・去年の被サック数は41回。2012年の58回からは大幅に減った
・手元の集計では多いのがLTソーウェル7.5回、RTウィンストン5回、LTブラウン4回
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2013年シーズンの被サックは41回。少ない方から数えてリーグで14位タイ。
公式なものではないですが、試合見たり記事読んだりで僕なりに誰の責任かを判断したのをまとめてみました。
(1)×STL 24-27
被サック(1) LTブラウンがDEロバート・クインに抜かれた
被サック(2) LTブラウンがDEロバート・クインに抜かれた
被サック(3) LTブラウンがDEロバート・クインに抜かれた
被サック(4) RTウィンストンがDEヘイズに抜かれた
(2)○DET 25-21
被サック(1) RTウィンストンがDEヤングに抜かれた
(3)×NO 7-31
被サック(1) LTブラウンが3-4OLBガレットに1対1で抜かれた
被サック(2) QBが投げるところがなかったカバレッジサック。倒したのはDEキャメロン・ジョーダン
被サック(3) RTウィンストンがDEキャメロン・ジョーダンに1対1で抜かれた
被サック(4) QBがスクランブルに出ようとしてスクリメージ前で倒された。サックは控えDEフォスター
(4)○TB 13-10
被サック(1) RGファナイカがブリッツに来た選手のブロックに行ってマッチアップのDTマッコイがフリーになり、RTウィンストンがフォローしきれなかった
(5)○CAR 22-6
被サック(1) 右DEアディソン(LTソーウェルとマッチアップ)と右DTショート(LGカレッジとマッチアップ)のco-sack
被サック(2) RTウィンストンが左DEジョンソンに抜かれた
(6)×SF 20-32
被サック(1) LTソーウェルがOLBレモニアに抜かれてセーフティ(2点)
(7)×SEA 22-34
被サック(1) LTとLGの間にDTマクダニエルが入ってきたけどRBスミスが拾わなかった
被サック(2) LTソーウェルがDEクレモンズに押し込まれた
被サック(3) 0ヤードのサック(ILBエイブリル)。QBスクランブルを止められた。FFされたけどボールはOBへ
被サック(4) ブリッツでILBライトとDEブライアントがco-sack
被サック(5) 。DEベネットとDEクレモンズから逃げようとしてフェイスマスク掴まれてバランス崩した。なぜか反則にならず
被サック(6) OLBスミスがLTの左からフリーで来た
被サック(7) RGファナイカがDTマクドナルドに抜かれた
(8)○ATL 27-13
被サック(1) DTピーターズ。最初RGファナイカがブロックしてたけど受け渡しができてなかった
被サック(2) OLBバートゥとDEジェリー。RGファナイカのところ
被サック(3) DTバビノー。LGカレッジとCセンドラインのブロックの受け渡しがうまくいかず
(10)○HOU 27-24
被サック(1) LTソーウェルがDEワットに抜かれてFFもされた
(11)○JAC 27-14
被サック(1) TEドレイがDEミンシーに、RGファナイカがDEブランチに抜かれて2人に倒された。記録はブランチのサック
被サック(2) QBパーマーがスナップ直後に転んだ。記録はDTミラーのサック
被サック(3) RTウィンストンがDEバビンに抜かれた
(12)○IND 40-11
被サック(1) 2QにLTソーウェルがOLBマティスに抜かれFFされた
被サック(2) 2QにLGカレッジがDEジャン=フランソワに抜かれた。カバレッジサック気味
被サック(3) 3QにCセンドラインがDEジャン=フランソワに抜かれた
(13)×PHI 21-24
被サック(1) LTソーウェルがOLBコールに抜かれ、FFもされてターンオーバー
被サック(2) CセンドラインがILBライアンズに抜かれた。
被サック(3) LTソーウェルがOLBグレアムにCのほうまで回り込まれて抜かれ、NTローガンとco-sack
被サック(4) TEドレイがOLBグレアムに抜かれた
被サック(5) LTソーウェルがOLBコールに抜かれた
(14)○STL 30-10
被サック(1) OLBオグレトゥリーのブリッツで
(15)○TEN 37-34(OT)
被サック(1) RGファナイカがDTケイシーに抜かれた
被サック(2) ブリッツしてきたSSポラードに倒された。DTケイシーとco-sack
(16)○SEA 17-10
被サック(1) ILBワグナーがブリッツしてフリーで入ってきた
被サック(2) QBパーマーがスクランブルしたらノーゲインでDEブライアントに押し出された記録上のサック
(17)×SF 20-23
被サック(1) ILBボウマンのブリッツによるもの
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合計すると
LTリーバイ・ブラウン 4 ※開幕から4試合先発
LTブラッドリー・ソーウェル 7.5 ※第5週から12試合先発
LGダリン・カレッジ 2
Cライル・センドライン 2.5
RGポール・ファナイカ 5
RTエリック・ウィンストン 5
QBがスクランブルしようとしてノーゲインで倒されたなど 6
相手のブリッツにブロックがいなくてフリーだった 6
RB・TE 2
去年のアリゾナのサック献上王はソーウェルでした。徐々に安定してきたとはいえやはりこういったところがオフにFAでジャレッド・ベルディア(前OAK)を連れてくるきっかけにもなっている。
リーバイ・ブラウンなんてすでに忘れかけてしまっていた(苦笑)。開幕週の3被サックで見切りをつけられて第5週にPITへトレード。でも直後に上腕の二頭筋か三頭筋をやってIR入りしたのでドラフト指名権の見返りが無しになった。
それはそうと、終盤4試合は実質的にブリッツでしかサックされてない。OLのベースのブロックは向上していると。ブリッツへの対応にまずさがあるというのは以前から指摘されてることだし、相手からも狙われている。ここの対策が必要。
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2012年の被サックをまとめたときのがこれ↓
http://sun.ap.teacup.com/arizonamania/2130.html#readmore
チームで58被サックは2位51回を大きく引き離すダントツのワースト1位。
(2012年はQBがシーズン途中まではケビン・コッブやジョン・スケルトンとまあまあ走力があった。リンドリーは走れないけど。そこから2013年はあまり走れないカーソン・パーマーに代わったのに被サック数が大幅に減少。コーチ陣入れ替えの成果も出たし、選手の顔ぶれも少し変わったし、なにより去年はOLの負傷欠場が無かった)。
RTボビー・マッシー(2013年は控え)とLTディアンソニー・バティステ(退団)がともに11回でトップ、シーズン途中から先発LTに入ったネイト・ポッター(2013年は控え)が7回で続いている。
そのマッシーが2014年は先発RTの有力候補。2012年は第8週までに11被サックの大サービスだったのが第9週以降はサックを許さなかった(危なかったり反則で止めたのはあったけど)。
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2014年はLTにジャレッド・ベルディアが加入、LGには去年のドラフト1巡ジョナサン・クーパー(去年は全休)が入って、Cにはセンドラインが健在。中央から左はだいぶ安定すると思う。
RTはウィンストンと再契約せず、元先発RTマッシーと前先発LTソーウェル、さらに元先発LTのポッターの3人で争ってる。いまのところマッシーがリード。
RGはアール・ワトフォードという去年のドラフト4巡と去年全試合先発したファナイカが争ってる。こっちはどっちが優勢か不明だけどコーチ陣はワトフォードに期待してる。
このままいくとLT、LG、C、RGに機動力のあるタイプが並んで、RTだけはパワータイプのマッシー。ランブロックが楽しみだけど、QBがパーマーだけにパスプロテクションもしっかりしてほしい。やはりOLはオフェンスの生命線。

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