今回のX[iksa]北陸ツアー、コンサートの前日に金沢入りして、20分間の兼六園見学、
3分の金沢城見学で束の間の金沢観光を楽しみました。
金沢城は兼六園の隣。
どの建物がメインなのか3分では分かりませんでした…
この日のメインはX[iksa]のコンサートと同一企画でヴァイオリンの甲斐史子さんとピアノの大須賀かおりさんのデュオROSCOのコンサートでした。
金沢文芸館で福井大学と金沢大学の学生さんの新作も盛り込んだプログラム。
コンサートの前には合宿していたそうです。
初々しい作品にニヤニヤしてしまいましたが、福井大学の星谷丈生先生のナイスなトークもあり楽しいコンサートでした!
明けて21日は僕たちのコンサート!
安江金箔工芸館の多目的スペースに素敵な照明とフラワーアレンジメントを施してコンサート会場に。
今回は現代曲のみのトーク無しステージという注文がありました。
それで予約がほぼ満員という事で金沢の文化レベルに驚いていましたが、蓋を開けてみるとクラシックのコンサートだと思って来た年齢の高いお客様がほとんど…
案の定、コンサートの雰囲気はため息が漏れたり、僕たちもトークで曲の説明したくても出来ない、独特の緊張状態が生まれました。
アンケートにもありましたが、僕たちが出来るだけ違う感じの曲でプログラムを組んでも、お客様にとってはどれも同じ、ただの雑音。
曲を作った作曲家にも申し訳ない気持ちで一杯でした。
という訳だったのでアンコールには急遽聴きやすい曲を演奏しました。
コンサートはお客様と一緒に作るものだというのが僕の持論です。
芸術性の高いものを聴かせてやってる、価値の分からない者は二度と来るな、みたいな姿勢は絶対に反対です!!
歳を重ねた方たちには、それまで歩んで来た道がある。
子どもたちには学校では教えてくれない世界に興味を持ってもらう必要がある。
宣伝にも、ただ作曲家の名前と作品を知らせるのではなく、コンサートのコンセプトも盛り込まなくては、何となく良い感じで騙してお客さんを集め、苦痛を強いるのは罪です。
もちろん、こんなコンサートを面白いと感じてくれたお客様もいらっしゃったかもしれませんが、多分、今回のお客様でクラシックのコンサートにすら行きたくなくなった方もおられたのではないでしょうか?
これが金沢の文化のために有益なのか、疑問です。
マニアだけの閉塞的な音楽界を作るよりも、少しでも新しい芸術に興味を持ってもらうように働きかける方が地方都市には合っていると、僕は思います。
いつかX[iksa]プロデュースのコンサートで金沢の皆様にリベンジ、と言うかお詫びをしたいです。
金沢の街は風情があり文化的な匂いがしました。
松江を大きくした感じ…
食べ物も美味しい!!
そんな意味でも、また訪れたい街です。
少しやり方を変えるだけで素晴らしい文化が育つ事は間違いない!
金沢大学の浅井先生、そして金沢芸術創造財団の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
長くなりましたが次の日は日本における第二の故郷、武生で初めて自主企画コンサートをさせていただきました!
ずっと前から演奏したかった日本基督教団、武生教会!!
木の暖かい響き、正面は反響しやすい素材を使ったX[iksa]サイズのステージ、やはり最高のコンサートスペースでした。
そして何より教会の方々の素敵な事!
宗教を悪用する人々が蔓延する現在の社会にも、こうやってひたすら人を幸せにしようと頑張っておられる方たちが存在する事に感動しました。
そして今回のコンサートのために武生を右往左往して宣伝や事務をして下さった白崎ファミリーの皆さん、音楽祭でいつもお世話になっている方々のサポートもあり、とても満足のいくコンサートが出来た事、本当に感謝してもしきれません。
武生の街と人、やっぱり大好きです!!
打ち上げはヨコガワ分店さんのボルガライスを中心とした洋食を満喫!
食べ終わって外に出ると10人ぐらいの行列がありました。
武生の行列が出来る店、他にもあるのでしょうか??

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