2006/5/2

2007.10.24 追記  銀次郎


2007.10.24
保護から1年と7ヶ月が経過しました。

精神安定剤の内服&専門医の指導が必要と言われながらも、
平行して治療にあたれる専門のカウンセラーさんを見つけることが出来ずにきました。

「手に負えない」「経験がない」と断られながらも、
プロの方々の助言で少しずつ少しずつ前進する銀次郎。


ちょっとした刺激にはまだまだ弱く、
時おり驚いた拍子のパニック発作のようなものはありますが、
人の介添えも少しなら許してくれるようになったので、
落ち着くのは格段に早くなりました。

ただしパニックの際の暴れ方がひどく、
動きが不規則でもあり、空噛みもあるので、注意が必要です。


「撫でてほしい」「おやつが食べたい」という意思表示も出来るようになりました。
ハウス以外にもソファや床で眠れるようにもなりました。
ごはんもきっちり1日2食、完食出来るようになりました。
犬同士でなら存分に遊べるようにもなりました。



外に出ることはまだ出来ないけど、
前のような引きこもり犬ではなくなりました。

例え狭くても、
自分の行動できる範囲で一生懸命生きています。



1粒のフードも食べず日に日に衰弱していった銀ちゃん。
ただ垂れ流し、微動だにせず褥瘡に苦しめられたあの頃の銀ちゃんはもういません。


外で暮らした分厚い被毛と肉球が剥がれ落ち、
季節が変わるごとに心の整理をしていった銀ちゃん。


頼りない背中が日々たくましくなり、
表情が消えた顔に笑顔が戻りました。


それでも、まだまだ出来ない事も沢山あります。
これから出来るようになるか、それはまだ分かりません。

でもあの頃だって、ここまで来れるとは思っていませんでした。




もうすぐ3才を迎える今。
「銀次!」って呼ぶと、ハタと振り返り耳をそばだてる銀ちゃん。



まだまだ乗り越えなくちゃいけないことはあるけど、
マイナスから始まった保護生活もやっとみんなと同じスタートラインに立てそうです。





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2006/5/1

里親さま募集中  銀次郎

≪銀次郎≫

千葉のとある山奥で野良犬のお母さんから兄弟4匹の1匹として生れ落ちた。

それからいくつかの夜を過ごし、
5匹だった家族が、車という鉄の塊に命を奪われ1頭減り2頭減った。

心の支えでもあるお母さん犬は、
四角い鉄の檻に捕らわれ乱暴な人間に連れ去られた。

まだ幼い兄弟2匹は、
抵抗すら出来ずにただ怯えるばかり。

お母さん犬はその後優しい人に命を救われ、
幸せに暮らしているがそれを知る術はない。

兄弟は、母は、
人という形の悪魔に飲み込まれたのだと確信する。


それからも人という形の悪魔が、
仲間を飲み込んでいく。

血だらけで叫ぶ友達をどうすることも出来ない。

24時間全身緊張。
心細くて、泣き出したくても声を出してはいけない。

存在を知られてはいけない。
でも人を頼らなければ食べるものがない。

殺されるか飢えるか。

今日を生きて朝を迎えられたことに安堵する日々。



運命の2006年3月。

数人の人間が山に分け入り2匹の犬を捕獲。
唯一のより所だった兄弟は別のお家へ。

仮の名を銀次郎とつけられ、
怯えたその犬の試練はまだまだ続く。


保護からもうすぐ1年。
日々成長する銀次郎。


仲間を奪ってしまってごめんなさい。
でも、もう1度だけ人間を信じてほしい。

銀次郎の心がまっすぐに伸びますように。

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銀ちゃんが歩んできた道のりをすべて言葉にすることはできません。
でも銀ちゃんを保護したときの表情や仕草がすべてを物語っていました。

0からのスタートではありません。
マイナスからのスタートを暖かく見守ってくださるご家族を探しています。
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