・パトリック・ピーターソン 35タックル、2INT
・ジェロード・パワーズ 52タックル、1サック、1INT
・ジャスティン・ベセル 46タックル、2INT
・カリエル・ブルックス 1タックル
・ロバート・ネルソン 出場なし
・コーリー・ホワイト 0
■CB
アントニオ・クロマティ(1年在籍)はFAで古巣NYJに出戻り。アルフォンゾ・デナードらを加入させたぐらいで目立った補強もなくピーターソン、パワーズ、ベセルの3人が開幕ロースターに残った。
□21 パトリック・ピーターソン Patrick Peterson
5年目(2011年ドラフト1巡) 25歳 LSU
出場16 先発16
◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎(◎◎)
35タックル 1TFL 2INT 8PD 1FF
【前】19タックル 1TFL 2INT 4PD
【後】16タックル 4PD 1FF
【PO】5タックル 1INT 1PD
5年目オプション行使(10.08M)+5年総額70M
糖尿病対策もあって219lbから203lbへ減量したことでプレーの質が上がり文句なしの5年連続5回目のプロボウル選出(CBとしては4年連続)。2年ぶり3回目のAll-Proにも選出。
第1週NO戦でブランディン・クックス(40ヤード4.3秒台)を4回49yに抑え、第2週CHI戦では3QのINTで勝利を大きく引き寄せた。第3週SF戦ではWRトーリー・スミス(40ヤード4.3秒台)を0キャッチに完封。第5週DET戦では雑なロングパスをINTして40yリターンしたほか、WRカルビン・ジョンソンを5回67yにとどめた。第6週PIT戦では2PコンバージョンをINT(記録には残らない)。
第7週BAL戦でスティーブ・スミス・Sr(5回78yもキャッチのほとんどはピーターソンが付いてなかったとき)も抑えた。第11週CIN戦では大学時代からライバルのA.J.グリーン(4回79y)と激しいマッチアップで優勢もロングパスで交錯したとき足首を痛めて途中退場。NFC ChampionshipのCAR戦ででINTして72ヤードリターンするも得点には繋がらず。
相手エースWRとのマッチアップはチームの勝敗を超えて見ていて楽しい。守ってるエリアへのパスが少ないのでスタッツは地味だけど貢献度はかなり大きい。反則もかなり減った。去年7月に5年総額70Mで契約延長。
□25 ジェロード・パワーズ Jerraud Powers
加入3年目(2009年INDのドラフト3巡) 28歳 オーバーン大
出場13 先発13
◎◎◎◎・◎◎◎△・◎◎◎イ・イ◎◎◎(◎◎)
52タックル 1サック 2TFL 1INT 9PD 1FR(1リターンTD)
【前】35タックル 1サック 2TFL 1INT 4PD
【後】17タックル 5PD 1FR(1リターンTD
【PO】8タックル 1TFL 2PD
3年契約の3年終了(総額10.5M) → UFA
2014年はアントニオ・クロマティの加入でニッケルに回っていたが、クロマティ移籍で先発に復帰。的確な動きでパスディフェンスに貢献。
第1週NO戦で触ったボールをSジョンソンがINT、第3週SF戦ではロングパスをINT。FSマシューのIR入り後は4-2-5ではニッケルに入り、第16週GB戦ではOLBフリーニーがサック&FFしたボールを7ヤードのリターンTD。第7週はハムストリングを痛めていたため出場登録はされたが使われず、第12週からの2試合はふくらはぎを痛めて欠場。
アリゾナでの3シーズンで154タックル、2サック、3INT、36PD、2FFを記録。5-10の低身長で狙われることも多かったが密着カバーで支えてくれた。でもシーズン終了後再契約オファーがなく、5月になってBALと1.75Mで契約した。
□28 ジャスティン・ベセル Justin Bethel
4年目(2012年ドラフト6巡) 26歳 プレスビタリアン大
出場16 先発4
○○○○・○○○◎・○○○◎・◎○○◎(◎◎)
46タックル 2INT 9PD 4FF 1FR
【前】10タックル 1INT(1リターンTD) 4PD 4FF
【後】36タックル 1INT 5PD
【PO】10タックル 2PD
