2018/11/30
【演奏講座】ヴィブラフォン、マリンバ、今さら聞けないコードの秘密/ブルースが苦手な人、集まれ!-その5 金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック
毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話を書いていますが、金曜第五百三十一回目の今日は『【演奏講座】ヴィブラフォン、マリンバ、今さら聞けないコードの秘密/ブルースが苦手な人、集まれ!-その5』と言うお話し。
前回は『【演奏講座】ヴィブラフォン、マリンバ、今さら聞けないコードの秘密/ブルースが苦手な人、集まれ!-その3』と言うお話しでした。途中からの人はこちらも参照してください。→https://sun.ap.teacup.com/vibstation/3454.html




インプロヴゼーションというのは練習して出来たものを披露するものではない。こんな事を書くと「じゃ、練習なんて必要ないんだ。その場の思い付きでいいんだ。ソレ、超得意!ラッキー!」。そんな風に早とちりする人、いるかもしれませんね。もちろんそれがダメだとは思いませんが・・・・。
一生懸命。この言葉がプラスに働く場合とマイナスに働く場合があります。元々この一生懸命は一所懸命が語源だそうです。昔武士が命がけで一つの所を守ったというところから来ているとか。だから、あれもこれも一生懸命というのは実は無茶な話しで、一つの事をコレと決めたら最後まで続けなさい、ということのようです。一生は最後までという意味です。
ジャズの練習にこれを当てはめるとどうでしょう。
本来は、今日はこんな「気分から始めてみようか」とか、「こっちじゃなくて、今日はあっちに行きたくなった」というのがその場での“思い付き”の典型ですね。じゃあ、練習となると「何」を練習すればいいの?
難題に見えますが、実は簡単です。
「思い付き」の入口だけを練習するのです。入って二三歩。それも一つや二つではなく、それこそ「思い付く限り」の入口を。
その為には、「思い付く」場所の事を徹底的に調べておく必要があります。
それが、ひょっとすると一小節単位かもしれません。このメロディーとこのコードなら「ここの扉」を開けてみようとか、さっきのコーラスでは通過したけど「ここから入る」(例えば偶数小節、或は奇数小節という区切り)とか、いろいろです。
ただし、その扉を開けて中に入ってからの事を一生懸命練習してしまうと「思い付き」ではなくなってしまうどころか、「そうやりたくなる」のですね。練習した通りに。これではインプロヴイゼーションになりません。そこに練習のやり方の難しさがあります。
いわば、路面調査のようなものが練習の領域なんですね。曲を道路としましょう。目的地が曲の終わりです。では、スタート地点から、道路標識、信号、横断歩道、路面の具合や高低差など、目的地までにいくつもの「指示」や「法則」が並べられている曲をどのような速度で、どのようなコースで、どの時間帯に走るのかは演奏者に任せられているわけですね。しかし、この速度以上出してはダメとか、一旦ソコで止まれとか、その先で右折レーンに入れとか、夕暮れになったらライトを点灯させろとか、決められているものが実はたくさんあるのです。でも、前を見ながら、周りの景色も楽しみながら、同乗者がいればお喋りしながら、目的地に進むのが演奏。途中のおしゃべりで道に迷ったり、一旦停止を無視して事故に遭ったりするのはまだビギナーの証拠ですね。ジャズでいうソロ(インプロヴァイズ)はいわばこの運転中のおしゃべりのようなものです。或は気ままにコースを変えて走るドライブのようなものです。
だから単純な事に「曖昧さ」を残したまま見切り発車しない事です。
そうしない為に、練習がある。つまりそれが路面調査というわけです。

