“現代音楽”と言うジャンル、CDは“クラシック”コーナーの一角にひっそりと置かれている。確かにクラシック音楽の現在の形であるが現代音楽とは一体何なのか?このコーナーで探っていきたいと思います。
僕にとっての“現代”とは僕がこの世に生を受けてから現在に至るまでと勝手に決めています。バルトークは現代音楽と言う人、シェーンベルクも現代音楽と言う人もいるが彼らは歴史上の人物。紛れもない“クラシック音楽”です。
僕は人に現代音楽を「現在の(現代の)芸術音楽」と説明している。僕が歌謡曲をやっていると思っている人もいますので…。もちろん歌謡曲も完全に芸術性が無いとは言い切れませんが!
クラシック音楽との違いは作曲家にどんな気持ちで、どんな意味で曲を書いたのか実際に聞ける事。「すごく細かく書いてあるから出来るだけ正確に演奏しよう」と思って練習しても作曲家が「演奏しやすいように揺れても良い」と言う事があるし、「何も書き込みが無いから自由に演奏しよう」と思っても作曲家が明確なイメージを持っていて、それに縛り付けられることもあります。楽譜と言うのは演奏をするためのヒントのようなもので全てを伝えられるものではありません。モーツァルトの音楽でも現在は色々な解釈がありますが、実際にモーツァルトがどんなイメージを持って曲を書いていたかなど今となっては直接聞く事が出来ないのです。
と言う訳でこれから現代音楽の魅力を実際の作品を例に挙げ、独断と偏見も織り交ぜながら皆さんにご紹介していきたいと思います。現代音楽にハマる人が増える事を祈って…!

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