日曜日はサーキットにレース観戦へ。
俺とレースとの関連性が全く見いだせないあなた、
正解です。
生まれて初めてレース場へ行きました。
今回このサーキットを訪れたのは、古くからの友人が、遂に念願かなってこの日行われる「ル・マン・チャレンジ/全日本スポーツカー耐久選手権」に出場する事になったからです。
JAPAN LE MANS CHALLENGE/全日本スポーツカー耐久選手権オフィシャルウェブサイト
ルマン24時間耐久レースと同じレギュレーションで争われる、日本唯一の耐久レースという事で、6000ccのレーシングカーから、GTカーまでが4つのレギュレーションで走行します。
http://www.lmchallenge.jp/ajcscer.html
無限やら、ADVANやら、
河村隆一!!!やらの有名チームが集う中で
友人のチームは、スポンサーも無く、全くの手弁当、自腹出場。
有名チームはプロドライバーを雇っている中で、彼らは完全にアマチュア、サンデードライバーのチームです。そのなかでもこのサーキットをホームにしている有志が集まって出場しました。マシンも、使い古しのポルシェをこの日の為に組み上げたもので、条件としては圧倒的に不利な状況、どころか前評判では最下位確実と言われていたようです。
http://www.lmchallenge.jp/entrant/jlmc063.html
でも、このレースは6時間の耐久レース。
有名チームさえ6時間のフル走行の中では、どんなトラブルが起こるか判らない。
予選から相当波乱があったようで、決勝ではトータル12番手、同一レギュレーションでは4位につけていました。
「完走さえできれば入賞も狙える!!!」
資金力でも、経験でも、ドライバーのレベルでも劣る弱小チームが大を制する事が出来る唯一の方法が、完走する事。

友人は3人目のドライバーとして搭乗。
前のドライバーが良い位置をキープ、総合で10位、LMGT2中4位をキープ。
スタートしてしばらくすると、ストレートの伸びが悪い!エンジンの音も吹き上がらない!何かトラブル?かたピットを訪れると、ミッションが壊れてしまい、4速固定になってしまっているという事。結局、ピットインしても故障は治らず、4速のまま最後まで走り抜きました。
ラスト1時間を残して、友人は交代。最後の1時間をなんとか走りきれば、入賞は確実。この段階で、2位がマシントラブルでリタイヤ、走り抜ければ表彰台は確実の位置につけていたようです。最後はライバルの77番が脱落するのを祈るばかり。
そして夕方5時になり、1000Km6時間の耐久レースは終わりを迎えました。
トップの車がゴールした後は、観客もサーキット上におりて、感動の表彰式です。
我が930番チームの結果は・・・
なんと優勝!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
総合でも8位!!!!!!!!!!!!!!!!!!
河村隆一チームをも凌駕しました!!!!!!!!!
表彰台の一番上でシャンパンファイト!!!!!!!
いやー感激しました。
友人が昔から車が好きで、自分のサラリーの多くをつぎ込んできた事、
良いチューナーに巡り会えず、長い間車が仕上がらず苦しんできた事、
86の草レースで地道に経験を積んできた事など、簡単に辿り着けたところではない事をしっているだけに。
自分たちに出来る作戦を立て、それを最後までやりきった事での勝利。
その日のあらゆる要素が、彼らのチームに味方したように感じられました。
レース場って、一つのハレの場なんですね。
まるでレイヴ会場のよう。
日本中から好き者が集まって、本気で遊び惚ける。
出店もたくさん出ているけれど、皆とてもフレンドリーで、本当にレーズやこの爆音で作られる雰囲気が好きなんだなーと思いました。
しかしランボルギーニ・ムルシェラゴは無茶苦茶速かったな。
JLMC第3戦岡山決勝 優勝ドライバーのコメント
http://fmotorj.nifty.com/race/jlmc/

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