さて、このところプルースについて解説していますが、取っ掛かりとしていろんな事が断片的に聞こえて来るのがこのブルースの入口だと思います。
通常のジャズ・セオリーとは切り離して、“ほつれた糸”を解き明かすように、当たり前との分岐点にまで戻って読んで下さい。
きっと今ここで説明している意味がわかってくるでしょう。
■Blue Note、それはExtraな倍音、という感覚
ブルースは苦手でも、ブルーノートから発展したエクストラな倍音、つまり特別に変化したテンションのサウンドは大好きだった。こういう人は僕と同じで、無理矢理ブルースをブルージーに演奏する事で悩むのをやめるといい。
そもそも一番の問題はブルーノートというものをいろんな言葉で雑に説明されているものの、最初の部分が自分の中にスッポリと抜けていないかどうかを反省しつつ、ブルース以外の「当たり前」との分岐点を炙り出すところから手をつけないと。。。
比較対象がないと特に固定ド絶対音感寄りの人は取っ掛かりが見つけにくいですからね。
ブルースのコード進行で、12小節だと
||: I7 | IV7 | I7 | I7 |
| IV7 | IV7 | I7 | I7 |
| V7 | IV7 | I7 | V7 :||
みたいなコード進行を目にしますが、コレ、ホントはおかしいのです。ディグリーコードとして正解なのは V7 のところだけ。
後は・・・・説明しましょう。
このディグリーコードがkey of D だったらどうなるでしょう?
||: D7 | G7 | D7 | D7 |
| G7 | G7 | D7 | D7 |
| A7 | G7 | D7 | A7 :||
ドミナントコードだらけになってしまいます。これでは意味がわかんないですよね。
でもコードだけ弾けば、これが誰でもブルースを弾いているサウンドになるから厄介。
前から注意している「コードだけ見て安易に演奏する事なかれ! 」という奴。
整理するとこうなります。
||: I | IV | I | I |
| IV | IV | I | I |
| V7 | IV | I | V7 :||
コードネームにすると( key of D )
||: D | G | D | D |
| G | G | D | D |
| A7 | G | D | A7 :||
まず、ドミナント・セブンスコードは V7 = A7 の事を示します。
それ以外のコードからは、まず b7th という音を今は消しておきましょう。コレ、とっても重要な事です。
すると、ここに掲出されたコードは次の性質に分類されますよね。
Tonic : I = D
Sub Dominant : IV = G
Dominant : V7 = A7
少なからずとも、ここまで整理するとブルースも他の曲も大差は無い、という事がわかるでしょう。
まずはこのラインまで戻らないと、なぜブルースがブルースに聞こえるかに到達しにくいのですね。
ここではブルーノートをテンションとして表すようにします。
長調の基音から見てブルーノートと呼ばれる音は、
(1)第二音と第三音の間の音
(2)第四音と第五音の間の音
(3)第六音と第七音の間の音
別の書き方をすればこうなります。
(1) 2nd と 3rd の間の #9th
(2) 4th と 5th の間の #11th
(3) 6th と 7th の間の #13th
#13th!!!???
はい。僕はブルーノートというのはコードトーンの隙間の音が半音上がった位置と解釈しています。
もちろん、これはこの説明の為に持ち出した“伝家の宝刀”です。
これをコードトーン b7th とされた表示から僕はブルーノートが苦手になったのです。
異名同音がこんな所でも混乱を招いていたのです。
さて、この三つのブルーノートを最初から全部挟むと、これまた混乱の要因となるので、ここではまず、最初に一つのブルーノートについて、簡単な謎解きをしながら取り込んで行きましょう。
先週の宿題。覚えてますか?
Dのペンタトニックスケールを使ってゲームのように、Dのペンタトニックの音階を上下するのだけどコードの変わったところがそれぞれのコードトーンにならなかったらそのまま進んで最初に当たるコードトーンでターン(上下)するというもの。

(クリックで別窓拡大/以下同じ)
ただしドミナント・セブンスコードのところは通常のミクソ・リディアンスケールからアヴォイドノートを除いた音列にする。
最初にこれだけで動いたものはこんな感じになった。

まだブルースのブも出て来ない感じではあるけど、これはウォーミング・アップ。
この段階でこれがゲームのように、何処からでも始められるようにするのが練習の第一歩。
さて、宿題は、このDのペンタトニック・スケールにDのブルースで出て来るブルーノートを一つ足したスケールの中で動くというものだった。
ブルースとして特殊なブルーノートを基調の変異した#9thのみ全編に使用してください。コードの変わり目はコードトーン、又はブルーノートでターン(上下)しましょう。
但し、ドミナント・セブンスコードのところにはこのブルーノートは含みません。またそのスケールはアヴォイドノートを除いたミクソ・リディアン・スケールとします。
さて、どんな結果になったかな?
実はこんな事に・・・・

あらら!?
ドミナント・コードの所以外、全部同じ音列になってしまいましたね。
まだブルースではないけれど、こういうコード進行に関わらず共有する音列は後に“リフ”作りの原点になるので弾いて確認しておきましょう。
さて、これがどうして同じになってしまったかという原因を解析すると、コード進行によるそれぞれのコードトーンの変化を無視していた所に原因があるのが見えて来ます。
ソロ(インプロ)を聴いて、なかなかいいかな、と思って二曲め、三曲目と進むと、どうもどのソロも同じに聞こえてしまう人っているじゃないですか。
その悪しき原点がここに見えるのです。
つまり、メロディーの事ばかりに気が行ってついついコードの動きを無視してしまった結果・・・・。
Dというキーの中にいればいいや、的な「怠けもの」と言ったらちょっと厳しいかな。
そう言う人も最初の原点に戻って「一所懸命」に改善を図りましょう。
コードの伴奏を借りずに、メロディーだけでコードの動きを聴かせられたらそれはいいソロの第一歩になります。ヴィブラフォンやマリンバは常に伴奏を弾きながらソロを取るのは大変なので、上手にこの用法をミックスする事で独奏もピアノと遜色ないレベルにまで引き上げられます。逆に言うと、これが出来ないと何本マレットを持ってもコード感を伴った独奏で自由に動けない。という事。いちいちコードが変わったら伴奏を入れるなんて野暮ったいこと、やりたくないじゃないですか。
さて、ペンタトニックに一音だけブルーノートを混ぜる。

