・アレックス・オカフォー 31タックル、2サック
・ドワイト・フリーニー 9タックル、8サック
・ラマー・ウッドリー 10タックル、1サック
・マーカス・ゴールデン 31タックル、4サック
・カリーム・マーティン 9タックル、1.5サック
・シャック・リディック 出場なし
・ジェイソン・バビン 出場なし
■OLB
ジョン・エイブラハム(2年在籍、2013年には11.5サックでプロボウルも2014年は脳震盪で1試合だけ)、サム・アチョ(2011年ドラフト4巡、通算13サック)、マーカス・ベナード(2年在籍で3.5サック)と再契約せず。ラマー・ウッドリーと契約。。ドラフトでは2巡でM.ゴールデン、5巡でリディックを指名。2年目K.マーティンがDEからOLBに転向。2年在籍していたマット・ショーネシー(DE転向)とロレンゾ・アレクサンダーが開幕前に解雇され、オカフォー、ウッドリー、K.マーティン、M.ゴールデン、リディックの5人が開幕ロースター入り。
□57 アレックス・オカフォー Alex Okafor
3年目(2013年ドラフト4巡) 25歳 テキサス大
◎◎◎◎・◎イイイ・◎◎◎◎・◎◎◎◎(NN)
31タックル 2サック 2TFL 1PD 1FR
【前】12タックル 2サック 1PD
【後】19タックル
4年契約の3年終了(総額2.63M)
開幕週でいきなり2サックしたが結果的にサックはこれだけに終わった。その2サックもQBが時間をかけ過ぎたもの。そのあとはQBにプレッシャーをかけることはあっても届かなかったりうまく逃げられたりで仕留められず、第16週でサックしたのに別の選手の反則で取り消しになった。
シーズン中盤にふくらはぎの負傷で3試合欠場。1月上旬に練習以外でつま先を負傷してNon-Football-Injury reserve list入りしてプレイオフに出場できず。2014年の8サックの勢いはなくなってしまったが貢献はしている。プレイオフ欠場の負傷が謎のままだったりですっきりしない面もあるけど能力があるのでこのまま終わってほしくない。
□54 ドワイト・フリーニー Dwight Freeney
新加入(2002年INDのドラフト1巡) 36歳 シラキュース大
出場11 先発なし
−−−−・−○○○・○○○○・○○○○(○○)
9タックル 8サック 3FF
【前】3タックル 2サック 1FF
【後】6タックル 6サック 2FF
【PO】1タックル 1サック
1年契約(0.685M+インセンティブ最大1M) → UFA
通算111.5サックのパスラッシャーが春にSDを解雇されたあと所属先がなかったけど、オカフォーの負傷をきっかけに10月にアリゾナ加入。第6週から出場すると第7週BAL戦で3rd downに鮮やかなスピンムーブで加入後初サック、翌週にもサック。
第14週MIN戦では3点リードの4Qに3rd downで試合を終わらせる値千金のサック&FF。第16週GB戦で後半だけで3サックしてPOW受賞。サック&FFをCBパワーズがリターンTD、3つ目のサックは正当な判定ならセーフティだった。プレイオフ2回戦GB戦でも4Qにサックした。しっかりブロックされて試合から消されていることが多いけどここぞという場面で一瞬の隙を突いてサックする仕事人ぶりは健在。
□56 ラマー・ウッドリー LaMarr Woodley
新加入(2007年PITのドラフト2巡) 31歳 ミシガン大
出場10 先発7
○◎◎○・◎◎◎◎・○◎RR・RRRR
10タックル 1サック 3TFL 1PD
【前】9タックル 1サック 3TFL 1PD
【後】1タックル
1年契約(0.95M) → UFA
PIT時代に7年で通算58サックを記録したパスラッシャー。OAKを1シーズンで解雇されてFA解禁前にアリゾナと契約。堅実な働きで第3週SF戦ではQBキャパニックを倒してサックを記録。その後はフリーニーの加入や新人M.ゴールデンの台頭で出番が減り、胸筋を断裂して第11週にIR入りした。選手としてのピークはすでに過ぎていたしチームにもあまりフィットしてなかった。再契約オファーなし。最近は起用法などアリゾナへの不満をあれこれ言ってるらしい。
□44 マーカス・ゴールデン Markus Golden
新人(2015年ドラフト2巡) 25歳 ミズーリ大
出場15 先発6
○○○○・○◎◎◎・○○○◎・◎○◎イ(◎◎)
31タックル 4サック 4TFL 2FF
【前】16タックル 1サック 3TFL
【後】15タックル 3サック 1TFL 2FF
【PO】10タックル 2TFL
4年契約の1年終了(総額3.92M)
