いきなり夕景ですが…。夕暮れの尾道水道を狙って漕ぎました。それにしても陽が傾くの早いなぁ。ここまで結構マジ漕ぎしてどうにかこのタイミングに間に合いました。
“ろ” 櫓漕ぎ舟の櫓を専門に作り続けておられる工作所さんです。尾道駅前の海べりから尾道水道を隔てた向こう側に“ろ”が見えます。「矢切りの渡し」の櫓もこちらのものだそうです。
尾道水道は、市街地と対岸となる向島を隔てる幅200m程の瀬戸です。小さな連絡船がいそがしく行き交います。市民の日常の渡し船です。ここをカヤックで通過するにはその航路を横切ることなく浮き桟橋の下をくぐりましょう。
街の灯がともり始めました。駅前周辺には都会っぽい建物も増えましたが、坂の街・尾道はいつも懐かしい街。住みたい感じの街です。端っこあたりに。あったかいしね。
その長さ6km程の尾道水道を西に向かって漕ぎ抜けるうちに夕闇が迫り、凪の海。海水温もぬるい感じでした。立冬のこの日だけど。
『夜に飛び立つ輝く白鳥の群れ』
本日のゲージツ??。手ブレと云うかカヤックブレで街の灯が踊ります。写真撮るのも限界なので真っ暗な海を隣の島まで1時間、とっとと帰ります。出艇の因島大浜崎に立つ灯台の光を頼りに。

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