とってもシンプル。
で、これをどのようにブルースに繋げて行くのか?
さっきの動きではメロデイーからコードの動きを聞き取れるのはドミナントコードの箇所だけで、もしもコード伴奏が無ければ一体何を弾いているのかわからないはず。
そこで、この D のペンタトニック + 一つのブルーノートだけではコードが表せない問題を解決する為に、コードが G のところでコードトーン全てが揃うように根音の“G”の音を組み込みます。
しかし、そこで問題になるのが、そのまま“G”の音を足したのではDのペンタトニックに一つのブルーノート(#9th)を加えた箇所から“G”までの間に4音の半音程の連続(クラスター)が出来てしまってどうにも音が濁り気味。
そこで、何か足すなら何か引く、という摂理で選択をすると、コード G のコードトーン“G” “B” “D”は最優先の音なので外せない。“E#”はブルーノートなので外せない、そうなるとここでは“F#”の音を外す事でクラスターを回避出来るのが判明。
もしもこの説明が、「じや、音がぶつからないようにそこはG7にするんだ」では納得できないですよね。「何でb7thが出て来るの!?と。コードだけで説明しようとするとそうなってしまうのですね。

整理すれば、コードがトニックのDのところはこの音列で。

コードがGのところはこの音列で。

これによって、基本Dペンタトニック・スケールに全体として調の基音から#9thの位置にあるひとつのブルーノート、そしてコード進行としてGの所にはコードの根音“G”を使い半音の位置でぶつかる“F#”を省略する。
それによって、コード進行をコードの伴奏が無くても音列の動きだけで表現出来るようになり、初めてブルース風なサウンドが聞こえて来るようになる。
さあ、もう一度やってみよう。
コードの関わり目が来たら次のコードトーンかブルーノートでターン(上又は下行)、変わり目がソレ以外の場合はそのまま進み一番最初のコードトーンかブルーノートでターン。ドミナント・セブンスコードはミクソ・リディアンスケールからアヴォイドノートを省いた音列で進む。

まずはこれがベーシックになるわけです。
(つづく)



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来たる2018年12月5日(水)にアルバム・プロデュースを担当した信州・安曇野在住のベーシスト中島仁のデビューアルバム『Pioggia』(blue cloud/disk union)が発売されます。只今各サイトにてオンライン予約が始まりました。

(ジャケット写真をクリックするとDisk Unionにリンク)
信州在住のトリオ(中島仁/b 望月慎一郎/p 橋本学/ds) を中心に、ゲストとして赤松(vib)と市原ひかり(tp,flh)が参加。中島の門出を祝して赤松が書き下ろした“North Plants”をはじめ、このアルバムのために書き下ろしたメンバー全員のオリジナル曲を中心に、ラルフ・タウナー、ケニー・ホイラーというECMサウンドを代表するアーティスト曲のカバー2曲を含む全9曲を収録。是非ともみなさま、この平成最後の冬は信州で生まれたジャズPioggiaでお楽しみください。
演奏:
中島仁(b)
望月慎一郎(p)
橋本学(ds)
Guest:
赤松敏弘(vib)
市原ひかり(tp,flh)
2018年7月 東京・Sound City 世田谷スタジオにて録音
Blue Cloud/CHYR001
JANコード/4580582220011
価格/2,500円(税別)
CDはディスク・ユニオン、タワーレコードほか全国のジャズを取り扱うCDショップ(店頭にない場合はお店で取り寄せ出来ます)、及びamazon.co.jpほか以下のサイトで「絶賛」予約受付中です!
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■2019年 1月18日(金)東京・池袋駅前 西口公園前 ABSOLUTE BLUE
開演・午後7時30分 (開場・午後7時) 料金:3,600円+od (学生2,600円+od)
出演:赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)Duo w/市原ひかり(tp)

ニューアルバム『シノニム』のフロント三人だけでお届けする特別な一夜。池袋駅から徒歩1分! 照明が印象的なアブソリュート・ブルーでの新春の宴。どうぞお見逃しなく!
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開場・午後5時30分 (予定) 開演・午後5時55分〜午後6時50分 (生放送 午後6時〜午後7時)
出演:赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p) w/市原ひかり(tp.flh.vo)小山太郎(ds)須川崇志(b)酒井麻生代(fl)SPB
新年、新元号のSPBフルメンバーの第一弾はNHK横浜放送局の公開生放送でスタート!



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お馴染み赤松=ハクエイDuoに、市原ひかりのトランペットとヴィブラフォンの本邦初のデュオ、クァルテット二種(vib+p+b+ds、tp+vib+b+ds)、さらに自身のピアノとヴァイブによるセルフデュオを収録!
メンバー : 赤松敏弘 (ヴィブラフォン)、ハクエイ・キム (ピアノ)、市原ひかり (トランペット&フリューゲルホーン)、小山太郎 (ドラムス)、澤田将弘 (ベース)、生沼邦夫 (ベース)
■収録曲
01. The Empty Chair 1977 (Toshihiro Akamatsu)
02. A Ripple (Hideo Ichikawa)
03. E.S.P. (Wayne Shorter)
04. Yup or Nope (Toshihiro Akamatsu)
05. Stella by Starlight (Washington / Young)
06. The Gleaner (Toshihiro Akamatsu)
07. Blow In (Toshihiro Akamatsu)
08. White Forest (Hakuei Kim)
09. Revokement (Toshihiro Akamatsu)
10. 【Epilogue-1】 Brown Eyes (Toshihiro Akamatsu)
11. 【Epilogue-2】 Selection (Toshihiro Akamatsu)
全11曲。
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これで(株)ベガ・ミュージック・エンタテインメントのApple music、iTunesからのアルバム配信は、
「NEXT DOOR」(CDリリース年2000年11月)
「SYNERGY」(同2005年6月)
「FOCUS LIGHTS」(同2005年10月)
「TIDE GRAPH」(同2007年8月)
「STREAM OF LIFE」(同2008年1月)
「SIX INTENTIONS-complete edition」(2002年TBM盤リイシュー/同2007年12月)
「AXIS」(同2010年10月)
に続いて8枚目となります。どうぞ御利用下さい。
NEW ALBUM!!



