7巡b指名のOGトレバー・キャンフィールド(シンシナティ大)はサイズとパワーのあるランブロッカー。
今年のドラフトで5巡OGハーマン・ジョンソン(LSU)に続いて2人目のOL指名でともにOG。7巡と言っても全体の最後から4番目なのでほとんどルーキーFAのようなものなので過度な期待は出来ないけど面白そうな存在。
7巡全体254位
シンシナティ大(BIG EAST)
身長 6-5
体重 307
40ヤード走 5.28秒(コンバインでは5.33秒)
背番号 60
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シンシナティ大で39試合連続先発し2〜4年まで3年連続でAll-Big Eastの2nd teamに選出された。ほとんどはRGで出場。
2004年に入学してその年はスカウトチーム。入学2年目から試合に出場し通算42先発。その間に300回のノックダウンやキーブロック、26回のダウンフィールドブロック、37回のTDに結びつくブロック。通算でわずか7サックと3プレッシャーしか許していない。
2005 8試合(3先発) RG
2006 13試合(12先発) 開幕2週目から先発RG
2007 13試合(13先発) 前半9試合はRG、後半4試合はLG
2008 14試合(14先発) RG
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この選手への評価はTSNのコメントが印象的です。「スティーラーズのようにOLには運動能力よりもサイズとパワーに価値を見いだすチームなら先発できる才能があるが、OGに多くの動きを要求するチームではスターターになれないだろう」。アリゾナはHCとOLコーチが前PITなので「スティーラーズのようなチーム」だし、5巡OGジョンソンもそういうタイプです。
長所の項目には"mean"(汚い)や"nasty"(卑劣)という言葉が出てきます。強烈なパンチを相手にお見舞いしたり相手のジャージを掴んで動かしやすくしたりとか、相手が倒れてもプレー終了まで起き上がれないように押さえたりするみたいです。ほかには長身、タフ、第一歩のクイックネスと爆発がある、パスプロテクションでは素早くセットしてくさびになる、ランブロックでは相手に肩を当てて正確なランニングレーンをつくる、プレー終了まで足と尻を動かして移動し続ける。OTにも十分コンバートできるとも。
短所は運動能力不足と柔軟性が足りないこと。NFL級の大きなDTを動かすには下半身の力強さが不足。オープンフィールドで動く相手への対応に苦労。素早いフットワークや横移動が足りない。DLのスタントや時間差ブリッツに弱い。パスラッシャーに抜かれそうになるとホールディングするなど反則が多い。
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6巡DE/OLBウィル・デービスと同じく去年評価を落としたみたいです。1年前は多くのスカウトは2巡候補にしていたそうだけど去年はそのレベルを維持できなかったようで今では過大評価だったとされてます。パワフルなOLだけど柔軟性と運動能力の不足はNFLで響くだろうとのこと。
今ドラフト2人目のOGなのでこっちはCもできるのかなと思ってたんですがどうやら違うみたい。Cのリザーブはどうするのかなというのは不安要素。このキャンフィールドは1年間は開幕ロースターに入れずPS入りになるだろうけど1・2年目の多いOLの若手リザーブ層の中で揉まれて頭角を現してくれればと思います。

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