2007/2/20

伝統のミクロな世界・・・  火曜:街ぶら・街ネタ

東京に誰か遊びに来た人が特に希望が無い時に連れて行くのは、、、

断然“浅草”なんですねぇ。

銀座や六本木や表参道もいいけど、東京に来るなら「浅草」は外せませんよ。
だってこんな街は全国の何処にもありません。
数年先には『第二東京タワー』が近くに出来るので再び脚光を浴びる街です。

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初めて浅草の地に足跡を記したのは小学校4年の時。家族で東京に来た時の印象の中で一番記憶に残っているのが浅草なんです。上野駅からタクシーを飛ばした雨まじりの空の下をまだ都電が部分的に走っていたのをかすかに覚えています。浅草と言えば、僕は「松屋」!(ギューのじゃなくて東武電車の浅草駅)
隅田川を越えて、このビルの二階に電車が食い込んでいるのですから不思議なインパントがありました。(この時はココから東武のデラックス・ロマンスカーに乗って日光まで行ったのを覚えています)
余談ながらこの浅草駅は1931年の竣工ですから76年の歳月が経った近代建築の文化財的な価値があるそうで、建替え論が何度も浮上するものの文化財的な価値以外にも電車の運行とデパートの営業を確保しなければならず暗礁に乗り上げたままです。
出来れば残してほしいものですね。

さて、そんな浅草は以前東武伊勢崎線沿線に住んだ事もあるので親しみのある街。
まず街ブラの基本は駅からですので、この駅で一番ディープな名所を。

それは駅の松屋デパートから東京メトロ銀座線の「浅草駅」の間にある「浅草地下街」
こ、これが、、東京か!?と思うほどに・・ディープです
1953年に完成した「地下街」は食べ物屋(焼そばの「福ちゃん」や地下街一古い「珈琲スタンド」)、怪しい占いの館など、何処かのレトロパークなど足元にも及ばない「昭和の残像」がそこかしこに。

駅横からアーケードに入ってブロードウェイ商店街(名前が凄い)にある洋食の「リスボン」はとにかく安くてボリュームがあったので若かりし頃は小腹が空いたらよく立ち寄っていました(浅草ROXの裏側)。ディープな浅草を象徴するチャップスイという生卵入りの野菜スープがあるんだけど、最近はどうなのでしょう?
浅草は洋食屋が多い事も特徴で大衆食堂的に入れる「リスボン」から有名どころでは「レストラン大宮」まで多種多様、本当に洋食好きにはソソラレっぱなしの街です。

さらに浅草では天丼にソソラレます。
真っ黒に見える甘辛のタレがかかった海老天がドンブリからはみ出す「大黒屋」、カリッカリのクリスピーさが売りものの「葵丸進」、本来は蕎麦屋なのに天丼の豪快さが有名になってしまった「尾張屋」、いづれも優劣付けがたい江戸前天婦羅が味わえる(実はネコ舌の僕は天婦羅屋のカウンターで揚げたてを出されて“はい、お次どうぞ”と言われてもダメなのでもっぱら天丼党なんです)

そして、何といっても、やはり浅草と言えばココでしょう

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仲見世商店街

まぁ、いつ行っても人で混雑している仲見世ですが、いい感じです。
商店街の原点のような姿があって好きです。

その中でも、行くと覗くのがココ
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『江戸小玩具 助六』

ほぼ定期的に会合で父親が東京に来る度に「運転手」としてつきあわされたこの店。要するに江戸玩具のミニチュアを作っている全国でも唯一のお店。父親は趣味が広く、ブランドものばかり集めているものだと思ってたらこんなマクロな世界にまで及んでいたのです。そう言えば実家の各所の飾り付けは全て父親が担当で、次から次へと四季折々の飾りが出てくると思ったら、ココにまで買いに来てたんですね。僕も子供の頃ミニチュアは嫌いではありませんでしたが、それはミニカーやHOゲージの模型の話しで、風習や祭事を一つ一つ(いや、一人一人)再現するマクロな世界は確かに眺めていて「ほのぼの」するものです。
生前に「いったいいつから集めてたの?」と聞くと、「子供の頃から並べて眺めるのが好きだった」と。実は僕もこうやって街ブラ街ネタなどでウォッチングしたり、小学校の夏休みの宿題で近所の街の建物を立体再現した「マクロな世界」を作ったりと、、、DNAは確実に受け継いでいるようです。

この店に行くと、いつもガラスケースを子供のような眼差しで眺めていた父親に会えるような気がするんですよね。必ず子供っぽく僕に言うんです。「これ買ったの、(母親に)内緒にね」と(笑)。口止め料は高いぞ、とその頃は普段高くて入れなかった店に連れて行ってはおごらせるのでした(笑)。懐かしいなぁ。

おしまい



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