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■『SYNONYM/赤松敏弘』(株)ベガ・ミュージックエンタテインメント/2017年9月29日発売/VGDBRZ0067/3,000円(税抜き)

メンバー:赤松敏弘(vib) ハクエイ・キム(p,moog) 市原ひかり(tp,flh,vo) 小山太郎(ds) 酒井麻生代(fl) 佐々木優樹(g) 平石カツミ(b) 須川崇志(b)
通算15作目、渾身のアルバム登場! 新メンバー参加の赤松・ハクエイ・市原のクィンテットをはじめとした様々な組み合わせで綴るオリジナルからスタンダードまで「わくわく」「どきどき」のハイパー・ジャズ。ハクエイ・キムの名曲に市原ひかりが作詞しボーカルを披露するシーンや、新人・酒井麻生代とのデュオなど、とにかく「グッとくる」凄いのを一枚に納めました!

左から:佐々木優樹、酒井麻生代、小山太郎、平石カツミ 後方:赤松 @Sound City Setagaya Studio on Jun/29/2017

左から:須川崇志、ハクエイ・キム、市原ひかり、小山太郎 後方:赤松 @Sound City Setagaya Studio on Jun/30/2017
曲目: (曲名をクリックすると曲毎のレコーディング・ルポにリンクします)
1.Avenue-II / comp by T.Akamatsu
2.Synonym / comp by T.Akamatsu
3.Giant Steps / comp by J.Coltrane
4.Flash of Genius / comp by T.Akamatsu
5.Six-N / comp by T.Akamatsu
6.Pleiades / comp by T.Akamatsu
7.Reminiscence / comp by Hideo Ichikawa
8.Lost in Newtown / comp by Hakuei Kim, lyrics by Hikari Ichihara
9.Baby won't you please come home / comp by C.Williams
ライナーノーツ:
児山紀芳
録音/2017年6月29日、30日 @ Sound City Setagaya Studio

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JLの先月号でアルバムのレビューを書いていただいた長門竜也さんがインタビュアー。


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JaZZ JAPAN 86号 (9月22日発売号)

赤松敏弘インタビュー、ニューアルバム・レコードレビュー等掲載!


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★New release(参加アルバム)
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★プロデュース&ゲスト参加アルバム
2017.7.26(水)発売
○『Tower -誕生-』GPSY VIBS

静岡発!独自の感性でマヌーシュジャズからブログレ、コンテンポラリーなオリジナルを自在な編成で綴るジプシーヴァイブスのセカンドアルバム登場!
プロデュース&ゲストにジャズ・ヴィブラフォンの第一人者・赤松敏弘を迎え、前作のカオスな世界からより一段と洗練されたサウンドで、想像力と情感溢れるサウンドを聴かせてくれる。 (熊谷美広)
GPSY VIBS[ Tower -誕生- ]
1. 黒衣 2. 花の野 3. 蒸し暑い日の夜 4. 洗濯機 5. SNOB 6. 夜明け前 7. All or Nothing at All 8. Tower -誕生-
佐々木優樹 (ギター)
石川裕子 (マリンバ、ヴィブラフォン)
柴田鑑 (サックス)
中司和芳 (ベース)
ゲスト / 赤松敏弘 (ヴィブラフォン)
サポート / 中筋タイキ (パーカッション)
録音 Sound City Setagaya Studio 2016年11月30日&12月1日
定価 2500円 (税抜き)
カタログナンバー GIPV-0002
発売元 MARUKE RECORDS
好評発売中! → GPSY VIBS Amazon shop
2017年8月9日配信開始!
他、2017年8月9日より(株)ベガ・ミュージック・エンタテインメントからapple music、iTunes Store他で配信開始!
→GPSY VIBS WEB
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★プロデュース&ゲスト参加アルバム
2017.6.1(木)発売
○『FIRST VISIT』高橋直樹 The YOUNG CATS

高橋直樹(Bass)・武田玄也(Piano)・河北洋平(Drums)
Support:矢野元(Guitar)
Special Guest:赤松敏弘(Vibraphone)
定価:\ 2,000(税別)
品種:CD
商品番号:NAY-001
発売日:2017/6/1
発売元:NAY RECORDS
JAN:4589743192228
愛媛発!次代を担う若き愛媛のジャズメンが高橋直樹のもとに集結した爽快でオリジナリティに満ちたE-JAZZ。赤松敏弘プロデュース担当。
2017年6月28日より

他、より好評配信中!!
→高橋直樹Web
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只今来てます! 売れてます!!
2016年9月〜 出版元ヤマハ・ミュージック・メディア内管楽器打楽器/打楽器部門売上げ1位独走中
コードスケールやペンタトニック・リックの解説など曲集とコード理論の基礎解説を合体! 本邦初のジャズマリンバ本!
『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/赤松著』(ヤマハ出版)


レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/赤松敏弘著
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『サンプル動画/赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p) FIRST MISSION』
それは、それまで一度も面識の無い二人がこの日の午後に初めて横浜の店で顔合わせした瞬間から始まった。
その時の貴重な記録です。
2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive
TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6
25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』
Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)
Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011
[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます
★第二部1曲目

★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]

★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]

ガンバレ東北!
がんばろうニッポン!



