新人RBウェルズが14回67ヤードとNFL初TDの活躍。3年目NT/DEブランチがNFL初サック。
アリゾナ地元紙ではこの試合で一番大きかったプレーをSSエイドリアン・ウィルソンのINTとしてます。3Qに逆転したあと相手のパスをDEキャンベルがチップしてそれがウィルソンのところへ飛んでINTし敵陣20y地点という絶好の位置。これを3プレー後にTDして点差を10に広げました。僕はどのプレーが一番大きかったかはいろいろありすぎて選べないです。
途中退場したCBドミニク・ロジャース=クロマティは左足首の捻挫。ウィゼンハントHCによると週の後半に練習復帰できるかもということで次週も出場できる可能性があります。SSウィルソンは足に痙攣を起こしたので後半は出たり出なかったり。今回はSを3人しか入れてなかったのでFSロールにブリッツさせるときは控えCBラルフ・ブラウンがSに入ってたそうです。FSロールも足の土踏まずを痛めてたそうでセカンダリーはギリギリの状態でした。
DRCはWRヒックスの62ヤードTDについて試合後聞かれたら記者団に「笑っていいよ」と言ってたそうです。負傷退場したこともあって自虐的になってるのかも。最初はINT狙おうとしたけど3rd downだったのでパスカットしにいって、でも狙いより強くボールを叩いてしまったとのこと。もし負けてたとしても僕はDRCを責める気になれないです。絵づら的にも面白かったし。
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惜しい場面が何度かありました。
・SSウィルソンが1QにもうちょっとでINTできた
・スペシャルプレーでFSロールの投げたロングパスをWRフィッツジェラルドがキャッチミス(でもこれはTEパトリックの反則でどうせ取消し)
・アリゾナの蹴ったパントに相手が触れたあと転がったのにRBライトがボールを確保できずアウトオブバウンズに
・CBマクファデンが足がもつれてINTし損なう
・WRフィッツジェラルドが足が滑ってパス捕れずTDし損なう
こういうのも含めて試合内容もアリゾナが押してたと思います。
□QB
ワーナー 20/36(成功率55.6%) 231ヤード 1TD 1INT 2被サック Rat 72.8
今回のパスプロテクションがワーナーが良いプレーできる境界線なんでしょう。
□RB
B.ウェルズ 14- 67y(平均4.8y) 1TD 3キャッチ- 10y 1ファンブル
ハイタワー 4- 9y(平均2.3y) 1TD 2キャッチ- 11y 1ファンブルロスト
ライト 1キャッチ- 6y 1TD
スティーブンス=ハウリング 1- マイナス1y
新人ビーニー・ウェルズが活躍。10ヤード以上のゲインが4回で、TDランも13ヤードでした。あのパワフルな走りは近年アリゾナにいなかったタイプ。今後さらに上昇しそうな気配。ファンブル(運よくアウトオブバウンズ)には注意。先発ハイタワーはオープニングドライブでファンブルロスト。そのあともキャッチミスしたりブリッツのピックも失敗したりと厳しい一日だったけど逆転TDランで意地を見せました。3番手ライトは前回と似たようなプレーでシーズン2TD目。
□WR・TE
フィッツジェラルド 6- 83y
ボルディン 3- 75y
ブレストン 1- 23y
アーバン 1- 1y
TEパトリック 2- 14y
TEベクト 1- 8y
フィッツジェラルドは13回パスが行ってキャッチ6回。ゴール手前で足を滑らせてパスを捕れずTDし損なうなどいまひとつピリッとしてなかった。マークも厳しかったんだろうけど。ボルディンはケガの影響で出場プレー数を制限してたみたいだけど起用されたときは影響をほとんど感じませんでした。TEは選手紹介ではベクトが先発扱いだったものの1TEセットのときはほとんどパトリックが出てました。もうスターター交代と考えていいはず。
□ディフェンス
インターセプト 3 CBロジャース=クロマティ(1Q) SSウィルソン(3Q) FSロール(4Q)
サック 3 NT/DEブランチ(1Q、3Q) DEキャンベル(2Q)
プレイオフで5INTはあったけどレギュラーシーズンで3INTはいつ以来でしょうね。SSウィルソンは開幕前に通算18.5サック・18INTで今シーズンの0.5サック・1INTを加えてともに通算19。NFL史上9人目の20サック&20INTまであと1回ずつに迫ってます。
開幕から6試合でわずか5被サックのNYGから1試合で3サック奪いました。一昨年のドラフト2巡指名アラン・ブランチが3年目でNFL初サック。3Qのサックはわかりやすいんですが、1QのはスクランブルしたQBマニングをスクリメージライン上(0ヤードゲイン)で止めたもの。DEキャンベルは2試合連続のサック。
QBマニング 19/37(成功率51.4%) 243y 1TD 3INT Rat 47.5
RBジェイコブス 13- 76y(平均5.8y) 1TD
RBブラッドショー 12- 32y(平均2.7y)
WRニックス 4- 80y 1TD
WRスミス 4- 69y
WRマニングハム 4- 47y
さすがにランで100ヤード以上走られました。パスでもCBマクファデンとか良く守ってたけど、QBマニングの肩がそれほど強くないおかげでパスが通らずに済んだという印象の場面が何回か見受けられたので強肩QBと対戦するときのことを考えると不安です。ブリッツ攻勢はIND戦とかHOU戦でアリゾナがやられていたことを今回はアリゾナがっていたというのが嬉しい。
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不出場
QB 7 M.Leinart, C 62 B.Claxton
インアクティブ
QB 2 B.St. Pierre (3rd QB), S 49 R.Johnson, LB 55 R.Walker, G/T 67 H.Johnson,
G/T 72 B.Keith, WR 80 E.Doucet, TE 83 S.Spach, TE 86 D.Byrd
WRボルディンの状態が思ったより良いということで5番手WRデュセットは結局インアクティブでした。WRに負傷欠場者がいないと出番がない状況ですがブレストンとアーバンとモレイが契約最終年だから今は雌伏の時。

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