週末は東京へ研修へ行ってきた。

金曜の晩はCICADA小川と合流して、最近ハマっているワイン探求のために、恵比寿のWine Bar Mへ。ここは120種類のグラスワインが楽しめるということで、一部のマニアの間では評判という事だ。実際、ボトル単位でワインを探求する事は非常に時間がかかるし、なにせ一本あたりのコストも相当かかる。ましてや地方などではこんな多くのグラスワインなど望む事は不可能だ。
wine bar M
実際に行ってみて、確かに収穫はあった。バタール・モンラッシェの薄氷の上を滑るように舌の上を流れる繊細な味わいは格別なものであったし、ドメーヌは忘れたがジュベル・シャンベルタンの複雑かつまるで醤油のようなコクは初めて体験する新しい葡萄の一面を感じさせてくれた。相方と代わる代わる交換しながら、十種類は飲んだだろうか。しかし何故か今ひとつコレという味わいにはたどり着けなかった。それは多分この店の味の方向性が自分の望む味覚と異なっていたからだろう。様々な味の方向性の小径があり、まだ自分の知らぬ志向があるのかもしれぬ。結局ブルゴーニュに淫してしまい、5大シャトーに手が出せなかったのも敗因の一つか。
しこたま飲んだ後は、unitへ。ここではエレクトロのパーティーが。主な年齢層は22〜25歳くらいか。しばらくフロアをうろつくも、音に全然入り込む事が出来ない。ビートも力なく、グルーブ感も感じられない。というかお洒落な若者は多かったのだが、なにか音よりも客はここへ来ることで何かを確認しにきているというか。音楽というよりファッション重視の印象。これをハイプな雰囲気というのか?この日は早々と帰宅する。
翌日は研修。そそくさと最新の業界動向などリサーチした後は、意見交換会と称したパーティー。特に知り合いもおらず、最悪な気分になるのも嫌なので、とっとと酔うことに決める。しかし、そこに落とし穴あり。ここに出ていたワインが非常に美味く、白、赤ともに飲み過ぎて痛飲。特に白があまりにも好みで、スッキリとしていながら果実味も豊かで後味スッキリ、って全く伝わりませんね。何度も名前を聞いたが、ブルゴーニュ・ブランの何かって事しか覚えておらず、酔い過ぎには注意が必要。
飲み過ぎて一度はホテルの部屋で眠ってしまっていたのだが、午後11時頃、再びCICADAの電話で目覚める。ageHaであるTIMO MASSのパーティーのお誘い。30分後にはハチ公前。そのままディスコ・バスで新木場へ。初めて音連れたのだが、行って驚いた。ageHa前の看板や、会場前のエントランスの雰囲気、人の列など完全のIBIZAの
AMNESIAそっくり。フロアーも大きなメインフロアーといくつかのサブフロアー、ベイサイドで潮風が堪能できる雰囲気作りなどとても良く出来ている。
DJの方はDr SHINGOが出色。エレクトロの野蛮な電子音と、ディープなトランス感覚を上手くミックスしたオリジナリティーあるもの。トランス感覚もばっちりで見事にフロアーをロックしていた。何より音質がクリアなのが気持ちいい。もう少し展開が早く起伏があれば更に盛り上がっていたことだろう。
その後のTIMO MASSは単調でやや期待はずれ。それでも大箱ならではの開放感と、ロケーション、お客さんの楽しそうな笑顔につい調子に乗ってここでも飲み過ぎてしまった。
前日のUnitのパーティーとageHaのイベントの客層があまりにも違うのにも少し驚いたが、この辺りは本来交わるべき客層だと思うのだが、意外とエレクトロのパーティーがファッションの要素が高いのが残念な感じだ。というのも今一番面白いのは、プログレッシブとエレクトロ、そしてミニマルが交わる辺り。Deadmou5やPopof、Guy J、Dusty Kidなどの紡ぎだす音。この辺りの新しいトランス感の醸し出す高揚感を是非パーティーで体験してみたい。
以下Peter DというDJのプレイリスト。Beatportにはプレイリストがまとめてコンピ感覚で購入できるようになっていて、アフィリエイトといしても面白いのだが、こうやってプレイヤーを貼付けて手軽に紹介できるがいい。ただ、自分でプレイリストを作って紹介は出来ないみたい。もう少し研究してみますが。

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