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★CDを“ドスドス”探したい人の味方!

■ジャズ全体http://www.hmv.co.jp/artist/rank/0/genre/800/
【楽器別】
■ヴォーカル
■トランペット
■トロンボーン
■サックス
■フルート
■クラリネット
■ピアノ
■オルガン
■ビブラフォン
■ギター
■ベース
■ドラム
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★☆★ 赤松敏弘(vib) meets ハクエイ・キム(p) DUO (サンプル動画) ★☆★
Nov/14〜15/2012
Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)
1st set (9:30pm〜10:50pm)
1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor
2nd set (0:48am〜2:09am)
1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St
Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP
※赤文字の演奏動画を公開しています

【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/1:00am's StellabyStarlight (Full version)

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。

【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/2:00am's GreenDolphin

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)

【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:53pm's StellabyStarlight

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。

【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:46pm's The Gleaner

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。
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【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)

【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"

【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)

【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"

【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)

【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール

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【動画】と【試聴】世界のヴィブラフォン奏者と素晴らしい音楽仲間へ直結!
■赤松敏弘MySpace
そして、コチラはオフィシャルサイト
■赤松敏弘Vibraphone Connection
掲示板に替わって登場、オフィシャルな(?)つぶやきTwitter
■赤松敏弘 Vibstation's Twitter
新しく追加のコミュニティー
■赤松敏弘facebook
チェキラ!
#ビブラフォン #ビブラホン #ヴィブラフォン #Vibraphone
前回は『【演奏講座】ヴィブラフォン、マリンバ、今さら聞けないコードの秘密/ブルースが苦手な人、集まれ!-その3』と言うお話しでした。途中からの人はこちらも参照してください。→https://sun.ap.teacup.com/vibstation/3454.html




インプロヴゼーションというのは練習して出来たものを披露するものではない。こんな事を書くと「じゃ、練習なんて必要ないんだ。その場の思い付きでいいんだ。ソレ、超得意!ラッキー!」。そんな風に早とちりする人、いるかもしれませんね。もちろんそれがダメだとは思いませんが・・・・。
一生懸命。この言葉がプラスに働く場合とマイナスに働く場合があります。元々この一生懸命は一所懸命が語源だそうです。昔武士が命がけで一つの所を守ったというところから来ているとか。だから、あれもこれも一生懸命というのは実は無茶な話しで、一つの事をコレと決めたら最後まで続けなさい、ということのようです。一生は最後までという意味です。
ジャズの練習にこれを当てはめるとどうでしょう。
本来は、今日はこんな「気分から始めてみようか」とか、「こっちじゃなくて、今日はあっちに行きたくなった」というのがその場での“思い付き”の典型ですね。じゃあ、練習となると「何」を練習すればいいの?
難題に見えますが、実は簡単です。
「思い付き」の入口だけを練習するのです。入って二三歩。それも一つや二つではなく、それこそ「思い付く限り」の入口を。
その為には、「思い付く」場所の事を徹底的に調べておく必要があります。
それが、ひょっとすると一小節単位かもしれません。このメロディーとこのコードなら「ここの扉」を開けてみようとか、さっきのコーラスでは通過したけど「ここから入る」(例えば偶数小節、或は奇数小節という区切り)とか、いろいろです。
ただし、その扉を開けて中に入ってからの事を一生懸命練習してしまうと「思い付き」ではなくなってしまうどころか、「そうやりたくなる」のですね。練習した通りに。これではインプロヴイゼーションになりません。そこに練習のやり方の難しさがあります。
いわば、路面調査のようなものが練習の領域なんですね。曲を道路としましょう。目的地が曲の終わりです。では、スタート地点から、道路標識、信号、横断歩道、路面の具合や高低差など、目的地までにいくつもの「指示」や「法則」が並べられている曲をどのような速度で、どのようなコースで、どの時間帯に走るのかは演奏者に任せられているわけですね。しかし、この速度以上出してはダメとか、一旦ソコで止まれとか、その先で右折レーンに入れとか、夕暮れになったらライトを点灯させろとか、決められているものが実はたくさんあるのです。でも、前を見ながら、周りの景色も楽しみながら、同乗者がいればお喋りしながら、目的地に進むのが演奏。途中のおしゃべりで道に迷ったり、一旦停止を無視して事故に遭ったりするのはまだビギナーの証拠ですね。ジャズでいうソロ(インプロヴァイズ)はいわばこの運転中のおしゃべりのようなものです。或は気ままにコースを変えて走るドライブのようなものです。
だから単純な事に「曖昧さ」を残したまま見切り発車しない事です。
そうしない為に、練習がある。つまりそれが路面調査というわけです。

