2006/11/19

サード&フォース・セメスターの間の事  ■新・音楽体験記/留学の頃

パートタイム(選択した科目のみ)の履修だったサード・セメスターが終わり短い夏休みを利用して2週間ちょっとの間、日本へ帰った。

ちょうど一年振りだけど、何だかいろんな事が変わっていた
ミニ・浦島太郎だ。

ただ一時帰国するんじゃなくて、渡米前にお世話になった人達に会いに行ったりした。
ピアニスト岩崎大輔氏はライブをセッティングしてくれていた(実は渡米直前に日本で最後に演奏したのが彼だった)。

吉祥寺の“サムタイム”は週末を除いて平日にインストのライブをやっていなかった(平日はヴォーカルや弾き語り中心だった)が渡米直前に岩崎氏が僕とのデュオを試験的に入れたりしながら様子を見ていたようでした。それが一年後にはすっかり定着しているようで、再び岩崎氏とサムタイムでデュオをやる事に。この時に岩崎氏とは六本木の“アルフィー”でも演奏しています。岩崎氏は僕とは入れ替わりにバークリーから帰ってきた。スケールの大きなピアノを弾く人です。

渡米で持ち物を処分していたので東京には何も無く(もちろん住む家も/笑)、楽器は元弟子に借り、車も高校以来の悪友マコティーに借りての大騒動(笑)。ヴィブラフォンが常設してある店など皆無に近いのでちゃんと計画を立てないと気軽にセッションにも参加できない。まァ、ヴィブラフォンの宿命と最初から諦めてはいるのだけど。。。

東京に滞在する時は目黒の吉田さんのスタジオに居候させてもらってました。
居候のお礼に時間のある時は夕飯を御馳走する事になり、権之助坂にある肉屋にステーキ肉を買いに行った時の事です。ボストンで自炊してたので何となく美味そうな肉はわかりますから、よく値段も見ずに「これ、下さい。このくらいのカットで3枚下さい」と言った。ズッシリくるステーキはレアが美味いんだな、コレが、ソースは何が良いだろう、、、などと思案していたら、「へい、おまちどう。こりゃレアだよ、絶対。焼きすぎちゃダメだよ」とオヤジさん。「わかってる、わかってる」と僕。「他は御用ござんせんか?」と言うので「うん、これでいい」というと、「ハイ。じゃあお兄ィ〜さんに免じて今日はおまけしちゃうよ」「そうこなきゃ!」「1万6千円だけど1万2千円でいいよ!」「ほい!」
・・・・とそこで正気に戻った

すっかり物価の感覚がアメリカ惚けしてたんだ。この程度の量の肉ならせいぜい高くて4〜5千円だろう、、、と。

甘い、甘かったァ〜〜!
財布にお金があったから良かったものの、、、、ふうーっ、

それからは何か買う度に「何でこれがこんなに高いんだ!」と、留学惚け無重力症状の連発。吉田さんの奥様と一緒に買出しに行ったら「赤松さんって買い物に行くといつも怒りだすんだよ〜。野菜に向かってブツブツ文句いったり、見てると可笑しいよ〜(笑)」と言われてしまった。反省・・・・

翌週は実家松山に滞在。この時に初めて松山のジャズメンと正式なライブをやった。
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写真を見ると87年8月30日とある。このヴィブラフォンは実家に置いていったMUSSER。それまでは高校の頃からみんなが演奏している場所に顔を出しては飛び入りしてたけど、ちゃんとチケットを発売して一晩一緒にやったのはこの時が初めてだった。伊賀上ひろし(p)さん、渡辺綱幸(b)さん、そして、先日12年振りに共演した堤宏史(ds)さん。そして曲によっては数年前に惜しくも故人となってしまったサックスの倉田さんが加わってくれた。
やたらとマイクが多いのは、この時にFM愛媛のラジオ番組がON AIRする為だった。
17歳の頃からの僕を知ってる先輩達と演奏するのはとても緊張だった。勿論演奏が始まれば普段通りなんだけど。
この時に会場で松山のピアニスト栗田敬子さんとも初対面している。彼女にも1曲参加してもらってセッションした。また、松山のヴィブラフォン奏者宮崎さん(故人)ともこの時に初めてお話しした。
いま考えると愛媛県はヴィブラフォン奏者が多い。宮崎さん、藤井寛さん、僕。たった三人だけどこれはプロのお話。アマチュアの人を入れるとまだまだいるかもしれない。不思議といえば不思議。

さて、そんな感じで短い夏休みを終え、再びボストンに戻るのですが・・・・

その途中でとんでもないアクシデントが待ち構えていようとは、成田を飛び立った時には想像もしていなかったのであります。。。。

この続きは次回


おしまい



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