2014/4/2

440は美味しいなぁ・・・・・  水曜:これは好物!


昨夜はベテランピアニスト、市川秀男さんのライブでした。

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市川秀男(p)Trio + 赤松敏弘(vib) w/上野哲郎(b) 二本柳守(ds) @ Yokohama Airegin( http://yokohama-airegin.com/ ) Apr/01/2014

予告通りに・・・・

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Musser Hybrid Pro-Vib M55GJ + Musser M55 70's keyboard

エイプリルフールでしたが、予告通りに銀盤(A-440)を持ち出しました。
先週の南青山ボディー&ソウルの福井ともみさんのライブで久しぶりにこの銀盤をライブで使いました。
約二年半ぶりになります。

普段はこのMusser社のヴィブラフォンの新しいモデルの金盤(A=442)を使っています。アコースティックに盛り上がるライブでは音色も年代によって移り替わるのが楽器の正しい進化だと考えていたのですが、新しい楽器のボディーに70年代の鍵盤を載せたらどのように響くのかをそろそろ試しても良い頃になった気がしたのです。

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音楽家にとって自分の楽器の発生源は一番こだわるところで、ボディーよりも、マレットよりも、やはり真っ先に音盤が一番大きいのですが、社会的な諸事情によってなかなか難しい面もあるのです。
ボディー&ソウルの時はそれが非常に上手く行きました。

一つの大きな要因はピアノのチューニングです。

都内の主なライブハウスの殆どはA=443辺りでチューニングされています。
ちゃんとしたレコーディングスタジオの場合は年間を通じて室温管理と共にピアノはA=441でチューニングされています。

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絵画調で・・・ピアノの市川秀男さん

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絵画調で・・・ベースの上野哲郎くん

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絵画調で・・・ドラムの二本柳守さん

経験上、ピアノとヴィブラフォンだと、ピアノがやや高い位置のチューニングだとヴィブラフォンがよくブレンドするのですね。面白い事にピッタリ一緒のA=440にチューニングするとピアノが非常に不安定に聞こえるのです。
これはチューニングの基準となるAの音の振動数が440という事で、ピアノという楽器の調律が均一に区切られた調律をするという意味ではないのです。
あくまでも調律師さんが基準の音を441に定めたら、その楽器(個体差も含めて)の最良のポイントを探り当てて完成させる、いわばA=441とかというのはサーカスの綱渡りのロープの位置のようなもので、それぞれの個体差、置かれている環境や音響状態も含めて「一つの楽器」としてまとめたものなのです。

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さて、いよいよスタンバイ! 出番とまいりましょうか! 今夜はどんな音楽が奏でられるか楽しみでもあり緊張の瞬間です

ピアノの調律の波形とヴィブラフォンの調律の波形も異なります。
それぞれの楽器にはどうしても鳴りが悪くなるデッドポイントがあるもので、それを克服するチューニングが成されているからです。

その波形が最も上手くブレンドするのが僕の場合はこれまでA=440の鍵盤だったのですね。

レコーディングの時は必ずピッチは何かを聞きます。
従来の銀盤もA=440とA=442の二種類を使い分けてきましたから。

もちろん場合によっては現場に着くともうピアノのピッチが変わっていたりするケースも無くは無いですが、レコーディングの場合、特に音にこだわりのあるアーチストの方はA=441指定が多いのでA=440の出動が九割方を占めていました。

しかし、近年は自宅でプロツールスを使ったベーシックなオケを使うケースが増え、そうなると自動的に基準がA=443みたいな感じになってしまった感もあり、そうなるとA=440の銀盤の出番は減少傾向に。
また、スタジオによってはピアノのチューニングを替えるとエクストラフィーを取られるところもあるのでクライアントに無駄に出費をさせる必要のない場合はA=442の出動に。

もっと深刻なのはライブハウスです。

共演者にピアノがいなければいつでもA=440の銀盤の出動なのですが、ピアノがいると出演する店のピアノやステージの響き方が頭に入っていないと440はかなりリスキー。
つまり、最近の調律の中にはチューナーを使ってサクサク片付けてしまうケースが多いのでそういう所は一様にA=443でパリパリした音色が待ち構えているわけです。

こうなるともうこちらはお手上げ。A=442の出動が増すわけです。

もちろん自分のブレーンでよく事情を理解してくれている場合はピアノの調律をA=442に合うように本番前に調律してもらえますが、日々様々な出演者が演奏するライブハウスでは稀。

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そんな中で、先週の南青山ボディー&ソウルの時はピッタリでとても気持ちよく演奏できたので昨夜の横浜エアジンもどうだろうか、と。
二年半前まではずっとA=440の銀盤をもう四半世紀に渡って持ち込んでいた店だ。

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うん!