さて、このところプルースについて解説していますが、取っ掛かりとしていろんな事が断片的に聞こえて来るのがこのブルースの入口だと思います。
通常のジャズ・セオリーとは切り離して、“ほつれた糸”を解き明かすように、当たり前との分岐点にまで戻って読んで下さい。
きっと今ここで説明している意味がわかってくるでしょう。
■Blue Note、それはExtraな倍音、という感覚
ブルースは苦手でも、ブルーノートから発展したエクストラな倍音、つまり特別に変化したテンションのサウンドは大好きだった。こういう人は僕と同じで、無理矢理ブルースをブルージーに演奏する事で悩むのをやめるといい。
そもそも一番の問題はブルーノートというものをいろんな言葉で雑に説明されているものの、最初の部分が自分の中にスッポリと抜けていないかどうかを反省しつつ、ブルース以外の「当たり前」との分岐点を炙り出すところから手をつけないと。。。
比較対象がないと特に固定ド絶対音感寄りの人は取っ掛かりが見つけにくいですからね。
ブルースのコード進行で、12小節だと
||: I7 | IV7 | I7 | I7 |
| IV7 | IV7 | I7 | I7 |
| V7 | IV7 | I7 | V7 :||
みたいなコード進行を目にしますが、コレ、ホントはおかしいのです。ディグリーコードとして正解なのは V7 のところだけ。
後は・・・・説明しましょう。
このディグリーコードがkey of D だったらどうなるでしょう?
||: D7 | G7 | D7 | D7 |
| G7 | G7 | D7 | D7 |
| A7 | G7 | D7 | A7 :||
ドミナントコードだらけになってしまいます。これでは意味がわかんないですよね。
でもコードだけ弾けば、これが誰でもブルースを弾いているサウンドになるから厄介。
前から注意している「コードだけ見て安易に演奏する事なかれ! 」という奴。
整理するとこうなります。
||: I | IV | I | I |
| IV | IV | I | I |
| V7 | IV | I | V7 :||
コードネームにすると( key of D )
||: D | G | D | D |
| G | G | D | D |
| A7 | G | D | A7 :||
まず、ドミナント・セブンスコードは V7 = A7 の事を示します。
それ以外のコードからは、まず b7th という音を今は消しておきましょう。コレ、とっても重要な事です。
すると、ここに掲出されたコードは次の性質に分類されますよね。
Tonic : I = D
Sub Dominant : IV = G
Dominant : V7 = A7
少なからずとも、ここまで整理するとブルースも他の曲も大差は無い、という事がわかるでしょう。
まずはこのラインまで戻らないと、なぜブルースがブルースに聞こえるかに到達しにくいのですね。
ここではブルーノートをテンションとして表すようにします。
長調の基音から見てブルーノートと呼ばれる音は、
(1)第二音と第三音の間の音
(2)第四音と第五音の間の音
(3)第六音と第七音の間の音
別の書き方をすればこうなります。
(1) 2nd と 3rd の間の #9th
(2) 4th と 5th の間の #11th
(3) 6th と 7th の間の #13th
#13th!!!???
はい。僕はブルーノートというのはコードトーンの隙間の音が半音上がった位置と解釈しています。
もちろん、これはこの説明の為に持ち出した“伝家の宝刀”です。
これをコードトーン b7th とされた表示から僕はブルーノートが苦手になったのです。
異名同音がこんな所でも混乱を招いていたのです。
さて、この三つのブルーノートを最初から全部挟むと、これまた混乱の要因となるので、ここではまず、最初に一つのブルーノートについて、簡単な謎解きをしながら取り込んで行きましょう。
先週の宿題。覚えてますか?
Dのペンタトニックスケールを使ってゲームのように、Dのペンタトニックの音階を上下するのだけどコードの変わったところがそれぞれのコードトーンにならなかったらそのまま進んで最初に当たるコードトーンでターン(上下)するというもの。

(クリックで別窓拡大/以下同じ)
ただしドミナント・セブンスコードのところは通常のミクソ・リディアンスケールからアヴォイドノートを除いた音列にする。
最初にこれだけで動いたものはこんな感じになった。

まだブルースのブも出て来ない感じではあるけど、これはウォーミング・アップ。
この段階でこれがゲームのように、何処からでも始められるようにするのが練習の第一歩。
さて、宿題は、このDのペンタトニック・スケールにDのブルースで出て来るブルーノートを一つ足したスケールの中で動くというものだった。
ブルースとして特殊なブルーノートを基調の変異した#9thのみ全編に使用してください。コードの変わり目はコードトーン、又はブルーノートでターン(上下)しましょう。
但し、ドミナント・セブンスコードのところにはこのブルーノートは含みません。またそのスケールはアヴォイドノートを除いたミクソ・リディアン・スケールとします。
さて、どんな結果になったかな?
実はこんな事に・・・・

