2013/4/19

音楽的読唇術:続々・オスティナートはインプロとリハモの指針  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第三百六回目の今日は先週からの続きで『音楽的読唇術:続々・オスティナートはインプロとリハモの指針』と言うお話し。

途中からの人は先週の金曜ブログ『音楽的読唇術:続・オスティナートはインプロとリハモの指針』( http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20130412/archive )から読んでくださいね。

ココまでの金曜クリニックをご覧になりたい人は左のカテゴリー(またはこの記事のタイトル右側にある)「金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック」をクリック。この記事に続いて過去の記事全てを見る事が出来ます。チェキラ!



怪しい・・・・

どうもここへ来て、風邪のようです。

三寒四温の季節じゃないのに、このところの気温の変動には身体がついて行けませんね。
みなさんも気をつけてください。

さて、

有名スタンダード曲の“All The Things You Are”をリハモナイズしてソロを行おう、という解説中。
先週は冒頭8小節間のリハモナイズした部分のコードスケールを割り出しました。

今週は続編として9-16小節間のアナライズ。

まずは原曲の9-16小節
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(クリックで拡大/以下同じ)

この部分をリハモナイズでは、前の7-8小節目の
|C7 Bb7(#11) | Ab7(#11) Gb7(#11) |
というリハモナイズを受けてメロディー音“Eb”と違和感なく響くFm7に繋ぎました。

以下、9-16小節間のリハモナイズ
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原曲ではkey of Eb に転調した部分で
VIm7-IIm7-V7-IMaj7
という典型的なコードの連結が行われ、その後Sub DominantのAbMaj7から新しいキー(G)へと転調する部分です。

リハモナイズではこの部分のリハモナイズにメロディーの“Eb”と“Ab”を軸に据えて次の転調までの間をシンプルに整理しました。

まず、ここに選んだコードに行き着くまでのスタンスは以下の様。

・メロディー音“Eb”“Ab”(異名同音含む)をコードスケールに含むコードの選別

■Fm7をIIm7とするキーのコード(Eb+Ab)
EbMaj7
Fm7
Gm7
AbMaj7
Bb7
Cm7
Dm7(b5)

■Fm7をIIIm7とするキーのコード(Eb+Ab)
DbMaj7
Ebm7
Fm7
GbMaj7
Ab7
Bbm7
Cm7(b5)

■Fm7をVIm7とするキーのコード(Eb+Ab)
AbMaj7
Bbm7
Cm7
DbMaj7
Eb7
Fm7
Gm7(b5)

■メロディー音を異名同音として含むキーのコード
(F#+C#+G#+D#)
EMaj7
F#m7
G#m7
AMaj7
B7
C#m7
D#m7(b5)

(F#+C#+G#+D#+A#)
BMaj7
C#m7
D#m7
EMaj7
F#7
G#m7
A#m7(b5)

(F#+C#+G#+D#+A#+E#)
F#Maj7
G#m7
A#m7
BMaj7
C#7
D#m7
E#m7(b5)

当然ながらkey of Gb も含まれる
GbMaj7,Abm7,Bbm7,CbMaj7,Db7,Ebm7,Fm7(b5)

さて、これらの中からコードを選択してメロディーとの整合性を図れば誰でも簡単にリハモナイズが出来る。
ただし、その後で自分がソロを演奏する事を忘れないように(笑)

僕は順当な並びとなる11小節目以降は五度跳躍に逆らわずコードを配置したが、9-10小節目は複数のチョイスがあった。

11小節目にEbをベースとするコードをセレクトするアイデアが先に閃いたので、ここでは9小節目の“F”をベースとするコードと11小節目の“Eb”をベースとするコードの間に何を挟むか?を考える。

一番簡単なのはBb7だ。

Fm7-Bb7-EbMaj7-AbMaj7-DbMaj7・・・・

よくあるコード進行だし、まぁ、この曲らしさを残す事にもなる。

ただし、厄介なのはメロディーに“Eb”、つまりBb7ではアヴォイドノートとなる音がしっかりと含まれている事だ。

これによってココには“Bb”をベースとする長三和音を含むコードはチョイス出来ないのが判明。

では短三和音を含むコードなら良いかと言うと・・・・

確かにBbm7にすればメロディー音に“Eb”が含まれても11thだから問題は無い。
しかし、それによってこの小節で“D”にフラットが付くのはどうだろう。
せっかく明るい響きを連想させるIIm7のFm7が、Fm7-Bbm7という連携ではVIm7-IIm7という連携にすり替えられてしまう。
また、本来の原曲の冒頭のコード進行と混同してしまうので良くない。

そこで、異名同音への読み替え。

元々、“Bb”という音を置き換えるとなるとサークル・オブ・ファイブを引き合いに出すまでも無く対極には“E”が存在する。

そこで、まずこの部分のコードのベースとして“E”を据えて、メロディーとしてBb7では問題となった“Eb”を異名同音で読替えると“D#”、つまり“E”の音をベースとする“D#”を含む和音となると、もうここはEMaj7以外に考えられない。さらに前後のコード( Fm7, EbMaj7 )が両方ともフラット系である事を考えればこのEMaj7のコードスケールにはBb=A#を含むリディアンスケールが当てはまる、となるわけだ。

以下、9-16小節間のコードスケール・アナライズ。

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(以下次回)




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★☆★ 2012 BEST LIVE (動画) ★☆★

Nov/14〜15/2012

Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)

1st set (9:30pm〜10:50pm)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor

2nd set (0:48am〜2:09am)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St

Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP

※赤文字の演奏動画を公開しています

ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/1:00am's StellabyStarlight (Full version)

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/2:00am's GreenDolphin

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:53pm's StellabyStarlight

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:46pm's The Gleaner

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。


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ビデオカメラ【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール




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『BEST LIVE 2011(動画)』


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




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■New Album『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)
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VGDBRZ-0044/3.000円(税込)

赤松敏弘(vib)The NewQuartet
guest:森川奈菜美(vo)

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どうぞご利用ください。

CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

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