2013/7/8

作曲は夜中に書いたラブレターのようなもの・・・・  月曜:ちょっと舞台裏


暑い!晴れ

ライブに向かう車の外気温計は・・・・

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38℃!

いつの間にか梅雨明け!?

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横浜の街もいつになく沸騰状態。馬車道を歩く人も心持少なめ? やはりこの暑さではウロウロするよりも何処かの店に避難。

七夕の午後はアフタヌーン・ライブ。ピアニスト、市川秀男さんのライブだ。場所は関内・エアジン。

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市川秀男(p)Trio+赤松敏弘(vib) w/上野哲郎(b)二本柳守(ds) @ 横浜エアジン

クァルテットあり・・・

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トリオあり・・・・

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デュオあり・・・・

と、バラエティーに富んだ市川さんのステージ。
七夕の午後の空気を、ある時は涼し気に、ある時はミステリアスに、ある時はエネルギッシュに染めながら順調にライブは終了。

ライブの様子は、三人のフォトセッションとして赤松のオフィシャルfacebookに三つのアルバムとしてまとめて公開しています。是非ご覧ください。同じカメラなのに、撮る人によってアングルもフォーカスもみんな異なるところが面白いですね。https://www.facebook.com/akamatsu.toshihiro

っあ、順調に・・・・とは書きましたが、休憩時間にある事が・・・

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この日は市川秀男さんのオリジナル曲のみを演奏する日。
ジャズの世界でも、今や「オリジナル」曲を作って演奏するのは珍しくも何ともない時代になりましたが、僕らがこの世界に入った頃はまだ曲を書くジャズメンも少なく、オリジナルと言うと珍しがられたものです。

しかし、言っておきますが僕らの時代のオリジナルは半端ではありません。
余程優れた個性を持たない限り、スタンダードのほうが良くなってしまう、そういう厳しさの中で凌ぎを削る「武器」のようなものがオリジナル曲だったのです。

もちろん、どっかで聞いたような曲もあったかもしれませんが、それもハードルの高さゆえ。
普通の曲はジャズメンには通用しない時代だったのです。

そんな中を生き抜いて来た市川さんのオリジナルも、また強烈な個性を放っています。

ただ、もう一度言っておきますが(笑)、このレベルになると、曲を前後左右上下斜め全ての方向からどんなアプローチを行っても個性を失わない完成度を持った曲です。
さらにそれを毎回違うアプローチで演奏しようと言うのですから、半端ではありません。

これは僕も曲を書くのでよくわかるのです。

完成、或いは完了というのはジャズの曲の場合、永遠に無いのです。

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その日にしか起こり得ない事を敏感にキャッチして即反応しながら曲を演奏するわけですから。

そう言うと、じゃあ譜面はどの程度“ソレ”を示すものなのか・・・・

もちろん、何かの巻物のように長い譜面の曲の一つや二つ、この世界にいる者なら書く機会はあります。
ただ、それらは、時間経過と共に、どんどん手を加えたくなるのですね。
鬼のように長い譜面に思いの丈をぶちまけている感じ、でしょうか。

それだけ長いと、曲に歴史が生れてしまいます。
もちろん生れたらダメと言うのではないのですが、あーだこーだと上塗りしてしまう内に、本来のモノが見えなくなってしまう事もあるのです。

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そもそもジャズメンは音符に縛られたくない、という願望が強くこの鬼のように長い譜面を書く、という行為とは相反する所に存在するものなのですが・・・・

これが同居するんです。
はい。
オリジナルを書くと、必ずそこまで到達してようやくジャズで言うところの作曲たるものの意味が見えてくるのですね。そこまで至らないものはオリジナルとは呼べない代物だと思うのです。

で・・・

この、作曲(又は編曲でも言える)という行為。

これが実に厄介。

だいたい作曲は皆真夜中に行っているもので、日中はせいぜい構想を練る程度。
まとめあげるのはどうしても夜中の作業になるのですね。

この時の精神状態は、たぶん周りから見れば「ヘン」に映るでしょう。

自分の事で例を挙げると、風呂に入っている時に急にいいアイデアが浮かんで慌てて出ようとしてシャンプーのつもりがボディーソープで洗髪してしばらく気が付かないとか・・・・

あんまり書くと変人にされそうなので書きませんが、まぁ、滑稽(こっけい)な事この上なし。

でも、そんな精神状態というのは、曲を“生む”ようなもので、スラスラと出て来る時は良いのですが、なかなか出て来ない時は、もう世の中が全て止まってしまうような錯覚の中にいます。

しかも、これだけ苦労、いや、苦労ではないな、七転八倒して出来た曲も・・・・・

翌朝になって冷静に見てみると、「アレ? 何でこんな事書いてんだろ? なんだろう? この音・・・・?」

ゆうべあれだけ絶頂を迎えたような気分で書いた曲に、気持ちが全然乗っからない。
どーしたんだ!?