あらら!?
ドミナント・コードの所以外、全部同じ音列になってしまいましたね。
まだブルースではないけれど、こういうコード進行に関わらず共有する音列は後に“リフ”作りの原点になるので弾いて確認しておきましょう。
さて、これがどうして同じになってしまったかという原因を解析すると、コード進行によるそれぞれのコードトーンの変化を無視していた所に原因があるのが見えて来ます。
ソロ(インプロ)を聴いて、なかなかいいかな、と思って二曲め、三曲目と進むと、どうもどのソロも同じに聞こえてしまう人っているじゃないですか。
その悪しき原点がここに見えるのです。
つまり、メロディーの事ばかりに気が行ってついついコードの動きを無視してしまった結果・・・・。
Dというキーの中にいればいいや、的な「怠けもの」と言ったらちょっと厳しいかな。
そう言う人も最初の原点に戻って「一所懸命」に改善を図りましょう。
コードの伴奏を借りずに、メロディーだけでコードの動きを聴かせられたらそれはいいソロの第一歩になります。ヴィブラフォンやマリンバは常に伴奏を弾きながらソロを取るのは大変なので、上手にこの用法をミックスする事で独奏もピアノと遜色ないレベルにまで引き上げられます。逆に言うと、これが出来ないと何本マレットを持ってもコード感を伴った独奏で自由に動けない。という事。いちいちコードが変わったら伴奏を入れるなんて野暮ったいこと、やりたくないじゃないですか。
さて、ペンタトニックに一音だけブルーノートを混ぜる。

とってもシンプル。
で、これをどのようにブルースに繋げて行くのか?
さっきの動きではメロデイーからコードの動きを聞き取れるのはドミナントコードの箇所だけで、もしもコード伴奏が無ければ一体何を弾いているのかわからないはず。
そこで、この D のペンタトニック + 一つのブルーノートだけではコードが表せない問題を解決する為に、コードが G のところでコードトーン全てが揃うように根音の“G”の音を組み込みます。
しかし、そこで問題になるのが、そのまま“G”の音を足したのではDのペンタトニックに一つのブルーノート(#9th)を加えた箇所から“G”までの間に4音の半音程の連続(クラスター)が出来てしまってどうにも音が濁り気味。
そこで、何か足すなら何か引く、という摂理で選択をすると、コード G のコードトーン“G” “B” “D”は最優先の音なので外せない。“E#”はブルーノートなので外せない、そうなるとここでは“F#”の音を外す事でクラスターを回避出来るのが判明。
もしもこの説明が、「じや、音がぶつからないようにそこはG7にするんだ」では納得できないですよね。「何でb7thが出て来るの!?と。コードだけで説明しようとするとそうなってしまうのですね。

整理すれば、コードがトニックのDのところはこの音列で。

コードがGのところはこの音列で。

これによって、基本Dペンタトニック・スケールに全体として調の基音から#9thの位置にあるひとつのブルーノート、そしてコード進行としてGの所にはコードの根音“G”を使い半音の位置でぶつかる“F#”を省略する。
それによって、コード進行をコードの伴奏が無くても音列の動きだけで表現出来るようになり、初めてブルース風なサウンドが聞こえて来るようになる。
さあ、もう一度やってみよう。
コードの関わり目が来たら次のコードトーンかブルーノートでターン(上又は下行)、変わり目がソレ以外の場合はそのまま進み一番最初のコードトーンかブルーノートでターン。ドミナント・セブンスコードはミクソ・リディアンスケールからアヴォイドノートを省いた音列で進む。

まずはこれがベーシックになるわけです。
(つづく)



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来たる2018年12月5日(水)にアルバム・プロデュースを担当した信州・安曇野在住のベーシスト中島仁のデビューアルバム『Pioggia』(blue cloud/disk union)が発売されます。只今各サイトにてオンライン予約が始まりました。

(ジャケット写真をクリックするとDisk Unionにリンク)
信州在住のトリオ(中島仁/b 望月慎一郎/p 橋本学/ds) を中心に、ゲストとして赤松(vib)と市原ひかり(tp,flh)が参加。中島の門出を祝して赤松が書き下ろした“North Plants”をはじめ、このアルバムのために書き下ろしたメンバー全員のオリジナル曲を中心に、ラルフ・タウナー、ケニー・ホイラーというECMサウンドを代表するアーティスト曲のカバー2曲を含む全9曲を収録。是非ともみなさま、この平成最後の冬は信州で生まれたジャズPioggiaでお楽しみください。
演奏:
中島仁(b)
望月慎一郎(p)
橋本学(ds)
Guest:
赤松敏弘(vib)
市原ひかり(tp,flh)
2018年7月 東京・Sound City 世田谷スタジオにて録音
Blue Cloud/CHYR001
JANコード/4580582220011
価格/2,500円(税別)
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開演・午後7時30分 (開場・午後7時) 料金:3,600円+od (学生2,600円+od)
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出演:赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p) w/市原ひかり(tp.flh.vo)小山太郎(ds)須川崇志(b)酒井麻生代(fl)SPB
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メンバー : 赤松敏弘 (ヴィブラフォン)、ハクエイ・キム (ピアノ)、市原ひかり (トランペット&フリューゲルホーン)、小山太郎 (ドラムス)、澤田将弘 (ベース)、生沼邦夫 (ベース)
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01. The Empty Chair 1977 (Toshihiro Akamatsu)
02. A Ripple (Hideo Ichikawa)
03. E.S.P. (Wayne Shorter)
04. Yup or Nope (Toshihiro Akamatsu)
05. Stella by Starlight (Washington / Young)
06. The Gleaner (Toshihiro Akamatsu)
07. Blow In (Toshihiro Akamatsu)
08. White Forest (Hakuei Kim)
09. Revokement (Toshihiro Akamatsu)
10. 【Epilogue-1】 Brown Eyes (Toshihiro Akamatsu)
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メンバー:赤松敏弘(vib) ハクエイ・キム(p,moog) 市原ひかり(tp,flh,vo) 小山太郎(ds) 酒井麻生代(fl) 佐々木優樹(g) 平石カツミ(b) 須川崇志(b)
通算15作目、渾身のアルバム登場! 新メンバー参加の赤松・ハクエイ・市原のクィンテットをはじめとした様々な組み合わせで綴るオリジナルからスタンダードまで「わくわく」「どきどき」のハイパー・ジャズ。ハクエイ・キムの名曲に市原ひかりが作詞しボーカルを披露するシーンや、新人・酒井麻生代とのデュオなど、とにかく「グッとくる」凄いのを一枚に納めました!