4年契約の4年目(総額2.21M)+3年契約(総額15M)
Special Teamerとして3年連続3回目のプロボウル。12月5日には3年総額15Mで契約延長。
先発奪取を期待されながらパワーズを脅かすこともできず3番手。第3週SF戦1Q最初のドライブでシーズン初めてディフェンスで起用されたプレーで21ヤードのINTリターンTD。これがNFL初INT&初PDだった。。第5週DET戦でブリッツして秒殺サック決めるもCBピーターソンの反則で取消。パワーズの負傷代役で第8週、第13週、第14週の計3試合先発した。FSマシューのIR入り後は4-2-5でアウトサイドCBに入るようになったが相手から狙われることが多く、プレイオフ2回戦GB戦では4Qに60ヤードの超ロングパスを防げず同点に追い付かれるなど重要なパスを何本も通された。でもパスカットも何度もしている。
STではガンナーとして相変わらずの働きで4FFのうち3つがSTでのもの。第7週BAL戦では相手PRからボールをもぎ取ってFF。でもシーズン後半はディフェンス出場の負担を考えてかガンナー起用が減った。パワーズ移籍で今年こそ先発定着してもらわないといけない。
□35 カリエル・ブルックス Cariel Brooks
新人(2015年ルーキーFA) 25歳 アダム州立大
出場3 先発なし
□□□□・□○○○・RRRR・RR−−
1タックル
【前】1タックル
プレシーズンゲーム第3週で81ヤードのINTリターンTDをしてCBの4番手争いでジミー・リグリー(2014年のルーキーFA)らに優勢だったけど開幕53人にCBを3人しか入れなかったため解雇されてPS入り。SクレモンズのIR入りで第5週に53人枠昇格。初出場した試合でSTでナイスタックル。その後足首の負傷でウェーバー放出→IR入り→契約解除になったが、シーズン終了後にFC契約で戻ってきた。
□27 ロバート・ネルソン Robert Nelson
新加入(2014年CLEのルーキーFA) 26歳 アリゾナ州立大
出場なし
□□□□・□□□□・イイ△−・−−−
開幕前にCLEを解雇されてアリゾナのPS入り。CBブルックスの負傷で53人枠に昇格するも出番がないまま解雇された。そのあとPSでの再契約なし。現在はHOUにいる。
□27 コーリー・ホワイト Corey White
新加入(2012年NOのドラフト5巡) 26歳 サムフォード大
出場3 先発なし
−−−−・−−−−・−−−○・○○イイ(イイ)
0
シーズン前半はDALで7試合(1先発)に出場していたがチームのチャーター機にスーツを着用せず搭乗したことで解雇されていた。CBネルソンと入れ替わりで加入。6-1の身長で40ヤードを4.39秒で走るというスペックの高さでSTでガンナー起用もされたが、第14週の4Qに3rd downでWRをタックルミスしたことが同点TDに繋がりチャンスをモノにできなかった。現在はBUFにいる。
□
ドラフト3巡でBrandon Williams(テキサスA&M、5-11、197、40ヤード4.37秒、元RBでCB経験はまだ1年だけ)、ドラフト6巡でHarlan Miller(SEルイジアナ大、6-0、182、40ヤード4.57秒)を指名。
ルーキーFAで40ヤード4.41秒のElie Bouka(カルガリー大)、大学通算51PDのRonald Zamort(ウェスタンミシガン大)、Trevon Hartfield(SWオクラホマ州立大)が加入。
シーズン終了後にAsa Jackson(2012年BALのドラフト5巡、前CIN、通算18試合出場、24タックル、3PD)、Shaun Prater(2012年CINのドラフト5巡、前DEN、通算19試合出場、7タックル、1INT)が加入。昨シーズン中盤からPSにいたCarrington Byndom(2014年CARのルーキーFA、テキサス大)もいる。
過渡期なんだろうけど現状では心もとない。ベセル先発というのがまず不安なのに、今の段階で先発争いに競りかかれそうな選手もいない。有望な若手が多いのは確かなので1年後は層が厚いと言われるようになっていることを願う。

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