これ、みんな経験する事なんです。

この、醒めた気分、どうしてゆうべは欠片もなかったんだろう?
大丈夫か? 自分!

いやいや、これが大切な経験の一つなんですね。

あの、夜中に最高に盛り上がって書いたはずの曲に、全然気持ちが乗っからない・・・・
これ、自分以外の演奏者と同じ目線なんです。

だから、一人で勝手に盛り上がって曲が書けたと思っても、それをそのまま翌日現場に持って行ってケチョンケチョンに心が砕け散るって経験、皆するのです。

作っている自分と演奏する自分は別なんです。

だから、作っている最中に、そういうもう一人の自分が客観的な判断を下しながら曲が書けるようになるまで何度か心が砕け散る経験をする必要があるのですね。

この、何度も何度も繰り返す、この失態のようなものって一体・・・・・?

たまたま先日「金曜ブログ」にコメントいただいた柳川博さんとのやり取りの中で、彼が名言を残してくれたのです。
リハモナイズに関する個人それぞれの思いについての発言だったのですが、自分一人で盛り上がって書いて早速音出ししたものの全然予想と違う結果に陥る事を「夜中に書いたラブレター」のようなもの、と。

これ、的確ですねー。

彼とは6年前に彼がアレンジを担当するビッグバンドのコンサートにゲスト出演したのが切っ掛けで繋がっています。

→『2007/6/3ブログ 久し振りのビッグバンド 音楽』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20070603/archive

AOL時代のブログなので一部リンクは切れているかもしれませんが、とても楽しいコンサートでした。

そんなアレンジャーでもある彼のこの名言。

「夜中に書いたラブレター」を朝になって読み返してみたら恥ずかしくて渡せやしない。

これ、作曲や編曲とピッタリ同じなんです。

だから、作曲って行為は正に「夜中に書いたラブレター」みたいなもんだと。

それが少しずつ経験を重ねる内に、「夜中に書いても翌日読めるラブレター」になれば成功。

で・・・

そんな事のあった週末に昨日の休憩時間の事が重なります。

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「ここサ、ここんとこ、五連符あるでしょ。これサ、半拍抜けてるのさ」と市川さん。

「えー? でもそうするとパソコンが“ピー”ってエラーでるよ」とドラムの守さん。
守さんはパソコンで市川さんの手書きの譜面をデータ化している最中。

「だめ〜?」

「だからサ、機械がダメって言ってるの」

「こうやって書くとサ、わかんなくなるんだよねー」と市川さん。

「わかる。わかる」と僕。

「もの凄く細かい譜割りになってるんだけど、弾くとフツーなんだよ」

「わかる、わかる」と一同。

「物凄く苦労して書いたのに、違うんだよなーって思ってるんだよねー」と市川さん。

「弾くと超簡単だったりして〜(笑)」と僕。

「どーって事ない部分なんだよ、これがサ」

うん。

ここにも夜中にラブレター書いた人、確実にいま〜す(笑)


曲を書く人は、みんな進行形で苦労してるんです、はい。

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ライブが終わって、今夜は七夕なので、店の近所にあるチーズ専門店で家人とつまむチーズを買って帰った。

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日曜日の午後7時とあって第三京浜はそこそこの流れで気温は・・・・

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31℃だって




★☆★ 2012 BEST LIVE (動画) ★☆★

Nov/14〜15/2012

Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)

1st set (9:30pm〜10:50pm)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor

2nd set (0:48am〜2:09am)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St

Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP

※赤文字の演奏動画を公開しています

ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/1:00am's StellabyStarlight (Full version)

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/2:00am's GreenDolphin

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:53pm's StellabyStarlight

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:46pm's The Gleaner

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。


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ビデオカメラ【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール




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『BEST LIVE 2011(動画)』


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




只今絶賛発売中!
■New Album『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)
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CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

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