左から:佐々木優樹、酒井麻生代、小山太郎、平石カツミ 後方:赤松 @Sound City Setagaya Studio on Jun/29/2017

左から:須川崇志、ハクエイ・キム、市原ひかり、小山太郎 後方:赤松 @Sound City Setagaya Studio on Jun/30/2017
曲目: (曲名をクリックすると曲毎のレコーディング・ルポにリンクします)
1.Avenue-II / comp by T.Akamatsu
2.Synonym / comp by T.Akamatsu
3.Giant Steps / comp by J.Coltrane
4.Flash of Genius / comp by T.Akamatsu
5.Six-N / comp by T.Akamatsu
6.Pleiades / comp by T.Akamatsu
7.Reminiscence / comp by Hideo Ichikawa
8.Lost in Newtown / comp by Hakuei Kim, lyrics by Hikari Ichihara
9.Baby won't you please come home / comp by C.Williams
ライナーノーツ:
児山紀芳
録音/2017年6月29日、30日 @ Sound City Setagaya Studio

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★New release(参加アルバム)
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★プロデュース&ゲスト参加アルバム
2017.7.26(水)発売

○『Tower -誕生-』GPSY VIBS

静岡発!独自の感性でマヌーシュジャズからブログレ、コンテンポラリーなオリジナルを自在な編成で綴るジプシーヴァイブスのセカンドアルバム登場!
プロデュース&ゲストにジャズ・ヴィブラフォンの第一人者・赤松敏弘を迎え、前作のカオスな世界からより一段と洗練されたサウンドで、想像力と情感溢れるサウンドを聴かせてくれる。 (熊谷美広)
GPSY VIBS[ Tower -誕生- ]
1. 黒衣 2. 花の野 3. 蒸し暑い日の夜 4. 洗濯機 5. SNOB 6. 夜明け前 7. All or Nothing at All 8. Tower -誕生-
佐々木優樹 (ギター)
石川裕子 (マリンバ、ヴィブラフォン)
柴田鑑 (サックス)
中司和芳 (ベース)
ゲスト / 赤松敏弘 (ヴィブラフォン)
サポート / 中筋タイキ (パーカッション)
録音 Sound City Setagaya Studio 2016年11月30日&12月1日
定価 2500円 (税抜き)
カタログナンバー GIPV-0002
発売元 MARUKE RECORDS

2017年8月9日配信開始!



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★プロデュース&ゲスト参加アルバム
2017.6.1(木)発売

○『FIRST VISIT』高橋直樹 The YOUNG CATS

高橋直樹(Bass)・武田玄也(Piano)・河北洋平(Drums)
Support:矢野元(Guitar)
Special Guest:赤松敏弘(Vibraphone)
定価:\ 2,000(税別)
品種:CD
商品番号:NAY-001
発売日:2017/6/1
発売元:NAY RECORDS
JAN:4589743192228
愛媛発!次代を担う若き愛媛のジャズメンが高橋直樹のもとに集結した爽快でオリジナリティに満ちたE-JAZZ。赤松敏弘プロデュース担当。
2017年6月28日より



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『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/赤松著』(ヤマハ出版)


レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/赤松敏弘著
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『サンプル動画/赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p) FIRST MISSION』
それは、それまで一度も面識の無い二人がこの日の午後に初めて横浜の店で顔合わせした瞬間から始まった。
その時の貴重な記録です。

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6
25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』
Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)
Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011
[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます
★第二部1曲目

★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]

★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]

ガンバレ東北!
がんばろうニッポン!



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★CDを“ドスドス”探したい人の味方!

■ジャズ全体http://www.hmv.co.jp/artist/rank/0/genre/800/
【楽器別】
■ヴォーカル
■トランペット
■トロンボーン
■サックス
■フルート
■クラリネット
■ピアノ
■オルガン
■ビブラフォン
■ギター
■ベース
■ドラム
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★☆★ 赤松敏弘(vib) meets ハクエイ・キム(p) DUO (サンプル動画) ★☆★
Nov/14〜15/2012
Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)
1st set (9:30pm〜10:50pm)
1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor
2nd set (0:48am〜2:09am)
1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St
Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP
※赤文字の演奏動画を公開しています



ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。



ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)



ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。



ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。
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■赤松敏弘MySpace
そして、コチラはオフィシャルサイト
■赤松敏弘Vibraphone Connection
掲示板に替わって登場、オフィシャルな(?)つぶやきTwitter
■赤松敏弘 Vibstation's Twitter
新しく追加のコミュニティー
■赤松敏弘facebook
チェキラ!
#ビブラフォン #ビブラホン #ヴィブラフォン #Vibraphone
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