・STとディフェンスで前半だけで5回のターンオーバー奪った
・1QにSTでCBベセルがFF
・2QにSSベルがFF、CBパワーズがFF、CBパワーズがINT、SSジェファーソンがINT
・4QにもSSジェファーソンがINT。4QのTDパスのみの7失点
・選手起用ではいろいろな配置を試してた
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http://www.nfl.com/liveupdate/gamecenter/56118/ARI_Gamebook.pdf
ディフェンスはオフェンスよりも選手を引っ張ってた。スターターは2Q途中で相手オフェンスが2番手になっても1シリーズ出場。次のシリーズもDBだけ交代でDLとLBは残ってた。スターターが全員下がったのは2Q残り44秒の守備から。
そのあともごっそり代えたりはせずにポジションごとに徐々に入れ替えていった。負傷欠場者が多かったこともあってかなり出番があった選手も何人かいた。
スターターといっても3-4と4-2-5で入れ替わる選手がいるし、OLBなんかはローテーションしてるし。
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STとディフェンスで前半だけで5回のターンオーバー。
まずSTの相手パントリターンでCBベセルがFF(RBテイラーがリカバー)、2QにSSベルがFF(ILBブリンクリーがリカバー)、CBパワーズがFF(ILBブリンクリーがリカバー)、CBパワーズがINT、SSジェファーソンがINT。
さらに4QにもSSジェファーソンがこの日2回目のINTしてトータル6回のターンオーバー。先週のGB戦では1INT(CBピーターソン)と1FF(OLBエイブラハム)してて無失点。2試合合計8回のターンオーバーを奪って、2試合の合計失点は7点。上回るなんて異常な数字。
ちなみに失点は4QにDALの3番手QBアレックス・タニーというコントロールの良いQBにパスを7/7通されたりで16プレー89ヤード進まれてTDパス通された。でもそのあとSSジェファーソンのINTでお返し。
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NT
1番手 カーター(79)(DEタリー)
2番手 スコット(67)
3番手 マティス(62)
欠場 D.ウィリアムズ(92、先発)、ランプキン(95、3番手)
3-4自体が少なめだったし、NT使うときはなぜか控えDEタリーが入っていた(実際先発登録もタリー)。カーターはというと2番手チームの4-2-5の左DT(左DEの選手が入るポジション)をやってた。こうやっていろいろ試してるわけね。2人欠場でNT兼任のDEラッカーも欠場してたし。後半はスコットがずしっと構えてた。4-2のDTもやってた。
DE
1番手 ドケット(90)、キャンベル(93)
2番手 (NTカーター)、タリー(96)
3番手 ヘイガンズ(60)
欠場 ラッカー(98、2番手)
先発2人は先週よりは多めに出た。ともに動きが良かった。キャンベルは中央をペネトレイトしかけて相手のホールディングの反則を貰った。反則されてなければサックできてたと思う。タリーはNTもやって2番手DEもやってでたっぷり出場してた。
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OLB
1番手 アチョ(94)、アレクサンダー(97)
ニッケル時の1番手 エイブラハム(53)、ショーネシー(91)
2番手 オカフォー(57)、ナッシュ(59)
欠場 ジョルダーノ(48、3番手)
本来はアチョが右、アレクサンダーが左だけど逆にしても使っていた。アチョの左も試してる。1回左から勢いのあるラッシュしてた(相手が早いタイミングでパス投げたから届かなかった)。アレクサンダーは相手PRからファンブルフォースしたように見えたけど記録はCBベセルになってる。でもほとんどアレクサンダーがやったようなもの。
エイブラハムは5プレーも出てたかどうか。今回は見せ場なし。ショーネシーもキャンベルから能力褒められてるわりには試合でまだ存在感を発揮してない。
2番手がともに3Qにサック。まずナッシュがLTの内側に切れ込んで仕留めた。そのあと新人オカフォーもサック。負傷明け初出場でいきなり良いアピール。運動能力の高さを見せた。後半はこの2人がたっぷり出てた。
ILB
1番手 ブリンクリー(54)、ウォーカー(56)
2番手 ワシントン(58)、ミンター(51)
3番手 ロウ(44)、ディメンズ(45)、パーカー(52)、ジョーンズ(47)
欠場 ダンスビー(55)
ブリンクリーはいきなりラフィングザパサーの反則を取られた。2QにSSベルのFF、CBパワーズのFFいずれもブリンクリーがリカバー。何気に良いところにいる。そして意外なくらい慎重にボールをリカバー。ショートパス後のオープンフィールドでのタックルをミスしてロングゲインされたのがあった。ああいう形は苦手なのかも。