ドラフトでは2巡55位からトレードダウンして2巡58位+5巡158位でともにパスラッシャーを獲った。同僚シェーン・レイ(去年のDENのドラフト1巡23位)目当てでミズーリ大の映像を見たエイリアンズHCの目に留まり指名となった。
第2週CHI戦でK.マーティンとのco-sack、第4週STL戦ではDTキャンベルとco-sack。第6週PIT戦でオカフォーの代役で初先発して2TFL。第7週BAL戦ではプレッシャーかけてSジェファーソンのINTをアシスト。第11週CIN戦で4Qに3rd downでQBの腕を叩いて初の単独サック&FF。第12週SF戦でILBミンターとのco-sack。第15週PHI戦で相手LTの外を回って後方からQBの右手を狙い打ちしてサック&FF。第16週GB戦でDTキャンベルとco-sack。第17週は膝の負傷で欠場。プレイオフはオカフォー不在で2試合とも先発した。
運動能力がそれほど高くないとされてる(40ヤード4.74秒)けどハードワーカーでパスラッシュでもラン守備でも動き回るので使ったぶんだけスタッツを残す選手。オカフォーとの先発争いに勝てば2年目にさらに上昇しそう。
□96 カリーム・マーティン Kareem Martin
2年目(2014年ドラフト3巡) 24歳 ノースカロライナ大
出場16 先発2
○○○○・○○○○・○○◎○・○○○◎(○○)
9タックル 1.5サック 1FF
【前】2タックル 0.5サック
【後】7タックル 1サック
【PO】2タックル
4年契約の2年終了(総額2.84M)
1年目はDTだったのが去年OLBに移動。4番手OLBとしてローテーションでそれなりに出番はもらっていたけどあまり目立った働きはなかった。第2週CHI戦で新人OLBゴールデンとco-sack。第16週GB戦で3Qにサック&FFしてDTレディングがリターンTDという派手なことをしたとはいえこのときの相手RTは負傷退場の交代で入った新人だった。6-6、272というサイズで3-4のOLBにはスピード不足、4-3のDEにはパワー不足というどっちつかずなイメージが着いてきている。大学では2・3年時ともに4サックだったのが4年に11.5サックと一気に伸びているので本格化するのは来年・・・といわず今年ブレイクしてほしい。
□47 シャック・リディック Shaq Riddick
新人(2015年ドラフト5巡) 23歳 ウェストバージニア大
出場なし
イイイイ・イイイイ・イイイ△・イイイイ(イイ)
4年契約の1年終了(総額2.49M)
ハムストリングの負傷でミニキャンプもトレーニングキャンプもほとんど参加できず、プレシーズンゲームも後半2試合に出ただけ。開幕ロースターには入れたがインアクティブ続き。負傷者の多かった唯一第12週で出場登録されたものの出番なし。
ガードナー=ウェブ大というDivision I-AAの大学に3年在籍して学位を取得したあと2014年にウェストバージニア大へ転校して7サック・11TFLを記録(学位取得後の転校なら1年目から出場可能)したという経歴。6-6の長身ながら細身でパワー不足、スピードも特に優れているわけではないということだけど苦汁を飲んだ1年を過ごしてどう巻き返すか。
□58 ジェイソン・バビン Jason Babin
新加入(2004年HOUのドラフト1巡) 36歳 ウェスタンミシガン大
出場なし
−−−−・−−−−・−−−−・−−−−(○イ)
【PO】0
OLBオカフォーとDTレディングの負傷を受けてプレイオフ前に加入。通算64.5サック、プロボウル2回の経歴を持つも加入すぐの活躍は酷な話でプレイオフ2回戦でほとんど出番がなく、NFC Championshipでは巨漢DTブライアントと入れ替わりでインアクティブになった。
□
フリーニー、ウッドリー、バビンにはいずれも再契約オファーせず。
3月にNEとのトレードでChandler Jones(2012年1巡全体21位指名、通算36サック、去年12.5サックでプロボウル)を獲得。
それより前にTristan OkpalaugoというカナダCFLでの2年で合計23サックのパスラッシャーとも契約。ほかに去年のルーキーFAのZack Wagenmann(モンタナ大4年時に17.5サックも去年は2度の骨折)もいます。
先発の片方はC.ジョーンズで、もう一方を2年目M.ゴールデンと4年目オカフォーが争い、4番手を新加入オクパラウゴと3年目K.マーティンと2年目リディックと2年目ワゲンマンが争うという構図。ジョーンズ加入で一気に層が厚くなった。

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