2013/10/17

秋はボサノヴァ! 第三回目のコレは言わば“究極に秋色な”ボッサ・・・  木曜:Jazz & Classic Library


昨夜は文字通りの台風一過、晴れ男の面目躍如で午前中の台風が嘘のような晴天に。
強風は吹くものの楽器の搬出・搬入に問題なし。
昨夜はベテランピアニスト市川秀男さんのライブでした。

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珍しくトリオとクァルテットのみ。
それでも変幻自在な編成で展開される市川ワールドはほどよい緊張感に包まれて快適でした。

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今朝は一路空へ・・・・

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そんなこんなで、今日は移動の機内で書く事に。

台風一過と共にめっきりと秋らしい風が吹き始めました。
これから紅葉の季節までが一番好きな時間。
そして、ボサノヴァが一番似合う季節。

と、書いていると、時々ボサノヴァは夏のイメージなんですが・・・・・、という人も。

夏のイメージが漂うボサノヴァも確かにありますね。
それは否定しません。

ただ、僕は秋なんです。

なぜだろう?

っあ、全然余談ですが、僕があまり飛行機での移動が好きじゃない理由の一つに車窓(機窓か?)の楽しみとしての季節感があまりない事があります。

もちろん離着陸の時はありますよ。全世界どこでも。
でも、空の上、正確には雲の上はいつも晴れ間なのです。
この一番長く付き合わなきゃならない時間がず―っと晴れ間で、そこで季節を感じるのはなかなか難しい・・・・

列車や車、船に比べると、その道中の季節感が乏しいからなんです。
ホントは嫌いじゃないんですけどね。

で、

やはりボサノヴァには「秋」が似合う派と「夏」が似合う派があるような気がしますね。
本国ではそんなカテゴライズはなさそうですが、ちょっと分けてみると面白いかもしれません。

季節感で選ぶボサノヴァ、、、なんてね。

先週のエリス・レジーナも最初の頃は「夏」のイメージが強すぎて、僕はどちらかと言えば苦手だったのですが、ある時からそんなエリス・レジーナの歌声が愛おしくも思えて来るのですから、音楽は長く聴き続けるに限ります。

さて、そんなエリス・レジーナの好敵手が今日の主人公です。
いえ、勝手にそう僕が思っているだけですけどね。

“勝手に”秋はボサノヴァ! 第三回目。


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『Miucha & Tom Jobom』(rca/1979年)

1. Turma Do Funil (No Baixo Leblon)
2. Triste Alegria
3. Aula De Matematica
4. Sublime Tortura
5. Madrugada
6. Samba Do Carioca
7. Falando De Amor
8. No Cego
9. Dinheiro En Penca

Arranged By Tom Jobim*

Backing Vocals : Bebel*, Carlos (46), Cristina (17), Danilo Caymmi, Nelson Angelo, Novelli, Olivia Hime, Telma Costa
Contrabass : Ron Carter
Guitar : Oscar Castro Neves*
Orchestrated By : Joao Donato, Oscar Castro-Neves
Percussion : Rubens Bassini
Piano, Vocals : Tom Jobim*
Vocals, Backing Vocals : Miucha

Recorded in New-York City, except 1 recorded in Rio De Janeiro.

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なぜミウシャがエリス・レジーナの好敵手なのか?

それは、このアルバムでも共演しているトム・ジョビンことアントニオ・カルロス・ジョビンの存在があります。

ブラジルのミュージシャンにとってジョビンとの共演は恐らく夢の夢、それは大きな夢だったのでしょうね。
それだけジョビンの存在は大きく、たぶん彼を超える存在になるには、ブラジルに新しい音楽を作るしかないでしょう。
つい最近のブラジルでのポップスフェスティバルの映像を見ていたら、ブラジルの若い人気アーチストが突然「イパネマの娘」を歌い始めたのです。
すると何万人という会場の観客も歌いだして時ならぬ大合唱に。
ボサノヴァ、ジョビン世代の子供達世代と思える彼等でも、ジョビンの曲は歌えるのです。
これは鳥肌モノでした。
そして、羨ましく思えました。
こんな歌が国民的なナショナルソングのような存在だなんて・・・・

さて、そんなですから、まだジョビンが現役の時代の共演はどれだけ羨望のまなざしで見られた事か。

エリス・レジーナには『エリス&トム』というアルバムがあります。名曲「三月の水」での喜びに満ちて愛くるしいエリス・レジーナの歌が印象的でした。

ミュウシャにも共演盤があります。
しかも、二枚。

一つはこのアルバムに先立つ事二年の『 Miucha and Antonio Carlos Jobim』(1977年)。
このアルバムは選曲も含めてエリス・レジーナの共演盤と似通っている部分もありました。

