくらい。
そもそも、主人公がテーマも吹かずに7分もピアノとギターが大暴れしてから登場するなんて、かなり「あり得ない」事になっている。
が、
そこに登場するスティーヴ・マーカスは、これがまたフィードバックのギターを完全に超える圧巻のパワーでピークを引き上げるから凄い。
この混沌とした中でサックスが主張するなんて、予測もつかない展開が目の前で起こって行く。
やがてコリエルが絡んで来ると、今度はサックスがフィードバックよろしく音を歪めて、もう完全にロックバンドが炸裂した状態に。
その内にCDプレーヤーが火を吹くんじゃないかと思うような事態に陥り、フリーに突入。

まぁ、この時代の若者はタダモノではなかった証明のような演奏で、最後はブリッヂで終了。
劇画チックだ。

2曲目“Scarborough Fair”というのがこれほど1960年代後半という時代を彷彿とさせてくれるとは思わなかった。マーカスはただメロディーをちょっぴり崩しながら吹くだけなのだけど、音楽でタイムスリップしてような空間が生れる。

3曲目はボブ・モーゼスの短いドラムソロ。モーゼスはラリー・・コリエルと共にフリースピリッツというロックバンドをやっていた。その後コリエルと共にゲイリー・バートンのクァルテットに入りコリエル退団後もバートンのバンドではお馴染みのドラマー。

4曲目が、待ってました! と言わんばかりの“Ooh Baby”。ベースのクリス・ヒルズの曲だが、僕は彼の事を詳しく知らないのだけど、このアルバムでも彼の曲は大々的に取り上げられているし、ジェレミー・スタイグやハービー・マンも取り上げているので、当時のニューヨーカーの中ではちょっとしたヒットメーカーだったのかもしれない。
面白いのは、また16ビートと呼ばれる70年代中盤以降のビートを先取りするようなボブ・モーゼスのリズムパターン(多分作曲者のアイデアもあると思うが)が実に軽快で、いい。
ソロになると一発コードでのフリーブローイングになるのだけどビートは失わない。
これも1曲目に続いて10分超えの演奏。
スティーヴ・マーカスの音楽はやる方も聞く方もパワフルでなきゃいけない。

5曲目以降はここまでの大胆なブローから、ちょっと小技にシフト。

アコーディオンだけで奏でる短い“C'est Ca”がその導入部となる。
6曲目“Back Street Girl”はローリングストーンズのナンバー。それが途中からやっぱりマーカスの音加瀬区だね、フリーブローイングへと熱く展開してマイク・ノックの刺激的なソロに突入。
すると何を思ったかエレクトリック・サックスをハウリングさせて対向。
アンプを「ド突いて」ノイズを出したりと、まぁ、結局これも猛攻状態で、最後はドラが鳴って終焉。
再び可愛らしいテーマが奏でられ、この時代らしいコントラストによるドラマチックな展開が示される。

最後の短いピアノソロ。マイク・ノックのインプロによるものと思われる。
何かを暗示してアルバムを終わりたかったのだろうけど、今となってはそれが何なのかを実感するには時間が経ち過ぎてわからないのが少しだけ残念だ。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
緊急ライブ情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ナント! 
遂に赤松・ハクエイDuoが四国・松山に初登場!!
たった一日、ピンポイントの緊急ミッション。
横濱ジャズプロムナード2012の感動をそのままに!

クリックすると元のサイズで表示します
(クリックで拡大)

11月14日(水)松山・大街道『カラフル』
“ドリームバース・プレゼンツ
オータム・スペシャル・ジャズライブ”
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)Duo



第一部21:30開演/60分

第二部24:30開演/60分(レイトショー)

料金:3000円(入替え制/1ドリンク付き)

※ここが松山公演のポイント
1st setはTV収録があります。是非応援に!
2nd setは地方では例外的なレイトショー。
近隣、遠方のみなさまどうぞ松山へ!

【カラフル】
松山市大街道2丁目1−4 ヴィスコンティ大街道ビル6階
問い・予約/Tel 089-931-6112(カラフル19:00-26:00)
http://music.geocities.jp/lmb_colorful/index.html


ビデオカメラ第一部ではテレビ収録の予定。是非応援よろしくお願いします!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新快速で行こう!
急きょ兵庫・加古川に初登場^o^

昨年からお誘いを受けていた東播でのライブが急きょ実現。先日の松山“シュガービレッジ2012”で意気投合のギターリスト矢野と次代を担う若きベーシスト高橋とのフレッシュな顔合わせが海を超える!

クリックすると元のサイズで表示します
(クリックで拡大)
11月16日(金)兵庫・加古川『スカーレットの小鳥』
赤松敏弘(vib)The Overseas mission w/高橋直樹(b)矢野元(g)


開場 18:30(予定)

第一部19:30開演

第二部21:00開演

料金:3500円(1ドリンク付き)

※ここが加古川公演のポイント
今一番旬なドラムレスでのヴァイブ・トリオ!
入替え無しでお楽しみいただけます。
新快速で大阪から50分!


【スカーレットの小鳥】
兵庫県加古川市加古川町寺家町27-2
(JR加古川駅改札口を出て南(右手方向)へ。ヤマトヤシキ百貨店に向かって右側のベルデモールのアーケードの終わりをそのまま直進、一つ目の角を西(右手方向)に)
クリックすると元のサイズで表示します
お問い合わせ・御予約/ 079-421-7038(スカーレットの小鳥11:30-22:00)
http://scarlett-no-kotori.qee.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




ビデオカメラ【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『BEST LIVE 2011(動画)』


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




只今絶賛発売中!
■New Album『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)
クリックすると元のサイズで表示します
VGDBRZ-0044/3.000円(税込)

赤松敏弘(vib)The NewQuartet
guest:森川奈菜美(vo)

New Album『AXIS』は全国の有名CD店のほか、ネットショップでも好評発売中!
■Tower Record
■HMV
■amazon.co.jp
■disk UNION
■山野楽器
■新星堂
■ベガ・ミュージック・エンタテインメント
■Yahoo!ショッピング
■楽天市場
■ヤマダ電機WEB.COM
■セブンイレブンネットショップ



どうぞご利用ください。

CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

クリックすると元のサイズで表示します→CDショートレビュー


【動画】と【試聴】世界のヴィブラフォン奏者と素晴らしい音楽仲間へ直結!
■赤松敏弘MySpace

そして、コチラはオフィシャルサイト
■赤松敏弘Vibraphone Connection

掲示板に替わって登場、オフィシャルな(?)つぶやきTwitter
■赤松敏弘 Vibstation's Twitter

新しく追加のコミュニティー
■赤松敏弘facebook

auの方はコチラの赤松音源で
≪■着JAZZ!■取り放題≫
 カテゴリ(メニューリスト)>着うた>クラシック・ジャズ
 クリックすると元のサイズで表示します

SoftBankの方はコチラの赤松音源で
≪着JAZZ!≫
 メニューリスト>着うた・ビデオ・メロディ>着うた>Jazz・クラシック・ワールド
 クリックすると元のサイズで表示します 
≪着JAZZ!フル≫ メニューリスト>着うたフル>洋楽・Rock・Club
 クリックすると元のサイズで表示します

チェキラ!
★ビブラフォン ★ビブラホン ★ヴィブラフォン ★Vibraphone ★ヴィブラホン ★ヴァイブラフォン ★ヴァイブ ★バイブ
タグ: Jazz ジャズ CD



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