2006/4/4

白海老と料亭街  火曜:街ぶら・街ネタ

今日は突然写真から

えい!

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この写真を見て、どこの街だかおわかりの人は、よっぽど街歩きをされている人でしょう。まず何処だかわかんない人が大半でしょうね。

いえいえ、別にクイズじゃないんです
街にはそれぞれの顔や風情があると言われますが、正直なところ僕だって、もしもこの写真が1枚だけあったとしたら、きっと何処だかわかんないですから。

これは北陸の中核都市、金沢市の中心地「香林坊」
金沢市はこの香林坊から数百メートル先の片町付近にかけてが中心地。初めてこの地を訪れたのは1975年の冬、僕が岡山の山の中の音楽科にいる頃です。雪の中を走る列車旅をしたくて学割の利く周遊券で大阪経由でふらりとやってきました。

その時の印象は、、、、、、、、

とにかく雪、雪、雪
当時周遊券だとタダで乗れた急行の向かい合わせボックスシートで同席になった見知らぬ“オバチャン”とたわいもない話しをしながら、窓の外の豪雪に曇るガラスをキュルキュル言わせながら何度も拭き拭き、昭和らしい旅

何を好んでこんな寒い目をしなきゃならんのだと、自分の無鉄砲さに後悔しつつも、それはそれで内心は「まんざらでもない」と思いつつ、まっ先に足を運んだのがココ香林坊でした。
以来何度か金沢は立ち寄った事がありますが、ゆっくり見たのはこの時が久し振り。しかも雪の無い金沢。僕にとっては新鮮なんです。

で、なぜ最初に特徴の無い写真を出したかと言えば、少し前までは、何処へ行っても明らかに「そこにしか無い」モノが被写体として納められたのに、最近は何処だかわからない風景が増えつつあって淋しい限りなんです

街の顔、と言うと、例えば金沢だと「兼六園」のような観光地だとは思いますが、僕的には普段使う何処にでもある乗り物の「色」や「形」と街の記憶が一緒に残っているんです。自家用車はまったく対象になりませんが、公共交通機関のタクシーやバス、市電や電車など、その土地ならではの「色」や「形」が街中に溢れているんですから、それを街の顔として思う旅行者は意外と多いはず。また、アーケード街も昔からの土地々々の創意工夫があって歩くのが好きです。




しかし







金沢のこの中心地で目に入る公共交通機関の「色」にはちょっとがっかりしました。

地方の運輸業社はどこも大変だとわかっているものの、

地方都市に行ってるのに目の前を●田急やら●急やらの中古車がそのまんまの配色で走っていると、写真を撮るとかえって何処の街だかわからなくなります。道路よりも目線を上げて写真を撮ったのはそんな理由でした。

片町の裏手にある昔印象深かった堅町商店街は、すっかり屋根を取られてポッカリ空の見える、最近何処にでもある開放型のショッピング・ストリートに変ってしまってガックシ
このほうが確かに健全で明るいかもしれないけど、、、、、個性がないんだな






しかし






ちょっと中心を外れると、まだまだ金沢は「いい感じ」が残っていました。
金沢市くらいの規模になれば「再開発」も近代化と保存の両方向で展開されるので、その点は心強い
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東山の料亭街の付近は道路が幾分整備されたものの、建物も丁寧に修繕を重ね、初めて訪れた時の記憶が蘇りました。雪のない東山は初めてだったかも。
この近くの橋の袂にある喫茶店(悔しいけど名前を忘れてしまった)も重厚なソファーが並ぶ(ドアにカウベルが付いていそうな感じ)正しく昭和レトロ。

で、訪れた時の季節にしかとれない富山湾の珍味↓
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「白海老の素揚げ」
を片町でふらりと入った店で酒の肴に味わい(こりが旨いんだな)、東山の変らぬ風情を頭で合わせている内に、僕の中で再びグググッと好印象の街のレベルにまで押し上げてくれたのでした

街は少しずつ変って行くもの。良くも悪くも旅行者の感傷に過ぎんたわごとかもね 近所を●急が走ってても誰も困らんもんなぁ。。。

おしまい



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