2013/7/5

ヴィブラフォンもマリンバも一歩先行く余韻をコントロール/最後の検証を済ませてクリシェのソロを考える  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第三百十七回目の今日は先週からの続きで『ヴィブラフォンもマリンバも一歩先行く余韻をコントロール/最後の検証を済ませてクリシェのソロへ』と言うお話し。

途中からの人は先週の金曜ブログ『ヴィブラフォンもマリンバも一歩先行く余韻をコントロール/柔らかい頭でクリシェのソロを考える』( http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20130628/archive )から読んでくださいね。

ココまでの金曜クリニックをご覧になりたい人は左のカテゴリー(またはこの記事のタイトル右側にある)「金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック」をクリック。この記事に続いて過去の記事全てを見る事が出来ます。チェキラ!



昨日も速報でお知らせしましたが、秋の横濱ジャズプロムナード2013の出演日程が決まりました。
今年はトップバッターで、好評のハクエイ・キムくんとのデュオです。
二日間(2013年は10月12日〜13日開催)のべ380ステージのスタートに是非どうぞ!

赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)DUO @ 横濱ジャズプロムナード(YJP)2013
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出演日時 : 2013年10月12日(土)12:00-
出演会場 : 横浜・関内ホール 小ホール
出演 : 赤松敏弘(ヴィブラフォン) ハクエイ・キム(ピアノ)

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日本最大のジャズフェスティバル横濱ジャズプロムナード2013。
全詳細はYJP公式ホームページで近々公開。チェキラ!http://jazzpro.jp/



先週はクリシェによって変動が予測されるコードの対処法について述べましたが、予測されるコードスケールをテンポに合わせて八分音符で走らせてみたら、ある部分の訂正個所が浮かび上がってきました。

まずは、ここまでの経緯を簡単に。

有名曲“all the things you are”をボサノヴァで演奏する事を前提にリハモナイズ。
現在はその最後の作業で、ラストの8小節間について検証中。

オリジナルのこの部分はこんなコード進行でした
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(クリックで別窓拡大/以下同じ)

それが全体をリハモナイズする内にこんな具合に・・・
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リハモナイズするのはいいが、自ら選んだコードがどんな形を含んでいるのか知らないとソロは出来ないのでコードスケール・アナライズ。

すると、ボサノヴァらしさを演出する為にこの部分の冒頭二小節に挿入したクリシェによるコードスケールの変化を検証する必要が生じた。

まずはヒントとなるコード間を半音のクリシェとサポートラインで繋ぐ
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同じ小節内でコードスケールを変化させる事なく半音のクリシェが設定できるところはアナライズ完了。しかし、クリシェを導入する事によってコードスケールに変化が生ずる1〜2小節目は再び要検証。

コードスケールの変化は判明するも、実際に演奏に反映させるのには何か対策が必要。
そこで、同じコード内で変化するコードスケールを並べ、アヴォイドノートを境目とし変化しないコードトーンからコードトーンまでの間を結ぶ4音列のラインを基準に据えて比較する。

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コードトーンを結ぶ間で変化した音をインプットすればクリシェに沿ったソロの準備完了。
スタートとストップの基準が変らなければクリシェに沿って演奏するのがそんなに難しくないのが判明。

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この原理を利用してクリシェ対応のウォーミングアップ
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そのまま冒頭の4小節を走らせてみると・・・
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クリシェの箇所はこれで難なくクリア―出来そうな目途。
しかし・・・・ここで、先週問題が浮上。

■前後のコードへの影響を再検証

Gb7のところが、新たにGb7→Gb7(b9)と連鎖する事になると、次の小節のFm7に影響が出ていないだろうか?

と、言うのも最初のリハモナイズした段階では、この部分(Gb7)は9th→rootというダイアトニックなラインを想定していた。9thが固定されるのならこの部分のコードスケールには13thも固定される。13th=Eb。
調号から見てもこの部分のスケールにDb-Ebと並ぶのに異論はない。
それを次の小節のコード(Fm7)に反映させるのだからFm7のコードスケールは
F-G-Ab-Bb-C-Db-Eb-F
を予想するのが順当。

しかし、変化が起こってしまった。

前の小節のGb(b9)がHMP5になり、コードスケールは

Gb-Abb(=G)-Bb-Cb-Db-Ebb(=D)-Fb(=E)

つまり、この部分にEbという音が存在しなくなったのだ。

その代わりに存在するのがD
次のFm7に影響を及ぼすと考えて当然だろう。

するとFm7のコードスケールは、

F-G-Ab-Bb-C-D-Eb-F

と考えるのが妥当。

この部分の音の連鎖を簡単に表すとこんな具合だ。

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すると、さっき走らせたウォーミングアップのラインはこんな風に変化する。

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スッキリ!

これで全体のソロの準備が完了だ。

(続く)

コードスケールやペンタトニック・リックの解説など曲集とコード理論の基礎解説を合体!
本邦初のジャズマリンバ本・好評発売中!
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『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/赤松著』(ヤマハ出版)



★☆★ 2012 BEST LIVE (動画) ★☆★

Nov/14〜15/2012

Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)

1st set (9:30pm〜10:50pm)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor

2nd set (0:48am〜2:09am)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St

Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP

※赤文字の演奏動画を公開しています

ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/1:00am's StellabyStarlight (Full version)

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/2:00am's GreenDolphin

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:53pm's StellabyStarlight

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:46pm's The Gleaner

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。


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ビデオカメラ【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール




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『BEST LIVE 2011(動画)』


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




只今絶賛発売中!
■New Album『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)
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VGDBRZ-0044/3.000円(税込)

赤松敏弘(vib)The NewQuartet
guest:森川奈菜美(vo)

New Album『AXIS』は全国の有名CD店のほか、ネットショップでも好評発売中!
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どうぞご利用ください。

CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

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