しかし、この二枚目の共演盤は、あらゆる意味でその後のボサノヴァ、その後のジョビンを見事に予見したアルバムになっているのです。
ボサノヴァのブームが過ぎ、政情不安が続き、次世代のトロピカリズムを経て、この後のボサノヴァが歩む道。
それは、ジャズがスイングジャズのブームが去り、バップ、モード、そしてフリーとどんどん変化して行ったのと似ています。
たぶん、このアルバムを聞いて、「待ってました!」的なボサノヴァを期待すると、それは極少数に絞られているのに気付くでしょう。

1曲目の“Turma Do Funil (No Baixo Leblon)”などはポルカそのもの。音楽的なボサノヴァのルーツとして西洋の音楽の影響の一部を垣間見る気がする。いや、言われてみればそうだなぁ、と納得するのです。
他にも、シャンソンやカンツォーネもボサノヴァに影響を与えている気がする。

つまり、ボサノヴァは緩やかなサンバのリズムを持つカンツォーネという形容がぴったりだと。

2曲目“Triste Alegria”のお洒落なイントロはどうだろう。これなどもシャンソンのニアンスを濃く映し出している。

哲学的な詩と言われる3曲目“Aula De Matematica”や暗い淵に佇むように妖艶な5曲目“Madrugada”は、待ってました!とボサノヴァ好きの心に沁み入るナンバー。

1曲目の陽気さに、思わず「あれ? こりゃ、間違ったかな?」と不安が過った秋派ボサノヴァファン諸君。
心配ご無用。
2曲目以降、どんどん秋色に染まり、他に類を見ないほど深く、そして訳詞に見る限り哲学的にボサノヴァを楽しめる絶好のアルバムなのだ。
いわば究極な秋色のボサノヴァ。

そして、ボサノヴァのルーツをリズムだけでない角度から感じられる、「その後」が満載されたアルバムなのです。
僕の勝手な感想ですが、ジョビンもその辺りをちゃんとわかって表現出来るミウシャに伝道師の役割を課したような気がします。

お薦め。






【配信追加情報】


ご要望の多かったiTunes StoreやAmazon.co.jpでのアルバム『AXIS』の配信が2013年9月4日より始まりました。

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『AXIS/赤松敏弘』
1. Return To Forever (Chick Corea)10:51
2. Over Again (Toshihiro Akamatsu)7:53
3. Sound Of Focus (Toshihiro Akamatsu)8:23
4. Axis (Toshihiro Akamatsu)07:49**
5. Silent Butler (Toshihiro Akamatsu)5:18
6. Cheerful Flight (Hideo Ichikawa)6:09
7. Havona (Jaco Pastorius)7:19
8. I Thought About You (J.Mercer-J / Van Heusen)4:47**

Toshihiro Akamatsu(vib)
Koichi Sato(p)
Masahiro Sawada(b)
Kodai Higuchi(ds)
**guest : Nanami Morikawa(vo)
発売元:(株)ベガ・ミュージックエンタテインメント(VEGA)

iTunes Store 赤松敏弘ディレクトリー

iTunes storeでは6アルバムからセレクトされた44曲を配信中


Amazon 赤松敏弘 MP3専用ディレクトリー

amazon.co.jp MP3ストアーではアルバム『Axis』収録全8曲を配信中

全曲試聴可。
若手メンバーとのフレッシュな演奏を、DSDレコーディングによる最良の音質でお楽しみください。

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赤松敏弘(ヴィブラフォン)佐藤浩一(ピアノ)澤田将弘(ベース)樋口広大(ドラムス)

どうぞ御利用ください!






★CDを“ドスドス”探したい人の味方!
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ジャズ全体http://www.hmv.co.jp/artist/rank/0/genre/800/

【楽器別】
ヴォーカル
トランペット
トロンボーン
サックス
フルート
クラリネット
ピアノ
オルガン
ビブラフォン
ギター
ベース
ドラム


★☆★ 2012 BEST LIVE (動画) ★☆★

Nov/14〜15/2012

Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)

1st set (9:30pm〜10:50pm)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor

2nd set (0:48am〜2:09am)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St

Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP

※赤文字の演奏動画を公開しています

ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/1:00am's StellabyStarlight (Full version)

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/2:00am's GreenDolphin

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:53pm's StellabyStarlight

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:46pm's The Gleaner

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。


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ビデオカメラ【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール




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『BEST LIVE 2011(動画)』


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




只今絶賛発売中!
■New Album『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)
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VGDBRZ-0044/3.000円(税込)

赤松敏弘(vib)The NewQuartet
guest:森川奈菜美(vo)

New Album『AXIS』は全国の有名CD店のほか、ネットショップでも好評発売中!
■Tower Record
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■amazon.co.jp
■disk UNION
■山野楽器
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どうぞご利用ください。

CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

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