CBエリック・グリーンとDE/DTアントニオ・スミスの先発2人には2ミリオン(移籍には1巡指名権が必要)の上級テンダーオファー。
アリゾナのRFAは7人いるんですが、CBグリーンとDE/DTスミスに201.7万ドル(移籍の場合は相手チームのドラフト1巡指名権が手に入る))、OG/OTエルトン・ブラウンには92.7万ドル(移籍の場合はその選手のドラフト指名巡と同じ相手チームのドラフト指名権が手に入る、ブラウンの場合は4巡)のオファーをしました。
OLB/DEダリル・ブラックストック、WRジェレミー・アーバン、WRアーマッド・メリット、TEティム・ユーアスの4人にはオファーせず。ただしこれはRFAへのテンダーオファーをしなかったというだけなので、4年目選手の最低保証年俸52万ドルで再契約する可能性は残っています。
特にアーバンとメリットのWRコンビについてはブライアント・ジョンソン(UFA)が移籍した場合の3番手WR候補に名前を挙げられてるので52万ドルのほうのオファーはするはず。40万ドルをケチられたことに腹を立てて他チームと契約するってこともありえますが。メリットの場合は30歳でRFAってのも妙な感じですけど。ブラックストックはどうするのか分からないけど僕は再契約して欲しいです。
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ついでなんでRFAについて書いておくと、テンダーオファーは特上、上、中、下の4種類。
特上 256.2万ドル(移籍の場合は1巡+3巡指名権)
上 201.7万ドル(移籍の場合は1巡指名権)
中 141.7万ドル(移籍の場合は2巡指名権)
下 92.7万ドル(移籍の場合はその選手の元のドラフト指名順の指名権)
RFA選手は他チームとの交渉が可能。他チームのオファーシートにサインした場合は、所属チームはそのオファーと同額を出すと言えば残留が決定、対抗しない場合はテンダーオファーに応じて相手チームのドラフト指名権が手に入ります。オファーシートにサインできる期限は4月18日なので一月半あります。
一昨年アリゾナのRFAだった先発LGレジー・ウェルズにビルズが5年総額14ミリオンのオファーをしたけど、アリゾナがマッチしたので残留、ということがありました。僕がファンになってからアリゾナのRFA選手にオファーが来たとかアリゾナが他チームのRFA選手にオファーを出したとかいうのはこの1回だけです。
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CBグリーンとDE/DTスミスについては「中」の141.7万ドルのオファーでも十分だった気がするんだけど、絶対に他チームに出さないという意志が出てます。高額オファーをふっかけられて泣く泣く手放すという事態を避けたいということでしょう。201.7万ドルの「上」オファーをしたことで残留はほぼ確実になりました。
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ER-FAのうちTEトロイ・ベナマン、CBマイケル・アダムス、WRジャマイカ・レクターの3人に契約オファー。ER-FA選手は所属チームからオファーされたらサインしないといけないんで残留決定。ベナマンは2番手TEをパトリックと争う&ロングスナッパーの控え、アダムスはニッケル候補の1人、レクターはアーバンやメリットとともに3番手WR候補とされてます。
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WRラリー・フィッツジェラルドとの契約見直し交渉の続報。アリゾナは25ミリオンの支払いを保証するオファーをしてるんだけど、代理人ユージン・パーカーは去年のドラフト1巡全体2位のカルビン・ジョンソン(ライオンズ)の27ミリオン支払い保証を上回る保証額を要求してるそうです。CJは6年契約なのに、4年契約でそれを要求されたらそりゃあ合意しないですね。頑張って上乗せして5年契約の27ミリオン支払い保証で手を打ってもらうしかなさそうです。

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