2013/7/1



理に適う(りにかなう)という言葉があります。

理屈・道理に合う、という意味合いですが、世の中そう理に適った事ばかりではありません。

例えば、生楽器なんていう物は理に適ったモノの極致であると思われがちです。
如何に美しい音色を出すかに特化されて現在の楽器の形が出来上がっていると思われがちですが・・・・

例えば僕のやっているヴィブラフォン。

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音盤(鍵盤)をマレットというバチで叩いて音を出すという単純なもの。
ペダルを踏むと音が伸びて、ペダルを緩めると音が切れる。

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客席からもその鍵盤をマレットで叩く様子が丸見えなのでご覧になった人は必ず興味を示します。
まぁ、繊細な楽器かどうかとなると、なかなか大胆な楽器の部類に入るでしょうね。
踏んづけながら引っ叩いているんですから・・・(笑)

録音する時は頭上からマイクで録ります。
鍵盤の下に装着している共鳴管で増幅された音は共鳴管の底に当たって鍵盤の真上に上がって行くからです。

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仕事柄いくつかのヴィブラフォンを所有していますが、同じアメリカのMusserというメーカーの同一機種なのでボディーの形状は異なれど、鍵盤のサイズは同じなので時と場合によって乗せ換えて使う時もあります。

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銀色の鍵盤に黒の共鳴管のセットはA=440。
銀色の鍵盤に銀色の共鳴管のセットはA=442。

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金色の鍵盤にグレーの共鳴管のセットはA=442でボディーが日本製の最新モデルです。

で、

僕の使い方は理に適ったもので、スタジオの仕事だとピアノなどのチューニングはA=441が基準なのだけど、最近は様々なので予めピアノのチューニングがわかればそれに近い鍵盤を持って行くわけです。
ヴィブラフォンとピアノのチューニングでは微妙にチューニングのカーブが異なるのでヴィブラフォンの方をやや低めにするとピアノのチューニングカーブとうまく一致する帯域が増えるのです。

ピアノがA=441ならヴィブラフォンはA=440。
ピアノがA=443ならヴィブラフォンはA=442。

Aの音をピッタリ合わせたからと言って、二つの楽器が綺麗にブレンドするとは限らないところが面白いのです。

あくまでも基準ですから。
そう、意外と楽器というのは大雑把なのです。

で、

理に適う、理に適わない、というのはチューニングのお話しではなく、この共鳴管の形状の事。

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僕が使っているヴィブラフォンは全てアーチ型という左右のパイプが長く、真ん中のパイプが短くなっているものですが、実はコレ、半分は飾りなのです。

それが証拠に上の写真も手前側(高音側)では派生音側(ピアノで言う黒鍵側)にしかパイプが見えませんね。

実はこんな風になっているのです。

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上:派生音側(ピアノで言う黒鍵側)のアーチ型のパイプ
下:基音側(ピアノで言う白鍵側)のパイプ

それぞれの共鳴管には底があるんですが、実は両方とも基音側と同じ低音側が深く、高音側は浅くなっているんです。

楽器が出来た頃は両方とも基音側と同じ三角形のパイプでしたが、正面から見たバランスでアーチ型が流行り、やがてそれが標準となっていたのですが、飛行機でのツアーを考えると無駄な物は極力削ぎ落としたデザインが好ましく、再び三角形のパイプも復活しました。

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先日来日公演でゲイリー・バートン氏が使っていた同じMusser社のトラベラー・タイプのヴィブラフォン。パイプが両方とも三角形

楽器って意外とデザインが入り込んでいて、「これがあるからいい音がするんだ」というわけでもないパーツがけっこうあるのです。

まぁ、デザインも楽器の一部と考えれば、理に適っているわけですが・・・



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日本の道路交通環境は欧米に比べるとかなり後進国ですね。

まず、信号で右折レーンがあるところは右折(欧米は左折)が先で直進が後。こうすると直進する車の流れで自然に無理矢理交差点に突っ込もうとする右折車を制御できるのですが、日本は後回しになるので右折ドライバーはこれを逃すと待たなきゃならんとイライラして交差点に無茶な突撃を試みて事故るケースが多い。

こんなに狭い国土なのに道路駐車が殆ど認められない。
アメリカなどは路上駐車が当たり前でパーキングメーターはその為に設置されている。また夜間時間帯によって駐車許可証を持った車は定められたエリアの道路なら駐車出来る。

日本が後進国なのは、最近路上駐車の取り締まりを民間に委託して厳しくするのはいいのだけど、パーキングメーターなどは60分しか使えず料金を足して延長が出来ない不便な物。
アメリカも路上駐車の摘発は民間委託で厳しい(1分の猶予も無く切符を切る)が、パーキングメーターは料金を追加すれば延長できる。つまり無駄に60分毎に車がウロウロする(これこそが渋滞の原因でエンジンを回す度に排気ガスを撒き散らす)事もない。
摘発は厳しいが理に適っている。
日本のシステムはまったく理に適っていないわけで、全てが上手にリンクされていないところが後進国。

先日もこんな光景を見た。

あるコンビニの前に警察官。
少し先の一時停止違反の摘発をしている。

一時停止違反を捕まえるのは悪いとは思わないのだが、その警察官が監視しているコンビニの前の公道には、次から次へとコンビニに立ち入る客の路上駐車の車。
しかし、警察官は一向に注意する素振りも無くそちらはまったくお咎めなし。

民間に委託したから関係がないとでも言うのだろうか?

理に適ってるんだか、適ってないんだか・・・・・・

ねぇ。





★☆★ 2012 BEST LIVE (動画) ★☆★

Nov/14〜15/2012

Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)

1st set (9:30pm〜10:50pm)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor

2nd set (0:48am〜2:09am)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St

Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP

※赤文字の演奏動画を公開しています

ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/1:00am's StellabyStarlight (Full version)

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/2:00am's GreenDolphin

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:53pm's StellabyStarlight

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:46pm's The Gleaner

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。


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ビデオカメラ【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール




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『BEST LIVE 2011(動画)』


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




只今絶賛発売中!
■New Album『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)
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VGDBRZ-0044/3.000円(税込)

赤松敏弘(vib)The NewQuartet
guest:森川奈菜美(vo)

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どうぞご利用ください。

CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

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