2008/3/31

変拍子・・・  月曜:ちょっと舞台裏

花冷えとはよく言ったもので、東京地方は満開の桜に雨ですねぇ。

気が付くとこのブログも開設3年目に突入です。
よくもまあ、ほぼ日刊でなんだかんだと書いたものですが、最初は続くかどうかも自信なんて無かったんですが、幸いにも曜日毎の話題という括りで続行中です。
どうかこれからもちょくちょく覗いてやって下さい。

今月からはMySpaceにまで手を伸ばして一体どこまで膨張するのでしょう(笑)。


赤松敏弘MySpace只今全世界的に営業中!(笑)

そのMySpaceで繋がった世界中のヴィブラフォン、マリンバ奏者の演奏を聞きながら面白い傾向に気が付きました。

ヨーロッパは変拍子はお好き?

ジャズにまつわるヴィブラフォン、マリンバ関係のMySpaceやYouTubeを開くと各国又はエリア内で、今、どういう傾向に音楽やジャズが向かっているのかが伝わってきます。
マスメディアではなかなか取り上げられないヴィブラフォンやマリンバのレアな情報がダイレクトに飛び込んでくるこれらのツールは、リスナーばかりかミュージシャンも挙って参加しているので面白いんですね。

それで、アメリカのジャズは幅がさらに広がり、聞きやすい音楽と複雑なムード(ある種アンニュイな感じ)の音楽に両極化しつつあるようです。
どちらにも共通しているのが、ビートがさらにタイトになりつつある、という事でしょうか。それも、その両者を兼ね備えたミュージシャンが増えつつあるようです。

それに対してヨーロッパはなぜか変拍子がやたらと目立ちます。
極端な言い方をすれば、ビート・ミュージックではアメリカにかなわない(つまりは横ノリというやつです)となれば縦ノリを複雑怪奇に組み合わせて違うパルスを生み出して新しいリズムをつくっちゃおう、という事なのでしょうか。
ムッチャクチャ「アンビエント」なサウンドと変拍子が組み合わさって不思議な恍惚感を出す音楽が普及しています。

元々クラシックの下地が幅を利かす土地柄だからでしょうか、メロディーに対して一つのグルーヴではなく、節目節目にリズムを当てはめてまるで因数分解のような感じでリズムのパルスを回すのです。

変拍子は日本でもかつてフュージョン華やかし頃にミュージシャンの間で流行りました。80年代前半でしょうか。
フュージョンをやっていたミュージシャンは拍の細分化に凝って、その視点からジャズのグルーヴを捉えて、それが5拍子とか7拍子とか11拍子などの「字余り」的パルスに置き換えたりしたのです。その裏には割り切れない拍子にするとパルスの時間が長くなって(2とか4とか6などの割り切れる拍子では細分化すると結局2に集約されてしまう)そこに妙な“フンコー”が待ち構えていたのでした。

当時一緒に演奏していた友人のドラマー佐々木隆(初代カシオペア)選手(懐かしいなぁ。当時はみんな“選手”を付けて呼び合っていました)は細分化の神様のような人で、やがて拍の細分化がジャック・ディジョネットのドラミングにクロスオーバーしていたりしました。こちら(ジャズ)から見るとまったく逆なんですが、正反対というのはおかしな波長で結び付いたりするもので、実際に演奏してみると共通している部分が多かったり、それぞれ相手の考え方を自分に当てはめてみると“謎”が解けたりしたものです。

とは言え、かれこれ四半世紀前の事なので、「今、変拍子」と言われても、なんだかちょっと照れくさいような気持ちになります。

しかし、ヨーロッパはそれが全盛期なのですね。
しかもメカニカルな技量では日本は云うに及ばず、アメリカをも凌駕する地域ですからその成型された変拍子はタダモノではありません。
逆に基本が横ノリではないから究極の縦ノリとも言える変拍子に“熱く”なれるのでしょう。リズムの構築美と言ってもいいでしょう。

アメリカはよりタイトに、ヨーロッパはより変拍子に、では日本は?

そうですねぇ、僕はそのどちらでもないモノが良いと思っているんですよ。
はい。。。

何はともあれ、MySpaceというツールはミュージシャン自身がセレクトしているので、既存のマスメディアでの報道とはかけ離れたレア・ムーブメントになりつつあるようですね。世界は一つ、なんて事はあり得ないから面白いんじゃないですか。

おしまい



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