なかなか、A=440独特のまろやかな響きがバンドによくブレンドしているようだゾ!!

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この日はピアノの市川さんの至高の曲ばかりを演奏する日。
物凄い世界観を持った、それでいてとてもデリケートな世界だから簡単なようで一つ一つの裏に潜む市川さんの思惑を掘り下げないと面白くならない。
だから、ノーマイクでもバランスを取りながら演奏する。

ドラムに対して生音で主張出来るだけの腕前の前にちゃんと楽器が鳴らせないと話しにならないわけだが、演奏した通りに楽器が鳴ってくれなくてはもっと話しにならない。
打楽器的な面とピアニシモからフォルテシモまでコントロールしてレスポンスの良い楽器がないと成り立たない。

さらに・・・

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途中にはピアノとヴィブラフォンだけのデュオもセットされるからそのダイナミクスの幅たるや・・・。

(いや、酒瓶の向こうでは・・・です/笑)

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さらに、バンドの大音量の後のアコースティックな世界の中でのダイナミクスに切換えてもちゃんとそれに反応する楽器、鍵盤、そしてテクニックが揃わないと成立しない。

バンドがデュオになって、それまで気にならなかった事が出て来た。

ピッチの違いだ。
常連のお客さんに聞いてみたが皆「そんなに気にならない」と言うのだが・・・

休憩の後、二部が始まった。

あらら

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「守さん、、、、、、」

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「ッマ、、、、、マ・ス・ク!!!」

前代未聞のマスクドラマーも登場し(笑)

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無事に今夜の演奏も終了。

A=440はやっぱり音色がいいなぁ。
市川さんも「これ、使おうよ」と言うのだけど・・・

デュオのような時にはもうどうしようもない。
やっぱりそこまで含めて演奏は全て演奏者の自己責任だから、

もう少し使い方を考えたほうが良いような気に。

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この新しいボディーとオールドなA=440の銀盤の組合せは音色的にも21世紀らしい部分もある。
音楽家の一人として、こんな好物はないくらい。

ただ、やはり持ち込む環境は僕一人ではどうにもなりそうにないから、自分が采配を振るえる機会に限定しよう。

今日のこれは好物は、そんなA=440のお話しでした。

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帰って楽器を部屋に運ぶと、A=442の金盤が少しだけ待ちわびているように見えた。(笑)

明日からは宜しくたのむゾ!




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【配信追加情報】


ご要望の多かったiTunes StoreやAmazon.co.jpでのアルバム『AXIS』の配信が始まりました。

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『AXIS/赤松敏弘』
1. Return To Forever (Chick Corea)10:51
2. Over Again (Toshihiro Akamatsu)7:53
3. Sound Of Focus (Toshihiro Akamatsu)8:23
4. Axis (Toshihiro Akamatsu)07:49**
5. Silent Butler (Toshihiro Akamatsu)5:18
6. Cheerful Flight (Hideo Ichikawa)6:09
7. Havona (Jaco Pastorius)7:19
8. I Thought About You (J.Mercer-J / Van Heusen)4:47**

Toshihiro Akamatsu(vib)
Koichi Sato(p)
Masahiro Sawada(b)
Kodai Higuchi(ds)
**guest : Nanami Morikawa(vo)
発売元:(株)ベガ・ミュージックエンタテインメント(VEGA)

iTunes Store 赤松敏弘ディレクトリー

iTunes storeでは6アルバムからセレクトされた44曲を配信中


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赤松敏弘(ヴィブラフォン)佐藤浩一(ピアノ)澤田将弘(ベース)樋口広大(ドラムス)

どうぞ御利用ください!






★CDを“ドスドス”探したい人の味方!
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ジャズ全体http://www.hmv.co.jp/artist/rank/0/genre/800/

【楽器別】
ヴォーカル
トランペット
トロンボーン
サックス
フルート
クラリネット
ピアノ
オルガン
ビブラフォン
ギター
ベース
ドラム


★☆★ 2012 BEST LIVE (動画) ★☆★

Nov/14〜15/2012

Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)

1st set (9:30pm〜10:50pm)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor

2nd set (0:48am〜2:09am)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St

Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP

※赤文字の演奏動画を公開しています

ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/1:00am's StellabyStarlight (Full version)

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/2:00am's GreenDolphin

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:53pm's StellabyStarlight

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:46pm's The Gleaner

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。


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ビデオカメラ【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール




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『BEST LIVE 2011(動画)』


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




只今絶賛発売中!
■New Album『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)
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VGDBRZ-0044/3.000円(税込)

赤松敏弘(vib)The NewQuartet
guest:森川奈菜美(vo)

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CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

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