2012/11/9

音楽的読唇術:洗練されたヴァイブやマリンバのインプロを考える-音程感覚を6度で検証する  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第二百八十六回目の今日は先週の金曜ブログ『音楽的読唇術:洗練されたヴァイブやマリンバのインプロを考える-6度という音程を軸にガイドライン、の前に秘密基地へ緊急出動』( http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20121102/archive )からの続き、コード奏法編『音楽的読唇術:洗練されたヴァイブやマリンバのインプロを考える-音程感覚を6度で検証する』というお話し。

途中からの人は9月7日金曜ブログ『音楽的読唇術:洗練されたヴァイブやマリンバのインプロを考える-非ジャズトレーニングの立体化』( http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20120907/archive )辺りからの金曜ブログを読んでくださいね。

ココまでの金曜クリニックをご覧になりたい人は左のカテゴリー(またはこの記事のタイトル右側にある)「金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック」をクリック。この記事に続いて過去の記事全てを見る事が出来ます。チェキラ!



今週から来週にかけてはいろいろあります。
今秋二度目の東海道〜南海道右往左往です。

まず、11月11日(日)には参加したベテランピアニスト、市川秀男さんのCDアルバム『バンドネオンのある光景』(市川秀男/p 萩谷清/g 赤松敏弘/vib 斎藤ネコ/vl)が発売されます。
全国のCDショップ又は有名CDショップのサイト、Amazon等で御購入いただけます。
また、当日の夜は、19:30より市川秀男(p)Trio+赤松敏弘(vib)の編成で横浜の老舗ライブハウス『エアジン』( http://yokohama-airegin.com/ )でライブがあります。CD片手に横浜までどうぞ!

続いて11月14日(水)は四国・松山へ赤松・ハクエイDuoが遠征します。
ワンポイントのミッションなのでどうぞお見逃しなく! ライブは松山市内中心部の大街道アーケード内・カラフル(Dukeレコード店並びの6F)
【カラフル】http://music.geocities.jp/lmb_colorful/index.html
第一部は開場21:00/開演21:30-
第二部は開場24:00/開演24:30-
出演:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)Duo
第一部ではRNBテレビの演奏収録もあります。是非応援に駆け付けてくださいね。
尚、本公演は入替え制となりますので予め御了承下さい。

さらに11月16日(金)は久しぶりの関西遠征、兵庫・加古川の素敵なカフェ『スカーレットの小鳥』にて東播ジャズ倶楽部さんのセッティングにてライブを行います。
駆け付けるのは松山から俊英ベーシスト高橋直樹と先月のシュガービレッジ2012で意気投合のギターリスト矢野元。ドラムレスのヴィブラフォン・トリオという最も得意な編成。関西方面のヴィブラフォン好き、ジャズファンのみなさん、16日は新快速で是非加古川へ!
【スカーレットの小鳥】http://scarlett-no-kotori.qee.jp/
開場は18:30、開演19:30- で入替え無しの二部制です。
出演:赤松敏弘(vib)高橋直樹(b)矢野元(b)
只今予約受付中。お申し込みはスカーレットの小鳥まで。



先週の暫定改良(ヴィブラフォンMusser M55GJのペダル装着用ピンの位置を変更)の効果は大きく、その後演奏中の足の疲れは劇的に改善されました。また、これまで少々苦労していたポジショニングもすっかり元の状態に戻りつつあり、このまま順調に慣れるでしょう。
後は暫定的な措置となっている改良ピンの耐久性などをこれからのツアーで検証して帰京後に本改良へと進む予定です。たった5cm、、、されど5cm。その差はやはり大きいですね。

トランぺッター、ディジー・ガレスピーの作った非常にアンチ・バップ的なイーブンのコンテンポラリー・ワルツ“CON ALMA”を使った解説に入ったところで、ハーモニー内の「音程」という、実はとっても音感上大切な感覚の検証が出て来ました。
ちょっとこの部分を解説しておきます。

ハーモニー、特にジャズで使うコードネームは三度ずつの音の響きを軸に根音からの音程(インターバル)で表わしたものです。
これらの検証には、三度(短・長含む)、五度(完全・増・減)、七度(長・短含む)という根音からの音程感覚をまず整理する事が第一です。

