NFCチャンピオンシップのイーグルス戦は日本時間の明日朝5時から。アリゾナのホームです。
NFCチャンピオンシップのフィラデルフィア・イーグルス戦は1月18日(日)東部時間午後3時からアリゾナのホームであるユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアムにて。日本時間の月曜朝5時からです。いよいろ明日に迫りました。
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イーグルス(9勝6敗1分け、東地区2位。シード6位)戦の各サイト予想。
アリゾナ地元紙 ○24-21
TSN WarRoom ○24-21
TSN 3-5 ○○○●●●●●
ESPN 3-7 ○○○●●●●●●●
CBS 3-3 ○○○●●●
USA TODAY 2-6 ○○●●●●●●
予想はやや劣勢。アンダードッグのほうがやりやすいし第13週のリベンジをしたいという気持ちもあるから選手のモチベーションは最高潮でしょう。
アリゾナはホームで7勝2敗。イーグルスはアウェーはレギュラーシーズン3勝4敗1分けだけどプレイオフ2試合をアウェーながら勝ち上がってきてます。接戦ならアリゾナ、大差ならイーグルスということで序盤にインターセプトとかファンブルロストとかキックリターンTDとかをやられることなく拮抗した展開に持ち込めれば勝機は見えてくると思います。アリゾナはここ数年は全国放送ではいつも良い試合をするから今回も期待に応えてくれるんじゃないかと。
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TSNのMatchupより。一部意訳してます。
イーグルスの鍵
1 アリゾナWR陣にフィジカルに
強力レシーバー陣にはタイトにカバーするだけでなく、特にフィッツジェラルドにはスクリメージライン上でアグレッシブかつフィジカルにプレスカバーする必要がある。パスキャッチはされるだろうから毎回ハードヒットして減耗させなければ逆にやられてしまう。
2 ランの再発見
RBウェストブルックはプレイオフ2試合で平均1.9ヤード。彼の爆発力を奪っている足首と膝の負傷の手当がイーグルスのオフェンスの鍵だ。モーニンウェグOCはウェストブルックが何度かロングゲインできると知っているからボールを与えるだろうが、控えのバックホルターのキャリー回数を増やしてウェストブルックを休ませることが必要になるかもしれない。
3 ワーナーにプレッシャーを
ジム・ジョンソンDCは復調したRBエジャリン・ジェームズに対するスキームには念を入れるだろう。でも最優先項目はワーナーに猟犬を放すことでポケット内で快適にさせないことだ。ジョンソンDCのどこからでもプレッシャーをかけるスキームは過去2回の対戦でワーナーを困惑させてきた。フロント4で圧力をかけられればLBとSをパスカバーにあてられる。
アリゾナの鍵
1 ブライアン・ウェストブルックを制御
カーディナルスのディフェンスはプレイオフ2試合でエリートRBを封じた。ATLのマイケル・ターナーをわずか42ヤード、CARのデアンジェロ・ウィリアムズとジョナサン・スチュワートを計75ヤードに抑えている。しかしウェストブルックはランナーとしてだけでなくレシーバーとしてもデンジャラスで、第13週の対戦ではラン×2、パスキャッチ×2の合計4TDされている。
2 ブリッツへの対処
イーグルスのジム・ジョンソンDCはあらゆる場所からブリッツしてくる。第13週の対戦でワーナーは被サックなしで3TD投げたが、3INTも喫している。アリゾナのブロッカー陣はパスラッシュへの対処は上々だが、イーグルスからはスペシャルな難問を贈られる。
3 ディフェンスフロントからのビッグプレー
アリゾナのDLはプレイオフ2試合で生産的だった。2ファンブルフォースはともに得点に繋がり、セイフティになるサックもした。イーグルスQBマクナブにもプレッシャーをもたらす必要があり、スクランブルも制御しなければならない。
まとめとして「アリゾナはホームでは強いので、ディフェンスが再び機能すればカーディナルスが勝つだろう」としています。イーグルスOL対アリゾナDLが一番のポイントのようです。アリゾナディフェンスの顔の1人であるDEダーネル・ドケット、プレイオフで好調のDEアントニオ・スミス、それとNTに交互に入るブライアン・ロビンソン&ゲイブ・ワトソンの3人が持ちこたえられるかですね。
イーグルスの鍵1は気になります。昔スーパーボウルでカウボーイズかどこか(うろ覚えもいいとこ)が相手WRにハードヒット連発することで後半になるとハードヒットを気にしたWR陣がポロポロ落球するようになり試合に勝利したという戦法があったけど、ボルディンはNYJ戦で挟み打ちにハードヒットを受けて顔を骨折したあと中央のゾーンでキャッチミスをすることが増えたんでイーグルスにそういう作戦で来られると辛いです。CBサミュエルとFSドーキンズはハードヒッターだし、CBブラウンはタックルの強さで有名なSEC出身だし。
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ケガ人は4人ともQuestionableになってるけど、先発WRアンクワン・ボルディン(ハムストリング)、先発WLBトラビス・ラボーイ(足首)、Pベン・グレアム(脚の付け根)は出場予定。控えTEベン・パトリック(膝)はほかのTEとの戦略上の取捨選択の兼ね合いもあるので出場するかは不明。
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アリゾナは19回以上ラッシングした試合はプレイオフ2試合を含めて今シーズン11勝1敗だそうです。それ以外の6試合のうち5試合はランが15回以下。序盤に大量失点してパス一辺倒にならざるを得なくなった試合もあるけど、単にランが全然進まなかったからパスばっかりになったという試合もあります。
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先発FBテレル・スミスのお母さんは先月亡くなったんだけど、病状が進行した去年の4月にスミスに対して「お前がホームでNFCチャンピオンシップをプレーしてる姿が見える」と言ったそうです。医師も家族も錯覚だろうと思ってたけど現実のものになりました。

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