ワシントンは先発チームでもニッケルのとき入ったりしてた。2番手チームでかなり出場してたけどブリッツしないしサポートとかパスカバーに走るばっかで、タックルは確実だけどプロボウルの出たオーラは感じなかった。物足りない。チーム2位の5タックル。
ウォーカーは手堅い。4QにもうちょっとでINTというのがあった。新人ミンターはディフェンスでは目立たなかったけどSTで良いタックルがあった。これでダンスビーがいないんだからほんと層が厚い。
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CB
1番手 ピーターソン(21)、パワーズ(25)
2番手 ケイソン(20)、フレミング(23)
3番手 ベセル(31)、フレミング
4番手 マキャン(22)、イェール(43)
欠場 アリーナス(2番手)
パワーズが大活躍。2Qにミドルパス受けて27yゲインしたWRデズ・ブライアントからボールを掻き出した。同じく2Qに今度は2番手QBオートンから見事なINT。この2プレーの印象は鮮烈。
ピーターソンは開始早々にナイスPD。あと今回はオフェンスでも1プレー出てラテラルパス受けて6ヤードゲイン(記録はランプレー)。パントリターンもやってた。
ケイソンは今回は先発チームのニッケルで使われず。先週はケイソンが右CBに入ってパワーズがニッケルに回ってたけど、今回は控えSテイラーがSに入ってFSマシューがニッケルに回ってた。パワーズとの差がだいぶ開いてしまった。
フレミングは負傷明けで今シーズン初出場。ベセルより先に使われて2番手チームの左CBに入ってた。プレーでは美味しい場面がなかった。ベセルは1QにSTでFF記録してる。PDも1回。マキャンは序列は下だけどSTのガンナーもしててスピードのあるところを見せてた。
S
1番手 SSベル(37)、FSマシュー(37)
2番手 SSジェファーソン(36)、FSテイラー(26)
3番手 SSジェファーソン、FSハリス(41)
欠場 ジョンソン(49、先発)、アマヤ(27、2番手)
マシューは代役先発したうえ負傷者が多かったこともあって2番手チームになってもニッケルで出続けてチームトップの7タックル。3Qに果敢にINT狙ったけどわずかに届かずロングゲインされてしまった。タックルは良いんだけど、サイズがないのでタックルが軽くて引き摺られることがあるのが難点(これはCBパワーズにも言える)。スターターとして使うにはそこで躊躇するかも。
ベルは2QにTD防ぐタックル。それが相手RBがボールをこぼしてて、赤旗チャレンジでファンブルが認められた。
カーティス・テイラーは今回先発チームのニッケルでFSに入ってた。パスカバーは評価されてるみたい。
ジェファーソンは2INTしただけでなく、チーム2位タイの5タックルそのうち2回がTFLという働き。2Qに2番手QBオートンからのパスをテイラーと交錯しながらもキャッチ、4Qには3番手QBタニーのパスを読み切って鮮やかにINTし、さらに29ヤードのリターン。まるでケリー・ローズのようだった。ルーキーFAの新人がこれだけ活躍してくれると嬉しい。
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ちなみに4Q残り4分からのディフェンスの陣容は
DL … DEオカフォー、DTカーター(マティス)、DTスコット、DEナッシュ
LB … ILBディメンズ、ILBウォーカー(パーカー)
DB … CBマキャン、CBベセル、CBイェール、SSジェファーソン、FSハリス
オクラホマ新人Sコンビが揃ってた。なんならCBフレミングも一緒に出してあげても良かったのに。
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KRは最初RBスミス(TB)、後半は新人RBエリントン(28y)がやってた。エリントンのすばしっこさは良い。ただ今回も7失点だったからKR機会が2回だけ。
PRはまずCBピーターソン(FC)、そのあとFSマシュー(マイナス3y)、最後はWRホーキンス(0y)。結果こそ出なかったけどみんな危険な匂いがして良い感じ。
FGはフィーリーが25ヤード○、53ヤード○、30ヤード×、40ヤード○、22ヤード○。53yを決めたのは良いけど30yを外したのはアカン。ホームだしドームだし。PSで厄落としと考えればいいけど。今回キックオフの飛距離も良かった。バトソンは先週2本外したからか出番貰えず。
Pザスタディルは4回平均47.3ヤード、ネット平均46.5ヤード、最長61y、inside20yが2回と文句なし。

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