これらの音程が正しく理解されないとコードネームに書かれた音を正確に発声出来ないわけですから。

一般的なジャズ理論もまずはこの音程感覚についてアレコレと書いているわけですね。

その次にすべき事は、三度で重ねた和音=間で飛ばした音の検証が必要になります。
誰でもコードネームを見て「何か演奏しなさい」と命ぜられると、コードトーンばかり出してもちっともメロディーに聞こえやしないので「ハテ? このコードの隙間の音はどっちだ?」というところに向かって行きます。

平たく言えば、それがアヴェイラブル・ノート・スケール(Available Note Scale)の根幹、強いて言えばコードスケールの元になっているのですが、これをそのまま呪文のように“鵜呑み”にしてもあまり意味が自覚出来ません。

スケール感覚の前に検証しておくべき事があるのです。

それが三度を反転させた六度の感覚。

例えば、シンプルなメロディーがあるとしましょう。

「さぁ、じゃあ、このメロディーで綺麗に“ハモって”みましょう」

“ハモ”と言っても小骨が多く手間はかかるけど無茶美味しい魚の事ではありません。
よく合唱の人達が口にする「ハーモニー」を付けるの略で、主旋律に対して平行な副旋律を歌おう、というものです。
メロディーのセカンド・ラインと言えばいいでしょう。

その時に、真っ先に浮かぶのが主旋律の下、六度の位置にある音程です。
これは主旋律に対して三度の感覚があれば誰でも歌えるところから来ています。
ただし、主旋律の上に三度で副旋律を歌うと、どちらが主旋律だかわからなくなります。
主旋律はあくまでも一番上、という原則があります。(但し対位法などのように応用活用するとこの原則の限りではありません)
そこで三度上の音をオクターブ下げるわけです。
すると、それが六度下の音程という事になるのですね。

先週こんな宿題を出しましたね。
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(クリックで拡大/以下同じ)

この六度の音程を持つメロディーにコードを当てはめるとすれば、どのようなコードがチョイス出来るか。
答えは一つではありませんよ、と。

僕は三つの答えを用意しました。

まずは・・・

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たぶん、クラシック系の音程感覚を持った人ならこれに近い答えを導き出すでしょう。

次に・・・

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ジャズ的な、あるいはブルージーな音程感覚を持った人ならこれに近い答えを導き出すでしょう。

もう一つ・・・

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コンテンポラリーな音程感覚を持った人ならコレに近い答えを導き出すでしょう。

僕でさえパッと三つのコード感覚を思い浮かべますから、きっと百人いたらもっと多くのコードが登場するでしょう。

主旋律と副旋律、通奏低音、という三つの音程の兼ね合いから、どれだけ想像が膨らむか、楽しい限りです。

しかし、いろんなパターンを考えるのは良しとしても、問題はそのチョイスしたコードが固有に持つコードスケールにまで検証した上でセレクトしているか? です。

どんな綺麗なコード、どんなワイルドなコード、どんなスリリングなコードを選べたとしても、その隙間に存在する音の事を棚上げして音を出す事は出来ないのです。

この感覚は、例えば、作曲する時に大いに役立ちます。
なぜなら、いつも決まり切ったコードの連結しか思いつかない時に、如何にメロディーをそのままに、コードを劇的に変化させられるか。
上の三例も、途中で違う例のコードへと移行してもかまわないわけですからね。

アレンジする時でも同じです。
元の形を崩さずに、しかし思い切った変化を求める時に、上の三例を相互に行き来してもかまわないわけです。

このチョイスの根幹は何でしょう?

そう、もうおわかりだと思いますが「六度」という音程を軸としたセレクションなのですね。

こんな曲があります。

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ギターリスト、ジム・ホールが作った16小節のブルース“Careful”の冒頭四小節です。
この曲は変則的なスケールで作られていて、メロディーにヒントが隠されていました。

このメロディーの六度下にセカンド・ラインを作ると、そのスケールが炙りだされます。

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そう、おわかりですね、コンデミです。
この曲はコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールで描かれた曲なのです。
タイトルの「ケアフル」も何となく暗示しているようでユーモラスです。

六度の音程が探りだせると、どんな特殊な音階を使った曲でもとても安定した音程によってメロディーが作られているのがわかるはずです。

何も特殊な音階で書かれた曲だけではありません。

こんな有名曲のこの部分でも、六度のセカンドラインによる検証で一見ロストしがちな過ちを回避する事が出来ます。

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チック・コリアのヒット曲“Spain”の途中の部分です。

さぁ、このメロディーに六度でセカンド・ラインを作ってみましょう!
となると、どうしますか?

まずメロディーだけに対して六度下のラインを足しましょうか。

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なるほどね。
よく、パーカッション・アンサンブルなんかで学生がアレンジしたバージョンに見られるラインですが、このセカンドラインだけをピックアップして本来のコードとの整合性を検証すると、このセカンドラインが誤りである事が浮かび上がります。

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二小節目のC#7というコードとセカンドラインがチグハグです。
#9thは大目に見たとしても・・・・
ドミナントコードで4th(11th)はアヴォイドノートなので使えません。
#11thも大目に見たとしても、やはりこの部分のラインはコードと全然一致していませんね。

コードスケールを想像しても
C#-E-F-F#-G-G#・・・・半音程の連続でクラスターどころではありません。。。

さぁ、どうしましょう??


(以下来週)


コードスケールやペンタトニック・リックの解説など曲集とコード理論の基礎解説を合体!
本邦初のジャズマリンバ本・好評発売中!
クリックすると元のサイズで表示します
『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/赤松著』(ヤマハ出版)



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緊急ライブ情報
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ナント! 
遂に赤松・ハクエイDuoが四国・松山に初登場!!
たった一日、ピンポイントの緊急ミッション。
横濱ジャズプロムナード2012の感動をそのままに!

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(クリックで拡大)

11月14日(水)松山・大街道『カラフル』
“ドリームバース・プレゼンツ
オータム・スペシャル・ジャズライブ”
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)Duo



第一部21:30開演/60分

第二部24:30開演/60分(レイトショー)

料金:3000円(入替え制/1ドリンク付き)

※ここが松山公演のポイント
1st setはTV収録があります。是非応援に!
2nd setは地方では例外的なレイトショー。
近隣、遠方のみなさまどうぞ松山へ!

【カラフル】
松山市大街道2丁目1−4 ヴィスコンティ大街道ビル6階
問い・予約/Tel 089-931-6112(カラフル19:00-26:00)
http://music.geocities.jp/lmb_colorful/index.html


ビデオカメラ第一部ではテレビ収録の予定。是非応援よろしくお願いします!

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新快速で行こう!
急きょ兵庫・加古川に初登場^o^

昨年からお誘いを受けていた東播でのライブが急きょ実現。先日の松山“シュガービレッジ2012”で意気投合のギターリスト矢野と次代を担う若きベーシスト高橋とのフレッシュな顔合わせが海を超える!

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11月16日(金)兵庫・加古川『スカーレットの小鳥』
赤松敏弘(vib)The Overseas mission w/高橋直樹(b)矢野元(g)


開場 18:30(予定)

第一部19:30開演

第二部21:00開演

料金:3500円(1ドリンク付き)

※ここが加古川公演のポイント
今一番旬なドラムレスでのヴァイブ・トリオ!
入替え無しでお楽しみいただけます。
新快速で大阪から50分!


【スカーレットの小鳥】
兵庫県加古川市加古川町寺家町27-2
(JR加古川駅改札口を出て南(右手方向)へ。ヤマトヤシキ百貨店に向かって右側のベルデモールのアーケードの終わりをそのまま直進、一つ目の角を西(右手方向)に)
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お問い合わせ・御予約/ 079-421-7038(スカーレットの小鳥11:30-22:00)
http://scarlett-no-kotori.qee.jp/

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ビデオカメラ【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール




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『BEST LIVE 2011(動画)』


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




只今絶賛発売中!
■New Album『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)
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VGDBRZ-0044/3.000円(税込)

赤松敏弘(vib)The NewQuartet
guest:森川奈菜美(vo)

New Album『AXIS』は全国の有名CD店のほか、ネットショップでも好評発売中!
■Tower Record
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どうぞご利用ください。

CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

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